2008/5/18  0:46

平和な土曜日  家族

昨日は一日あれこれ忙しかった。私にしては、だ。

朝、雨戸を上げ下げする金具が長いこと故障したままなので、
部品をとりよせなければならず、おじさんが見に来た。
そのあと、うちのアパートの駐車場からエレベーターに乗るための鍵、
というのも長年故障していたのがようやく直り、
その鍵を大家さんのところに取りに行ったら、もう姑が持っていった、
といわれガッカリだった。雨の中でかけたのに。まあ良い散歩になった。

その後バスに乗って、町に靴を買いに行った。
去年の冬のセールで、明日着たい色ドレス用の銀の靴を買ったのだが、
あまり光らないラメの靴で、灰色にしか見えない。
それはセールだったし安物で先がまん丸のバレーシューズであまり舞台衣装ぽくないし、
普段履くことにして、もっと銀の靴が欲しくなった…どうせ一番前で聞く人にしか
見えないんだけど。前からチェックしていた靴屋で、銀のサンダルをゲット。

足の指は隠れていて、先はすっきりととがっている。後ろは紐だ。明日着るドレスは、
長さが裸足で床に触れるか、というくらいの長さなので、高い靴は履きたくなかったが、
一番低いので4センチくらいヒールがある。まあそのくらいは良いことにする。
別のドレスにも着れる。最近光物が流行っているので、普通の靴屋で光る靴が買えて嬉しい。

また、ドレスの上から羽織る良い色のストールがないので、デパートに直行。
ドレスと合わせたいのでドレスも持って行きたかったが、結局記憶をたどって、
似たような色の無地の安いストールをゲット。家に帰ってドレスとあわせてみたら、
ちょっとだけドレスより薄い色だが、全くの同系色だった。嬉しいことだ。
全く同じ色である必要はないのだ。丁度良い感じだ。

これで明日の衣装はバッチリだ。明日は穢れなき天使である。
どんだけぶりっ子かと思う。私にはぶりっ子過ぎる歌だ。まあそれも歌えるらしい、
と最近の新発見だが。合唱の人にも、貴女の声にぴったり!と言われたりして、
そういうイメージなのか!?と思う。きっとぶりっ子してるのだ、私は。
日本語だと素になれるが、外国語を話す私は、まるで良い子みたいなのだ。
だから私はこうしてブログで毒を吐く。

そして、買い物のあと次男を幼稚園に迎えに行き、次男がマクドに行きたいというので、
本当は公平に長男も連れて行きたいところだが、私もめんどくさかったので、
マクドにでかけた。子供達はマクド命だ。
私もまあ月に一度くらいなら付き合っても良いと思う。
夫ほどマクドを嫌っているわけではない。
ただ日本に帰国中に、マクドに行きたいとは思わない。

そのあと帰宅し、知り合いと長電話し、次男を姑宅に預け、
町について、ちょっとまだ時間があったので、H&Mでちょっと買い物をし、
指揮者と合わせをした。

まずテノールとソプラノだけの部分を合わせ、バリトンが到着するのを待ちつつ、
ピアニストとテノールと延々と喋り捲り、バリトン到着、全員で合わせをし、
トラムで教会近くのレストランに移動し、指揮者と歌手と大食いしたあと、
少しだけ時間があったので、ちょうど近くのギャラリーのオープニングへ
招待されていたので、ほんの10分ほど顔を出した。
何でも日本にインスピレーションを得た、という金持ちオバサンの展覧会だった。
どうってことはなかったが、寿司があったので少し頂いた。
夕食後だったが、美味しかった。

そのあとオケ合わせで、いつもの合唱とオケと再会、親戚に会いに行くような感じだ。
ファミリー状態である。もう緊張もしない。皆信頼してくれている。
ありがたいことである。

私の出番まで教会で凍えてしまい、上着もパシュミナも持っていったが、まだ寒く、
H&Mで買ったばかりのスカートをジーンズに上に重ねたいくらいだった。
教会の客席はしんしんと冷えるので、ライトが当たって、人の多い舞台に行っても寒い。
とにかく、冷え切って、私の歌う箇所が終ったら休憩になったので、
先に帰らせていただいた。フィナーレまでいなくてもいい、という曲は珍しい…。
フォーレのレクイエムもそうだが、とにかく1曲だけなので済む。
10時くらいで、徒歩で帰ろうかとも思ったが、夫が子供と車で迎えに来てくれて、
帰宅。皆すぐに就寝し、私はちょっとネットを徘徊し、オケ合わせの興奮を冷ました。

ま、そんな一日だった。

今日も稽古の予定だったが、まあ私はどうってことないので、一日家にいる。
昼は姑宅の庭で、イワシをバーベキューにしていただいた。
近所の魚屋にイワシを買いに行き、家で腸を取った。
小ぶりなので大量にあった。次男も魚を触りたがった。
私は1人でチャンチャン済ませたいのだが、やりたいと言って聞かないので、
一匹手渡すと、気持ち悪い、と叫んでいなくなった。だから、いわんこっちゃない。

スパイスやハーブ、オイル、ビネガー、レモン、玉ねぎニンニクなどでマリネし、
夫がバーベキューで焼く。とても美味しかった。
雨が降ったり止んだりだが、晴れているととても気持ちの良い週末だ。

これから長男が誕生会に行っているのを迎えに行く。次男は寝ている。
夫も寝ていた。どうってことのない、平和な土曜日である。

2008/5/17  7:00

仕事モード  

さてさて日本の感想文は、まだ続けて書こうかどうしようか、って感じだ。
記憶も薄れる一方だ。

とりあえず、今日から年の数回オンリーのお仕事モードである。
今回は、1曲バリトンとのデュエットがあるだけで、以上だ。

今日はソリスト合わせのあと、夕食をとり、その後オケ合わせをしてきた。
私の曲は、思ったよりテンポが遅かったので、少し慣れる必要があるが、以上だ。
まあ問題ないだろう。良いコンサートになるだろう。
合唱も素晴らしかったし、オケもよかった。楽しみだ。

曲全体は結構長いが、私は、それはもう可愛く天使のように穢れなく歌うだけ、だ。
全然難しいこともないし、低くも高くもないし、テクニック的にも大変ってことはない。
どれだけ天上の天使モードになるか、が鍵だ(って、それだけか!)。
作曲家が愛して止まないソプラノに捧げた美しい曲だ。
気を引きたかったんだなあ、と思われる。21歳の頃だそうだ。
指揮者にも、無垢な感じで、と言われただけだ。
バリトンがガーガー歌うので、つられそうになるが…気をつけたい。

