2008/9/15  21:57

イギリス一人旅  旅行

気づけばもう一ヶ月も前のことになってしまった。
とんとんと決まり、無計画にふらりと出かけた英国。

西洋カブレの私は、フランスを始め、ヨーロッパ諸国が好きである。
かつて知人に便乗し、ユーレイルパスで10カ国を一月で周ったこともあるし、一人でふらりと、これも無計画に、上記の10に含まれるのとそれ以外とを、ぐるりと数カ国、巡ったこともある。
しかし、英国には、何故か興味が無く、弟の付き添いで2度ほど行っては見たが、美術館一箇所以外は、自分が何をしたかった訳でなく、良くも悪くも印象を残さずに終わった。

今回は、あるご縁から、この時期に彼の国を訪れることになった。
目的地はスコットランド、スターリングであったが、陸路を利用するつもりであったから、ついでにロンドンにも宿泊することにした。
思えば、一人になるのは久し振りで、自由、と言う言葉を妙に意識してしまったら、これを利用しない手はないと、変に意気込んでしまい、ロンドンでの2日間は、美術館を出来るだけ多く廻る、という目標を立てた。
今までの旅であれば、一日に一箇所か二箇所の目的地を決め、それを達成しさえすれば、行きも帰りも寄り道は好きなだけ、目的も在って無きが如し、の自分には、珍しい計画だった。

結果、2日間で、延べ7箇所。
これだけ廻るとなると、どんないい加減な鑑賞をしたか想像に難くない訳だが、こんな喰い散らかしが出来るのも、入場料無料の恩恵である。
もっとも、私が観たのは常設展だけではない。これに、有料の企画展を加えると、もっと数が多くなる。

その内容が、素晴らしかった。
パリの美術館も日本とは比べ物にならないけれど、ヨーロッパ諸国それぞれが、これほど質の高い作品を、多く所有しているのかと思うと、日本へ帰るのは惜しくなってくる。
そもそも私が当初パリ滞在にこだわっていたのは、美術館の所蔵する作品の、質と量に起因する。それを展示する建物だって、これだけの規模は、日本では不可能だ。
それぞれの美術館を、もう一度ゆっくり廻るだけでも、ロンドンに戻る理由は充分にある。

スターリングは、人を訪ねるために行ったので、ゆっくり地元の空気を感じる間もなかったのが、少々残念なのだが、多分もう一度くらいは行くことになるだろう。
そして、そのときは、今回断念した、編み物の本拠地である、北方の小さな島までも、行けないものかと思案している。

パリに戻ると、熱烈な歓待が待っていた。
珍しく一人で家事をこなし、帰宅を喜んでくれた同居人を見て、もっと頻繁に旅に出ようと、こっそり心に誓うのだった。

クリックすると元のサイズで表示します



コメントを書く


名前
メールアドレス
URL
コメント本文(1000文字まで)


RSS1.0