2006/11/3  19:57

ファクトリー・アウトレット  4) ドイツを楽しもう

ブランド品を安い値段でお買い求められる
ファクトリー・アウトレット(Factory Outlet)

ファクトリー・アウトレットには2つの種類があります。その一つは問屋がファクトリー・アウトレットと称して、小売販売を兼ねて多種のブランドメーカー品を扱い、直売するもの。もう一つは、ブランドメーカーが自社の製品のみをファクトリー・アウトレット直売するものとに分かれます。もちろん後者のブランドメーカーファクトリー・アウトレットの方が、かなり安く品物を購入でき、品数も多く揃っています。
このファクトリー・アウトレットはアメリカより導入され、日本はもとより、最近はドイツ国内やヨーロッパにも広がりつつあります。

ドイツで一番大きくしかもブランドメーカーが集中しているのはメッチィンゲンという所で、ここにはブランドメーカー社が30社も集まっており、しかも20社は徒歩で全部回れる一箇所に集中しています。その他の10社は車で5-10分位の距離にあり、ショッピングするのには大変便利な所です。ここのブランドメーカーファクトリー・アウトレットは日本人に合う小さいサイズもあり、多種の商品が販売されている所です。フランクフルト市内などのブティックやデパートで売られている同じ品物がかなり安くお買い求めになれます。
お買い物の休憩には、ショッピング街の中心に美味しいイタリアのレストランがありますので、そこでお食事も楽しんで頂けます。

女性衣服ブランドメーカー: Escada, Joop, Bogner, Boss, Windsor, Esprit, Basler,
Marc O’Polo, Peter Hahn, Polo Ralph Lauren, Rene Lezard,
Schiesser, Triumph, Strenesse
男性衣服ブランドメーカー: Boss, Bogner, Windsor, Esprit, Basler, Marc O’Polo, Peter Hahn, Polo Ralph Lauren, Rene Lezard, Tommy Hilfinger
子供衣服ブランドメーカー: Oilily, Sigikid, Princess, Cinderella, Kanz,
靴ブランドメーカー: Bally, Boss, Lloyd
運動靴とスポーツウエアブランドメーカー: Nike, Puma, Reebok, Levi’s, Dockers, Reusch, Sergio Tacchini
バス用品と寝具用品: Möve

* 各ブランドメーカー店では衣服に合ったハンドバッグやアクセサリー等の商品もございます

ブランドメーカー品の名前と通常の割引率を一部ご照会
BOSS 通常価格の30-40%割引、季末セールや二流品などは50%以上割引
ESCADA 通常価格の50%割引、季末セールは85%までの割引
JOOP 通常価格の30%割引、年に2回の季末セールは60%まで割引
BOGNER 通常価格の30-40%割引、2回の季末セールは60%まで割引
WINDSOR 通常価格の30-50%割引、年に何回か特売有
ESPRIT 通常価格の30-60%割引、特売品有
MARC O’POLO 通常価格の30-60%割引、前季シーズン品は60%迄割引
PETER HAHN 通常価格の30-60%割引、前季シーズン品と二流品は特価
POLO RALPH LAUREN 通常の30-60%割引
RENE LEZARD 通常価格の30-50%割引、特売品有
STRENESSE 通常価格の30-50%割引、季末セールは更に特別価格品有
TOMMY HILFIGER 通常の30-70%割引、季末セールは更に特価品有
BASLER 通常価格の30%割引、二流品や見本品は更に特価
BALLY 通常価格の30-70%割引
LLOYD 通常価格の20-30%割引、季末セールは50%割引
OILILY 通常価格の30%割引、二流品は50%割引以上割引
PRINCESS 通常価格の30%割引
SIGIKID 通常価格の10-50%割引、季末セールは更に特価品有
NIKE 通常価格の30-60%割引、季末セールは更に特価品有
PUMA 通常価格の35-50%割引、季末セールは70%まで割引
REEBOK 通常価格の30-50%割引、季末セールは70%まで割引
SEGIO TACCHINI 通常価格の30-50%割引、季末セールは70%まで割引