会場は教会だが、異常に寒く、私は自分の歌う曲が済んだら帰宅させていただいた。
待っている間に冷え切ってしまった…当日も寒いだろうから、もう5月なのに
冷え対策をしなくてはならない。スリップドレスにスカーフの予定だったが、
何か上着も足す必要があるかもしれない。

前回、歌い甲斐のないというか、あまりアドレナリンを感じないというか、
ハードルが低すぎてこけないように気をつける、みたいなコンサートだった。
曲も、うーん天才は凄い、って感慨が少なく、小品として可愛い、という程度の感想だ。
まあこんな曲もあるんですよ、と、ご紹介できたのは良い事だが、
あれだけ地味でマイナーな曲だと、チケットを売るのも一苦労だったことろう。
ソリストにお金をかけない、という方針だったのも、コンサートの質に影響したが、
聞いた人(身内でない人)にとって、どんなコンサートだったんだろう…。

今回は、まあ全体を聞いたら、きっと派手で豪勢で荘厳なことだろう。
うまく演奏されれば、きっと良いコンサートになるだろう。
今回は、この団体にしては、やや気合の入ったソリスト陣だ。私以外は他所の人たちだ。
他所の歌手たちには、交通費と宿代を払うのだ。気合が入っているではないか。

私も日本人で見るからに超外人だが、実はお金のかからないジモティー歌手だ。
テノールとバスは、どちらも1度ずつ共演したことがある。
ジモティーテノール、ジモティーバスより、ずっとマシな人たち、という印象がある。
二人ともまだ40代とかだろうが、スキンヘッドで、私は両手に花、ならぬ、
両手にハゲ、状態になるだろう(超失礼)。いっそ、私も剃りたいくらいだ(嘘)。

また今日しっかり観察したところ、私が3人の中で一番でかいので、
ヒールははかない方が良い。でも4センチは履いてしまうが…。10センチはやめよう。
まあ良い。1曲歌うだけだ。

実は7月に本番が入ることが最近決まり、その曲の方がガーガー歌います!
という感じなので、すっかりそっちばかり歌ったりしている…
まだ今週末があるというのに…。

7月の曲は、イタリアものだ。宗教曲には変わりないが、むやみに派手な曲である。
宗教曲にありがちな神々しさとか、敬虔な感じが、いまいちなく、元気で明るく、
悲しい曲も、一応短調にしてみました、ちょっと悲壮感ぽい?という感じだ(偏見)。

イタリアモノは、昔からイタリア古典歌曲に始まり、モーツァルトのオペラアリアやら、
あれこれ歌ってきたし、リサイタルなど必ずイタリアのオペラアリアを入れたりするが、
こうしてオーケストラをバックに全曲歌う、コテコテイタリアモノは、
実は初めての経験だ。

今まで頼まれて仕事で歌ったイタリアモノは、ベリオだったり、現代オペラだったりで、
コテコテイタリアモノ、というより、超現代モノばかりだった。
7月は記念すべき、初コテコテイタリアモノ全曲である。

しかしながら、私は子供の頃からバッハとかモーツァルトとか、
ロマン派やらもっと近代寄りの音楽が好きで、ずんちゃっちゃー、という感じの伴奏系、
じゃじゃーーーん!というカラ元気なファンファーレ風、など、昔から軽蔑している。

初めてヴェルディのレクイエムを合唱で歌ったときも、実は、下らない歌だ、と思った。
今では惚れているが…今でも実は部分的に嫌いだ。Quam olim abraeのところとか嫌いだ。
あのメロディが何度も出てくると、イライラする。
私はイタリアオペラも、実はあまり好きではない。ヴェリズモ以降は別だが…。
ヴェルディは偉大だとは思うが、凄く好きではないかもしれない。
ヴェルディはカバーで一度オペラ全曲を見たが、確かに歌い甲斐はあるのだ。
歌っていると充実感で満ち満ちてくる。というか、全身全霊で歌うしかない。
激しいアドレナリンが必要だし、稽古が終わるたび、疲労困憊して脱力してしまう。
そういう快感はよくわかるが、本当に好きかどうかはわからない。

まあ良い。次の曲はロッシーニだ。実はロッシーニはさらに好きではない。
ベルカント系は実は昔からあまり好きではない。
とにかく昔から、ズンチャッチャ系の伴奏が苦手なのだ。子供のピアノ曲か!と思う。
オーケストラで、ズンチャッチャが続くと、ウンザリしてしまう。
和音が、また単純明快でイライラする。私は濁った和音命なのだ。
1の和音、5の和音、属七の和音の繰り返し、みたいに感じる。つまらない。

また、下手なプロダクションだと、単なる声自慢!で、ドラマが希薄な気がする。
とにかく美声で、さらに上のEsが決まれば、全てOKみたいなところもあり、
だからなんだよ、と思うのだ。まあ好きな人には、この声自慢が醍醐味なんだろうが。
私はそれ以上のドラマを感じたいのだ。

ちなみに、私はひねくれものだ。
ベルカント命の方には不快だろうから、スルーでお願いしたい。

まあでも、なんにせよ、歌うことは好きで、頼まれると単純に嬉しいので、
ろくに曲は知らなかったが、今年の夏は予定もないので、
ロッシーニでも大喜びで歌うと言った。
暇だけど、ロッシーニは好きじゃないから歌わん、というほど偉大なディーヴァではない。

それに、この夏は数年ぶりに、オペラをしない音楽祭には声がかかっていないので、
今までできなかった7月の仕事もお引き受けできる。

ま、苦手なベルカント系とはいえ、何曲かアリアは歌ったことがあり、
どの曲も聞いているより歌っている方が楽しい、というタイプの曲だ。
オーケストレーション、和性感は楽しめないのだが、とにかく、
声を出して出して出しまくる、という楽しさがある。歌っていると快感なのである。
ベルレクもそうだ。聞いているより、歌っている方が楽しいのだ。
何度も歌っているうちに快感になる。爽快になる。

