| 映画 |
|
||||||
|
先日19日(金)市川準監督の訃報がありました。新作「buy a suitスーツを買う」の編集作業中倒れ、脳内出血にて、とのことで享年59才、やや驚いたニュースでした。改めて、ご冥福をお祈りします。 映画評論家白井佳夫さんは「社会的、人間的なテーマをきちんと伝える作品を作り、(CM業界という)異分野から参入した映画監督としてトップの才能だった」等と語っていたり、各方面で突然の逝去が惜しまれているようです。 市川作品は私は見ていたのは「BU・SU」「つぐみ」「ざわざわ下北沢」「トニー滝谷」「あしたの私のつくり方」等、劇中の柔らかな空気感、スタイリッシュな映像、肌暖かさある視点等で、好きな監督の一人として挙げてもいたので、 今の所地上波での追悼放映予定等見当たりませんが、追悼、また自分の市川作品嗜好の再確認としても、気にはなりながら未見だった作品をDVD、ビデオで見ていこうかと思います。名は知れていてもDVD化されていないものも割とあるようで、意外でした。先日からダイアリーに数作書いたのですが、そのリンク等形としてスレッドにもしておこうかと思います。 ご覧になった、印象深い作品、お勧めの作品、市川監督ご本人に関するコメント等、ありましたらどうぞ!(投稿、ダイアリーコメント、メールでも結構です)<訂・修正、TB送受信の度に更新に。ダイアリー画面ではコメント欄クリックで投稿欄表示に> http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080919-00000048-mai-soci
|
| 新しいものから表示| 古いものから表示 |
|
||||||
| ’90年に深夜放映の市川短編ドラマ10編のオムニバスのもう1本。出演は沢田研二、田中裕子、岸田一徳等後の市川作品に出る顔ぶれ+大鶴義丹、中嶋朋子、川上麻衣子、羽田美智子等の若い頃の姿も。やはりほとんど2人芝居。<憂愁編>よりは登場人物間に通い合う密度を感じ、やはり余り東京舞台という特色は濃くはなかったですが、都会の一角、訳あり風日常を生きる人々を、捉える視線、そこはかとなく漂う哀愁、というテイストで並んだ作品群、でした。 http://diary.jp.aol.com/3h3mhcxmc/883.html
|
|
||||||
| ’90年にテレビ朝日系で深夜放映していた、市川ドラマの短編10編のオムニバス。出演は長塚京三、イッセー尾形、桃井かおり、あがた森魚等他の市川作品での顔ぶれに加え、佐野史郎、蛭子能収、増田恵子等多彩。各2〜3人芝居。最初と最後の段取り以外はアドリブ劇、の実験ドラマだったらしいですが、たとえ同じ空間にいて会話していても、心は噛み合ってないシニカルさ、それでもそれなりに時間を共有して、流れていく都会の日常の断片、というような印象、特に舞台は東京でなくても、という密室劇テイスト、ではありました。 http://diary.jp.aol.com/3h3mhcxmc/879.html
|
|
||||||
| 元教師の父の在宅看護をすることになった、小学校の教師の主人公、その家族、生徒達の姿を描いた物語。原作は重松清の小説。「病院で死ぬということ」('93)に続く、末期医療テーマの市川作品。主人公にテリー伊藤を抜擢、普段ラフで、そう熱血という訳でなく、”死”の意味を実感出来ない今の子供に戸惑う様子等、意外に自然に演じていたかと。「病院・・」と同様、適度な距離と温みを持って”死”を描いた作品、という私的感触でした。 http://diary.jp.aol.com/3h3mhcxmc/875.html
|
|
||||||
| 一般公開は来年5月、渋谷ユーロスペースにて、とのことで、やや先ですが、前途の通り20日(月)に東京国際映画祭で鑑賞して、感想、後日の同映画祭日本映画・ある視点部門での作品賞受賞については、スレッド「buy a suit スーツを買う」の方に書きました。 http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=9609
