5/15 さくらん(’07) 日本
日曜夜放映の録画を見た蜷川実花監督作品。公開時、そう興味なかったけれど、昨年末、ETV特集の女性監督特集番組で少し取上げられていて、原作安野モヨコのコミック、主演土屋アンナ、音楽椎名林檎、脚本タナダユキ等、女性陣が作った作品で、特に女性の感性にアピールするシニカルなシーン、等紹介があり、この機会に、と。江戸時代、幼くして吉原遊郭に売られ、人気花魁になった女性のドラマ。
全編映像が、とにかく金魚、部屋、小道具、装飾品、着物等徹底して赤主体、の華やかさ。土屋アンナは「下妻・・」以来、細い眉にぼってりした唇、スレンダーな姿、でやっぱりコケティッシュな味、彼女の勝気な花魁+椎名林檎のロック風味音楽、というコラボ等面白さがあったけれど、
「下妻・・」のイチゴ的に強気の裏の純な部分とか、健気な所もあったけれど、身の上ゆえの、苦しいだけの切ない恋心、という微妙な情感は、やや大雑把に思えたり、この作風では土屋ヒロインが似合ったかもしれないけれど、やはり菅野美穂や木村佳乃達の方が、花魁として女っぽさの存在感が。石橋蓮司や夏木マリ等が地味ながら渋く脇固め。
ストーリー的には、ヒロインと男達の関係がどれも中途半端で、ラストの結末が、成り行きから土屋&安藤のそこまでの絆、がどうも感じられず、軽くて突飛な印象。びいどろ(水槽)の中でしか生きられない金魚、と花魁を例えていたけれど、ドロドロした悲哀の吉原の世界を、若向きにポップに、良くも悪くも映像の華やぎ、が残るコミック的作品、という感だった。昨夜「SONGS 藤井フミヤ」録画。(http://www.amazon.co.jp/%E3%81%95%E3%81%8F%E3%82%89%E3%82%93-%E7%89%)

全編映像が、とにかく金魚、部屋、小道具、装飾品、着物等徹底して赤主体、の華やかさ。土屋アンナは「下妻・・」以来、細い眉にぼってりした唇、スレンダーな姿、でやっぱりコケティッシュな味、彼女の勝気な花魁+椎名林檎のロック風味音楽、というコラボ等面白さがあったけれど、
「下妻・・」のイチゴ的に強気の裏の純な部分とか、健気な所もあったけれど、身の上ゆえの、苦しいだけの切ない恋心、という微妙な情感は、やや大雑把に思えたり、この作風では土屋ヒロインが似合ったかもしれないけれど、やはり菅野美穂や木村佳乃達の方が、花魁として女っぽさの存在感が。石橋蓮司や夏木マリ等が地味ながら渋く脇固め。
ストーリー的には、ヒロインと男達の関係がどれも中途半端で、ラストの結末が、成り行きから土屋&安藤のそこまでの絆、がどうも感じられず、軽くて突飛な印象。びいどろ(水槽)の中でしか生きられない金魚、と花魁を例えていたけれど、ドロドロした悲哀の吉原の世界を、若向きにポップに、良くも悪くも映像の華やぎ、が残るコミック的作品、という感だった。昨夜「SONGS 藤井フミヤ」録画。(http://www.amazon.co.jp/%E3%81%95%E3%81%8F%E3%82%89%E3%82%93-%E7%89%)
2008/5/17 0:00
チューリップ〜青春のラストラン〜 音楽
先週金曜夜放映録画を見た、3月の「プレミアム10」再放送。丁度チェックし損ねていた番組。結成35年目、昨年のチューリップ最終ツアーの様子。
近頃も「あの歌がきこえる」「SONGS」で登場したけれど、80年代に初代メンバーが次々脱退、一度解散宣言、その後再結成、と、色々ありながら、の長寿グループ、財津さんが、続けられるものならそうしたいけれど、と言いつつ、今回ピリオドを打つことになったようで。
各メンバーの各地でのソロ活動の様子も交えて、これまでのコンサート映像や、最終ツアーの模様。何だか年輪を経て、大人の同窓会、的なラフなムード。改めて、リサイタルのコンサートをツアー形式にしたり、野外ステージライブ、の先駆けグループだった、とも。甘ったるい、という向きもあるかもしれないけれど、愛着あったグループの1つだった。会場でも、30年来のファンという観客も割りといた。
