2008/11/17 9:30
緊急事態 日常
金曜日、卒論の中間発表会。誰かの発表の横で誰かのおなかが鳴っている。終わってから食事に行ったのだった。
土曜日、人前でアルモドーバルの映画におけるフレーム内フレームの存在、その2つの世界でのずれとその一例としてのセリフ、そしてエリセの映画のセリフまわしについて話す。飲みに行く。
日曜日、人前でアルフォンソ・レイェスの詩「故郷のグロサ」について話す。飲みに行く。
3日分のアルコールをスポンジのように吸い込んで寝ていた今朝、17日午前5時半頃、アパートの火災警報に起こされる。結局、誤作動であることが判明。事なきを得た。
6時くらいにもう一眠りしようとベッドに入るが、寝つけない。興奮しているのか? 興奮しているというよりは、心臓の鼓動のしかたがいつもと違うようで、上腕部が脱力し、手に力が入らない。数年前、こうして過呼吸になり、いろいろなものを失っていったときのことを想起する。ぼくは意識しているよりはるかに、火災警報の音に緊張を強いられたようだ。
眠い……
土曜日、人前でアルモドーバルの映画におけるフレーム内フレームの存在、その2つの世界でのずれとその一例としてのセリフ、そしてエリセの映画のセリフまわしについて話す。飲みに行く。
日曜日、人前でアルフォンソ・レイェスの詩「故郷のグロサ」について話す。飲みに行く。
3日分のアルコールをスポンジのように吸い込んで寝ていた今朝、17日午前5時半頃、アパートの火災警報に起こされる。結局、誤作動であることが判明。事なきを得た。
6時くらいにもう一眠りしようとベッドに入るが、寝つけない。興奮しているのか? 興奮しているというよりは、心臓の鼓動のしかたがいつもと違うようで、上腕部が脱力し、手に力が入らない。数年前、こうして過呼吸になり、いろいろなものを失っていったときのことを想起する。ぼくは意識しているよりはるかに、火災警報の音に緊張を強いられたようだ。
眠い……
2008/11/8 12:03
いろいろとあった金曜日 日常
昨日、11月7日(金)はいろいろとあった。3時限の時間には「トゥーサンと都市」と題する講演会。フランス語の先生が呼んだものだが、便乗して、ゼミの連中と聴きに行った。「トゥーサン」というのは、もちろん、ジャン=フィリップ・トゥーサンのこと。都市の叙述という意味で転換点になったのは、『テレヴィジョン』です。ベルリンを描こうという意識を抱いて書きました。そう述べるトゥーサンの話を聴きながら、うむ、確かに『テレヴィジョン』は一番面白いかもしれない、と考えていた。
ぼくの学生たちにとっては馴染みのない作家かもしれないけど、事前に『カメラ』など手に入れて予習している学生がいた。すばらしいじゃないか。
5時限後、交換留学で来た学生たちの歓迎パーティー。
その後、4年の卒論の連中と合流。武蔵境の《牛角》でおしぼりによってひよこを作った。隣のグループの女性陣に好評を得た。

帰宅後、事務からとても意気阻喪させられるメールが届いているのを確認。世界を呪いながら眠りに落ちた。
今朝、住んでいるアパートについて、ここではちょっと書くことがはばかられるようなある報告を受け、物騒な世の中になったなあとため息をつく。
牛角に
傘を
置き忘れた。

ぼくの学生たちにとっては馴染みのない作家かもしれないけど、事前に『カメラ』など手に入れて予習している学生がいた。すばらしいじゃないか。
5時限後、交換留学で来た学生たちの歓迎パーティー。
その後、4年の卒論の連中と合流。武蔵境の《牛角》でおしぼりによってひよこを作った。隣のグループの女性陣に好評を得た。
帰宅後、事務からとても意気阻喪させられるメールが届いているのを確認。世界を呪いながら眠りに落ちた。
今朝、住んでいるアパートについて、ここではちょっと書くことがはばかられるようなある報告を受け、物騒な世の中になったなあとため息をつく。
牛角に
傘を
置き忘れた。
2008/11/6 9:36
またね 日常
「留学生が、またね、ってよく言うんですよ」チューターをやっている学生が言う。
協定校からの交換留学生にはチューターという学生がつく。手続きなどで困ったときにサポートしてあげたりする役目だ。いや、別に協定校からのに限らず、たぶん、望めば、つく。チューターをやる方の学生としてみれば、バイトとしても成り立つ。ともかく、協定校からの留学生のチューターをしている学生が言った。
「留学生が、またね、という表現を好むんですよ。男の子も。なんかヘン」
「ヘンだよね」と相づちを打ったものの、いや、そうではないだろうと思った。「ぼくらが学生のころは、たぶん、男の子が発してもおかしくない言い回しだったと思うな。あの頃は、何というか、全体的に、男の子も表現は今より穏やかだったように思う。もちろん、個人差はあったけど、全体的に、ということ。『またね』の『ね』も自然だった。たぶん。いつからだろう、ここ十数年のうちに『ね』が取れて少々荒っぽいのが標準になったような気がする」
そういえば、と思い出したのは、最近テレビのCMで見た(聞いた)F1パイロット佐藤琢磨の言葉。余談だが、この佐藤琢磨の話す英語はイギリス風でなかなかすてきだ。で、その彼がひげそりか何かのCMで、「見て見て、こんなにそれてる」とか何とか、そんな言葉を発していた。それを聞いたときに、ぼくはずいぶんフェミニンな発話だとの印象を受けた。でも確かに、20年前なら違和感を覚えなかったかもしれない。間違いなく、近年、ぶっきらぼうである。
今なら、この琢磨のセリフ、どう言うだろう?