しかし、共演者が誰かも聞きたいところだが…またジモティ男性歌手なんだろうか。
だとすると、アンサンブル曲もあるし、かなりゲンナリだ。

と、別の本番を目前に、2ヶ月先の曲にすっかり気分が飛んでしまっている。
まだ一応7月まで時間もあるんだから、今は週末の曲に、集中しなければならない…。

まあでもとにかく、今日聴いた感じでは、とてもいい感触だった。
明日の稽古は来なくて良いといわれた。一日新しいテンポに慣れる練習をしよう。
当日が楽しみだ。

2008/5/16  1:08

日本人女性のスタイルと好みなど  日本

最近前髪がダラダラと長くなってきた。日本で美容院に行ったときも、
帰国する予定がなかったから、地元で数週間前に行った美容院でも、
私の前髪は今丁度いいから、と言って全く切ってもらえなかった。

今、前髪が伸びて超うっとうしいので、今日そこら辺にあった黒いパッチン留めで、
私立の小学生のように、前髪を七三に分けた状態で留めていたら、
次男に、お母さんかわいくない、と言われてしまった。

最近ドライアイで、日本で新しい眼鏡を作ったので嬉しくて、普段眼鏡をかけている。
そして前髪を七三にしてパッチン留めで留めていたら、
本当にかわいくない、怪しげなアジアンオバサンだと自分でも思う。
ここまでダサいのも中国人みたいでダサ可愛いと思ったが、息子は気に入らないようだ。

私立、といえば、美容院で読んだVeryとかいう雑誌。いつものことながらイライラする。
コンサバ幼稚園と、ラジカル幼稚園?だったか、私立と公立と言えばええのに、
と思う。イベントの時のママの服とか…もうこんなこと気にしなくちゃならないなら、
私は絶対日本には住めない。もちろん気にしないママもたくさんいると信じたいが、
私は昔から女性ファッション雑誌に踊らされがちのアホな人間なので、逃げるに限る。
現在、本当に私は気楽な園児のママである。イベントもないし、送迎もすっぴんでOKだ。
可愛いコートで、中に着ているものを隠したりしなくて良いのだ。
ホントに、それパジャマか、てな格好のお母さんもいる。私はそれに比べたらマシだ。

昨日、ハーフの娘さんが、今一時的に日本に住んでいる、という人と話した。
その娘さんは、日本の若い娘の着ている服が挑発的で驚く、と言っていたそうだ。

確かにそう思う。ここらの近所で見かける若い娘さんたちは、大体ズボンをはいている。
胸元が開いていて、デコルテを強調している女性は結構多い。日本より多い気がする。
日本で胸元はあまり強調されない。ちょっと許されないような感じだ。
特に胸がきれいだったり大きい人とかが、やたら胸の開いた服を着ていると挑発的だし、
私のように胸板の肋骨を何本も見せるのも、あまり見てくれのいいものではないが、
逆に貧乳の人のほうが、堂々としていられるようなところもある。
明らかな胸の谷間、なんてものを見れるのは、せいぜい水着のときと、叶姉妹くらいだ。

ただ、そのハーフの娘さんは、日本人は脚を出しすぎている、と言っているようだ。
ここらであんなミニスカートを履いてたら、お尻触って頂戴と言っているようなもので、
あんな格好では強姦されても仕方がない、と言っていたそうだ。

確かに、私も帰国中、街中で生脚をばーっと出している人たちをたくさん見た。
まあ大半の人は、レギンズ(スパッツ)を履いて、控えめにミニワンピースとかを
着ていたが、脚に自信のある人は、惜しみなく出しているようだった。
確かになかなかキレイな脚だった。真っ直ぐで結構長いのだ。若い人は素晴らしい。

そもそも、日本の女子高生がやたら短いスカートの制服を着ているのは、ここ20年定番だ。
私の子供のころのツッパリは、引きずるくらい長いスカートを履くのが定番だった。
大映ドラマで、皆凄い格好と化粧と言葉遣いで、激しく啖呵をきっていた。笑える。
積み木くずし、不良少女と呼ばれて、の時代だ。
そんな人は今時いない。今はツッパリでなく、なんと呼ぶのだろう。
ヤンキー?これも死語?

とにかく、スカートを履く人がこの辺にはとても少ない。
特に私の行動範囲では少数派だが、日本にはスカート派が半分以上はいるかと思う。
しかも、フリフリとしたスカートとか、とてもとても甘口だったりする。ビックリする。
私も膝丈スカートを地元で最後に履いたとき、ちょっと気味の悪い思いをしたので
(自意識過剰かもしれないが、危険を回避したいと常に気をつけて生きているのだ)、
それ以来ジーンズ一辺倒である。

まあミニスカートはさておき、今回帰国して感じた別のことは、50代前後の女性。
中年の女性も、今までは、中年ならでは、というコンサバな格好をし、
オバサンヘアの人だらけだったのが、脚の形にあった素敵なジーンズを履いたり、
髪も長めでシャギーが入っていたり、若々しく綺麗にしている女性が激増した気がする。

これは良い傾向だ。キレイな格好をしているオバサンというのは、
今までリッチな階級に限られていた気がするが、今回見たお洒落な女性達は、
若作りでイケイケということもないし、年相応でありながら、それほどお金もかけず
さりげない感じで、好感を持った。こういう女性が、次回の帰国で増えると良いなあ。
こうして女性はどんどん進化していくものだ…内容は知らないけれど。

激増と書いたが、数人かもしれない。
今までは、その年代の女性に感心したことがなかっから、今回とても印象に残っている。

去年帰国したときも書いたが、いろんな女性を観察して、この人は美人なのに、
なんでパンクみたいな格好なんだろう、何で謎のスタジャンを着てるだろう、
何で髪を黄色くしてるんだろう、なんで品のない格好をするんだろう、
なんでもっと似合う服を着ないんだろう、という感じの若い女性をたくさん見た。

仕事柄、とか、好きだから、なんだろうが、本当に似合ってなくて、残念と思われる。
まあ似合っていれば、なんとも思わないし、ぶちゃいくなO脚とかは
ぶっちゃけ私はどうでも良いのだ(爆)。美しい人が残念なスタイルをしていると、
一緒にショッピングしたくなる。ユニクロでも良い。
貴女にはこういう服がホントは似合うのよ!!!と口は出すが、金は出さない(ドケチ)。
超おせっかいの余計なお世話なんだろうが…。

と、人の文句はいくらでも言う私だが、私も自分のスタイルを確立していて、
自分に似合うものを知っているシックな落ち着いた女性になりたいものだ。
これは永遠の課題だ…。ま、安物ばかり買っていて、そんな女性になれるのか疑問だ。

