2007/11/20  23:22

中国本のご紹介  文化

中国に関する本は沢山出版されていますが、
私が気に入った本を紹介させて頂きます。
これから中国へ行く人、中国を知りたい人の
一助になればと思います。

【ノンフィクション】

■タイトル:「転がる香港に苔は生えない」
 出版社 : 文芸春秋。文春文庫
 著者  : 星野博美
 内容  : 1997年7月1日の香港返還を肌で感じるべく、
       香港に滞在した著者。
       著者は香港留学経験があり、広東語・普通話(北京語)が
       堪能なよう。
       中国語が出来ない人が上辺だけの体験をしたのではなく、
       著者は一歩踏み込んで現実的な中国・香港を描いている。
       中国滞在経験者は共感が持てるだろうし、
       中国を訪問したことがない人でも、現実的な中国を
       知ることが出来る。
       大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。

■タイトル:「謝々!チャイニーズ」
 出版社 : 文芸春秋。文春文庫
 著者  : 星野博美
 内容  : 「転がる…」著者のデビュー作。
       著者が1993年、華南地区沿岸を旅した旅行記。
       大陸中国・中国人をうまく表現している。単なる旅行記にあらず。
       ベトナム国境にて、本人の意に反し、ホテルで渡された
       中国人パスポートでベトナム日帰り観光をした話など、
       のっけから引き込まれる。
       これを読むと無性に旅をしたくなる。
       女性なのに良い度胸をしています。

■タイトル:「シュリーマン旅行記 清国・日本」
 出版社 : 講談社。講談社学術文庫
 著者  : ハインリッヒ・シュリーマン
 内容  : ドイツ人旅行家・冒険家の著者が1865年、中国・日本を
       旅行した見聞記。当時の中国と日本の様子がよくわかり、
       非常に興味深い内容。中国に対してはやや厳しい見方、
       日本に対しては好意的なような気がします。
      「私はこれまで世界のあちこちを見てきたが、清国の町は
       とりわけ汚れている」
      「シナ人は偏執的なまでに賭事が好きであり…」
      「日本人が世界で一番清潔な国民である事は異論の余地がない」
      「日本人に対する最大の侮辱は、たとえ感謝の気持ちでも
       現金を送ることであり…」
       今も昔もあまり変わっておらず、100年以上前の旅行記なのに、
       未だに色褪せない。

■タイトル:「中国の若きエリートたちの素顔」
 出版社 : アルク
 著者  : 岡本聡子
 内容  : 著者が上海にある中国内トップクラスのビジネススクールに
       留学し、出会った中国人エリートたち。
       彼らの本音や素顔を知ることが出来る。
       なぜかMBAや中国が身近に感じられるようになる。
       著者は語学が堪能で、MBAを取得し、趣味は生け花。
       読むと自分自身の向上心をかき立てられます。

【フィクション】

■タイトル:「虎を鎖でつなげ」
 出版社 : 集英社。集英文庫
 著者  : 落合信彦
 内容  : CDの如くジャケ買いしてしまった本。
       虎とは中国の意味。中国が台湾侵攻を決断。
       それを阻止すべく、米国に依頼された日本人を中心とする
       プロの傭兵部隊が立ち向かう。
       落合信彦さんの本は久しぶりに読みました。
       落合先生!相変わらず話のスケール大きいっす!
       これからも平和ボケした日本人に喝を入れ続けてほしいっす!
       でも傭兵部隊のリーダーが織田信長の末裔っていうのは
       いくらなんでもムリがあるっす!
       だって現実はフィギアスケートやってますから・・・。
       しかもこの前飲酒運転で捕まってたし・・・。
       でも内容はぐいぐい引き込まれます。

2007/11/17  13:19

目力(めぢから)  文化

「 中国人は目つきが悪い 」
よく聞く言葉です。

中国で、あるいは日本で
中国人と日本人を見分けることは
難しいことではありません。

何が違うのか。

目つきを見れば分かります。

広大な土地、多様な民族、膨大な人口を抱え
様々な人々が交錯する中国では、
簡単に他人を信用しません。

見ていないようで、日本人の数倍
相手をよく見ています。
必然的に目つきが鋭くなる。

しかし私はこれを単に「目つきが悪い」と
済ませたくはありません。
むしろ逞しく、生命力に溢れている目に思えます。

中国でテレビを見ていると特にそう思います。
歌手、俳優、女優、芸人・・・。
皆、目が生きているのです。目に力を感じます。
ドラマ、映画、歌番組、どれも皆力強く真剣さが伝わってきます。

翻って日本のテレビの中の歌手や俳優、芸人達はどうか。
目が死んでいる人が多いように感じます。
穏やか過ぎると言うか。
目に力をあまり感じません。

中国を旅行したり、留学したり、出張する際、
「 目 」 に注目してみると、
きっとまた違う中国が見えてくると思います。

2007/7/27  23:42

作為のない美  美術・芸術

旅の移動は楽しいものです。
何度経験しても飽きません。
空港、飛行機、バス、タクシー、電車、
行き交う人々・・・
ワクワクさせてくれるツールが目白押しです。

中でも私は取り分け、空港のターンテーブルが好きです。
眺めていて全く飽きません。
旅行者の荷物やスーツケースを見ていると、
人それぞれの旅の思い出が詰まっているように思え、
想像力をかき立てられます。