「ちょっ見ろよ、すんげえそれてんべ」
……「べ」はないか、さすがに?
そんなことを言っていたら会議に遅れそうになった。
ああ忙しい。
協定校からの交換留学生にはチューターという学生がつく。手続きなどで困ったときにサポートしてあげたりする役目だ。いや、別に協定校からのに限らず、たぶん、望めば、つく。チューターをやる方の学生としてみれば、バイトとしても成り立つ。ともかく、協定校からの留学生のチューターをしている学生が言った。
「留学生が、またね、という表現を好むんですよ。男の子も。なんかヘン」
「ヘンだよね」と相づちを打ったものの、いや、そうではないだろうと思った。「ぼくらが学生のころは、たぶん、男の子が発してもおかしくない言い回しだったと思うな。あの頃は、何というか、全体的に、男の子も表現は今より穏やかだったように思う。もちろん、個人差はあったけど、全体的に、ということ。『またね』の『ね』も自然だった。たぶん。いつからだろう、ここ十数年のうちに『ね』が取れて少々荒っぽいのが標準になったような気がする」
そういえば、と思い出したのは、最近テレビのCMで見た(聞いた)F1パイロット佐藤琢磨の言葉。余談だが、この佐藤琢磨の話す英語はイギリス風でなかなかすてきだ。で、その彼がひげそりか何かのCMで、「見て見て、こんなにそれてる」とか何とか、そんな言葉を発していた。それを聞いたときに、ぼくはずいぶんフェミニンな発話だとの印象を受けた。でも確かに、20年前なら違和感を覚えなかったかもしれない。間違いなく、近年、ぶっきらぼうである。
今なら、この琢磨のセリフ、どう言うだろう?
「ちょっ見ろよ、すんげえそれてんべ」
……「べ」はないか、さすがに?
そんなことを言っていたら会議に遅れそうになった。
ああ忙しい。
2008/11/4 12:19
連休中も仕事だった 日常
まあいつもの愚痴だ。連休中も仕事に追われた。日曜日には大学院二次面接で朝一番に2つの面接をこなした。日曜に早起きするとなんだかすべてが台無しになった気分。それから東へ西へかけずり回った。
月曜日も似たり寄ったり。落ち着いて本も読めやしない。ぼくたちの仕事にとって重要なのは、あくまでも本を読むこと。その時間と読んだページ数が命綱だ。かけずり回る忙しさは不要な、なくもがなの忙しさ。このままではろくに授業もできなくなってしまう。大学教育のためと銘打った活動を行うことによって当の教育がないがしろにされがちな、こんな反語的な状況、誰がいったい作り出したのだろう?