日本で、眼鏡屋の待合室にあった雑誌の、星占いのページをボケッと見ていたら、
2008年はそろそろ、良い物、贅沢なものを見る目を養おう、と書いてあった…。
免税で良い化粧水を買おうと思っていて、買えなかったが、
結局スーパーでニベアヴィザージュの化粧水を買ってしまった私。

これが私だ。もう10代じゃないんだからねえ。3ユーロなんてねえ。
まあ、肌の調子は良いのでこれで良いことにする。何せ、3ユーロだ。
ケチケチせずふんだんに使えるのが良い。美容液は免税で買ったヤツなので、
ちょっと格が違うのだ。肌が驚くかもしれない。
きっと違いすぎる。…次はマシな化粧水を買おう。

ちなみに、2007年は跳躍の年だったそうだ。そうかもしれない。楽しかったし。
今年は少し地味らしい。それもその通りだ。あまりそれ以上は覚えていない。
ただ、そろそろ贅沢品を見る目を…ってのは、私の安物買い人生ズバリだったので、
笑ってしまってよく覚えている。

星占いなんてすっかり遠ざかってしまったものである。
んなものは、もう気にしていられない。

2008/5/15  3:05

数年越しの初体験  日本

数年前から日本に存在していて、気になっていたことで、今回初めて体験したこと。
スイカとデジパだ。ホットヨガも経験したかったが、時間的に難しかった。

スイカは素晴らしい…どうも噂だと、西瓜、みたいに発音してはいけないらしいが、
浦島オバサンは反射的に西瓜のイントネーションで発音してしまう。
本当に便利な時代になった…JRに限らず、地下鉄だろうが私鉄だろうが、都電も乗れた。
バスも乗れた。これはしなかったが、自動販売機や、レストランでも使えるようだった。
感動的だった。今まで、切符売り場に並んで、料金を調べるのが面倒だったのだが、
自動改札でもうスイスイである。これさえあれば、うちの夫が日本に来ても、
かなり自立した生活が出来ることだろう。乗換えとかあると厳しいかもしれないが…。

日本の電車は本当に素晴らしい。時間も正確だ。駅スパートで調べた通りに電車に乗れば、
待ち合わせに遅れることもない(といつも遅れていたが…)。素晴らしい国だ。

これで、スイカがプラスされて便利を極めた。
私は財布にスイカを入れて、自動改札を通るたびに、子供みたいにワクワクした。
財布に入れたままで良いのだ…素晴らしい。チャージもやってみた。
別にする必要もなかったが、一緒にいた友人がチャージする、というので、やり方を見て
私も単にやってみたかったから、チャージしてみた。日本の進化は素晴らしい。

また、遂に今回デジタルパーマというものをかけてみた。
私が毎回惰性で行く美容院にはデジタルパーマがなく、
前々から興味があったのに、かける機会がなかった。
別にどうしてもそこに行かなければならないわけではないのだが、何となく通っていた。

そんな中、開店したばかりの美容院が、特別料金でいろいろやってくれる、
というチラシを発見、ウハウハして出かけた。デジパも特別料金だった。
その日はいろいろ事務的用事がたくさんあって、夜は夜で約束があったが、
用事が思ったより早く済み、午後少し時間が出来たので、
予約もしないでその美容院に行ったら、デジパもOKということでラッキーだった。

美容師さんも、店長やら何やらクラスがあって、どのレベルの人に頼むか、
というシステムだ。私は誰も知らないし、とりあえず初めての人にお勧め、
という、コンクールでも良い成績、というクラスの美容師さんにお願いすることにした。

私は今回、あまりたくさんシャギってもらいたくないと思っていた。
デジパは、太目のロットでまいてもらい、巻いたロットにコードをつけて
熱を与えるようだ。ホットカーラーでパーマをかけるみたいなかんじか。
かなり重かった。その日はいい感じにブローもしてもらえ、満足した。
私の担当は、その日だけ、特別にその支店に助っ人として派遣された、
銀座支店の美容師さんだった。銀座支店、と聞いて、単純に嬉しくなるアホな私。

ただ、帰国前にやった白髪染めが流出してしまい、超茶髪状態になってしまった。
というか、このデジタルパーマも、その後洗髪し、あまりシャギーを入れなかった結果、
ソバージュみたいになってしまった。茶髪のソバージュなんて昔のツッパリみたいだ。
ただ昔のツッパリと違うのは、白髪がかなりある点である(爆)。

新たに毛染めをする勇気もなく、また今週末の本番を前に自分で白髪を染めたところ、
今度は、せっかくのデジタルパーマが流出してしまったようだ。
黒くなり、ソバージュは軽減した。改心したツッパリのようだ。
メッシュもすっかり消えてしまい、全体的にのっぺりと黒くなった。

着る予定の色ドレスに合わない、と思われるほど真っ黒になってしまった。
真冬に真っ黒なのは好きだが、もう夏が始まろうというときに
こんな黒くなるはずではなかった。
日本にも最近入っている、ロレアルのアンモニアの入っていないヤツの、
ブラックチョコレートは、かなり黒くなる…。私の地毛の色以上に黒い。
今回は仕方がないが、次回からは要注意だ。

2008/5/14  3:12

天候と天災  日本

去年も春の帰国だったが、もうちょっと肌寒かった記憶がある。
今年は、着いた日と翌日くらいは思ったよりは涼しかったが、
それからはずっと良い天気で、半そででも大丈夫な日もあった。
私はジャケット類を大量に持っていったが、結局着なかったのが2着あった。
全くそんなには必要なかった。

日本で半そでを着るなんて、本当に10年ぶりとかそんな感じである。
いつも何故か冬場とか、秋、春の帰国になる。
今回はGWにかかったが、それも久しぶりだった。
日本は皆さん昔から季節感を大切にする国民で、春らしい色の服を観察して楽しかった。
今日も出かけて観察したが、まだコートを着ている人たちもいれば、
真夏のような格好の人もいる。欧州は全体的に黒っぽく、季節感がイマイチだ。
日本の四季を楽しむ心意気は、素晴らしい。色や素材感で、季節を楽しむ国民だ。

成田からバスで実家に行くとき、久しぶりに田んぼを見た。
車の高さからは見えないが、バスの高さからだと田んぼが見える。
美しい日本を見た気がする。息子にも、あれが田んぼで、米を作っているんだね、
田植えをしている人もいるね、などと大騒ぎしてしまった。
息子は田という字を知ってる、と、宙に書いていたが、書き順がめちゃくちゃだった。
それでも田んぼを見せることが出来たのは嬉しかった。
子供にはいろいろ見てもらいたい。

