2008/9/19  18:48

病院で死ぬことを描いた監督は  映画

突然の訃報。


映画『東京夜曲』『トニー滝谷』などで知られる
市川準監督が、東京都渋谷区の病院で死去していたことが19日、分かった。59歳だった。
葬儀・告別式の日取りなどは未定。


まだ、若すぎる死である。
で今日紹介は皮肉なタイトルだが同監督の
『病院で死ぬということ』

クリックすると元のサイズで表示します


6月に、父親が急死した。
長く患っていたが、その時は退院していてアメリカから帰国していた孫に囲まれて幸せそうだった。
その日も、いつも通り昼ごはんを食べて、トイレで急に倒れた。
救急車で病院に運ばれたが、到着前に亡くなった。
自宅で死亡したため、病院の安置室で何時間も待たされた。
警察による検死が行われるためだ。

病院で死ぬということ
それが実は当り前のことになっている。
この映画は、その当たり前を、いつもの市川タッチで淡々と描いている。
2児の父親の塩野谷正幸(流山寺祥監督の『血風ロック』が最高だった。)も
浮浪者の田村寛も、
ある日、そのベットが空になっていることで死が描かれる。
それを寡黙に診ている岸辺一徳の医師。
それが同時に監督の視点である。

病院で死ぬことを描いた監督は、同じように病院で亡くなった。
最近のものは未見だが、富田靖子主演のデビュー作『BU・SU』
最期のクレイジー・キャッツ映画『会社物語 MEMORIES OF YOU』が特に印象に残る。
合掌。

オークションしたいひとは、こちらを見てね。 



筆者が見た時は、市川準監督作『きっと、来るさ』も入っていた(パンフには紹介されてない)
『第1回欽ちゃんのシネマジャック』パンフレットはこちら。




この記事へのトラックバックURL

RSS1.0