2008/5/12  8:54

スバル 軽自動車生産を撤退  仕事・ビジネス

 きょうはまた脱線してスバルのお話です。スバルは僕の大好きな自動車メーカーです。
 ちょうど1ヶ月くらい前にスバルでおなじみの富士重工業が軽自動車生産からの撤退を発表しました。はじめてこのニュースを聞いたときは何かの間違いじゃないか?と思いましたが事実だったようです。スバル=富士重工ということが一般に知られるようになったのはおそらく初代レガシィツーリングワゴンのヒットのあたりからでしょう。その辺から徐々に発表するクルマの存在感が出てきた。いや、もっと前から独特の存在感のある車を作っていたんですけどね。ただ、若干価格が高かったことと、販売店が他社に比べて少なかったことなどからあまり売れていなかったわけですね。でも、「これでなければ・・・」というユーザーも多いのです。例えば「赤帽」という運送屋さん。ここは軽トラックで荷物を運びます。赤帽が採用したのがスバルの軽トラックですし、豪雪地帯ではスバルの4WDのバンが大活躍しています。実際、東北の電力会社が要望を出して作られたのが今のスバル4WDのルーツだそうです。でも、スバルといえばきっと「てんとう虫」という愛称で呼ばれた「スバル360」が一番有名でしょう。日本の自動車の歴史を語ると必ず出てきます。
 スバル360は今の自動車メーカーに見習って欲しいところがたくさんあります。クルマ自体もいろいろな工夫がされているのですが、その開発過程を見習って欲しい。このクルマは百瀬晋六さんという旧中島飛行機出身の技術者が開発を進めたクルマですが、日本の家族像を想像し「こんな風に使えるクルマ」と明確なヴィジョンをもって作られたクルマです。目標が明確だから作る時に迷いがない。最終的に12年にわたり392016台が販売されたわけですが、数はともかく12年という長期にわたり単一モデルで生産をしたクルマはとても少ない。時代の背景もあろうが、もの作りをしている人間に言わせるとやはり基本設計がしっかりしているから他のクルマが進歩しても長く売れつづけたのだと思う。
 そんな軽自動車から始まり、今でも素晴らしい軽自動車を作りつづけている富士重工、もちろん、小型車は世界に誇れる自動車です。世界にたくさんの自動車会社がありますが、富士重工ほどに技術志向で、でも一般の人向けで、いざハンドルを握ると遅いモデルでも「チョット飛ばしちゃおうかな?」なんて思わせるクルマを作れるメーカーはなかなかないと思います。僕は任期を終えて日本に戻ったら「ステラ」を買おうと思っていたのですが、それも夢で終わってしまいそうです。なんかこう、不器用なんだけど、とてもいいものを作ってくれるメーカーだと思います。
 トヨタ自動車の出資比率が低いのでここまで突っ込んだ事をするとは思わなかったのですが、意外というより残念です。少なくともダイハツにはスバルのようなクルマ作りは出来ないしスバルの軽自動車はそれを求めるお客が必ずいるクルマです。自動車は単なる実用品ではなく、かなり好き・嫌いがある商品ですからこれからOEM供給をするダイハツの責任は重大です。スバルらしい軽自動車を供給してほしいものです。
 チョット悲しい話題でした。



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