さて、今日から学校が始まった。このアパートは、外の温度と関係なく、
春から秋までずっと暑いが、今朝は外との温度差が激しく、
家の中では半そででOKでも、外ではジャケット必須だ。
体温調整に気をつけなければならない。私もボケボケしているが、実は本番直前なのだ。
マロニエの花が咲き乱れ散りまくり、地面はフューシャピンク状態である。
花のにおいが凄い。バラも狂い咲きだ。花粉は吹雪のように散っている。
すごい季節になった。

さて、ミャンマーでサイクロンが起こり、中国でも大地震が起こったらしい。
たくさんの人が被害にあっているようだ。心が痛む。

帰国中数回地震があった。飛行機が揺れるのもイヤだが、久々の地震も嫌なものだ。
若い頃は夜中地震が起こっても眠りが深かったのか、起きることは珍しかったが、
ここ最近子供が生まれてからは、ちょっとしたことにもすぐ起きるようになってしまい、
地震にも即効で目を覚ましてしまった。

日本は災害のある国だということを忘れてはいけない。
いつでも大震災が来る可能性がある、と思って生きていないといけない国なのだ。
全く、こんな心境で生きている日本人と、地震なんて経験したこともない国の人では、
生き方というか、哲学が変わってくるはずだ、と思う。

滅びの美学とか、盛者必衰、驕れるものは久しからず、姿あるものはいつかは壊れる、
と思って生きている人たちの中で、私は生まれ育ち、今は全くそんな考えのない人と
一緒に暮らしている。この差は大きい。日本人は、まあいいか、しょうがない、
と諦めないと、やっていけないのだ。天災には適わない。歯が立たない。
天災は有無を言わさず唐突にやってきて、それまで築き上げてきたものを、
一気に全てダメにするかもしれない。
日本ではそんな歴史をずっと繰り返してきたわけである。悟りも開くはずだ。

また災害などに備えて、しっかり蓄えたりする気持ちも生まれるわけである。
備えあれば憂いなし、である。うちの夫など、全くそんなことを考えるわけもないし、
また、考える必要もないのだろうが。いろんなカルチャーギャップがあるが、
ま、とにかく全てにおいて根本的に違うのだ。面白がっていないとやってられない。

心の片隅で、常にそういう備えをしておかなければならないのが日本なのだ。
夫など、地震など来たらどれだけパニックになることだろう。
そういえば実際一度彼も日本にいたとき、どうということもない地震が起きて、
凄く慌てて飛び起きていた。私が、地震だね、まあ寝てなさい、
とつぶやきながら眠り続けていた、と人に話して面白がっているが、
日本人は小さな地震ごときでジタバタしない強さがあると思う。
夫など大変なパニックだろう。本当にこの辺、違う国に来てしまったなあと実感する。

まあどっちが正しいくてどっちが良い、という話ではない。
それぞれの国でいろいろあるわけで、私のように自分の国を離れる選択をした人間は、
郷に入っては郷に従え、で住んでいる国の習慣を受け入れ、
順応していくのが必須なのだ。自分の選択に責任を取るのだ(悲壮感)。

そのための知恵としては、変化や違いを楽しまないことにはどうにもならない。
違うことを憂いていては、何の進化もないし、ユダヤ人や中国人のように
外国でも外人であり続ける共同体というのもあるが、
日本人としては、その辺しなやかに元気に臨機応変に、
対応していかなければと思うわけである。大変なことである。
と今更ながら思うようになった。あまり自覚していなかったが。

ま、今回は、地震もあったし、飛行機も揺れたが、無事子供達と往復でき、
健康で楽しい滞在を過ごすことが出来た。
飛行機が落ちるかも、とか、地震が起きて家がつぶれるかも、という心配は、
何となくいつも持ってしまう癖がある。子供と3人無事に帰国滞在が出来たのは嬉しい。

また、次男が日本滞在中入院したことが2度もあったので、
毎回子供達の健康状態が一番心配なのだが、その点は今回完璧だった。
子供達は鼻を垂らすこともなく、多少便秘気味でも元気そのものだった。
ありがたいことだ。

と、私達3人が今回無事に過ごせたからと言って、いつ大規模な地震が
また日本を襲うかと思うと、本当に心配な話だ。
家族や友人のことを思うと、本当に心配なことである。
と常にいつ来るかわからない災害を心配して、不安に過ごしているのも、あほな話である。
皆さん、充実した人生を楽しく過ごして頂きたいものである。

2008/5/13  0:07

買ったもの食べたもの  日本

今日は買ったもの食べたもの特集。

まったくユニクロには泣ける。今回はGW中で、特別価格がしょっちゅう設定されていた。
普段の帰国なら、2週間の滞在の1-2回の週末に、ちょっと安売りされるくらいなのに、
今回は休日のたびに安売りになっていたのだから、困ったものだ。

今日はこの値段なのに明日は原価に戻る、と思うと、買いに行かずにはいられない。
実家から徒歩で行けるユニクロがあるので、私は何回買い物に行ったかわからない。
原価でこれは良い、と思っても、安売りになるのを待っていると、
嬉しいことに次の休日には安くなってくれる。
休日はチラシを隅から隅まで穴が開くほどガンミした。

私は2週間限定滞在だったので、今日を逃してはもうこのお値段では買えない、
と思うと、まとめてどっさり買ってしまったりする。
もうユニクロを個人輸出する勢いの買い物だった。

日本の服は、普通サイズが合わないが、ここ最近流行の
だらしないチュニックワンピース系だと問題ない。
長袖だと変だが、夏の袖だと別に問題ない。
ほとんどユニクロでしか買い物はしなかったが、
段ボール1個分はユニクロ製品を買い尽くした。

私の洋服ダンスは、H&Mとユニクロで半々くらいになったかもしれない。
ユニクロは基本的に肌触りがいいのと、ガンガン洗濯しても、
ピシッとしていてくれるし、色もキレイなのが良い。
H&Mなんてそのシーズン着て着倒すが、来年になると悲しいくらいヨレヨレである。
モノにもよるが。

欧州でユニクロをウハウハ着ていても、フフン、あいつユニクロ着てる、
と誰にも思われないのもポイントである。
私だけでなく、子供や夫にもあれこれ買い捲った。夫も大喜びだった。
別に男物のシャツにしても下着にしても、似たようなものはどこでも買えるが、
縫製が良い気がするし、子供の服も長持ちする。
長男が着ていたユニクロ製品は、4年後次男が着る時もまだまだ良い状態だ。

