2006/11/1  1:40

ドバイへの旅  5) 近隣諸国を楽しもう

ドバイへの旅

「人は何故、旅に出るのか」という問いに対して、「人は日常の生活から離れて自分を発見するために旅に出るのだ」という答えが、私には返って来る。わざわざ時間を作って、お金をかけて、遠くまで行って、そうして人は自分を発見する。

そんな「旅」の根源的な欲求を満たしてくれるのが「ドバイ」である。果てしなく広がる砂漠と対照的に超近代的な建築物が立ち並ぶ街。そこでは光も色も温度も音も匂いも風も景色も植物も行き交う人々も、出会うものすべてが日常を逸脱していて、五感の全てが刺激される。まさに異文化体験だ。

もちろんドバイにはブランド品や金銀宝石のショッピング、ゴルフ、水上スポーツや砂漠サファリツアーやエステ、グルメ等、リゾート地としては最高級のものが何でも揃っていて、ホリデーを満喫できるのがドバイの特徴だ。

が、私にとってドバイの魅力はそれだけではない。中東にありながら「世界で最も安全な都市のひとつ」と言われる程に平和と幸せを保ち、数多くの人種が交じり合いながら、それぞれの文化を保って共生しているドバイに対し、私は「世界平和の雛形的存在」というイメージを抱いた。

また、ドバイでは、もともと砂漠だった環境にむりやり水を引いて人工的に広大なゴルフ場を建設するなど、自然を尊重しながらも、自然に手を加えて行く事により、過酷な自然環境を改善して、人が住み易いマイルドな環境に変えて行く。

これは「人と自然の調和と共生」という私が個人的に抱えているテーマと同じであり、それを実践しているドバイに対して、私は大変興味を持った。

イギリス人と結婚した私はこれまで「東洋と西洋の架け橋としての役割」を意識して生きて来たが、ドバイを知る事で、その真ん中に「中東」が存在し、現代社会においては「中東が幸せにならなければ、世界が平和にはならないのだ」という事を始めて意識したのだった。

平和の第一歩は「違いを違いとして理解しあい、互いに尊重しあう事」であると思う。ドバイというアラブでは比較的マイルドな環境から、アラブ世界への興味と理解を広げ、それがいずれは世界平和の思想に繋がる事を私は密かに願っている。


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