やっぱり久々に聞いて「魔法の黄色い靴」「銀の指環」等、ある時代のこのグループが持っていた安らぎ的な良さ、を感じるし、最後はお決まりというか、「青春の影」。還暦を迎える財津さんが、自分には大きなメッセージは似合わないので、小さなメッセージソングを、と言っていたけれど、それで「生きるといふこと」というさり気ない曲を思い出したりも。(関連記事リンクをしようとしたけれど、どうもPCが重く後日に)(http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=705&date=2008-05-09&ch=21&eid=3544)

近頃も「あの歌がきこえる」「SONGS」で登場したけれど、80年代に初代メンバーが次々脱退、一度解散宣言、その後再結成、と、色々ありながら、の長寿グループ、財津さんが、続けられるものならそうしたいけれど、と言いつつ、今回ピリオドを打つことになったようで。
各メンバーの各地でのソロ活動の様子も交えて、これまでのコンサート映像や、最終ツアーの模様。何だか年輪を経て、大人の同窓会、的なラフなムード。改めて、リサイタルのコンサートをツアー形式にしたり、野外ステージライブ、の先駆けグループだった、とも。甘ったるい、という向きもあるかもしれないけれど、愛着あったグループの1つだった。会場でも、30年来のファンという観客も割りといた。
やっぱり久々に聞いて「魔法の黄色い靴」「銀の指環」等、ある時代のこのグループが持っていた安らぎ的な良さ、を感じるし、最後はお決まりというか、「青春の影」。還暦を迎える財津さんが、自分には大きなメッセージは似合わないので、小さなメッセージソングを、と言っていたけれど、それで「生きるといふこと」というさり気ない曲を思い出したりも。(関連記事リンクをしようとしたけれど、どうもPCが重く後日に)(http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=705&date=2008-05-09&ch=21&eid=3544)
2008/5/16 0:00
生誕100年 東山魁夷展 文化・芸術
昨日都合が合ったので、今週末までの東京国立近代美術館でのこの展示に母と。7つの章に分け、本制作約100点、スケッチ・習作約50点の展示。終了近くのせいもあってか、大混雑、という程ではないけれど、そこそこの人手。
外国の窓辺を描いた小品、終盤唐招提寺の障壁画もあり、結構バラエティに富んだ作品群、でもやはり大作が多く、これまで馴染みの作品も割と見かけたり、先日の「殯の森」ではないけれど、とにかく緑鮮やかな作品が結構目に残った。
作品リストで気に入ったのをチェックしていたら、ドイツでの絵が多かったけれど、フィンランド、パリ、オーストリア、山梨、長野、福島等色んな場所での作品。この美術館は最寄は東西線竹橋駅、この辺りに来たのは久し振りで、皇居周辺の緑が作品とマッチ。
後でショップで買ったのは、好きな「緑響く」のA3ポスターと一筆書き便箋、カードは「若葉の季節」「二つの月」「行く秋」、ちょっとモネの睡蓮のような雰囲気の「沼の静寂」等8種類。帰りに寄った劇場に1Fでのポスター、便箋、一部カード入り袋を置き忘れてきてしまい、電話したら無事保管されていて今朝取りに行き、手元に戻って良かった。先日「新日曜美術館」でも取上げたようだったけれど、チェックし損ね残念。(http://higashiyama-kaii.com/index.html、美の巨人たち 東山魁夷)

外国の窓辺を描いた小品、終盤唐招提寺の障壁画もあり、結構バラエティに富んだ作品群、でもやはり大作が多く、これまで馴染みの作品も割と見かけたり、先日の「殯の森」ではないけれど、とにかく緑鮮やかな作品が結構目に残った。