今どきの服だと、9部丈クロップドパンツとかいうのも、
私には7部丈としてぴったりだった(苦笑)。
キチンとしたレギンズ(スパッツでなく)みたいに着れる。
7部袖でも、私には5部袖として丁度良いのだ。襟の開きもほどほどで良い。使える。
ただ、フルレングス、7部丈、5部丈パンツはやはり変だった。

ま、当分服は買わない、というくらい買った。
子供達の傘なんかも買ったし、ルームウェア系も買った。
全くどうかしているくらい買った。ユニクロ買いの銭失いである。

他には、子供達はジジババから色々買ってもらっていたようだ。
またオリジナル日本版遊戯王カードなどのコレクションが増えたようだし、
ぬいぐるみなども買ってもらったらしい。旅行するたびにぬいぐるみが増える…。
年に数回しか会えない孫は、甘やかされて大変だ…。
子供達はさぞかし幸せだったことだろう。

子供用には、GAPでポロシャツも買ったし、長男の靴も買った。
長男は幅広で甲高なので、日本の靴の方が合うと思われる。
欧州の靴は幅も厚みも足りないようで、履いているうちに靴のサイドが裂けてくる。
長男のサイズはなんと24センチだった。欧州では38とかだったが、24と聞くと呆れる。
ちなみにまだ8歳だ。この靴は長持ちしてくれると良いと思う。
本当にすぐダメになってしまうのは、靴の厚みが合わないからかもしれない。
まあ大抵、足が大きくなるのと靴が傷むのと同じタイミングで、
しょっちゅう新調しなければならない。

あ、あと、私もニューバランスのスニーカーを買ってしまった。
あまりこの辺では見かけない気がしたし、なんというか、ユーロ高なので、
何でもかんでも円で買いたい、という心境だった。荷物が凄いことになってアホである。

買おうと思っていた化粧品は結局買わなかった。飛行機でUV乳液を買っただけだ。
帰りの空港で巨大な化粧水を買おうと思ったが、乗り換えのとき没収されるかも、
といわれ、泣く泣く諦めた。ただ、化粧品は、皮膚科にお勤めの知人が大量に
サンプルを譲ってくれたので、それを今後チマチマと使っていこうと思う。
彼女のくれたサンプルは即効で、私の美肌育成大作戦は凄いことになっている。
日本の湿気の効果もあるだろうが、もう前代未聞のピカピカモチモチ状態である。
シミもやや薄くなったような気がしないでもない。
消えることはなくても、薄くなるのは素晴らしい。

さて、今回嬉しかったのは、長男がいろいろ積極的に食べてみようと挑戦したことだ。
今まで和菓子なども食わず嫌いだったが、アンコも餅も結構気に入ったようだ。
タラコや、納豆も気に入ったようだった。
今まで恐れて口にも入れなかったのが、今回は大進歩だ。

私はユニクロでもそうだが、今しか買えない、今しか食べられないと思うと、
それは意地汚く買い込み、食べまくってしまう癖がある。
また和菓子など、ユニクロ同然で、その日限りなのだ。翌日には硬くなってしまう。
今日食べるのが一番美味しい!と思うと、お腹が一杯でも食べてしまう。
この繰り返しだった。

寿司もたらふく食べたが、これは食べ過ぎたらしく、その後トイレに駆け込んだりし、
食べた甲斐のない女である。残念である。
こどもの日もあったので、ちまきやら柏餅など、かなり大量に頂いた。
ラーメン、タイ料理、フランス料理、沖縄料理、など、どれも泣けるほど美味しかった。

あと、モロゾフのチーズケーキが昔から好きで、友人が来るのを良いことに買ってきた。
ああいうネッチリしたチーズケーキが、ここらではなかなか食べられない。
自分で作りたくても、どのチーズを使って良いのかわからず、全然ダメなのだ。
久々のチーズケーキは、大層嬉しかった。

なかなか今、近所では食べられないものばかりだが、
帰国すると気楽に食べられるものばかりだ。
きっと日本で意地汚くあれこれ食べまくってかなり太ったことだろう。
また、何故か日本ではいつも便秘がひどくなるのが困りものだ。

とにかく実家ではだらしなく上げ膳据え膳で、私が料理したのはたった2回だった。
これから、外食も激減するし、私がおさんどんする毎日なので、
(と言っても、大した料理を作っているわけではないのだが)
日本では本当にダラダラと休ませていただけて嬉しかった。

2008/5/12  14:43

子供の成長♪  日本

続き。

というか、昨日書きたかったのに書き忘れていたこと。
カテリーナ・イズマイロヴァという女性について。

カテリーナという人は、超セクハラ舅と同居している、裕福な商家の美しい嫁だが、
肝心の旦那が淡白なのか奥手なので、欲求不満を抱えているところに、
魅力的な使用人が現れ誘惑に乗ってしまい、邪魔者をどんどん消していく。
かわいそうな人ではあるが、この恋人の出現で彼女はやっと幸せになったはずだ。
三面記事みたいな話だ。まあヴェリズモをさらにもっと激しくした感じだ。

若い頃見たときは、凄い大変なオペラだ、と思ったくらいであまり思い出もないが、
実際自分も年を取り、結婚などしてみると、身につまされる話という感じだった。
結婚相手との相性は、本当に見極めなければならない…。
一緒に見ていた友人も、他人事ではない、などと言っていたが(爆)、
頑張って夫婦仲良くして行こうとあらためて思わずにはいられなかった。

まあそんな感じ。

さて、そろそろ別の話に移ろう。

実家から時々小包が届く。子供達への誕生日とかクリスマスのプレゼントなどが多く、
あとは、私への郵便物やら日本食材やら、録画したDVDやら、時々送ってきてくれる。
その小包を開くと、実家のニオイが小包に焚き染めてあるように広がっていく。
このニオイは、小包を時々受け取るようになってから気付いたもので、
私が実家に住んでいた頃は、あまり気にとめてもいなかった。
慣れていて、全く感じていなかったのだろうか。

今回、成田からバスに乗り、ターミナルからタクシーに乗って実家に到着したとき、
この小包のニオイが私を迎えてくれた。そして、その時は実家のニオイを堪能したが、
着いた翌日には鼻が慣れてしまった。外から帰宅しても、全然感じることはなかった。
そして、一昨日家に帰ってトランクを開けると、実家のニオイが染み込んでいるのを感じた。
これもまた風化されていく。すでにノスタルジックな気持ちである。
こうしてきっと我が家にも、何か特別なニオイができていくのだろう。
家庭の歴史というか、年輪というか。