リチャード・ニクソン、ミルトン・フリードマン、アウグスト・ピノチェト、マーガレット・サッチャー、ロナルド・レーガン、中曽根康弘、カルロス・サリーナス・デ・ゴルタリ、小泉純一郎、……
とあまりにもわかりきった"戦犯"の名を列挙してもしょうがないから、粛々と仕事をしている。落ち着いて本を読む暇がないから、慌ただしく本を読んでいる。今日は学園祭の後片付け日で非常勤先の大学は休講。アレとアレを終わらせて……と思うのだけど、また書類の提出だなんだと慌ただしい。やれやれ。
君は知っていたか? モレスキン(最近はこう表記されることが多い)、ソフトカバー。

月曜日も似たり寄ったり。落ち着いて本も読めやしない。ぼくたちの仕事にとって重要なのは、あくまでも本を読むこと。その時間と読んだページ数が命綱だ。かけずり回る忙しさは不要な、なくもがなの忙しさ。このままではろくに授業もできなくなってしまう。大学教育のためと銘打った活動を行うことによって当の教育がないがしろにされがちな、こんな反語的な状況、誰がいったい作り出したのだろう?
リチャード・ニクソン、ミルトン・フリードマン、アウグスト・ピノチェト、マーガレット・サッチャー、ロナルド・レーガン、中曽根康弘、カルロス・サリーナス・デ・ゴルタリ、小泉純一郎、……
とあまりにもわかりきった"戦犯"の名を列挙してもしょうがないから、粛々と仕事をしている。落ち着いて本を読む暇がないから、慌ただしく本を読んでいる。今日は学園祭の後片付け日で非常勤先の大学は休講。アレとアレを終わらせて……と思うのだけど、また書類の提出だなんだと慌ただしい。やれやれ。
君は知っていたか? モレスキン(最近はこう表記されることが多い)、ソフトカバー。
2008/10/13 21:26
長崎と言えば……ii 日常
長崎と言えば、カステラ、ちゃんぽん、皿うどん、夜景。
出島、平和祈念公園、ハウステンボス、眼鏡橋、大浦天主堂、……
日曜の午後、美術館に行くまでがプログラム。近くだったので、ついでに出島などにも寄ってみた。その日はそれで終わり。
日曜の晩も長崎泊ではあったが、翌日の飛行機は15:20。空港までの時間を考えたら、そんなに長居できるわけではない。であれば、庭園好きなぼくが行く先は決まっているじゃないか。グラバー園だ。
ぼくたちはグラバー邸として認識しがちだが、グラバー邸を含む庭園がグラバー園。

出島、平和祈念公園、ハウステンボス、眼鏡橋、大浦天主堂、……
日曜の午後、美術館に行くまでがプログラム。近くだったので、ついでに出島などにも寄ってみた。その日はそれで終わり。
日曜の晩も長崎泊ではあったが、翌日の飛行機は15:20。空港までの時間を考えたら、そんなに長居できるわけではない。であれば、庭園好きなぼくが行く先は決まっているじゃないか。グラバー園だ。
ぼくたちはグラバー邸として認識しがちだが、グラバー邸を含む庭園がグラバー園。
2008/10/7 22:22
arranque 日常
スタート(arranque)の時期はねえ、……と非常勤先で一緒の同僚は言う。休み気分半分、いやおうなしに急かされ、引きずり込まれるつらさが半分……
金曜日、ワインとタコス。土曜日、ワインとパエーリャ、日曜日、ワインとパーティー料理、月曜日、こんなものたち。

そしてやっと今日、落ち着いてひと休み。
暇を見て
たまには
仕事も
して
……
います。せん。
金曜日、ワインとタコス。土曜日、ワインとパエーリャ、日曜日、ワインとパーティー料理、月曜日、こんなものたち。
そしてやっと今日、落ち着いてひと休み。
暇を見て
たまには
仕事も
して
……
います。せん。
2008/9/25 22:30
ひとりで歩いていたら…… 日常
あるところを歩いていたら、正面からK先生が歩いて来られる。
長く東京外語大で古典文学、比較文学を講じて来られた先生で、ぼくも授業を取っていた。大学院のときには、授業後、研究室で飲み会が始まる、そういう人だった。そういえばぼくが学生でなくなって後、学部長も務められた。ぼくが外語に赴任する前には定年で辞職され、つまりは行き違いだったが。
いやなに、すぐそこの大学での非常勤の仕事、夏休み明け第1回の授業を終えたところですよ……
他にも2つほどの大学に非常勤で行っていらっしゃるのだとか。