旅の数が多い人ほど、スーツケースに
航空会社のセキュリティ・チェックシールが
沢山貼りっ放しにされています。
これ見よがしに貼っている人もいます。
しかし私はそれ以上に、あの無数のシールを見て、
「作為のない美」 を感じるのです。

安土桃山時代の茶人達は、
高麗茶碗に心を奪われました。
染付けがシンプルで、意図的に色や釉の味わいを出したのではなく、
偶発的な条件が重なり、あの独特な風合いが生まれています。
茶人達はそこに 「作為のない美」 を見出したそうです。

スーツケースのセキュリティ・チェックシールも、
航空会社職員が無造作にシールを貼ってゆくため、
きれいに貼られません。
しかし私はそこに、ぎっしり詰まった旅の思い出を感じ、
「作為のない美」を感じてしまいます。

2007/5/31  22:53

若冲! Oh!若冲!  美術・芸術

最近、日本美術が見直されているのをご存知でしょうか。
ブームと言ってもいいくらいです。

かく言う私も、以前はほとんど日本美術に興味は無く、
北斎の青の色使いに心惹かれる程度でした。
日本画に対しては漠然と「何となくダサイ」という
イメージを持っていました。

ところが江戸時代の画家「伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)」を見て、
イメージが一変。
「鳥獣花木図屏風」は "クール"で"イカす"し、
「百犬図」なんてポップアートの様。

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鳥獣花木図屏風

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百犬図



実は日本画は中国画の影響を強く受けています。
若冲の「猛虎図」は、中国・李公麟の模写であり、
若冲も絵の中に
「日本に虎がいないので中国の虎の絵を見て書いた」
と、ハッキリ書いています。
茶目っ気のある人だったのでしょう。

昔から日本と中国は密接に繋がっていたんだなと、
改めて思いました。

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若冲「猛虎図」

2007/2/12  23:25

激辛四川料理とバナナ  文化

先日、重慶へ出張しました。

内陸かつ盆地に位置し、工業が発達しているこの街は、
世界で一番空気の汚れている街だそうです。
人口は何と3,000万人に達し、
政府直轄市であるこの街は・・・・、と
今回そんな事はどうでも良いです。

重慶と言えば、激辛料理と美女。
あいにく美女には巡り合えませんでしたが、
激辛料理は堪能させて頂きました。
火鍋・麻婆豆腐・回鍋肉・・・、とにかく辛いです。
火鍋は上海で週一か週二は食べていたので、
侮っていましたが、本物はレベルが違いました。
うまく形容する言葉が見付からないほどです。
人知を超えた辛さではないでしょうか。
辛過ぎて、頭がおかしくなるんじゃないか?
このまま気を失うんじゃないか?明日の用足しは大丈夫か?
などと考え始め、食べ疲れました。

そして案の定、翌日の用足しはツライ。
しかしその事を重慶のお客さんに話をすると、
意外なアドバイスを頂くことが出来ました。
「バナナを食べれば良くなるよ。」
「バナナですか???」
「そう、バナナ」

その方曰く、激辛料理を食べた後や辛くなった時に、
バナナを食べるとすぐに良くなるそうです。

試しにホテルへ帰りがてらバナナを買い、
二本ほど食べてみると、翌朝は「熱さ」が
無くなっていました。

魔法のようでした。

2007/1/28  22:42

中国語人口  中国語

言うまでもなく、世界で母国語として話されている
最も多い言語は中国語です。
世界人口60億の内、13億を占めているのですから、
圧倒的です。

更に他言語と比較すると、
中国語人口のパワーを、より実感出来ます。

1位 中国語   (13億)…ホントは人口15億と思ってます。
2位 アラビア語 ( 4億2000万)
3位 ヒンディー語( 3億7000万)
4位 スペイン語 ( 3億5800万)
5位 英語    ( 3億4100万)
6位 ベンガル語 ( 2億7000万)
7位 ポルトガル語( 1億7600万)
8位 ロシア語  ( 1億6700万)
9位 日本語   ( 1億2500万)
10位 ドイツ語  ( 1億)
11位 フランス語 ( 7800万)
12位 韓国語/朝鮮語( 7800万)

国別人口のイメージと、言語人口の実態にギャップがあるのは、
公用語が複数ある国家が多い為です。

中国語人口はやはり圧倒的です。
こう見ると英語が世界の公用語的であることが、
とても不自然に感じます。

母国語としてという以外にも、
中国語が通じる国(シンガポール)、通じ易い国(マレーシア)があり、
中国語がアジアの公用語になっても不思議ではない気がします。

2007/1/13  23:03

審美眼  美術・芸術

審美眼を養うこと。
私の中の最優先順位です。

とある新聞に一橋大学野中教授が、自動車メーカーHONDAの創業者
本田宗一郎について面白いコラムを書かれていました。

宗一郎は、単なる知識だけではなく溶接や鋳造、何から何まで名人級で、
部下の人達が学んできた机の上での学問だけでは
とても歯が立たなかったそうです。
彼の凄さは、そのような技術者として優秀であった面だけではなく、
人間的な深みと教養を兼ね備えていたことにあるそうです。