1年ぶりの実家だったが、なんだか突然廊下が狭く感じた。私が太ったのだろうか。
洗面台などもやたら低く、まるで前屈でもしながら洗顔しているようだった。
こんな低かったかと思う。10年以上も住んでいたのに驚きである。

私は子供達と和室に雑魚寝するのだが、この部屋の天井にぶら下がっている灯りを、
次男が引っこ抜いてしまった。私はあほなことにその時ぼけっと現場にいたのだが、
和室にありがちな、引っ張ると数段階に灯りがつけたり消したりできる奴だ。
本人はスイッチを引っ張りたかっただけだ、というのだが、
全く、長男も赤ん坊の頃そんなアホなことをしようともしなかった。
私は次男はターザンごっこをしたがったんだろうと疑っている。

そうそう今回は、全く時差の問題がなかった。
私は1回だけ明け方まで眠れなかったくらいで、
息子達は毎日12時近くまで起きてはいたが、翌朝9時とかには起きる生活だった。
私も1日を除いては、毎日子供達と一緒に就寝し、朝は明るくなると起床だった。
非常に快適であった。今とても眠いが、まあ学校もまだ数日始まらないし、
学校が始まる頃には、問題なく欧州時間に順応することだろう。

ついでだが、旅も非常に快適だった。一人旅だと退屈するが、子供達は良い道連れだ。
次男はコカコーラを飲み放題なのをいいことに、がぶ飲みするため、
やたら頻繁にトイレに行きたがるが、まあこうしてトイレに付き合い、
無理にでも動くのは良いことだ。帰り珍しく長男が酔ったようだが、
次男は飛行機でも結構寝たし、長男はゲームを自由自在に操るので、
これまたゲーム遊び放題という珍しい機会を、非常に有意義に楽しく過ごしていた。

子供達は出発前いつも激しく興奮するので、旅する高揚感が萎えてしまうのだが、
結局いざ出発すると、本当に旅慣れた様子で、飛行機で回りに迷惑をかけることもなく、
食事も楽しみ、ゲームも楽しみ、旅を楽しむのだ。成長したものだ。
今回は特に子供の成長を感じられ、嬉しかった。次男もすっかり子供らしくなり、
赤ん坊のいない旅というのは、何年ぶりだろう、という感じであった。

子供達は、やたら興奮するくせがあるが、やたら落ち着いていても気味が悪いし、
はしゃいで興奮するのは自然なことと思うことにしたい。
基本的に、どこに出しても恥ずかしくない、良い子供達に育っているなあと思う。
親バカだがこのまま真っ直ぐに育って欲しい。

喧嘩もするが、基本的に最高の親友同士でもあり、実家でも退屈しないで遊んでいた。
長男が1人の頃や、まだ次男が赤ん坊の頃などは、
日本に帰ると長男が退屈することもあったが、
今は二人で仲良く遊んで過ごしているようだった。
(というか、実は私がしょっちゅう留守していたので、
この点はジジババに証言していただいた方が正しいが…)

移動したりするときも、息子達は自主的に手をつないで歩き、微笑ましいことだった。
長男は、荷物を持つようにもなったし、今までの髪振り乱しての旅行、とは違った、
優雅な気分を味わえた。これからも、もっと優雅になっていくことだろう。

毎回驚くことで、またこれが私の一時帰国の第一の目的でもあるのだが、
子供達の日本語力はものすごく上達した。特に次男は、着いて早々、
長いフレーズをよどみなく話すようになり、本当に驚いた。
いろんな言い回しも学んだようだ。
これだけのためにも、帰国する意義があるというものだ。そしてこちらに戻っても、
日本で学んだ日本語力は落ちることがないのが素晴らしい。また次に帰国したら、
また上達するのだ。帰国しないわけには行かないというものだ。

2008/5/11  17:29

久々更新  日本

一昨日の晩我が家に着いた。2週間ぶりの我が家だ。
実家もよかったが、我が家も悪くない。
子供達には最愛の父親である。私には良い息抜きになるが、
息子達にとって存在感の大きな父親不在が2週間も続くと、やはり長いようだ。

2週間一度も更新することなく、結局我が家に戻ってきてしまった。
別に2週間それほど忙しくしていたわけでもないが、確かに、
普段こちらでまったりと生活しているのに比べたら、ほぼ毎日あちこち出かけていたし、
いろんな古い友人に会う機会もたくさんあったし、実家の家族とも話しまくっていたし、
時間があってもぼけーとテレビを見たり、新聞や雑誌を読んだりして過ごしていた。
ネットは、メールチェックくらいで、本当に殆ど見ることはなかった。

そんなわけで2週間更新をサボったが、時々更新してるかなと見に来てくださった皆さん、
やっと更新します。お待たせいたしました。というほど待ってもいないだろうが。

書きたいことはいろいろある。毎回帰国すると、祖国に戻ったにもかかわらず、
自分が外人みたいな気分になったりすることも多かったが、
どうしたことか、今回は不思議と日本人気分で、違和感を感じなかった気がする。
日本への批判的な気持ちが、今回はなかった。日本で凡庸な日本人として、
のんびり過ごす2週間を堪能した。どうしてかはよくわからない。

今日はまず、見に行ったオペラの感想を書こうと思う。
私はこのブログに、意図的にあまり固定名詞を書かないようにしているが、
今日は少し書く。今回、「ムツェンスク郡のマクベス夫人」というオペラを見に行った。友人が出るからだ。日本でオペラを見るのは、かなり久しぶりだった。

この友人とは、数年前ネットで再会した。再会した友人と言うのもおこがましい…。
かつては大学時代の大先輩だったが、ネット上で再会してから、
図々しくとても親しくさせていただいている。お互い欧州在住が10年を越え、
歌を続けていることや、いろんなカルチャーギャップなどの経験が似ているのだろう。
誕生日が1日違いとか、両親がインテリだったりとか、いろいろ似ているのだ。

とにかく趣味や性格に共通点があるので、他人とは思えないのだが、
私と違うのは、彼女は超努力家で、半端でない根性があるところで、
この点では似たもの同士、等とはとても言えない。

このオペラの主役に彼女が抜擢された話も、ネット上で聞いていた。大変な難曲だ。
私は今回帰国する予定もなかったので、この本番を見ることもないと思っていたら、
仕事のキャンセルなどもあったので、突然帰国することにし、
このオペラも見にいけるタイミングになったのだった。

