2008/5/13 21:41
もう一つの日本文化(アイヌ工芸品のすばらしさ) 文化・芸術
4月、職場に2年間の期限付きで、福島県から33歳の男が交流人事でやってきた。
2人の子持ちであるが、もうすぐ3人目が生まれるとのことで、8月までは単身赴任である。自由な時間があるとのことで、ニ風谷のアイヌ文化を観にいかないかと誘ったところ、「行きたい」とのことで、5月11日に案内した。
札幌からニ風谷までの車での移動の間、どのくらい「アイヌ」や「アイヌ文化」について知っているか聞いた。
萱野茂さんが国会議員だったことや、テレビでのニ風谷の特集(萱野さんの資料館やミニFM局、アイヌ語教室など)を知っていた。
私が、「アイヌの木彫り」について、どんなものがあるか聞いてみた。
「ニポポ人形」や「アイヌ夫婦木彫り人形」「木彫り熊」を挙げた。
私が、それらは、少なくとも「アイヌの伝統的な木彫りではない。」と説明するとびっくりしていた。
彼は、一般的な評価でいうと、教養のある人間の部類に入る。
だから、萱野茂さんの国会議員や、テレビでのニ風谷特集も知っている。
ただし、この日本では、よほど自分から突っ込んで「アイヌ(文化)を調べないと、正確な知識を得ることができない」のが現状だ。
彼の挙げた「ニポポ人形」や「アイヌ夫婦木彫り人形」「木彫り熊」についても、一般的な情報としては誤っていない。
実際、阿寒湖(アイヌコタン)の30軒ほどの民芸品店をざっと回れば、彼のことばどおりだと思う。
「本物のアイヌの木彫り文化」を知ってもらうには、論より証拠。
二風谷を観てもらうしかない。次の施設(店)を回った。
@北の工房つとむ(貝澤徹さんの店) TEL:01457-2-3660
Aニ風谷工芸センター
http://www.ainu-museum-nibutani.org/html/kougN.htm
Bニ風谷アイヌ文化博物館
http://www.ainu-museum-nibutani.org/html/haku0N.htm
C萱野茂・ニ風谷アイヌ資料館
http://www.ainu-museum-nibutani.org/html/sryo0N.htm
Dつとむ民芸店(貝澤幸司さんの店) TEL:01457-2-2694
『イタ(お盆)』や『マキリ』、『パスイ』などを観ることは、彼にとって初めての経験だった。
だが、全国の伝統工芸品(例えば、会津の漆工芸品)に精通している彼にとっては、その工芸的価値はすぐ理解できたようだ。とても驚き感激していた。
彼は、2つの理由があるという。
1つは、日本文化と隣り合った文化で、日本とは全く異なる洗練されたデザインを持つ文化があったということ。
もう1つは、「うろこ彫り」など、高度な木彫り技術についてだ。
彼によれば、アイヌの木彫り品は彩色をしない。その分、彫る技術が進んだのはないかとのこと。
私は、「ここに観ている作品は、普通の日本文化でいえば[人間国宝]級の工芸家が作ったもので、アイヌの木彫り品の全てが、このレベルではない。」と弁解するほどだった。
*札幌への帰路、新千歳空港ターミナルへ寄って、3Fのアイヌ工芸品のワゴン販売を見せた。
彼も、普通のアイヌ工芸品は、単なる土産品的なものですね、と言っていた。
ニ風谷の木彫り品については、さきのように高い評価をしていた彼であるが、次のような指摘もしていた。
北の工房つとむ(貝澤徹さんの店)の木彫り工芸品については、とても気に入った様子であったが、その価格(採算性)に疑問があったようで、徹さんに「制作日数」について質問していた。
新千歳空港ターミナルから札幌への帰路、彼から「普通の土産品」と「高度な工芸品」との価格の差があまりないのはどうしてなのか、と聞かれた。
私は、「日本の現状として、アイヌ文化に興味を持ったり、高い評価をつけたりする人間が少なすぎる」と答えるしかなかった。
話は変わる。
私は、昨年6月5日のブログなどにも書いたように、アイヌ木彫り工芸品を生活の中で使用している。
理由は単純である。優れたものだからだ。
今回の二風谷で、もう1つ優れた工芸品を見つけ、買い求めた。
貝澤幸司さんの作品で、『第31回全国伝統的工芸品コンクール(平成18年度全国伝統的工芸品公募展、主催:(財)伝統的工芸品産業振興協会、後援:経済産業省ほか)』で『生活賞』に入賞した『アイヌ工芸品・メノコイタ(まな板)』だ。
*つとむ民芸店(貝澤幸司さんの店)01457-2-2694



早速、我家では使用している。
このメノコイタの優れているところは、装飾性だけでなく、使用に当たって、切った具材を転がらないよう溜めておける窪みがあることだ。