そこは68まで非常勤も専任もできるんですけどね、もう今年で辞めたいんですよ。全然自分の仕事ができなくて……
そういえばこの先生、常にこんなことを言っておられた。
お、しかし、「自分の仕事」と言えば……
最近も『アルス・アマトリア』(オウィディウスの『恋愛指南』のこと)の翻訳を岩波文庫から出されたばかりじゃないですか。盛んにやっておられる。
いやいや。ある人と今度『アベラールとエロイーズ』をやるんですけどね、なかなか進まなくて。
お、新訳ですか。それも岩波文庫? まだ決定はしていない。でも楽しみですね。ぜひ拝読させていただきます。なんたって『アベラールとエロイーズ』ですからね。ぼくは先生の授業でいわゆるバード・モチーフ(「三千世界の烏を殺し、ぬしと朝寝がしてみたい」という都々逸に典型的なモチーフ)を扱ったのを拝聴して、「恋愛、植民地、小説」などというテーマを思いついたのですよ。その先生がオウィディウスについで『アベラールとエロイーズ』なら、そりゃあもう読まずにはいられますまい……
ジャン=リュック・ゴダール『気狂いピエロ』
トマス・グティエレス=アレア『低開発の記憶』
『低開発の記憶』のエレーナ訳のデイジー・グラナードスは、オムニバス映画『挑戦』(1969)第3章、ビクトル・エリセの章に出演している。
長く東京外語大で古典文学、比較文学を講じて来られた先生で、ぼくも授業を取っていた。大学院のときには、授業後、研究室で飲み会が始まる、そういう人だった。そういえばぼくが学生でなくなって後、学部長も務められた。ぼくが外語に赴任する前には定年で辞職され、つまりは行き違いだったが。
いやなに、すぐそこの大学での非常勤の仕事、夏休み明け第1回の授業を終えたところですよ……
他にも2つほどの大学に非常勤で行っていらっしゃるのだとか。
そこは68まで非常勤も専任もできるんですけどね、もう今年で辞めたいんですよ。全然自分の仕事ができなくて……
そういえばこの先生、常にこんなことを言っておられた。
お、しかし、「自分の仕事」と言えば……
最近も『アルス・アマトリア』(オウィディウスの『恋愛指南』のこと)の翻訳を岩波文庫から出されたばかりじゃないですか。盛んにやっておられる。
いやいや。ある人と今度『アベラールとエロイーズ』をやるんですけどね、なかなか進まなくて。
お、新訳ですか。それも岩波文庫? まだ決定はしていない。でも楽しみですね。ぜひ拝読させていただきます。なんたって『アベラールとエロイーズ』ですからね。ぼくは先生の授業でいわゆるバード・モチーフ(「三千世界の烏を殺し、ぬしと朝寝がしてみたい」という都々逸に典型的なモチーフ)を扱ったのを拝聴して、「恋愛、植民地、小説」などというテーマを思いついたのですよ。その先生がオウィディウスについで『アベラールとエロイーズ』なら、そりゃあもう読まずにはいられますまい……
ジャン=リュック・ゴダール『気狂いピエロ』
トマス・グティエレス=アレア『低開発の記憶』
『低開発の記憶』のエレーナ訳のデイジー・グラナードスは、オムニバス映画『挑戦』(1969)第3章、ビクトル・エリセの章に出演している。
2008/9/16 14:05
サバ炎上 日常
リーマン・ブラザーズの破綻など、わかりきった話、これはぼくらが夢見ていた終末の兆しじゃないか。
などとうそぶきつつ、シメサバをあぶってみました。昨日、15日のこと。

などとうそぶきつつ、シメサバをあぶってみました。昨日、15日のこと。
2008/9/2 20:25
後は野となれ山となれ 日常
一国のトップが2人も続けて突然の辞任をしていいのなら、ぼくもいくつか辞めてしまいたいものがあるから、本当に辞めてしまおう。
まあその後任候補に麻生太郎などというやくざ者の名があがっているとか、コンドリーザ・ライスに対抗して寿司と呼べと言った悪趣味な戦争好きの女性議員の名があがっていることはどうでもいい。この無責任はきっと「後は野となれ山となれ」と言ってだらしなく笑った猿顔が先鞭をつけた流れなんだろうなということもどうでもいい。
ぼくも投げ出してしまいたい仕事があるということだ。で、辞めてしまおうと思った。