ファクトリー・アウトレットのショッピングツアーは
TRAVEL & EVENT社が提供しております。詳細は下記にお問い合わせください。
代表 千代子 ケルン
TEL 06101-407765, FAX -407767 Mobile: 0160-96447843

月−土曜日、6名様より催行致しますのでグループでお申し込み下さい。
フランクフルト市内は無料で自宅送迎。
お一人様 98ユーロ (6-7名様の場合) 予約受付: 月−金曜日(9:00-17:00)


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2006/11/3  17:27

ドイツ表現主義  7) ヨーロッパの暮らし

ドイツ表現主義

日本ではゴッホ、ミレーなど印象派の絵画の愛好家が多いが、ドイツではその少し後に生まれた表現主義の画家の絵が好まれている。

「表現主義」とは、20世紀初頭にドイツで盛んとなった芸術運動。「印象派」がそれまでの伝統に捉われない自分の「印象:インプレッション」を描いたのに対して、表現派はそれを「表現:エクスプレッション」するところから名づけられた。

表現主義はそれまでの自然主義的絵画から、色彩を中心とした自由なフォーム(形)の絵画を描いた。

表現派の代表的画家はカンディンスキー、パウル・クレー、キルヒナー、ミュウンター、エゴン・シーレ等で、青い騎士、ブルッケ(橋)などのグループがあった。

表現主義は、音楽にも影響を与えた。ショーンベルク、リヒャルト・シュトラウスなどが表現主義と言われている。

カンディンスキーを中心とした「青い騎士」グループがミュンヘンやその郊外のムルナウ村で活躍した事により、ミュンヘンにはドイツ表現主義派の作品を扱った美術館が多くある。


筆:フラウH

◆レンバッハハウス美術館 Luisenstr. 33 Lenbachhaus

◆ノイエ・ピナコテーク Barer Str. 29 Pinakothek Neue

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2006/11/3  7:39

「通訳」として  7) ヨーロッパの暮らし

「通訳」として

ドイツに住みだしてから、はや25年以上経ち、通訳歴も20年以上となる。これだけ長く通訳をしていると、環境大臣から、研究者、デザイナー、詩人、政府高官など多くの人々と出会い、記者会見でテレビにでたり、新聞に写真がのったりした事もある。

私の場合は、アメリカの学校を卒業し英語が出来るので、ドイツに住んでいるのだが、ドイツ語の通訳よりむしろ英語の通訳の仕事を依頼される事の方が多い。特に最近では英語の通訳が主流となってきた。

これは依頼する側の日本人が、ドイツ語で会議が進まれた場合はさっぱり分らないが、英語であれば片言の英語でも大よその会議の進行の筋が分るので、ドイツ人との会議を英語で頼むケースが増えているからだ。

通訳をする場合、特に商談の場合は、まず事前に日本人側に、出来るだけ曖昧な言葉使いをしないように頼む。日本人はよく「検討します」「難しいですね」などを使うが、日本では明らかにノーの意味で、あまり強い拒否にならないようにとの意図である。だが、それをそのまま訳すと、相手には「可能性がある」ように受け取られることが多くある。

通訳としては、相手の言わんとする事を出来るだけ正確にそのまま訳すようにしているが、それでも時には誤解を生じることがある。例えば、「この点に関してはどうでしょか。」と聞かれ、「それは難しいですね。」と相手が答える。「と言うことは、難しくても可能性はあるわけですね。」と確認すると、相手は「いや、難しいので不可能という意味です。」と答える、などなどである。

これは、ヨーロッパでは、相手より優位な立場になるために、簡単に出来ることでもわざと「難しいが特別に致しましょう」と答える場合が多ので、こういう言い方を単に直訳してしまうと、相手に誤解を生じる危険性が高くなる事が多いからだ。