このメノコイタは、アイヌの伝統を踏まえた生活用具でもあるが、それがこのように合理性があって日常生活に使用できるのは、すばらしいことだと思う。
2人の子持ちであるが、もうすぐ3人目が生まれるとのことで、8月までは単身赴任である。自由な時間があるとのことで、ニ風谷のアイヌ文化を観にいかないかと誘ったところ、「行きたい」とのことで、5月11日に案内した。
札幌からニ風谷までの車での移動の間、どのくらい「アイヌ」や「アイヌ文化」について知っているか聞いた。
萱野茂さんが国会議員だったことや、テレビでのニ風谷の特集(萱野さんの資料館やミニFM局、アイヌ語教室など)を知っていた。
私が、「アイヌの木彫り」について、どんなものがあるか聞いてみた。
「ニポポ人形」や「アイヌ夫婦木彫り人形」「木彫り熊」を挙げた。
私が、それらは、少なくとも「アイヌの伝統的な木彫りではない。」と説明するとびっくりしていた。
彼は、一般的な評価でいうと、教養のある人間の部類に入る。
だから、萱野茂さんの国会議員や、テレビでのニ風谷特集も知っている。
ただし、この日本では、よほど自分から突っ込んで「アイヌ(文化)を調べないと、正確な知識を得ることができない」のが現状だ。
彼の挙げた「ニポポ人形」や「アイヌ夫婦木彫り人形」「木彫り熊」についても、一般的な情報としては誤っていない。
実際、阿寒湖(アイヌコタン)の30軒ほどの民芸品店をざっと回れば、彼のことばどおりだと思う。
「本物のアイヌの木彫り文化」を知ってもらうには、論より証拠。
二風谷を観てもらうしかない。次の施設(店)を回った。
@北の工房つとむ(貝澤徹さんの店) TEL:01457-2-3660
Aニ風谷工芸センター
http://www.ainu-museum-nibutani.org/html/kougN.htm
Bニ風谷アイヌ文化博物館
http://www.ainu-museum-nibutani.org/html/haku0N.htm
C萱野茂・ニ風谷アイヌ資料館
http://www.ainu-museum-nibutani.org/html/sryo0N.htm
Dつとむ民芸店(貝澤幸司さんの店) TEL:01457-2-2694
『イタ(お盆)』や『マキリ』、『パスイ』などを観ることは、彼にとって初めての経験だった。
だが、全国の伝統工芸品(例えば、会津の漆工芸品)に精通している彼にとっては、その工芸的価値はすぐ理解できたようだ。とても驚き感激していた。
彼は、2つの理由があるという。
1つは、日本文化と隣り合った文化で、日本とは全く異なる洗練されたデザインを持つ文化があったということ。
もう1つは、「うろこ彫り」など、高度な木彫り技術についてだ。
彼によれば、アイヌの木彫り品は彩色をしない。その分、彫る技術が進んだのはないかとのこと。
私は、「ここに観ている作品は、普通の日本文化でいえば[人間国宝]級の工芸家が作ったもので、アイヌの木彫り品の全てが、このレベルではない。」と弁解するほどだった。
*札幌への帰路、新千歳空港ターミナルへ寄って、3Fのアイヌ工芸品のワゴン販売を見せた。
彼も、普通のアイヌ工芸品は、単なる土産品的なものですね、と言っていた。
ニ風谷の木彫り品については、さきのように高い評価をしていた彼であるが、次のような指摘もしていた。
北の工房つとむ(貝澤徹さんの店)の木彫り工芸品については、とても気に入った様子であったが、その価格(採算性)に疑問があったようで、徹さんに「制作日数」について質問していた。
新千歳空港ターミナルから札幌への帰路、彼から「普通の土産品」と「高度な工芸品」との価格の差があまりないのはどうしてなのか、と聞かれた。
私は、「日本の現状として、アイヌ文化に興味を持ったり、高い評価をつけたりする人間が少なすぎる」と答えるしかなかった。
話は変わる。
私は、昨年6月5日のブログなどにも書いたように、アイヌ木彫り工芸品を生活の中で使用している。
理由は単純である。優れたものだからだ。
今回の二風谷で、もう1つ優れた工芸品を見つけ、買い求めた。
貝澤幸司さんの作品で、『第31回全国伝統的工芸品コンクール(平成18年度全国伝統的工芸品公募展、主催:(財)伝統的工芸品産業振興協会、後援:経済産業省ほか)』で『生活賞』に入賞した『アイヌ工芸品・メノコイタ(まな板)』だ。
*つとむ民芸店(貝澤幸司さんの店)01457-2-2694
早速、我家では使用している。
このメノコイタの優れているところは、装飾性だけでなく、使用に当たって、切った具材を転がらないよう溜めておける窪みがあることだ。
このメノコイタは、アイヌの伝統を踏まえた生活用具でもあるが、それがこのように合理性があって日常生活に使用できるのは、すばらしいことだと思う。