辞めるつもりはない方の仕事でちょっと出かける用があり、ついでに、もうひとつ辞める気のない仕事に関係して資料をかき集められればと、久しぶりに神保町に。そんな思惑とは無関係に、三省堂の1階奥の地図のコーナーで奇声を上げたりしていた(というのは比喩。本当に奇声を上げてはいない)。つまり楽しかったということ。
本の収集に便利だからと神保町に越したのは鹿島茂。ついでに言えば、そのすぐ近くにある勤務先の大学を辞め、彼は明治に移ったのだった。大学の移籍はともかく、転居はすばらしいと思う。ビブリオフィルがビブリオフィルのための街に住む。正しいことだ。ほぼ毎日この雰囲気に触れていることのできる人間と、ここから遠くにある人間では、明らかに産み出しうるものが違う。もう何度も表明しているが、ぼくは郊外でくすぶることに飽きた。一刻も早く都心に少しでも近い場に越したいもの。
まあその後任候補に麻生太郎などというやくざ者の名があがっているとか、コンドリーザ・ライスに対抗して寿司と呼べと言った悪趣味な戦争好きの女性議員の名があがっていることはどうでもいい。この無責任はきっと「後は野となれ山となれ」と言ってだらしなく笑った猿顔が先鞭をつけた流れなんだろうなということもどうでもいい。
ぼくも投げ出してしまいたい仕事があるということだ。で、辞めてしまおうと思った。
辞めるつもりはない方の仕事でちょっと出かける用があり、ついでに、もうひとつ辞める気のない仕事に関係して資料をかき集められればと、久しぶりに神保町に。そんな思惑とは無関係に、三省堂の1階奥の地図のコーナーで奇声を上げたりしていた(というのは比喩。本当に奇声を上げてはいない)。つまり楽しかったということ。
本の収集に便利だからと神保町に越したのは鹿島茂。ついでに言えば、そのすぐ近くにある勤務先の大学を辞め、彼は明治に移ったのだった。大学の移籍はともかく、転居はすばらしいと思う。ビブリオフィルがビブリオフィルのための街に住む。正しいことだ。ほぼ毎日この雰囲気に触れていることのできる人間と、ここから遠くにある人間では、明らかに産み出しうるものが違う。もう何度も表明しているが、ぼくは郊外でくすぶることに飽きた。一刻も早く都心に少しでも近い場に越したいもの。
2008/8/27 17:30
目覚めればいつも豊田 日常
チキンラーメンが発売から50年を迎えた翌日、ぼくは生誕45年を迎えた。
四ッ谷のブラジル料理レストラン兼ライブハウス《サッシ・ペレレ》でポップス=ボッサを堪能し、新宿ゴールデン街の小さなバー(ゴールデン街には小さなバーしかないわけだが)でこんな人と知り合い、卒塔婆小町の創立メンバーですか、すごいですね、などと言いながら、さては中島みゆきは中学で卒業したとでも言うのだな、情けないやつめ、となじられつつも「エレーン」などを熱唱するうちに、気がつけば外では白々と夜が明けた。
始発……かどうかはわからないが、限りなくそれに近い早朝の電車に乗って帰宅。しかし、当然座れたものだから、すぐに寝込んでしまい、はたと目覚めたときには電車は豊田の駅に滑り込むところだった。
八王子の一駅手前だ。寝過ごしたのだ。
そういえばかつて、もう10年ほども前の話、終電に乗り込んで寝てしまい、目覚めたら豊田についたということがあった。どうやら電車で眠り込んで目覚めるのに適した距離・時間は、新宿−豊田間のそれであるらしい。
なにやってんだろ、おれ……?
四ッ谷のブラジル料理レストラン兼ライブハウス《サッシ・ペレレ》でポップス=ボッサを堪能し、新宿ゴールデン街の小さなバー(ゴールデン街には小さなバーしかないわけだが)でこんな人と知り合い、卒塔婆小町の創立メンバーですか、すごいですね、などと言いながら、さては中島みゆきは中学で卒業したとでも言うのだな、情けないやつめ、となじられつつも「エレーン」などを熱唱するうちに、気がつけば外では白々と夜が明けた。
始発……かどうかはわからないが、限りなくそれに近い早朝の電車に乗って帰宅。しかし、当然座れたものだから、すぐに寝込んでしまい、はたと目覚めたときには電車は豊田の駅に滑り込むところだった。
八王子の一駅手前だ。寝過ごしたのだ。
そういえばかつて、もう10年ほども前の話、終電に乗り込んで寝てしまい、目覚めたら豊田についたということがあった。どうやら電車で眠り込んで目覚めるのに適した距離・時間は、新宿−豊田間のそれであるらしい。
なにやってんだろ、おれ……?



