2003/1/29  13:39

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立ち関節・顔面掌打・金的蹴り有り合気道組手
 
(上級者用) 覇天会「実践武術」ルール導入に際して



昔から合気道界では「本当の合気道には突きも蹴りもある」「合気道は武道・武術である。顔面・金的への攻撃は当たり前のことである」と言われてまいりました。温故知新の言葉を胸に、昔から伝え言われてきた事を組手で実践するために、この度、上級者向けに顔面掌打・金的蹴りありの覇天会「実践武術」ルールの導入となりました。

合気道は、実践に際して合気道の動き(入り身 転換 転身 表 裏)が打撃技と渾然一体となっている事が重要です。そのためには、捌き→当て→崩し→投げ→固め→極めの移行をスムーズに行う必要があります。

当てから組技へのスムーズな移行のためには、虚を作るための強力な当てが必要不可欠であり、崩していないのに無理に技に入ることは、合気の理に反する事となりかねないでしょう。無論その当ては、人体でもっとも弱い急所、顔面や金的に入れる事が一番、崩しとして有効であることは言うまでもない事かと思われます。


顔面・金的有りの武術組手は覇天会設立当初からの命題でした。しかしながら顔面や金的と言った急所は、危険な場所であるがゆえに効果的ですが、その分生きた実践練習が行い難いという側面も持ちます。

そのためまったくの突き蹴りの打ち方、捌き方の基礎がないものが、いきなり顔面 金的ありの組み手を行うことは危険であるといわざるを得ません。
ですので、打撃の基礎を固めるという観点から覇天会設立から2年間ほどの間、安全性と実践性の兼ね合いの取れた「フルコンタクト合気道」ルールを中心に練習を行い、打撃の基礎固めを行いつつ合気道と打撃の融合を進めてまいりました。

会員の皆様方の努力とご協力のおかげで、「突き・蹴り」の基礎に関しては、合気道家としては、何とか及第点と言える所まで漕ぎ着けることができました。全体的なレベル向上により覇天会設立当初からの命題であった顔面金的有りの組手を行うことが現実に可能となりました。

選手の安全性を考え、過度に危険と思われる技(目突き 等)は禁止とし、面とファールカップを着用することにより、選手の安全性を確保しながら、武術としての実践性の向上を目指して行きたいと考えております。

また、合気道の型は顔面への当てによる崩しが前提で作られているものが多々あります。このルールであれば、本来の合気道の型の理合が生きてくるのではないでしょうか。覇天会「実践武術」ルールで培われた技術が、少しでも筋力や体格に劣る方々の護身の術として役に立てば幸いです。

指導者としては、浅薄ゆえに理想通りに行かないこともあるかとは思いますが、一歩一歩地道に武道としての合気道組手実現に今後とも取り組んでいきます。何卒ご支援のほどを宜しくお願い申し上げます。

 平成20年2月
          フルコンタクト合気道  覇天会 宗主会長 藤嵜 敬太

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