2008/7/20  16:44

持ちつ持たれつ  告知

金曜日発売だと思うが、『週刊読書人』、今週号に伊高浩昭さんによる『チェ・ゲバラの記憶』の書評が載った。「研究者には読了済みの内容が多いと思われるが、一般の読者には〈初物〉で、新鮮さがあるだろう」とのこと。ヘスス・モンタネの序文のあるひと言に興味を持ったとの内容を展開していて、さすが。

金曜日、変なメールが舞い込んだ。ここの親サイトcriollismo.netには封筒のGIFアニメがあって、そこをクリックするとメーラーが立ち上がり、ぼくのホットメールのアドレスへのメールが送られるようになっている。どうもそうやって送ってきたらしい。

まず、件名が書いていなかった。これだけですでにぼくは腹を立てている。件名(タイトル)をつけないメールなど読んでたまるかという思いがある。

次に、宛名書き。「管理人さま」と書いてある。アパートのコンシエルジュか何かに対するような呼びかけだ。ぼくはこのブログであろうがサイト内であろうが実名を公表している。ちょっと調べればわかるはずだ。criollismo.netの「管理人」などとして認識されたのではたまったものではない。

一文め。「お世話になります」……まだ誰からのメールかもわからないのに、「お世話になります」だと。お世話になっていると思うのなら、お世話した者の名前くらい、ちゃんと入れろと言いたい。

それに続いて、「映画会社▼△▲▽の○○と申します」。「○○」の部分に人名らしきものが書いてあるのだが、苗字だけだ。フルネームではない。苗字はそんなにたくさんある苗字ではなく、二文字で、しかも二文字目が方角を表す漢字。一般名詞にも見える。地名にも見える。差し出す相手の名前も調べないようなやつならば、自分の名前すらないがしろにしているということか。

要するに、今度ある映画が上映される、ついてはそれをぼくのサイトで宣伝しろ、とのことらしい。名前もちゃんと調べなければ、ぼくの運営するサイトのあり方についても、何やら大いに誤解しているらしい。映画宣伝のサイトだとでも思ったか? それが少しでもエルネスト・ゲバラに関係していれば無条件で宣伝する場所だとでも見なしているのか? 

ある人物に対して一銭の価値にもならない行動をしてもらうには、それなりの代価が必要であろう。映画の宣伝の場合だったら、試写会に呼ぶ、などというのが、一般的な「代価」だ。そうしたこともせずに無償でひとりの人間に広告媒体になれというのは、虫が良すぎるというもの。その程度のこともわからないかなあ。

ぼくはちなみに、試写会に呼べと言っているのではない。呼ばれれば嬉しいけど、呼ばれないことに腹を立てるほど自分を勘違いしてはいない。ただ、こうした礼儀をわきまえない人物の行動に腹が立ったと言っているだけ。死んでも宣伝などしてやるか。たとえオリヴェイラ『夜顔』(そういえば、つい最近、この話題があるところで出たのだった)の配給会社でも、宣伝などしない。

そうでなくても、観に行くつもりの映画なのだ。そして面白ければこの場でそれには触れる。いくらでも、結果的に、宣伝などすることになるのだ。まったく腹が立つ。



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