2006/9/29  23:59

ダーツ301  似非エッセイ

所長の号令で、今夜は事務所の飲み会。
司法書士2名と事務員2名の小さな我らが事務所。
自分主義を極めるB型3人を、なんとか円滑にまとめながら(汗)
和気藹々と協力し合って日々の多忙な業務を遂行しています。

お店の予約となると俄然権力を発揮する女子チーム。
今夜は寒くなってきたので体あったまるチーズフォンデュを食べたいと
主張した私の意見が通って(というか通らせた?)、東心斎橋にある
ソース・ポットというスイス料理店に決定です。

白ワインで溶かしたチーズは、アルコールの弱い私には酔ってしまう
程でしたが。濃厚そうに見えてしつこくないドロリとしたチーズを
絡めて食べる食材の美味しさに大満足。
お店の雰囲気も地下にひっそりとあるのに、明るくて落ち着いていて
これまた愉しい時間を演出してくれました。

所長の恋愛話を聞きながら、仕事の話で盛り上がり。
この仕事は多種多様な人の人生に携わるので、話のネタには
全然困らないのです。
ざっくばらんに寛げる感じは、職場の飲み会とは思えない。
残業続きの私たちに、なんとか週明けからも気分よく働いて
頑張ってくれと頭を下げる所長に、いえいえこちらこそ宜しく養ってくださいと
笑って同じ返事をして。
そのまま2次会へ流れ込む。

落ち着いたバーを探していて見つけたのが、ダーツバー。

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週末で混みあう店内を予想してドアを開けると、
なんと幸運にもがらんとしたフロアは貸切状態☆。

小学生の頃、おもちゃのダーツ(でもちゃんと刺さるタイプの
本物志向)でやって以来です。
でもそこは負けず嫌いの精神が黙っていません。
テレビでよく見るスタイルに、注意ポイントを思い出して、
1人100円のワンゲーム『301』1ラウンド目、1投目。
他3人が大きく的を外して刺さらない中、なんといきなりど真ん中に
ヒット。50点獲得の快挙。
あまりの出来事に一気にテンションの上がる私と、
早々に戦いを私以外での最下位争いに切り替えた3人。

このゲームは、持ち点が301で始まって、どんどん点数を減らして、
10ラウンドの間に(1ラウンドは3投)最後は0ジャストであがれば
勝ちというルール。
ジャスト0というのがかなり難しいのです。

けれど。
当然序盤から圧倒的な速さで持ち点を減らしていくワタシは。
生来の負けず嫌いに火が点いて。
周りの空気も考えずに、神がかり的ともいえるスローを続け、
最後残った8点も、冗談で狙ったダーツが見事に刺さって
あっさりウィンオーバー。

上司も先輩も立てずに…。
いやはや恐ろしいことを…。
社会人としてあるまじき姿です、よい子の社会人は真似しないでね。

それにしても意外な才能宿る?!
でも翌日、早速右腕に違和感…軽い筋肉痛です(涙)
虚弱体質のワタシらしいと思いながら、早くもマイダーツが
欲しいと思ってしまったのでした。


2006/9/24  23:59

カモン三十路。  似非エッセイ

1ヶ月前から開催されていた、羊飼い29歳生誕記念祭も。
ようやく当日本番を迎え、正真正銘20代最後の一年の幕開け。

オトナへの入り口にふさわしい過ごし方として選んだ場所は京都。
東山は、平安神宮の傍にあるウェスティン都ホテル京都で午後を過ごしました。

景色の良い部屋は、落ち着いていて上品。
至る所に高級感が溢れています。
それなのに居心地の悪さを感じさせない空間。
ランチは勿論ルームサービスで。

実は一度はやってみたかったオトナの休日。
気分はすっかりセレブのワタシ。

料理が届くまでに、セパレートのバスでシャワーを浴びて。
勿論着るのは真っ白なバスローブ。
柔らかな初秋の陽射しが、京の都の緑を照らし、部屋に差し込む。
静寂の中で、心穏やかに、美味しい料理をリラックスして味わう。

残念なのは、宿泊ではなく、夕方までのデイユースプランだということ。
でも、まだまだオトナに憧れるレベルのワタシには。
そのぐらいの仮初めのセレブ気分がお似合いなのかもしれません。

お祝いの言葉を下さった皆様、今日のこの日にワタシを
思い出してくれて本当にありがとう。
カモン、三十路。
ワタシはこの一年も前へ進む努力を忘れないことを誓います。
どうかこの、時に扱いに困ってしまう羊共々、宜しく愛してください。


2006/9/20  23:59

羊飼い、沖縄に飛ぶC〜沖縄ゴチ編〜  旅先小話


絶対食べたかった沖縄そば!
以前に一度だけ食べて、ブログにも登場したことあるその絶妙な
味をもう一度味わいたくて、楽しみにしていました。
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これは沖縄そばやソーキソバに乗っている豚肉の代わりに、野菜
チャンプルが乗った野菜そば。
となりの炊き込みご飯は沖縄料理でジューシーというご飯。
なんとこれだけのボリュームで450円也。
タッパーに詰めて持って帰りたいくらい美味しかったです。

そして勿論!
チャレンジしたのはゴーヤ&豆腐チャンプルー。
クリックすると元のサイズで表示します友人の注文したゴーヤチャンプル
もずくも、ジューシーもついた定食。これも安かった…けどボリュームはアメリカサイズ。