作品リストで気に入ったのをチェックしていたら、ドイツでの絵が多かったけれど、フィンランド、パリ、オーストリア、山梨、長野、福島等色んな場所での作品。この美術館は最寄は東西線竹橋駅、この辺りに来たのは久し振りで、皇居周辺の緑が作品とマッチ。
後でショップで買ったのは、好きな「緑響く」のA3ポスターと一筆書き便箋、カードは「若葉の季節」「二つの月」「行く秋」、ちょっとモネの睡蓮のような雰囲気の「沼の静寂」等8種類。帰りに寄った劇場に1Fでのポスター、便箋、一部カード入り袋を置き忘れてきてしまい、電話したら無事保管されていて今朝取りに行き、手元に戻って良かった。先日「新日曜美術館」でも取上げたようだったけれど、チェックし損ね残念。(http://higashiyama-kaii.com/index.html、美の巨人たち 東山魁夷)
2008/5/14 0:00
銀の街から 分類なし
昨日の朝日新聞第2火曜日の沢木映画コラムは、来週末公開らしいアメリカ・チェコ合作「幻影師アイゼンハイム」。19世紀末のウィーンが舞台、天才マジシャンと、皇太子のフィアンセとのラブロマンス作品、禁断の恋+マジックの仕掛けが見所らしく、沢木さんは、この作品が、主人公アイゼンハイム側から描こうとしていないので、マジックのネタが秘められたまま、その神秘性が確保されていて、原作の短編にない壮大なマジックが仕掛けられている、等の旨。
最近のマジシャンの話、といえば「プレステージ」も未見、このマジシャン役は、先日「アイム・ノット・・」に出ていたクリスチャン・ベール、ヒュー・ジャックマンのようで、最近婚約の報もあったけれど、スカーレット・ヨハンソン出演作で少し気になったままだった。これも時代は19世紀末、ロンドン舞台、でもサスペンス色が強そうで、「幻影師・・」の方が、幻想的マジックの趣ありそうな、という感だけれど。沢木著「壇」余り進んでいないのだった。(http://www.geneishi.jp/)

最近のマジシャンの話、といえば「プレステージ」も未見、このマジシャン役は、先日「アイム・ノット・・」に出ていたクリスチャン・ベール、ヒュー・ジャックマンのようで、最近婚約の報もあったけれど、スカーレット・ヨハンソン出演作で少し気になったままだった。これも時代は19世紀末、ロンドン舞台、でもサスペンス色が強そうで、「幻影師・・」の方が、幻想的マジックの趣ありそうな、という感だけれど。沢木著「壇」余り進んでいないのだった。(http://www.geneishi.jp/)
2008/5/14 0:00
ミューズの晩餐 山崎ハコ 音楽
録画作品を見ようとしたら、たまたま土曜の「美の巨人・・」続きの「地球街道」「ミューズの晩餐」が残っていて、じっくり見たことはない番組だけれど「ミューズ・・」ゲストが山崎ハコ、ファンだった、という訳じゃないけれど、一時期、センター分けの長い髪、ギターを抱え独特の鋭い憂いムードのフォーク歌手、でインパクトあった人で、思わず見た。
テレビで話すのを見たのは多分初めて、当時の歌のイメージで、事務所等から暗いイメージに創られた、という部分も結構あった、と、演歌藤圭子のようでも。当時大学生のマドンナがユーミンなら、浪人生のマドンナが彼女、と、そういうスタンス、今見て、年もとったけれど、ラフに話す様子に、当時の射す様な視線、不機嫌そうなムード、はほとんど感じられず。
大分の田舎出身、音楽との出会いが兄の影響で、ベンチャーズ、クリーム、CCR、ツェッペリン等、一番衝撃はピンクフロイド、と意外にロックだった、事務所倒産等色々ありつつやはり歌い続けてきた、等の話。冒頭映画版「青春の門」主題歌だった、という「織江の歌」がバイオリンで流れ、歌ったのは「望郷」、アルバム「飛・び・ま・す」の中の覚えある曲。マイベストは「気分を変えて」だった。自分のソウルフードはカステラ、と。思いがけず、懐かしい伝説の人、だった。(http://www.tv-tokyo.co.jp/bansan/backnumber/index.html)