そのような誤解を避けるために日本人側にはあらかじめ「ノーならノー」とはっきりと言うように頼んでおく。その方が会議もスムーズに運び易い。

この他に気をつけている事は、自分の日本語能力である。当然の事ながら、通訳をするためには、ドイツ語、英語の能力は勿論必要だが、長く海外に住んでいると、日本語の変化についていけない事が多くあるものだ。言葉は生きているものなので、時代と供に変っていく。例えば、談合など、今ではスキャンダルでよく使われる言葉だが、初めて「ダンゴー」と聞いた時には驚いた。デパチカ、シカトなど、新しい言葉に慣れる為、日頃から日本の雑誌などに目を通し、「浦島太郎」にならないよう気をつけている。今ではインターネットを通し情報が入りやすく、それも最近では、超ラクになった。

よく人から「通訳の心構え」のようなものを聞かれる事があるが、通訳も普通の仕事の一種であり、時間に正確で、相手に信頼を与える、という当たり前なことが重用だ。予約した飛行機に乗り遅れない、約束の時間がどんなに早くても守る、出来ない場合は最初からはっきりと言う、など、普通の事が大切である。

その上で何よりも大切なのは、下準備である。一般の人間が医学専門用語から美術専門用語、造幣専門用語まで熟知していることはありえない。そのため、一夜漬けででも通訳する言語において、専門用語をある程度理解し、駆使する必要がある。専門用語をどれだけ使いこなせるかで通訳の質も変わってくる。2時間の会議のために二日間かけて下準備することもまれではない。専門家同士が意見を戦わせる場で怯まないだけの予備知識を、事前に詰めこまなければならない。

失敗談も色々とある。ある会議が終わりレセプションとなった。レセプションでは通訳を依頼されていなかったので、カクテルを片手に談話をしていた。ふと気がつくと、相手がキョトンとした顔をしている。なんと私は日本人にドイツ語で喋っていたのだ。どうやら会議で疲れていたところにアルコールが早くまわり、自分でも何語を喋っているのか分らなくなっていたのだろう。それからは、依頼相手がいる席では仕事が終わっても、アルコールは決けして取らない事にしている。

通訳は縁の下の力持ちの仕事で、人の言葉や考えを右から左へと正確に訳していくだけだ。しかし、それを通して普段では知り合えないような素晴らしい専門家と多く出会う事ができる素晴らしい仕事でもある。


         筆:フラウH

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2006/11/3  4:48

モーツァルト生誕250周年  7) ヨーロッパの暮らし

モーツァルトと聞けば音楽の天才として誰にでも知られている。

1756年1月27日生まれ、生誕地ザルツブルクの大聖堂で受洗を受け洗礼名簿には彼の正式な名前が「ヨハネス・クリュソストムス・ヴォルフガングス・テオフィルス・モーツァルト」とギリシャ表記で記載されているが、一般に知られている名前はヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトである。

父親はザルツブルクの宮廷音楽家で、ヴァイオニストであったレオポルド・モーツァルト、母親はアンナ・マリーア・ペルトル、姉はマリーア・アンナ・モーツァルトである。

彼は7番目の子だったが、5人は幼くして亡くなり、生き延びたのたのは彼と姉のナンネルだけだった。

彼は3歳より現在のピアノを習い始め、5歳で最初の作品「アンダンテ ハ長調 K. la 」を作曲する。6歳より演奏会に参加し、既に16-17歳でミラノで「ルチオ・シルラ」オペラの上演、19歳の時ウィーンでもオペラ「偽りの女庭師」を上演している。

その後ミュンヘン、マンハイム、パリを回り、帰路ミュンヘンでアロイジア・ヴェーバーに失恋。23歳でザルツブルクに帰郷する。ここでザルツブルク宮廷にオルガニストとして復帰。

24歳でミュンヘンでもオペラ「イドメネオ」を上演、25歳の時ザルツブルク大司教ヒエロニムス・コロレドと衝突して解雇される。翌年ウィーンでオペラ「後宮からの誘惑」を上演し、まずここに定住する。

26歳で父親の反対を押し切り、かつて片思いをして失恋したアロイジ・ヴェーバーの妹であるコンスタンツェ・ヴェーバーと結婚、この頃よりピアノ協奏曲の作品を作曲する。長男が誕生するがザルツブルク旅行中に死亡、翌年次男のカール・トーマスが誕生する。

