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投稿日時 2008/9/14 12:09:47
更新日時 2008/10/23 10:00:15
公開中の「落下の王国」(←関連サイトです)は、一昨日銀座シネスイッチに「赤い風船/白い馬」を見に行ったものの、目当ての昼の回が先日で終了してしまっており、同劇場で、この作品が時間帯が合い、インド発のスケールあるファンタジー作品、とも思っていて興味あったので、予定外でしたが見てきました。

映画の撮影中怪我を負い、しかも失恋、人生に絶望したスタントマンが、患者の少女と交流する様子と、ある目的で彼女に話す空想冒険物語が、交錯しながら進んでいく構成。

監督、脚本のターセムはCM畑出身で「ザ・セル」(’00)でデビュー、映像の魔術師、と呼ばれ、この作品は構想26年、撮影期間4年だそうで、インドも一部舞台でしたが、世界24カ国以上13箇所の世界遺産で撮影されたのだった多彩、壮大な映像の数々でした。先日北京五輪の開会式も手がけた石岡瑛子が衣装デザインを担当。

主演のスタントマン役リー・ペイス、少女役が数百人の中から選ばれたカティンカ・アンタルー、看護婦役ジェスティン・ワデル、映画俳優で物語中の総督役ダニエル・カルタジローン等。

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1 壮大な映像ファンタジー
投稿者:Autumn 投稿日時 2008/9/14 14:00:37
更新日時 2008/9/14 14:00:37
舞台は1915年のLAの小さな病院、ベッドで動けないスタントマンと、腕を怪我した少女との、狭い空間の交流ですが、それと対照的な、彼が話す物語の壮大な空間の広がり。

アフリカの広大な砂漠と空、フィジーの蝶のイメージの小さな島、象が泳ぐ青く澄んだ海、等の大自然、アンコールワットや万里の長城、視覚にインパクトあった、階段が幾何学模様になったインドの井戸の遺跡、彼らの衣装、特に悪役オウディアス総督の婚約者の、顔を隠す半透明の扇子状の覆い、優雅な赤いドレス、バリの独特のエスニックな群舞等、映像的に盛りだくさん。

婚礼シーンで、イスタンブールで撮影かと思いますが、「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」で見た、トルコの伝統回転舞踊「セマ」や、ラストで少女が復活したスタントマンのイメージで見る、チャップリンやキートンのサイレント映画の断片等、多彩で壮大な映像の数々で、劇場で見た価値はあったかと。

ストーリー的には、総督にそれぞれ恨みを抱く5人の戦士達が、復讐に立ち向かう、やや血なまぐさい冒険劇、人生に絶望したスタントマンの心象でもあってか、折に触れ建物から人物が落下していくシーンが織り込まれたり、スタントマン(=黒山賊)、看護婦(=総督の婚約者)、少女達も物語の中に入り込んでいて、

元々アクション志向の作品かもしれないですが、個人的には、美しい風景の数々を背景に、もう少しソフトな寓話的(例えば「ハーフェズペルシャの詩」のような)物語の方が、好ましかったかと。

物語に熱心に耳を傾ける少女が、純真に登場人物達を気遣う様子も印象的、スタントマンがこの物語を話すことによって、カタルシスになり何か心が開放される感もあり、現実と空想がらせん状に進む、独特な味でした。(訂正再投稿)
 
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