テレビで話すのを見たのは多分初めて、当時の歌のイメージで、事務所等から暗いイメージに創られた、という部分も結構あった、と、演歌藤圭子のようでも。当時大学生のマドンナがユーミンなら、浪人生のマドンナが彼女、と、そういうスタンス、今見て、年もとったけれど、ラフに話す様子に、当時の射す様な視線、不機嫌そうなムード、はほとんど感じられず。
大分の田舎出身、音楽との出会いが兄の影響で、ベンチャーズ、クリーム、CCR、ツェッペリン等、一番衝撃はピンクフロイド、と意外にロックだった、事務所倒産等色々ありつつやはり歌い続けてきた、等の話。冒頭映画版「青春の門」主題歌だった、という「織江の歌」がバイオリンで流れ、歌ったのは「望郷」、アルバム「飛・び・ま・す」の中の覚えある曲。マイベストは「気分を変えて」だった。自分のソウルフードはカステラ、と。思いがけず、懐かしい伝説の人、だった。(http://www.tv-tokyo.co.jp/bansan/backnumber/index.html)
2008/5/13 0:00
北極のナヌー(’07) アメリカ
先日新作DVDリリースのアダム・ラヴェッチ監督作品。一頭の白熊を中心に、動物達の姿を追った北極のドキュメンタリーで、フランス発かと思ったら「アース」「皇帝ペンギン」アメリカ版スタッフ制作、公開時気になった作品。
一昨年の「ホワイト・プラネット」を、白熊とセイウチに絞ったような内容。白熊のナヌー、セイウチのシーラ(と名付けたのはスタッフかと)の子供時代から成長していく姿を追い、「ホワイト・・」よりピンポイントで展開を追っていき易かった感じ。南極でのうごめくペンギンやセイウチ達とは違い、親子単位以外では、単独行動で日々獲物を求めて過ごす白熊の、傍目に孤独な姿、というものも。
弱肉強食のシビアなシーンは少なく、可愛さある小熊から徐々に逞しくなっていく身体、ナヌーと母熊が弱った弟熊を暖めようと寄り添ったり、一人立ちで別れの時、去っていく母熊の姿をじっと見つめていたり、また成長後、自分も双子の小熊を生み、引き連れて歩む姿、等、動物の親子愛、一頭の生のドラマ、的な部分も。
他の動物で印象的だったのは、自在に海中に潜る、ハシブトウミガラスという”飛んで泳げる”鳥の姿。それとやはり温暖化で、年々氷の世界が狭くなっていて、動物達への影響、このままでは後数十年で北極大陸が消滅、という警告のメッセージは「ホワイト・・」「アース」等と同じ。見たのは字幕版だったけれど、日本語版はナレーション稲垣吾郎のようで、手嶌葵のテーマ曲はフルコーラス聞いてみたい気も。昨夜「ワシントンDCの陰謀」録画。(http://www.amazon.co.jp/%E5%8C%97%、http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2)

一昨年の「ホワイト・プラネット」を、白熊とセイウチに絞ったような内容。白熊のナヌー、セイウチのシーラ(と名付けたのはスタッフかと)の子供時代から成長していく姿を追い、「ホワイト・・」よりピンポイントで展開を追っていき易かった感じ。南極でのうごめくペンギンやセイウチ達とは違い、親子単位以外では、単独行動で日々獲物を求めて過ごす白熊の、傍目に孤独な姿、というものも。
弱肉強食のシビアなシーンは少なく、可愛さある小熊から徐々に逞しくなっていく身体、ナヌーと母熊が弱った弟熊を暖めようと寄り添ったり、一人立ちで別れの時、去っていく母熊の姿をじっと見つめていたり、また成長後、自分も双子の小熊を生み、引き連れて歩む姿、等、動物の親子愛、一頭の生のドラマ、的な部分も。