モーツァルトの父がウィーンを訪ね息子の演奏会が盛況なことを喜ぶ。この年に音楽の父と呼ばれるハイドンと出会う。モーツァルトは彼より賛辞を受け、この喜びを弦楽四重奏曲「ハイドン・セット」として作曲、ハイドンに献呈する。

30歳の時にオペラ「フィガロノ結婚」を初演し最盛期を迎える。翌年の1787年にチェコのプラハでオペラ「フィガロの結婚」が大ヒットし、彼もここを訪れている。この年の4月ベートーヴェンがモーツァルトを訪れる。

5月父レオポルド・モーツァルトが死去。10月に作曲依頼を受け、更に新作オペラ「ドン・ジョヴァンニ」を作曲、初演される。32歳で「3大交響曲第39番−41番」を作曲。34歳でオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」初演。2月に皇帝ヨーゼフ2世が逝去し、レオポルド2世即位。フランクフルトで行われた戴冠式に同行、同地でコンサートを開催し、ピアノ協奏曲26番二長調「戴冠式」、19番ヘ長調「第二戴冠式」などを演奏する。

1791年35歳、7月に第6子フランツ・クサーヴァーが誕生。最後のピアノ協奏曲第27番変ロ調作曲。その後プラハで行われたレオポルド2世のボヘミアの王戴冠式に同行、オペラ「皇帝ティートの慈悲」初演する。この頃より健康を崩して、11月には最悪状況となる。

この年の7月にフランツ・ヴァルゼック伯爵から匿名で作曲依頼を受けていた「レクイエム K.626」の作曲を終えることなく、1791年12月5日午前1時ころ35歳の短い生涯を閉じる。

死因については色々な説があるがモーツァルト研究家によると、リューマチ性炎症熱だったのではないかと推定されている。葬式は庶民と同じく簡単なものでセンクト・マルクト墓地に埋葬されたが、墓が何回か移転・整備されており、遺骨等に関しては今もなお真相がわからず論争が続いている。現在、ザルツブルクにある国際モーツァルテウム財団には、死後10年後に発掘されたモーツァルト頭蓋骨が保管されている。

人並みはずれた楽才のモーツァルトは、35年の生涯に約600曲もの名曲をこの世に残した。彼はハイドン、ベートーベンと並んでウィ−ン古典派の三大巨匠の一人として君臨している。天才と言われる所以は、非凡な記憶力を持っていて、自筆譜の中には完成・未完成曲を含原稿及び修正の跡が見られるが、下書きもしないで作曲をしていたようだ。

そして「音楽の職人」と呼ばれるほど受注作曲された作品が多く、彼のウィーンにおける全盛期に作曲されたピアノ協奏曲は、度々開催された予約演奏会で自らの弾き振りにより披露されることが多かった。

彼の音楽には、歓喜の絶頂と隣合わせの絶望の淵や、涙にくれながらもふと浮かぶ微笑みといったものが時折聴かれる。そこに、人は、人間の存在、人生を力強く感じるのだと思う。躍動する「生」に満ちた音楽。これがモーツァルトを聴く人に歓喜と感動を与える根源ではなかろうか。

生誕250年を祝って、今年は世界中でたくさんのコンサートが催されることでしょう。生誕地ザルツブルクでは毎年7−8月に開いている恒例の音楽祭は、今回はモーツァルトのオペラ計22作品すべてが上演される。更に700以上の行事を企画しており、「モーツァルトをこれだけ堪能できる場所はほかにない」と意気込んでいる。

ウィ−ンでも、オペラ「フィガロの結婚」が作られたフィガロハウスが修復され、新たに「モ−ツァルトハウス・ウィーン」と言う名前で今年オープンした。今年はモ−ツァルト作品収集されたディスクもたくさんリリースされる予定があり、既に1982年収録のザルツブルク音楽祭でのオペラ「魔笛」DVDが発売された。

