2006/5/8  1:11

懐かしさで  分類なし

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ふと、歩く道。それはラ・ペ通り。いつもなぜか足が向いてしまう。
その通りの向こうには、ナポレオンが立っているヴァンドーム広場。
顔は見えないけれど、なぜか私を笑顔で迎えてくれているような気がする。
なんだか、私が来なかいことにすねているようにも思えて、一人ほくそえんだりして。

彼のいる広場に面して佇む、ホテル・リッツ。そう、パリ生活で最初の夜を迎えた場所。
ちょっと贅沢しちゃったけれど、それも悪くなかったよね。

そこから徒歩2分。ここがパリで最初に暮らしたラ・ペ通りのアパルトマン。
今日、あの部屋の窓が開いていた。誰かが住んでいるんだね。

あのころ、あの部屋には不安と夢と感動があふれていた。短い間だったけれど、パリで生きている実感を肌に感じていた。もう少しだけ、あの部屋で暮らしたかったな。だって、『ラ・ペ通りに暮らして』という本を書く予定だったのにぃ。

いまは3軒目のアパルトマン。考えてみたら、ここも悪くなかったよね。だって、いつもみんなの笑い声が響いていたもの。

なんとなく思い出に浸りたくて。きっと明日もラ・ペ通りを歩いている私がいるんだろうな。



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