他の動物で印象的だったのは、自在に海中に潜る、ハシブトウミガラスという”飛んで泳げる”鳥の姿。それとやはり温暖化で、年々氷の世界が狭くなっていて、動物達への影響、このままでは後数十年で北極大陸が消滅、という警告のメッセージは「ホワイト・・」「アース」等と同じ。見たのは字幕版だったけれど、日本語版はナレーション稲垣吾郎のようで、手嶌葵のテーマ曲はフルコーラス聞いてみたい気も。昨夜「ワシントンDCの陰謀」録画。(http://www.amazon.co.jp/%E5%8C%97%、http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2)
2008/5/12 0:00
美の巨人たち シスレー 文化・芸術
先週土曜の「美の巨人たち」はアルフレッド・シスレー、割と好きな画家の一人で一部オンタイム一部録画で。今回の一枚はオルセー美術館の「ポール・マルリ 洪水と小舟」。
以前のシスレー展その他でのカードが17枚、先日ポスター整理の時、前にしばらく壁に飾っていた「ハンプトン・コートの橋」を発見していた。印象派の中でも割と地味なスタンス、余り生涯は知らなかったけれど、貿易商の父を持ち大学に行ったものの、貿易より絵に興味を持ち、仲間のルノワールやモネが成功していく中、生前は絵が売れず貧しいまま生涯を閉じた、とのことで。
オルセーでも、人気のルノワール裸婦像やモネの傍らひっそりと、という感、でもガイド嬢等が、毎日眺めたいのはシスレーの絵、とも言って、その飽きない秘密、として空の分量が多い、という解説。手元の「ハンプトン・・」やカードを見直してみると、確かに空が広い、というか地平線の位置が低い絵が多い。昨夜「さくらん」録画、「星ノくん、夢ノくん」DVDは序盤で止めた。(http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/)

以前のシスレー展その他でのカードが17枚、先日ポスター整理の時、前にしばらく壁に飾っていた「ハンプトン・コートの橋」を発見していた。印象派の中でも割と地味なスタンス、余り生涯は知らなかったけれど、貿易商の父を持ち大学に行ったものの、貿易より絵に興味を持ち、仲間のルノワールやモネが成功していく中、生前は絵が売れず貧しいまま生涯を閉じた、とのことで。
オルセーでも、人気のルノワール裸婦像やモネの傍らひっそりと、という感、でもガイド嬢等が、毎日眺めたいのはシスレーの絵、とも言って、その飽きない秘密、として空の分量が多い、という解説。手元の「ハンプトン・・」やカードを見直してみると、確かに空が広い、というか地平線の位置が低い絵が多い。昨夜「さくらん」録画、「星ノくん、夢ノくん」DVDは序盤で止めた。(http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/)
2008/5/11 0:00
殯(もがり)の森(’07) その他
先日新作DVDリリースの日仏合作の河瀬直美監督作品。このダイアリー作成時も、唯一好みの女性監督として挙げていて、気になっていた新作。奈良山間部の老人達が暮すグループホーム、認知症の老人と女性看護士との触れ合いの中、生と死を見つめるドラマ。
先週月曜朝日新聞オピニオン欄のカンヌ映画祭の記事で、少し触れていたけれど、10年前パルムドールで知った「萌の朱雀」を見て、舞台はずっと緑の山中、人々のなだらかな暮らしの中、不意な喪失を抱えながら淡々と進み、何だか日本の原風景、らしき舞台で、余り何にもまみれてない楚々とした珍しさ、が印象的だった。
今回、同じ奈良の緑がより深く、登場人物も、心象風景的にも、深く分け入った感じ。「萌・・」の尾野真千子が再びヒロイン、とのことでも、やはりある喪失を抱える、という伏線はあるけれど、その続編的、というか、「萌・・」ヒロインの成長後、とも思え、「萌・・」「火垂」「沙羅双樹」等で、直接露にされる事のなかった悲しみの感情、が滝のシーンで噴出したり、うだしげき演じる老人が、幻にしても故人の存在、を求めて、樹林を分け入り悼む姿、が余韻あった。
河瀬作品的にやはり老人達のホームでの様子はさり気なく、ドキュメンタリーのよう、結構音量を大きくしていても、聞き取れない事があったり。でもそこで紡がれる人間模様、生死への思い、色々、深みや重みや新しさが、というとどうなんだろう、とは思うけれど、少なくとも、人(の心)を記号のようには扱っていない作風、