皆様も是非この機会にザルツブルクやウィーンを訪れて、モーツァルトのオペラやコンサートを鑑賞されてはいかがでしょうか。


筆:千代子ケルン

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2006/11/2  23:37

3Cストラテジーとロジックの三角形  2) 滝つぼビジネス体験談

3Cストラテジーとロジックの三角形

仕事柄、地位の高い方々にお会いする機会に恵まれている私は、あちこちで色々な事を教えて頂く機会も多い。中でも私にとって大変役に立ったのは「3Cストラテジー」と「ロジックの三角形」というセオリーだ。

3Cとは、Company(自分の会社)、Customer(顧客)、Competitor(競争相手)の事で、この「3つのCを把握する事がビジネスには不可欠である」というセオリーである。考えてみれば当たり前の事なのだが、言われてみて初めて気がついたりするものであり、確かにビジネス戦略には必要不可欠な要素である。

ロジックの三角形とは主張(Claim)、根拠(Warrant)、データ(Data)の3つの要素から成り立っている。つまり、これは自分の主張したい事の裏づけとなるデータを用いて自分の主張を論理的に組み立てて、その正当性を証明するというスキルだ。「数字による論理的証明」というのは、特に外人には受けが良く、仕事の上で非常に役立つスキルである。

また、データ分析によって現状を把握すれば、自ずと物事の「急所」が見えて来るので、無駄を省いた効果的な仕事ができる、というわけで、こちらもビジネスに不可欠な要素だ。


Trackback147

2006/11/2  22:40

川上耀一さんのゴルフ談話  2) 滝つぼビジネス体験談

ユーロカップの取材

私が川上さんと初めてお会いしたのは2003年7月、以前の仕事で「ゴルフ特集」を企画し、「ヨーロッパ中のアマチュアゴルファーが一同に集まる」という「ユーロカップ」の会場となっていたシャトー・ド・ラレーに取材に行った時でした。それまでゴルフにまったく興味がなかった私が突然ゴルフを特集する事になってしまい、正直、途方に暮れていました。

苦肉の解決策が「ヨーロッパ各国のゴルフ事情の比較」でした。鼻水も氷る程の厳しい寒さの中で練習する「北欧のゴルファー」や、炎天下で汗まみれになって練習する「南欧のゴルファー」等、参加8カ国のそれぞれの国事情を伺って、なんとか記事に仕上げる事ができました。

取材を通して色々な人にお話をお伺いして感じた共通点は「ゴルフに対する熱い情熱」です。ゴルフの事を語るゴルファーの目はまさに「ゴルフは盲目」という言葉がピッタリでした。誰もが丸で愛しい恋人の事をかたるかのようにゴルフを語り、「何もそこまで」と思うような涙ぐましい努力をして必死にゴルフを練習する、、、。

特に私が感銘を受けたのはドイツチームの代表者の「ゴルフを通して人間形成を目指す」という言葉でした。それまで私は「ただボールを打って穴に入れるだけの事」と思っていたゴルフが人間形成にまでつながるほど奥が深いものだとは思ってもみませんでした。

川上さんのお話では「ゴルフは自己申告制のスポーツだから、ズルをしようと思えばできるので、そこが紳士的なのだ」という事です。世の中には色々な人がいるから色々なズルをする人もいるのだそうです。「例えばどんな??」という私の質問に、いくつかの面白いエピソードを教えて下さいました。

「ボールを取るときと戻す時にほんの1cmずつズルをすれば計2cmの距離を稼ぐ事ができる」等のセコいズルから、「ポケットに穴を開けておいてズボンからそっと別のボールを落とし、『あっ。あったあった。ここにあった。』と言って、そこからプレーを開始する大胆な人の話まで、ズルを語ればキリがなく、とても実はとは思えないような珍話の数々に、私は腹をかかえて大笑いしました。

