2008/5/14  3:12

天候と天災  日本

去年も春の帰国だったが、もうちょっと肌寒かった記憶がある。
今年は、着いた日と翌日くらいは思ったよりは涼しかったが、
それからはずっと良い天気で、半そででも大丈夫な日もあった。
私はジャケット類を大量に持っていったが、結局着なかったのが2着あった。
全くそんなには必要なかった。

日本で半そでを着るなんて、本当に10年ぶりとかそんな感じである。
いつも何故か冬場とか、秋、春の帰国になる。
今回はGWにかかったが、それも久しぶりだった。
日本は皆さん昔から季節感を大切にする国民で、春らしい色の服を観察して楽しかった。
今日も出かけて観察したが、まだコートを着ている人たちもいれば、
真夏のような格好の人もいる。欧州は全体的に黒っぽく、季節感がイマイチだ。
日本の四季を楽しむ心意気は、素晴らしい。色や素材感で、季節を楽しむ国民だ。

成田からバスで実家に行くとき、久しぶりに田んぼを見た。
車の高さからは見えないが、バスの高さからだと田んぼが見える。
美しい日本を見た気がする。息子にも、あれが田んぼで、米を作っているんだね、
田植えをしている人もいるね、などと大騒ぎしてしまった。
息子は田という字を知ってる、と、宙に書いていたが、書き順がめちゃくちゃだった。
それでも田んぼを見せることが出来たのは嬉しかった。
子供にはいろいろ見てもらいたい。

さて、今日から学校が始まった。このアパートは、外の温度と関係なく、
春から秋までずっと暑いが、今朝は外との温度差が激しく、
家の中では半そででOKでも、外ではジャケット必須だ。
体温調整に気をつけなければならない。私もボケボケしているが、実は本番直前なのだ。
マロニエの花が咲き乱れ散りまくり、地面はフューシャピンク状態である。
花のにおいが凄い。バラも狂い咲きだ。花粉は吹雪のように散っている。
すごい季節になった。

さて、ミャンマーでサイクロンが起こり、中国でも大地震が起こったらしい。
たくさんの人が被害にあっているようだ。心が痛む。

帰国中数回地震があった。飛行機が揺れるのもイヤだが、久々の地震も嫌なものだ。
若い頃は夜中地震が起こっても眠りが深かったのか、起きることは珍しかったが、
ここ最近子供が生まれてからは、ちょっとしたことにもすぐ起きるようになってしまい、
地震にも即効で目を覚ましてしまった。

日本は災害のある国だということを忘れてはいけない。
いつでも大震災が来る可能性がある、と思って生きていないといけない国なのだ。
全く、こんな心境で生きている日本人と、地震なんて経験したこともない国の人では、
生き方というか、哲学が変わってくるはずだ、と思う。

滅びの美学とか、盛者必衰、驕れるものは久しからず、姿あるものはいつかは壊れる、
と思って生きている人たちの中で、私は生まれ育ち、今は全くそんな考えのない人と
一緒に暮らしている。この差は大きい。日本人は、まあいいか、しょうがない、
と諦めないと、やっていけないのだ。天災には適わない。歯が立たない。
天災は有無を言わさず唐突にやってきて、それまで築き上げてきたものを、
一気に全てダメにするかもしれない。
日本ではそんな歴史をずっと繰り返してきたわけである。悟りも開くはずだ。

また災害などに備えて、しっかり蓄えたりする気持ちも生まれるわけである。
備えあれば憂いなし、である。うちの夫など、全くそんなことを考えるわけもないし、
また、考える必要もないのだろうが。いろんなカルチャーギャップがあるが、
ま、とにかく全てにおいて根本的に違うのだ。面白がっていないとやってられない。

心の片隅で、常にそういう備えをしておかなければならないのが日本なのだ。
夫など、地震など来たらどれだけパニックになることだろう。
そういえば実際一度彼も日本にいたとき、どうということもない地震が起きて、
凄く慌てて飛び起きていた。私が、地震だね、まあ寝てなさい、
とつぶやきながら眠り続けていた、と人に話して面白がっているが、
日本人は小さな地震ごときでジタバタしない強さがあると思う。
夫など大変なパニックだろう。本当にこの辺、違う国に来てしまったなあと実感する。

まあどっちが正しいくてどっちが良い、という話ではない。
それぞれの国でいろいろあるわけで、私のように自分の国を離れる選択をした人間は、
郷に入っては郷に従え、で住んでいる国の習慣を受け入れ、
順応していくのが必須なのだ。自分の選択に責任を取るのだ(悲壮感)。

そのための知恵としては、変化や違いを楽しまないことにはどうにもならない。
違うことを憂いていては、何の進化もないし、ユダヤ人や中国人のように
外国でも外人であり続ける共同体というのもあるが、
日本人としては、その辺しなやかに元気に臨機応変に、
対応していかなければと思うわけである。大変なことである。
と今更ながら思うようになった。あまり自覚していなかったが。

ま、今回は、地震もあったし、飛行機も揺れたが、無事子供達と往復でき、
健康で楽しい滞在を過ごすことが出来た。
飛行機が落ちるかも、とか、地震が起きて家がつぶれるかも、という心配は、
何となくいつも持ってしまう癖がある。子供と3人無事に帰国滞在が出来たのは嬉しい。

また、次男が日本滞在中入院したことが2度もあったので、
毎回子供達の健康状態が一番心配なのだが、その点は今回完璧だった。
子供達は鼻を垂らすこともなく、多少便秘気味でも元気そのものだった。
ありがたいことだ。

と、私達3人が今回無事に過ごせたからと言って、いつ大規模な地震が
また日本を襲うかと思うと、本当に心配な話だ。
家族や友人のことを思うと、本当に心配なことである。
と常にいつ来るかわからない災害を心配して、不安に過ごしているのも、あほな話である。
皆さん、充実した人生を楽しく過ごして頂きたいものである。



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