2008/8/3  23:59

インクレディブル・ハルク(2008年版ハルク)  映画
インクレディブル・ハルク
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 2003年版は無かったことにされました。
 また、敵役を出すことでヒーロー物という部分を強く打ち出す方向になっておりました。

 要は仕切り直しなんだけど。オリジン(誕生話)をまた一から描きなおすということはしていない。
 この映画では、
 ・ブルース・バナー博士がガンマ線の実験によってハルクに変身できるようになった。
 ・ハルクは制御不能の怪物のため、軍隊はブルース(=ハルク)を捜索中であること。
 ・バナー博士は逃亡しながら独自にハルクの制御方法を模索中。
 ・バナーの最愛の恋人ベティ・ロスだけが唯一ハルクを抑えることができる。
 というのが、簡単な説明と作中の展開でわかるようになっている。

 今までのアメコミヒーロー映画では、どうやって超人になったのかと何故ヒーローを目指したのか説明しないといけなかった。
 これは、重要であると同時に、見ててたるくなる部分でもある。
 本作では、そういう手間を上手く省いて見せた。

 もっとも敵側で、ハルクと同等の力を持つアボミネーション(原作では、ガンマ線を大量に浴びて超人になってしまった旧ソ連のスパイ)のオリジンを描く手間までは省けなかったようだけど。
 このアボミネーションだけど。超人血清を投与されたときはまだ人間の姿をしており、ハルクに果敢に立ち向かう展開もあったためヒーローっぽく見えたくらいだ。
 もっとも、最終的には力におぼれ、ハルクの血を輸血して化け物になってしまったけど。

 終盤、このアボミネーションが暴れまわるためバナー博士はハルクに変身しようとする。
 しかしある実験によって、ハルクへの変身を抑えているため並大抵の方法では無理。そのため命懸けの方法を試みることになる。
 この点に、ヒーローらしいカタルシスを感じさせてくれた。
 でも、一味足りない感はあった。
 ここで、演出的な溜めというか「ハルクになるには極限状態にならないといけないんだ」とかセリフを入れた方が良かったと思う。

 このあと、アボミネーションとのガチンコバトルが繰り広げられる。
 なんだか、格闘ゲームみたいなところがあるんだけど。
 カプコンの格闘ゲーム「マーヴル・スーパーヒーローズ」や「マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター」などのシリーズを思い出すためだろうか?

 それと、この映画だけど。
 ラストで、今度上映される「アイアンマン」の主人公トニー・スタークが登場しており、世界観の繋がりを見せている。
 まあ、ハルクやアイアンマン、X−MEN、ファンタスティック・フォー、スパイダーマンといったマーベル系のヒーローは世界観を共有してるんだけどね。
 それに、今回のハルクではS.H.I.E.L.D.やスーパーソルジャー計画やら、他にもマーベル系作品に詳しい人向けのマニアック要素があった。

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