若い時から親しんだ長唄は玄人はだし、
無骨な手で描かれた絵は意外にも繊細なタッチの風景画。
二十歳過ぎで花柳界に出入りし、
HONDAの事業が軌道に乗ると、レース車を自費で製作し
自らレースドライバーとして事故死寸前も経験したそうです。

多くの人が宗一郎に惹きつけられるのは、彼の背景にこういった経験から
体得したものが存在しているからであろうと。

仕事だけではなく、遊びでも多様な人間と付き合うことで、
審美眼が磨かれていったようです。
そんな宗一郎に、F1レース中に事故死してしまった伝説のレーサー
アイルトン・セナは、心酔していたそうです。

上海の美術館やギャラリーは比較的安いので、
審美眼を養うには良い街だと思います。

2006/11/7  17:58

現代アート万歳(M50にて)  美術・芸術

莫干山路(モーガンシャンルー)50号。通称「M50」。
噂には聞いていましたが、
こんなに素敵な場所とは思いませんでした。

ここでは、中国の先端を行く現代アートを
堪能することが出来ます。

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アーティストがアトリエ兼ギャラリーを構えていたり、
いち早く中国現代アートに目を付け、
画廊兼アーティストの育成を行っているスイス人オーナーがいたり、
非常に質の高い芸術を見る事ができます。

元々工場だった場所を転用している為、
各建物に統一性は全くありませんが、それが逆に
形に囚われない自由な発想を大切にする彼らに、
格好の場所を提供している感じがします。
中は迷路のようですが、非常に狭いエリアなので
迷うことはありません。
こんなところもこの場所の魅力の一つなのだと思います。
ここ莫干山路50号には、アートに関して情報発信力・
吸収力に長けている欧米人が沢山来ています。

ここでのオススメは、入り口から真っ直ぐ進み、
突き当たりの左側にある「ShanghART(香格納画廊)」。
スイス人オーナー氏が厳選した中国現代アートを
展示・販売しています。小さな美術館のようです。
現代画やphotoが中心ですが、
ここに置いてある作品は本当に質が高い。
声を掛けられることもないので、
じっくり見る事ができます。
ちなみにオーナー氏、中国語も英語もOK。

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最後。この莫干山路50号の入り口に、
「TRAVELED COFFEE & TEA 」というカフェがありますが、
とても雰囲気の良いお店です。不思議とこの場所に溶け込んでいます。
旅情とギャラリーの融合。
懐かしい物を追いかける感覚(すなわち旅情)と、
新たな物を求める感覚(すなわち現代アート)が、
相反するようで、とてもつり合っているんだと思います。
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2006/7/17  14:37

漢字よ、漢字よ  中国語

中国語には日本語のカタカナのような、
外国語をそのまま音表記する便利な文字はありません。
外国語を無理矢理漢字に置き換えます。

先日、初めて音符を見ました。
まさかここまで漢字に置き換えていたとは・・・。

ドレミファソラシドまで漢字になっていました。

多(duo)・来(lai)・米(mi)・発(fa)・梭(suo)・拉(la)・西(xi)・多(duo)

見事です。
でも「ド」は「ド」であって、「ドゥオ」ではないと思うのですが。
表音文字ではない為、仕方ないのかもしれません。

ふと思ったのですが、英語やドイツ語、ラテン語の表記は
「ド」は「ド」なのでしょうか。

「duo」となっていたらショックを受けそうなので、
あえて正解を調べないようにしています。

2006/7/4  23:30

どうしましょ、バトン  雑感

こんな私にバトンを回す方がいらっしゃるとは思いませんでした。

上海つながりである理事長から
バトンが来てしまいました。
りじちょー、はっきり申し上げて苦手です。

1.回す人を最初に5人書いておく。
  この後の項目とダブる為、そちらで。

2.お名前は
  わかです。

3.おいくつですか?
  今年38です。

4.ご職業は?
  会社員です。

5.ご趣味は
  お酒を飲むこと。美術・芸術鑑賞。ゴルフ。人間ウォッチング。

6.好きな異性のタイプは?
  気品のある人ですね。

7.特技は?
  どんな環境でも熟睡できる。眠れなかった夜がありません。

8.資格、何か持ってますか?
  普通自動車免許。自動車A級ライセンス。第一種高圧ガス取扱主任者。
  生け花未生流郡会頭。

9.悩みが何かありますか?
  中国語の上達が遅いことです。

10.お好きな食べ物と、お嫌いな食べ物は?
  好きな物:紅焼肉、生煎包、ラーメン、ケーキ他甘い物。
  嫌いな物:しいたけ、イカ、タコ、酸っぱい物

11.貴方が愛する人へ
  いつも自由にさせてくれてありがとう。

12.回す人5人を指名すると同時に、その人の紹介を簡単にお願いします。
  いません。このバトンはここで終了です。

りじちょー、すいません。


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