2008/4/28  20:26

埼玉近美「丸木スマ展」準備  来客・取材

7月から埼玉県立近代美術館で開催される丸木スマ展の準備のために担当のO学芸員が来館。
午後いっぱいの時間を使って、出品候補作品の調査やポジフィルム・画像CDの貸出など、展覧会に向けてさまざまな準備作業を行いました。
現在リストアップされているのは、丸木美術館の所蔵品をはじめ、広島県立美術館や埼玉、広島の遺族が所蔵している作品約130点。このなかから出品作品を絞り込んでいくのです。
すでに作品写真は見て頂いているのですが、実物の印象はまた違うので、作品を見るたびにO学芸員と意見を交換しながら、「これはぜひ入れましょう」「ううん、これはまあ、出さなくてもいいかな・・・」と、最終的にはO学芸員に判断して頂きます。
同じような主題の作品が数点そろってしまい、「どれか1点を落としましょう」ということになると、これがなかなか難しい。
というのもスマさんの絵は、主題や構成が似ていても、表現の手法が全然違っていたり、色づかいが面白かったり、「これも見せたい」「あれも捨てがたい」と判断に迷ってしまうのです。
それでも、会場の広さには限りがある上、あまり似たような作品を並べても印象が薄くなってしまうので、思いきって選んでいきます。

額の状態や作品の亀裂など、保存上の課題もあらためて浮かび上がってきました。
展覧会まであと約2ヶ月。県立レベルの美術館でスマさんの個展が開催されるのは初めてのことなので、少しでも良い状態で作品を送り出せるように、修復家の方とも連絡をとりあい、できる限りの準備をしていきたいと思っています。



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