その時に優勝したのはゴルフ人口の多い英国チームだったのですが、私にとって意外だったのは「小国」と思われるベルギーが2位だったことでした。代表者の方のお話によれば、ベルギーは国をあげてこのカップに力を入れており、チームワークを大切にしている事が強さの秘訣だという事です。よく考えてみれば、これはビジネスにも沢山の共通点があります。なるほど、さすがに社会的地位の高い人が熱中するスポーツなだけの事はあるものだ、と関心した私です。

こうして、ゴルフ無知だった私は取材を通し、「知れば知る程深まるゴルフの奥深さ」に恐れ入ったのでありました。


川上耀一さん:
フランスにあるお城のゴルフ場「シャトー・ド・ラレー」の経営者

Trackback103

2006/11/2  22:33

アンティークとの出会い  7) ヨーロッパの暮らし

アンティークとの出会い

イギリスで生活していた頃の家はもともとは夫の両親が住んでいた家だったので、我が家には単に古いだけのガラクタから、本当のアンティークまで、とにかく沢山の古いものがあります。

正直なところ、最初に住み始めた頃は、熱いものを置けないテーブル、へんにうねうね曲がっていてスペースばかり取って埃もたまりやすいタンスなど、不便なものばかりであまり好きではありませんでした。

ところがある日、我が家にはそれは美しいウエリッシュ・ドレッサーがやって来る事になったのです。これは現在では我が家で「預かっている」という事になっているので、財産分与の時に義姉に取られてしまう可能性もあるのですが、とにかく私はこのドレッサーに惚れてしまったのでした。

前の持ち主はあまり大切にはしていなかったと見え、表面にも艶がなく、乾ききっていてとても惨めそうに見えたので、私は彼女を丁寧に磨く事にしました。表に見える所だけでなく、内側も引き出しの中も、とにかく手に届く所はすべて磨きました。こんなに大切にしているなら、私にあげよう、という事になるといいなと思いながら。

磨いていると、「こんな所まで丁寧に作られているのか」と関心させられました。何百年か前の職人が愛情を込めて丹念に作っている姿が目に浮かんで来るようで、「職人が魂を入れる」という意味が少し理解できたような気がしました。そして磨き終えて眺めてみると、それはそれは美しく、気のせいかドレッサー自身も自分の美しさに満足しているように感じられました。

そうやって家中の家具を改めて見渡してみると、どれにもそれぞれに個性や魂などがあるように見えて来たのです。よく、「家は人が住んでいない駄目になってしまう」と言われたりするのも、きっと家から魂が抜けるからなのだろうと思います。

こんな風に古いものに囲まれて生活するうちに、古い物を大切にする気持ちが自然と養われ、アンティークの持つ何とも言えない暖かさが私にも感じられるようになっていきました。我が家にあるアンティークから魂が抜けてしまわないように、これからも大切に愛情をかけていきたいと思っています。


Trackback146

2006/11/2  18:05

ドイツ企業で働く  2) 滝つぼビジネス体験談


私はかつてフランクフルトに所在する某航空会社の「日本人マーケット担当の営業」として働いていた事があります。もちろんたった一社で働いた経験だけでドイツ企業のすべてを語る事は不可能ですが、「ドイツ企業でたった一人の日本人営業」として働いた私の個人的体験から私なりに分析した「ドイツ企業での成功のコツ」をご紹介させて頂きます。

<採用1:面接前>
私の場合、前任者と知り合いだったので、決定権を握るボスが誰なのかを教えてもらったり、後任として推薦してもらえた事などが有利でした。

以前イギリスで就職した時は、リクルート会社の紹介だったので、この時も担当者がボスに強く推薦してくれた事が大いに役立ちました。また、夫が英国人で人事の経験者だったため「立派な英語の履歴書」を作成してくれた事も効を奏したと思います。

その他、私は履歴書に添えて「何故その会社が私を採用すべきか」についての手紙も添付しました。この手紙では「3Cストラテジー」を利用して、カンパニー、カスタマー、コンペティターの3Cすべてにおいて「私が最も熟知している人間である事」を立証しました。

<採用2:面接では>
ある程度のポジションを狙うのであれば、面接の際には「自分がこのポジションについた暁には、こうしたビジネス展開を考えている」という「具体的なビジネスプラン」を提示する必要があると思います。