|
|
||||||
| 東京国際映画祭で、市川監督デビュー作「BU・SU」(’88)も、今夜(22日)21:20〜六本木会場で特別追悼上映されるそうで、私は先日ビデオで見直し、感慨新たな作品でした(BU・SU(’88))。この上映は見に行けませんが、もう一度スクリーンでも見ても、という作品の一つです。もしこの機会にでも、見に行った方の、感想、コメント等伺えれば嬉しいです。 http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=295 http://www.tiff-jp.net/ja/
|
|
||||||
| 原作は椎名誠の短編、タクシーの運転手(役所広司)と売れない小説家(真田広之)のフラストレーション、その爆発の様を描いたブラック・コメディ。真田広之「つぐみ」以外の市川作品出演作、ということでも注目でしたが、中盤から現実と幻想が交錯、それまでの作風から離れ、試験作のようですが個人的には後味今一つ、でも思いがけず好きなシンガー吉田美奈子の曲が劇中使われているのを初めて聞いたり、前半の流れる街の情景の味わいも、という作品、でした。 http://diary.jp.aol.com/3h3mhcxmc/865.html
|
|
||||||
| 市川監督の遺作になった「buy a suit スーツを買う」は、来年5月に公開のようですが、今日から開催の東京国際映画祭でも、日本映画・ある視点部門で、20日(月)14:20〜、23日(木)21:20〜六本木会場で上映とのことです。 この作品は、同監督初の自主制作、出演者は俳優陣でなくCMの仕事仲間達。大阪から、蒸発した兄を探して上京したヒロインの視点で、東京の街を描いた47分の短編。 市川作品を追ってきて、「東京夜曲」「・・兄妹」「・・マリーゴールド」等タイトルに入ったりもしていますが、思ったより舞台として、都会的過ぎない、何気ない味わいの東京の風景、を多く見かけてきました。前述のように、亡くなる直前まで編集作業をしていた、というこの作品にも、やはり東京という街への思いが込められている、と。 前売り券は完売、当日券はあるそうで、私は丁度市川作品を追っている折もあり、出来れば都合つきそうな20日の分を見に行ければ、と思っています。 http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=143 http://www.tiff-jp.net/ja/
|
|
||||||
| 病院での、患者、家族、医師や看護婦達の様子を描いた作品。ホスピス医師山崎章朗氏の小説が原作、医師役は岸部一徳。末期治療という重いテーマながら、基本的に固定カメラで患者のふとした日常の様子、心情が淡々と映し出され、折に関連ない外界の風景や人々の映像が入るのが、病院という閉じた場との対比で印象的、個人的には「BU・SU」「つぐみ」に次いで好感度の高かった市川作品、でした。 http://diary.jp.aol.com/3h3mhcxmc/861.html
|
|
||||||
| 同名舞台劇を映画化した市川作品。劇を書き下ろした三谷幸喜が脚色、少しだけですが出演も。暗殺された坂本竜馬の元妻(鈴木京香)、その夫(木梨憲武)、愛人(江口洋介)、元義理の弟の役人(中井貴一)の4人が繰り広げる人情コメディ。木梨憲武演じる夫の何とも人の良すぎ、ぎこちない愛情表現が印象的、コミカルでややほろ苦い味の市川+三谷作品、ではありました。 http://diary.jp.aol.com/3h3mhcxmc/857.html
|
|
||||||