「萌・・」も今回もBGMはピアノだったけれど、老人のピアノと連弾したり、森でおそらく妻の形見の品の小さなオルゴールを廻すヒロインのように、母性愛のようなものも混じりながら、喪の悲しみ、というものに、法事等の形でなくハートで寄り添おうとする感覚、がして、実際涙が出た訳じゃないけれど、心がどこかスッと解けてシンとなった。
やはり(先日の原田、大貫的に)忙しない現代への静かな反骨、という感もしたり、こういう作品を見て、感動する事が、現実的現代人としては、何と言うのか、弱みになりかねない、というパラドックス、も過ぎったりするけれど、蹴散らし素通りすべき、という類のものでもないと思うし、私にとってはある種インパクト残る作品だった。整理は押入れの3段ボックス、今日母の日、ここ例年通り近くの西友の商品券+母の日用プリンケーキで。昨夜「美の巨人たち シスレー」録画。(http://www.amazon.co.jp/%E6%AE%AF%E3%81%AE%、http://www.mogarinomori.com/)

先週月曜朝日新聞オピニオン欄のカンヌ映画祭の記事で、少し触れていたけれど、10年前パルムドールで知った「萌の朱雀」を見て、舞台はずっと緑の山中、人々のなだらかな暮らしの中、不意な喪失を抱えながら淡々と進み、何だか日本の原風景、らしき舞台で、余り何にもまみれてない楚々とした珍しさ、が印象的だった。
今回、同じ奈良の緑がより深く、登場人物も、心象風景的にも、深く分け入った感じ。「萌・・」の尾野真千子が再びヒロイン、とのことでも、やはりある喪失を抱える、という伏線はあるけれど、その続編的、というか、「萌・・」ヒロインの成長後、とも思え、「萌・・」「火垂」「沙羅双樹」等で、直接露にされる事のなかった悲しみの感情、が滝のシーンで噴出したり、うだしげき演じる老人が、幻にしても故人の存在、を求めて、樹林を分け入り悼む姿、が余韻あった。
河瀬作品的にやはり老人達のホームでの様子はさり気なく、ドキュメンタリーのよう、結構音量を大きくしていても、聞き取れない事があったり。でもそこで紡がれる人間模様、生死への思い、色々、深みや重みや新しさが、というとどうなんだろう、とは思うけれど、少なくとも、人(の心)を記号のようには扱っていない作風、
「萌・・」も今回もBGMはピアノだったけれど、老人のピアノと連弾したり、森でおそらく妻の形見の品の小さなオルゴールを廻すヒロインのように、母性愛のようなものも混じりながら、喪の悲しみ、というものに、法事等の形でなくハートで寄り添おうとする感覚、がして、実際涙が出た訳じゃないけれど、心がどこかスッと解けてシンとなった。
やはり(先日の原田、大貫的に)忙しない現代への静かな反骨、という感もしたり、こういう作品を見て、感動する事が、現実的現代人としては、何と言うのか、弱みになりかねない、というパラドックス、も過ぎったりするけれど、蹴散らし素通りすべき、という類のものでもないと思うし、私にとってはある種インパクト残る作品だった。整理は押入れの3段ボックス、今日母の日、ここ例年通り近くの西友の商品券+母の日用プリンケーキで。昨夜「美の巨人たち シスレー」録画。(http://www.amazon.co.jp/%E6%AE%AF%E3%81%AE%、http://www.mogarinomori.com/)
2008/5/10 0:00
原作本等 本
引き続き整理、読みかけのまま、またあえて途中で止めた原作本も。割と最近のでは「魔法使いハウルと火の悪魔」「冷静と情熱のあいだ」「昭和歌謡曲大全集」等。ただ本目的で買い、後で映画化、または映画もあると知った、というものも割と。今回庄治薫「白鳥の歌なんか聞こえない」文庫なんて発見、これと「赤頭巾ちゃん気をつけて」も映画化あるようで、でもこの赤青白シリーズ映像化は何故か、余り見たくない気がして、ビデオ等探しもしていなかった。原作を読み最も感動的映画化、というと今思い付くのは「オズの魔法使い」。