また、特に営業の場合は「既に自分のネットワークを握っている」事を立証する事も重要です。

私の場合は「ドイツにおける日本人の人口」についての統計資料や「日本市場の重要性」「ドイツ在住の日本人の習性」などを説明し、それに対する具体的なプランを提示したので、ボスも「わけのわからない日本人の事はこの人に任せておけば安心」という気持ちになったようです。

私が思うに、採用されるコツは「自分を採用する事が如何に会社にとってメリットになるか」もしくは「ボスがどれだけラクができるか」という点を強調する事。お陰で面接後、すぐに「採用」の知らせが来ました。

<入社後1:社内を把握する>
採用されてまずすべき事は「自分の会社を把握する事」です。ポジションが高ければ高い程、「即戦力」と見做され、誰からも何も指示されず、誰も何も教えてくれません。

前任者のレポートや会議の議事録、自社のカタログやパンフレットなどを片っ端から読んで、まずは自分の会社について把握する事が重要です。

わからない事は周囲を上手に利用して教えてもらい、社内の仕組みや、既存のデータなどを把握するだけでなく、誰が何を担当していて、こういう事は誰に頼むべきか、また頼み易い人を確保するなど、社内での人間関係やネットワークを掴む事などが後々の仕事に大きく影響します。

<入社後2:自分を売り込む>
いくら自主的に計画しても、最終的にはボスの承認を取らなければ実践には移せないので、多忙なボスを捕まえるため、私は「こういう事で話し合いたいので、話し合いの機会を与えて欲しい」と自分から積極的にレポートを提出し、ボスとのミーティングの申し入れをしました。

また、ドイツ人のボスは特に「数字を提出すると喜ぶ」習性にあるので、私は社内の既存のデータを私なりにアレンジし直し、「日本人市場用の分析データ」として提出したところ、ボスは大層感激してくれました。

セールスレポート等はなるべく短く簡潔に、自分が何をしたか、結果はどうだったか、そして今後の計画を提示しました。特に「如何に自分の働きによって結果が伸びたのか」については大いにアピールすべきです。

私の入社後、何故かシェアーが飛躍的に伸びてしまい、「これは偶然だ」と、私もつい本音を漏らしたところ、「お前は営業だろ。営業ならどこまでも自分の成果だと言うべきだ!」と上司に叱られました。結局「私の成功」は「私を気に入って採用したボスの成功」でもある事なのです。

<入社後3:「日本」を利用する>
私は「他のドイツ人達も日本市場について知るべきだ」と提案し、カラフルなグラフやチャートをふんだんに用いて、セールス・ミーティングで発表の機会を与えてもらいました。

日本をまったく知らないドイツ人にとっては、私を通して「日本というまったく未知の存在を教えてもらう事」になるので、「日本人はアアだコウだ」と「私にとっては当たり前の事」をペラペラ喋っているだけで「へ〜なるほどね〜」となり、周りを容易に感動させる事ができます。

<ボスが日本人の場合>
このように「出る釘は打たれる」日本社会とは違い、西洋社会では「言ったもん勝ち」的なところがあり、「待つ」とか「謙虚」とかは美徳とはされず、自分から上司に直談判して積極的に自己PRをする事が成功のカギを握ると思います。

但し、「ボスが日本人」だったり、「日本企業」である場合はドイツにあっても日本と同様に「協調性」が重視される場合も多いので要注意。

また、頑張り過ぎて「上司の上司」に気に入られたりすると、直属の上司の嫉妬を買って酷い事をされる場合もあるので、これも要注意です。

<ドイツ語を勉強する>
私は「自分はドイツ語ができるようになるとは思えないから、ドイツ語ができる人が希望と言うのなら私は面接には行かない」と言ったところ、ボスは「君のドイツ語の事は一切何も言わない」と約束してくれました。

