2008/7/21 9:59
なんでもいいから件名を書く 読書
昨日、件名が書いていない、云々というパッセージを書きながら、何か思い出しそうで思い出せなかったこと。
外山滋比古『思考の整理学』(ちくま文庫、2008)だ。
今さらこうした知的生産のためのマニュアル本など、ぼく自身は読み飽きているのだけども、毎年毎年卒論やら修士論文やら博士論文やらについての相談を持ちかける学生がいるし、万人に有効なアドヴァイスなどできないのだから、何かヒントがないかと思い、ついつい買ってしまうのだな。
で、そこに、実際、ノートやカードの活用を論じながら、「いずれにしても、見出しのついていないカードは闇夜のコウモリのようなものだと考えてよい」(88)と書いてあったのだ。大いに賛成。そしてメールにも件名をつけてね。つまり見出しを。
今さらこうした知的生産のためのマニュアル本など、ぼく自身は読み飽きているのだけども、それぞれの本がそれぞれを特徴づける性格を持っていたり、何か目から鱗が落ちるような一節があったりするものだから、それぞれの存在理由があるというもの。本屋でパラパラとめくったときにこの本を買うことにした理由は、面白い一文があったから。
夜に書いた手紙などは、一晩経つと気恥ずかしく思われるという話をしながら、外山は仕事は朝やったほうがいいという結論にいたり、朝方に切り替える。「朝飯前」のたとえを出して、仕事は朝食前の時間にすることにしたらしい。『ラテンアメリカ主義のレトリック』でも書いたとおり、多産な作家は朝に仕事をするものだ。が、外山もぼく同様、大して早起きではない。
ブランチなどという単語を引きながら、「ひるまではすべて朝飯前の時間」と言ってのけるのだから、外山滋比古、なかなかである。
外山滋比古『思考の整理学』(ちくま文庫、2008)だ。
今さらこうした知的生産のためのマニュアル本など、ぼく自身は読み飽きているのだけども、毎年毎年卒論やら修士論文やら博士論文やらについての相談を持ちかける学生がいるし、万人に有効なアドヴァイスなどできないのだから、何かヒントがないかと思い、ついつい買ってしまうのだな。
で、そこに、実際、ノートやカードの活用を論じながら、「いずれにしても、見出しのついていないカードは闇夜のコウモリのようなものだと考えてよい」(88)と書いてあったのだ。大いに賛成。そしてメールにも件名をつけてね。つまり見出しを。
今さらこうした知的生産のためのマニュアル本など、ぼく自身は読み飽きているのだけども、それぞれの本がそれぞれを特徴づける性格を持っていたり、何か目から鱗が落ちるような一節があったりするものだから、それぞれの存在理由があるというもの。本屋でパラパラとめくったときにこの本を買うことにした理由は、面白い一文があったから。
夜に書いた手紙などは、一晩経つと気恥ずかしく思われるという話をしながら、外山は仕事は朝やったほうがいいという結論にいたり、朝方に切り替える。「朝飯前」のたとえを出して、仕事は朝食前の時間にすることにしたらしい。『ラテンアメリカ主義のレトリック』でも書いたとおり、多産な作家は朝に仕事をするものだ。が、外山もぼく同様、大して早起きではない。
英雄的早起きはできないが、朝のうちに、できることなら、朝飯前になるべくたくさんのことをしてしまいたい。それにはどうしたらいいのか。答は簡単である。
朝飯をぬけばいい。(25)
ブランチなどという単語を引きながら、「ひるまではすべて朝飯前の時間」と言ってのけるのだから、外山滋比古、なかなかである。