| 先日「東京兄妹」を見て感想を書いた後、兄役の緒形直人の父の緒形拳さんの訃報があり、少し驚いたニュースでした。5日に肝がんにて、享年71才、とのことで、ダイアリー記事にも追記したのですが、改めてご冥福をお祈りします。 市川作品への出演はありませんでしたが、先月の同監督に続く、邦画界への衝撃で、直人氏にとっては、出演作の監督に続き、父の悲報、という事になり、様々な面の人間味、というものが滲み出るような演技の俳優、と思っており、数々の出演作があり、 私は土臭い「楢山節考」('83)での人間の生々しい葛藤、ナイーブな味が感じられたドラマ「ポケベルが鳴らなくて」('93)等、また数ヶ月前最新にDVDで見た「ミラクルバナナ」('05)での、ヒロインに協力する渋味ある紙職人役、等が印象的でした。先月末製作発表会見があったばかりで、昨夜から放映のドラマ「風のガーデン」が遺作になりました。 http://www.asahi.com/culture/update/1008/TKY200810070389.html
|
|
||||||
| 東京の都電が走る街に2人で住む兄(緒形直人)と妹(粟田麗)の姿を描いた市川作品。「東京夜曲」等と共に小津安二郎作品へのオマージュ、と言われるようですが、父と娘の物語「晩春」が重なったりしました。やはり都電荒川線の一両車両の電車、東京の一角のノスタルジックな風景も、肩寄せ合うような2人の風情に似合い、味わい作、ではありました。 http://diary.jp.aol.com/3h3mhcxmc/854.html
|
|
||||||
| 東京の下町に暮らす人々、彼らが集う喫茶店の女主人(桃井かおり)と、向かいの電気屋の息子(長塚京三)と妻(倍賞美津子)、その関係を軸に、過去にさかのぼる大人の恋を描いた市川代表作の一つ。どこにでもありそうな日常の中の、積み重ねてきた人生模様、背景の下町の日中の風景ショット、夜景等も印象的な作品、ではありました。 http://diary.jp.aol.com/3h3mhcxmc/853.html
|
|
||||||
| 「BU・SU」の翌年公開された、市川監督の2作目。ハナ肇とクレージーキャッツの7人が出演、長年勤めた会社定年退職を間近に控えたサラリーマンの、様々な心情、周囲の様相。同僚仲間としてクレージーの面々が、ラフに音楽を語り合ったり、送別のジャズコンサートでの演奏シーンの渋い雰囲気等も味わい作、ではありました。 http://diary.jp.aol.com/3h3mhcxmc/852.html
|
|
||||||
| 昭和30年代、駆け出しの漫画家達が集まっていたアパート「トキワ荘」、そこでの寺田ヒロオ、赤塚不二夫、藤子不二雄、石ノ森章太郎らの暮らしぶり、奮闘ぶりを描いた作品。面倒見のいい主演寺田役は本木雅弘、割と静かな熱演でした。漫画ブームの夜明け前、密かに東京の片隅でうごめいていた息吹、のようなものも漂うユニーク作、ではありました。 http://diary.jp.aol.com/3h3mhcxmc/851.html
|
|
||||||
| 東京舞台、ヒロイン田中麗奈と小澤征悦の、期間限定の恋を描いた青春ラブストーリー。原作は林真理子の短編「一年ののち」で、恋する男女の心理を鋭く突いた目線も感じましたが、市川風の切り口で甘酸っぱく何処か、のどかさ漂う作品でもありました。 http://diary.jp.aol.com/3h3mhcxmc/849.html
|
|
||||||
| この2年前、市川監督に三井のリハウスガールに抜擢された当時17才の池脇千鶴の映画デビュー作。漫才夫婦役沢田研二、田中裕子の大物に押されない存在感で、健気に崩壊する家庭を繋ぎとめようと、大阪を父を探して旅するヒロイン、後半やや切ない思春期ロードムービー風、でもありました。 http://diary.jp.aol.com/3h3mhcxmc/848.html
|
|
||||||
| 映画監督デビュー作、ヒロイン富田靖子の鬱屈した心が、文化祭で「八百屋お七」を踊ることをきっかけに、開かれていく、何気ないシーンや表情、原由子の音楽等、DNA的に懐かしい珠玉作で、私の個人的ベスト市川作品は双璧でこの「BU・SU」、「つぐみ」です。 http://diary.jp.aol.com/3h3mhcxmc/845.html
|
|
|