2006/11/15  12:56

回顧録「文化委員」  日記

 昨日「1リットルの涙」のDVDを4話見ました。涙腺が緩んだ私には重過ぎるテーマですが、ドラマなのでまだ綺麗に作られているのですね。映画版はもっとリアルだそうです。原作も読んでみたいと思います。最終回はまだ見ていませんが、見終わったら感想を書きたいと思います。今日5時半に目が覚めたので同時進行でもう1度最初から4話見ました。1回目よりは冷静に見れますがやっぱり涙は出てきます。歳のせいですかね..。
 それでは回顧録をはじめます。登場人物はすべて仮名です。本名の一部を変えたり有名人の名前を使ったりしますのでイメージしながら読んでみて下さい。
 私これでも国文学科を目指していましたので文章には自信がありますが、プロではないので時系列がかぶったり途切れたりすることがあると思いますがよろしくお願いします。
 入学式が終わって本格的に高校生活がスタートしました。私の出身高校は今は総合学科になっていますが、当時は普通科の高校で10クラスのうち1クラスだけ「理数コース」という理系専門のクラスがありました。制服も今は濃い緑のブレザーになっていますが当時は男子は学ラン、女子はセーラー服でした。あと通学は毎日山登りのようなもので最寄の駅から上って下ってまた上るという通学路です。行事も山登り多いのです。
 登校2日目にホームルームで学級委員を決めることになりました。これは担任の先生によって様々だと思いますが、いきなりどんな人かも分からないのに選挙は厳しいだろうという担任の猿本先生(恩師に失礼ですが本当にそっくりなのです。見たい方はこちらをどうぞ→http://www.foxjapan.com/movies/planetoftheapes/)の判断で先生が指名する方式になりました。よくよく考えればここからが「冴えない少年」から「少し活発な青年」への発展への軌跡のスタートでした。そのレールをこの先生が敷いてくれたのです。
 猿本先生は「それでは委員長は麻生君、ホームルーム運営委員は東田君..」という形で黒板に書き始めました。中学ではほとんど委員なんかやっていなかった「冴えない少年」には指名かからないなと思って安心していたのです。そうすると「文化委員はてつさん君と長澤さん」と書き出しました。「えっ?聞いてないよ..」と思いながら嫌とは言えない「冴えない少年」の私はまあ文化委員なら大したことはないだろうとたかをくくっていました。委員会に出ればいい位に思っていました。そうしたら先生が「ここでは文化祭6月だから大役ですよ」といいます。なぜ梅雨の時期に文化祭やるのかは知りませんがこれは今でも変わってないようです。私は文化祭は秋にやるものという固定観念がありましたのでますます慌てました。引き受けた以上あとには引けないのでとりあえず長澤さんに「てつさんです。よ、よろしく..」とぎこちなく挨拶します。長澤さんは「てつさん君、よろしくね!」と元気な声で挨拶してくれました。「僕で大丈夫かな」とか思いながら「最悪女子に全部やってもらおう」とか考えていました。この辺が「冴えない少年」の甘い考え方です。ところが現実はそんなに甘くありませんでした。5月になると文化祭の企画が発表されます。高校や大学の文化祭は模擬店とかバザーとかやるので大量のゴミが発生します。私のクラスではそのゴミを捨てる大きな箱を作る担当になりました。大きな箱なのでダンボールの調達から絵を描いたりとかしなければいけませんでした。企画書を先生は私に渡しました。私は「どうしよう..絵まで描くのか」と中学では美術ずっと2だった私は焦りつつも数日間考えていました。何も考えなんて浮かびません。そうすると長澤さんが「てつさん君、企画考えた?」と言われたので私は「いや、まだ..」と白紙の企画書を見せると長澤さんは「何やっているのよ!」と私から企画書を取り上げました。長澤さんはバトン部(今はダンス部というらしい)に所属してとても活発な人でした。「これは何とかなるな」とホッとしていたら長澤さんは周りの女子を集めて絵の企画を考え出しました。そして私に「男子はダンボール取ってきて」と的確な指示。他に手伝ってくれる人がいないので私は生協に行って「すいません、ダンボール欲しいのですけど..」と言うと好きなだけ持って行っていいということなので1人で必要な分集めて学校に運びました。学校に戻ってきたら長澤さんが「絵は女子で考えたけどこれでいいよね?」と綺麗な絵が描かれた企画書がそこにはありました。私は「うん、いいと思う」と言うと「じゃあ決定ね!下書きはするから色塗り位は手伝ってよね!」と仕切りはじめました。長澤さんはホームルームで「クラスの作品なのだから他の男子も手伝ってよ!」と言ってくれましたが他の男子は手伝う気配はありません。もう下書きが終わっていて長澤さんが「さあ、これから清書と色塗りするから手伝って」と私を引っ張ります。他の男子がいないので女子数人と私1人という構図が出来上がりました。女子は楽しそうに私にも声をかけながらワイワイやります。私は黙々と色を塗ってました。そうすると少し大人っぽい飯島さんが「私のこと好きになった?」とか言って赤面する私をからかいます。もうこうなると早くて3日くらいで絵は完成。あとは組み立てるだけという状況になりました。他の男子は手伝いもしないのに「なんだアイツ女子に囲まれて」と私のことを面白く思っていなかったようです。私も全然そんなつもりはなくて、仕方なくやっただけです。文化祭にも余裕で間に合いました。とりあえず仕事は終わったとホッとしました。長澤さんは「出来たね!じゃあ私、練習に行って来るから組み立てよろしくね!」と走って行きました。組み立てくらいは単純なので何とかなりました。他にはそんなに仕事はなかったので一安心しました。次回は「課外活動」です。思ったより長くなってしまいました。最後まで読んでいただいた方、お疲れ様でした。



コメントを書く


名前
メールアドレス
URL
コメント本文(1000文字まで)


RSS1.0