押入れはGW中着手出来ず徐々に、とポスターとテープ類。好きなマックナイトの絵が思ったより出てきて、ささやかな嬉しさ。場所をとっていた一番大判は、’97年のルーヴル美術館展の図録の表紙でもあった、ジャン=オノレ・フラゴナール「かんぬき」、また先日の同展で、どこかで見た、と思いつつカードを買った「ポンパドゥール夫人の肖像」もA3版位のものが出てきたけれど、どちらも入手を忘れていた。
テープで掘り出し物発掘は、郷ひろみ「HIROMIC WORLD」、これは筒美京平作曲+荒井由実作詞のアルバム、子供時代ひろみファンの友人が録音してくれて、音響は良くないけれど、少年と大人の狭間の青っぽい郷ひろみ、のバラエティに富んだ11曲。一応CD化されているようだけれど、幻の珠玉の1枚、という感。久方に聴いてみて、特に古い感はしなかった。あと三越から数年前コーナーが消えた、サラミッダの新品タオル発見等。昨夜「ミッドY徳永英明」「チューリップ最終ツアー」「ファム・ファタール」録画。

押入れはGW中着手出来ず徐々に、とポスターとテープ類。好きなマックナイトの絵が思ったより出てきて、ささやかな嬉しさ。場所をとっていた一番大判は、’97年のルーヴル美術館展の図録の表紙でもあった、ジャン=オノレ・フラゴナール「かんぬき」、また先日の同展で、どこかで見た、と思いつつカードを買った「ポンパドゥール夫人の肖像」もA3版位のものが出てきたけれど、どちらも入手を忘れていた。
テープで掘り出し物発掘は、郷ひろみ「HIROMIC WORLD」、これは筒美京平作曲+荒井由実作詞のアルバム、子供時代ひろみファンの友人が録音してくれて、音響は良くないけれど、少年と大人の狭間の青っぽい郷ひろみ、のバラエティに富んだ11曲。一応CD化されているようだけれど、幻の珠玉の1枚、という感。久方に聴いてみて、特に古い感はしなかった。あと三越から数年前コーナーが消えた、サラミッダの新品タオル発見等。昨夜「ミッドY徳永英明」「チューリップ最終ツアー」「ファム・ファタール」録画。
2008/5/10 0:00
SONGS 水谷豊 音楽
先週の「SONGS」は水谷豊。歌ったのは「はーばーらいと」「表参道軟派ストリート」「やさしさ紙芝居」「カリフォルニア・コネクション」「何てやさしい時代」、地元の立川の諏訪神社を訪れ、18才で2ヶ月家出した時もここで寝たことが、等のエピソード。
好き嫌い、というより、余り曲や出演作に縁なく、伊藤蘭と結婚、が浮かぶ位、でも「はーばーらいと」は聞き覚え。ラフな渋線のイメージだけれど、15才でのデビューが「バンパイア」役、だったと。
今回「カリフォルニア・・」の時のバックに鈴木茂、「コバルトアワー」ギターだったしコンサートではいたりしそうで、でもTVでは覚えがない。この人のマイベストはティン・パン・アレー時代の「ソバカスの少女」、ここら辺の曲は、ゆったりリズム、曲調が好感。今唯一の手元のティン・パン・・テープが行方知れずで気になる。(http://www.nhk.or.jp/songs/archive/index.html)

好き嫌い、というより、余り曲や出演作に縁なく、伊藤蘭と結婚、が浮かぶ位、でも「はーばーらいと」は聞き覚え。ラフな渋線のイメージだけれど、15才でのデビューが「バンパイア」役、だったと。
今回「カリフォルニア・・」の時のバックに鈴木茂、「コバルトアワー」ギターだったしコンサートではいたりしそうで、でもTVでは覚えがない。この人のマイベストはティン・パン・アレー時代の「ソバカスの少女」、ここら辺の曲は、ゆったりリズム、曲調が好感。今唯一の手元のティン・パン・・テープが行方知れずで気になる。(http://www.nhk.or.jp/songs/archive/index.html)
