2007/1/3  5:26

年末の災難  青熊ラジオ

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

さて、このところ日本に一時帰国する機会も増え、娘たちもAKIが三歳、MIOが六歳になり手が少しかからなくなったこともあって、昨年は四度、のべ三ヶ月ほど長期出張(自由業でもそういうのかしらん?) をしました。
最初は不在をさびしがってくれた子どもたちも、なれっこになったせいか「ふーん、また日本? お土産はドラエモンとアンパンマンのDVDね」などとあっさりしてきて、パパ青熊としてはちょっぴり複雑な気分。
ところがこの年末だったのだけれど、帰国中に事件が…。前夜から友人宅にお邪魔し痛飲して、そのまま泊めてもらった早朝のこと、ママ青熊から電話が入り、なにごとかと思ったら「AKIがね、幼稚園の遊戯施設から落下して、手首を骨折したのよ、もう大変で、私も泣きたかったぐらいよ」「えっ」思わず絶句。「そ、それで怪我の具合は…」「あっ、そっちはたいしたことはなかったんだけど、わたし、夕べは忘年会の約束しててさあ…」ベビーシッターも頼み、久しぶりに子ども抜きでのんびりしようと思って出かけようとした矢先に、呼び出されたとのこと。当然ながら、夕食会はキャンセルし、病院へ。レントゲンで骨折が判明し、全治三週間との診断で、ギブスをしてもらったそうなのだが、ママ青熊は、子どものことより「何週間前から予約しておいた北京ダッグなのよ、のがしたのはー」と食べ損なったご馳走のぐちばかりこぼすのだった。「で、おれ、帰ろうか?」ときくと、「どうしてよ」「だいじょうぶか?」「うーん、だめかも。予約していたからね、北京ダッグの。私の分はださなきゃいけないよね、たぶん」「じゃなくて、AKIの具合」「あ、あっちはだいじょうぶ。そんなにひどくなさそうだし、ギブスしておけば自然治癒するみたいね。MIOがうらやましがったせいか、AKIの機嫌もいいし。それより昨日は、さすがにあせって、スピード違反でセンサーが光ったからね、ははは、そっちのほうが心配」「ふーむ」
まだ打ち合わせが半分ほど残っている段階だったが、これは帰りの飛行機を変更して帰らなければと一瞬のうちにあれこれ算段したものの、ママ青熊の笑い声をきいているうちに、気が動転はしているのはおれだけかと気がつき、まあいいかと。
そのまま滞在を続けることにしたが、その後、5日後ぐらいして、今度はMIOから電話がかかってきたのである。「パパ、はやく帰ってきてよ」「どうした?」「頭いたいの」「なに、AKIが怪我したの手じゃないのか?」「じゃなくて痛いのはわたし」「えっ?」「AKIがね…がちゃん」わーんと遠くで号泣。電話口でさまざまな状況を考え、さっと青ざめたものだが、すぐに変わったママ青熊の「あっ、ごめん、受話器落としたのよ。でさ、AKIがね、みんなをギブスの手でたたくのよ。ほら、あれ硬いでしょ、いい武器になるって気がついたらしいのね。言うことをきかないと、ぶつよーって、私たちずっと脅されているのよ」「脅されてるの?」「もう大変よ、いばっちゃって」「……」AKIは、もともとわがまま系なのだが、みんなの同情と、固いギブスを手に入れて、もう怖いものなしなんだとか。MIOはぶたれて頭にこぶができたとおいおい泣いているのである。
なぐさめてやりたいものの、時差八時間、移動時間15時間(乗り換え+待ち時間含む)という実距離はいかんしがたいものがあって、やれやれというか、大変だよな子育てって、と電話を持ったまま、あらためて実感したのだった。

写真は、ギブスをはめた無敵のAKI。「ねえ、AKIのギブスいつとれるの?」とMIOはクリスマス休暇中ずっときいていたが、いよいよ木曜日(4日)にはなんとかなりそうである。よかった!



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