また、私の会社では入社条件が「英語ができる事」だったので、社員全員が英語ができ、言葉に不自由する事はありませんでした。

それでも、しばらくすると周囲は、「そろそろドイツ語ができるようになる事」をやはり期待します。また、いくら英語ができても日常会話はドイツ語ですからドイツ語ができないと、普通なら社内で耳にするようなちょっとした情報なども入って来ないので、閉鎖的となり、孤立しがちとなってしまいます。

私は短い契約でしたが、長く働くなら、ドイツ語は絶対に勉強するべきだと思います。


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2006/11/2  17:11

サイクリング・ツアー  4) ドイツを楽しもう

サイクリング・ツアー

ドイツにしばらく生活している人に、私が個人的に是非お勧めしたいのが、「サイクリング・ツアー」です。
ドイツはなだらかな丘陵地が多く、自転車道も整備され、サイクリング・ツァー専門の地図も多く出されており、これから暖かくなる春からはサイクリングを楽しむには絶好の季節です!

典型的なお勧めコースは、ライン川沿い、ドナウ川沿い、オランダ国境近くなど。この近辺では貸し自転車屋も多くあります。初心者は日程50キロ程のコースを選び、慣れれば80キロぐらいはこなせるようになります。

サイクリング・ツァーには、一箇所に滞在して、そこを拠点に方々を訪ねる「放射線型」と、毎晩宿を変えていく「放浪型」があります。

ドナウ川下り、ロマンチック街道、ライン川下りなど「放浪型」は、多くの名所を訪ねるなど変化に富みますが、自転車に詰める荷物の量は限られているのが難点と言えるでしょう。

旅先まで自分の自転車を車に積む場合には、自転車専用に荷台が必要となります。その他、ドイツ国鉄では自転車の輸送もしており、自転車持込可の車両もあります。

ドイツ人の場合は目的地で貸し自転車を借りることが多いようです。その方が手間が省けますし、貸し自転車の質も悪くはありません。

「放射線型」で私がお勧めしたいのは、オランダ国境近くにあるミュンスターです。ここは地形も平たく、自転車が盛んな街で、国鉄の駅の前に大きな貸し自転車屋があり、周りの自転車道も整備されています。ここを拠点にして、西に東にと、2、3日の古城巡りなどを楽しまれては如何でしょうか。

ミュンスターの観光案内所 Munster

「放浪型」のお勧めは、ドナウ川沿いのレーゲンズブルグです。川沿いは平坦で自転車道が整備されています。

バイエルのバロック教会を訪ねながら、ドナウ川の美しい景色を満喫し、時間があれば、一週間でウィーンまで自転車でいけます。

レーゲンズブルグの観光案内所 Regensburg

せっかくのサイクリング・ツァーなら田舎の民宿、ペンション等に泊まるのも楽しいものです。40ユーロ程で可愛らしい清潔な宿に泊まれます。

これから春に入り、イースターの休暇、五月には金曜日をはさんだ飛び石連休が何度かあります。この時期に皆様も是非サイクリングを楽しんで下さい。

           
筆:フラウH

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2006/11/1  17:41

フランスを楽しむ  5) 近隣諸国を楽しもう

フランスを楽しむ

◆モンサンミッシェル(北西仏)
有名なだけあって、初めて見るモンサンミッシェルの荘厳な様相には感動させられます。特に満ち潮の時、海に浮かぶ島いっぱいに建てられた石造りの教会は本当に幻想的です。
引き潮の時に取れる海草を食べて育った羊の料理や、卵一個を手で泡立てて作った「オムレツ料理」が有名です。

教会までの通路には土産物屋さんが所狭しと並んでおり、日本人観光客の姿も多くみかけます。


◆ラスコー洞窟の壁画(南仏)
現在、見学できるのは本物を保存するため、見学用に作った「偽造品」ですが、相当な年月と巧みな技法を用いて洞窟の状態が忠実に再現されています。

狭い廊下を伝って洞窟を進むと、洞窟は各部屋に分かれており、各部屋毎に絵が描いてあります。天井から壁から至る所に所狭しと色々な動物の絵がカラフルに巧みに表現されており、とても原始時代のものとは思えません。


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