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2008/5/4  14:08

中国人民(人民服)から中華民族(スーツ)に変わった中国!  自由社会主義
 5/6(火)〜5/10(土)までの間、中国の胡錦濤主席が日本を訪問されます。
 昨日の情報機関に引き続き、中国ではもう一つ気になる変化があります。

 かつての指導者は「人民服」を着て、大衆に呼びかける時も「中国人民」と呼びかけていました。
 しかし今は大きく変わりました。
 指導者は西洋風の高価なスーツを着て、中国国民に呼びかける時も「中華民族」と呼ぶようになりました。

 人民服については時代の流れもあると思いますが、「中国人民」をなぜ「中華民族」と変えたのでしょうか?
 中華民族とは孫文が使い出したことばです。
 もともとは自信を失った漢民族の誇りを取り戻すために使ったことばですが、国民党の中国統一が近づく中、他民族を含めて使い出すようになりました。
 しかしそれは「中国国民」の中に漢民族や他の諸民族がいるわけで、漢民族以外の民族を含めて「中華民族」と言うのはおかしなことです。
 ちなみにある中国のジャーナリストは、チベット問題のことを「人種問題」と言っているそうです。
 中華民族の中に民族闘争や差別はないからそういうのでしょうか?
 人種と民族の違いはないのでしょうか?
 情報機関の宣伝かもしれませんが、何かおかしくないでしょうか?

 中国人民か中国国民かは、共産党と国民党の重要な違いでもあります。
 そして中華民族とは国民党が使う漢民族の美称にすぎないのです。
 正確ではない知識を国民に広げれば、最終的に狂気しか招かないと思います。

 北京五輪開催にあたっては「中華民族の祭典」ではなく、「中国人民の祭典」と言うべきです。
 また西側に近い考え方をするのなら「中国国民」と言うべきです。
 中華民族が漢民族の美称でないとすれば、アメリカ国民をアメリカ民族と言ったり、旧ソ連国民をソ連民族と言ったり、アフリカ人をアフリカ民族と言うことと同じになってしまうわけです。
 そのように学術的に正しくない知識を国民に広げるべきではないと思います。
 北京五輪は「中国人民の祭典」であり「中国国民の祭典」なのです。

 中国では異民族にルーツを持つ人に胡の姓が多いようです。
 胡錦濤主席も異民族にルーツはあるのかもしれません。
 モンゴルの境界である延安にルーツを持つ中国共産党政府は、南方にルーツを持つ国民党と違い遊牧民族の気質が強く、民族意識はきわめて弱かったのです。
 毛沢東の流れをくむ指導者にとっては、「中国人民」のことばこそ大切であったと思います。
 北京五輪を成功を導くためにも五輪は「中華民族(漢民族)の祭典」ではなく、「中国人民の祭典」もしくは「中国国民の祭典」とするべきです。

 その上で日本のように民族迫害と民族犠牲者への誠実な追悼の気持ちがあって、はじめて北京五輪は大成功すると思われるのです。

 南沙諸島や尖閣諸島でも見られる「誠意のあるふり」では、もはや世界人民は騙されないと思います。

 北京五輪は国際世論の支持が得られず現段階ですでに失敗しております。
 しかしこれから国際世論の力で挽回すべきで、その時であればこそ胡錦濤主席の日本訪問を歓迎すべきだと思います。
 
 私は胡錦濤主席の日本訪問を歓迎いたします!

 ぜひ互いの国に対する礼をわきまえた相互訪問になっていただきたいと思います!

 

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