このオペラの会場は、大学時代2回くらい合唱で乗った本番で使ったことがあり、
本当に懐かしかった。あんなに遠かったとは思わなかった…。

私が見に行ったのは2日目だが、友人の一人舞台だったと言っても過言ではない。
テノールも健闘していた。オケも合唱も皆大変だったことだろう。

このオペラは、欧州では比較的よく上演されている演目だが、一度日本で見たことがある。
確か、ロシアのオペラの引越し公演だったと思う。私が大学院の頃で、
当時の先生に、お前はカテリーナ・イズマイロヴァを歌うべきだ、と言われ、
引いた記憶がある。勉強せい、といわれ、はい、します、というような役ではない。
ミミとかスザンナとかとは違う。
とにかく滅茶苦茶大変な役である。友人は、本当に難役を完璧に自分のものにしていた。
あれだけの役を暗譜して、歌えた、というのは自信になることだろうし、
今後世界各国で歌っていくにも、これから武器になると思われる。

共通点がたくさんあると喜んでいたが、こうして彼女の舞台を見ると
彼女は私と違って努力の人だし、これからもっと活躍されていくことだろう。
彼女の活躍を、これからも心から応援していきたい。

というかんじで、これから数回にわたって日本であった出来事を更新していきたい。

2008/4/24  16:06

出発当日  日本

いよいよ午後には出発だ。

荷物もまあ大体まとまった。20度近いという噂なのでブーツとコートは出した。
少し半そでも入れたが、多分子供のポロシャツやTシャツはユニクロで現地調達する。
私用の服や靴は、悲しいことに全く現地調達できないので、既にいろいろ入っている。

トランクは既に一杯だ。いくらか土産の分が減るが、大したカサではない。
恐らく復路は、ダンボール2つくらい増えそうだ。
食品や本、ユニクロ商品など個人輸出するのだ。まあいつものことだが。

ここ数年、私は肌を全く放置していて、ろくな手入れをしていなかった。
まあ今も大した化粧品を使っているわけでもないが、いつも実家に帰っても、
家にある化粧品を借りたりしていた。荷物を減らす魂胆だ。
今回はいつもに比べると、使い慣れた化粧品を詰め込んである。
きっとまた、免税、ソニプラやドラッグストアでいろいろ物色することだろう。

子供達も、何時に出発するか、今か今かと楽しみにしている。
私はいつものことだが、旅の直前はなんとも気が重い。もちろん日本に着いてしまえば、
楽しみなことばかりなのだが、道中が長いので、調子よく旅が出来るか不安になるのだ。
昨日あたりから、どんどん気持ちが鉛のように沈んでいくのを感じている。

乗り換えはスムーズに行くだろうか、気圧の変化などで子供の体調が悪くらないか、
子供が行儀良く静かにしていられるか、周りの席に子供嫌いな人がいないだろうか、
スッチーはナイスだろうか、など心配は尽きない。まあ心配しても仕方がないが。

ブログを始めてから、一時帰国するのは多分3回目くらいだろう。
これもいつものことだが、帰国すると当然日本語漬けになり、
普段のように、日本語で何かを叫びたい!日本語で独り言を言いたい!
という欲求がまるでなくなるため、ブログを書きたいとも思わなくなる。
なので、明日から2週間、何度更新できるかわからない。
メールを頂いたり、コメントを頂いたら、チェックもしお返事もするだろうが、
更新は不定期になることだろう。あらかじめお詫びしておく。

戻ってきた後は、日本滞在の感想文を、数日に渡って更新することになるだろう。

子供達が健康で楽しく過ごせることを願っている…。入院とかはもうイヤである。
それでは行って来ます。

2008/4/23  1:26

準備着々  日本

最近雨が降ったり止んだり…あまり良い天気ではない。
日本に履いて行きたい歩きやすいブーツがえらく痛んでいるのに気が付いたので、
修理屋さんに持っていった。お願いしたら明日までに直してくれるそうだ。
普通1週間くらいかかるのだが。お値段も良心的だった。

帰国前はお土産を物色したりしつつ、また物欲が出てしまうのだが、
なんとドレスを買ってしまった。全く日本で着る予定もないのだが。
3割引だったし、持っていないグレーだったし、レクイエム系で重宝するだろう。
ってレクイエムをいつ歌うのか知らないが、とにかくいつか歌うためのドレスだ。
黒ドレスはまたいくらでも持っているのだが…もう着過ぎて飽きてしまった。

お店の人がドレスにも合わせられるという、薄い生地の黒いボレロを持ってきてくれて、
それがまた便利なものなのだ。これは既にもっているドレスにも使えるだろうし、
ちょっと肌寒いときや、教会であまり露出しない方が良い時、なども便利だろう。
迷わずセットで買ったが、安売りしていたので本当に良い買い物だった。しかし…。
嗚呼、日本に全然関係ないのに…予定外の散財をしてしまった。

大変な額のエアチケットもやっと手に入った…私のカード全てを使って払った。
今までは1枚のカードで買えていたのだが、今回は限度額が…と言われ、3枚である。
どうして今まで普通に買えていたのか、良くわからない。

まあ良い。私は2週間、心置きなく日本を満喫するのだ。
夫も来れそうにないようなので、残念ではあるが、
これで遠慮なくベラベラ日本語を喋り放題だ。
その方がはっきり言ってずっと楽だ。友人とも通訳などせず心置きなく日本語で話せる。

実家でも、夫がいないと多少気疲れしないで済むだろう。
しかし、私も昔に比べてもとさらに困った娘になったものだ。
ずけずけとものを言わないように気をつけよう、と今から肝に銘じておかなければ。
日本は、臭いものに蓋、だ。それでいいのである。それが平和と言うものだ…。

トランクを出してきて、荷造りも始めた。3人分なので大変である。
長男は相変わらず彼の布団を持っていくつもりらしい。寝るときなど手放せないらしい。
毎回のことだが、飛行機に持ち込むのだ。かさばって腹が立つ。
今年から布団はもう止めにしてもらいたいが、あれがないと眠れないらしい。

ブーツなど暑すぎるだろうか、上着はどの程度のものがいいだろうか、
タートルネックなど必要ないだろうか、ウールのニットはTooMuchか、
などいろいろ楽しく悩んでいるので、
コメント欄にアドバイスを入れてくれると大変嬉しく思う。

東京近郊の皆様、是非アドバイスよろしくお願いいたします。

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