他にもGala青い海で食べた塩アイスも美味しかった☆
しょっぱいのに甘い。その不思議なバランス。これはハマリます。

そして最後に。
街で見かけた某大手の自販機なのですが。
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さんぴん茶(ジャスミン茶のことで、沖縄では緑茶以上に大衆的なお茶)、ゴーヤ茶、グァバ茶、シークァーサージュース…。
うーん、自販機丸ごと沖縄限定な感じ。

マリンスポーツや、ショッピングだけではなく。
沖縄には歴史もあり、文化もある。
沖縄を訪れる年齢層には、老夫婦もいれば家族連れも若い恋人同士もいて。
それは全世代が、それぞれに楽しめることを物語っている気がします。

また一つ、心の安らぐ大好きな場所が増えた夏の終わり。
次はいつ行きましょうか。


2006/9/19  23:59

羊飼い、沖縄に飛ぶB〜ぶくぶく茶との出会い編〜  旅先小話

海辺リゾートを離れ、最後の一泊は那覇市に戻る。
離れる間際になって、ようやくの青い空・青い海!

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2003年12月にオープンしたゆいレールに乗って、一気に首里城へ。
絵の具を溶かしたような青い空に生える朱色の建築物。
中国大陸と大和の国の文化交流の色も濃く、琉球の歴史に触れる。

クリックすると元のサイズで表示します 言わずと知れた正殿

…しかし一気に真夏の晴天に、すっかり体力を奪われ…。
首里城を出てすぐにあるお茶屋さんで、どうしても飲んでみたかった
「ぶくぶく茶」を味わいに行くことに。
これが、本当に不思議な飲み物。

クリックすると元のサイズで表示します これが最初の状態
茶筅で必死に泡立てる クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します
出来た泡をさんぴん茶に掬って乗せて、ナッツを砕いた物を振り掛けて吸う

その後、国際通りをぶらついて、一路国内唯一の免税店DFSギャラリアへ。
買い物を堪能して、フードコートで沖縄最後のディナー。
フードコロシアムと名づけられた其処は、オープンキッチンを中心に
観客席ならぬ食事席がぐるりと段々に取り囲む空間。
別に韓国やハワイに行ってまで、ブランド物を買う必要はないと感心しながら、
観光と買い物で動き回ったアクティブな最終日は終了し、ホテルに戻って最上階の
バーでワンナイトラブというカクテルで酔って、沖縄の日々は過ぎていきました。

次回、特別編。


2006/9/18  23:59

羊飼い、沖縄に飛ぶA〜残波岬大荒れ編〜  旅先小話


知らない道を、知らない車に乗って、知らない街のラジオを流しながら走る。
終日混みあうという国道58号線を、ただずっと北上して。
那覇市、浦添市、宜野湾市を抜けると、アメリカンビレッジで賑わう北谷町。
米軍基地の問題の喧騒と裏腹に、本当に外国に来てしまったかのような、
外国人の多さに一瞬たじろぎながら、何故かスーパージャスコへ。

地元スーパーには、お土産屋にはない地元密着の素敵な物が
たくさん置いてあったりするもの。
1缶38円のさんぴん茶や、沖縄そばカップラーメンを入手して、
有名なクィクリーでマンゴー&ヨーグルトフローズンをテイクアウト。

クリックすると元のサイズで表示します本当に本当に美味☆

警備員も、駐車券も何もない広大な駐車場を出て、
再び国道58号線を北上していく。
クーラーを消して、窓を開け放ち、揺れる椰子の木を横目にして。
次の嘉手納町を抜ければ、宿泊先の残波岬のある読谷村に入る。
そこからは県道6号線に逸れて、地図にも詳細に記載はされていない道を
走ることに。
ナビだけを信じて、右折ですとの指示通りに曲がった先に広がるのは!
左右ともに大きな壁のようなさとうきび畑!!!
車がぎりぎりすれ違えるほどの、狭い道。
ただただ見えるのは、前夜の暴風で横倒しになって襲ってくるさとうきび。

日が暮れる前になんとか辿り着いた残波岬。
台風は抜けていたものの、海は勿論大荒れで、見事に遊泳禁止。
珊瑚礁が隆起して出来た断崖が続く中、曇天と荒れる白波に
気分はすっかり火サスや土ワイのクライマックス。

クリックすると元のサイズで表示します10m以上の高さの波!

2泊を過ごした残波岬では、結局出番のなかった水着とゴザとビーチサンダル
だったけれど。
思えばそんなに泳ぎたかったわけでもなく。
ただ何もない岬の果てで、何も考えずに、ぼーっとしたかっただけ。
それにはふさわしい風の吹く音と、ぶつかり合って響き渡る波の砕ける音。

クリックすると元のサイズで表示します
日が暮れて、真っ暗になるまで佇んだ海辺。
いろんな想いを寄せては返す波に投げ捨てて、
ホテルのバーでお決まりのピナコラーダを飲んで酔いながら、
すやすやと眠るのでありました。


2006/9/17  23:59

羊飼い、沖縄に飛ぶ@〜めんそーれ編〜  旅先小話


有休の取り難い仕事をしつつ旅に出たくば、環境作りから。
事務所の人を巻き込んで、通常お盆休みしかなかったところに
フレックスで2日間取れる夏休み制度を導入してもらい、
沖縄へ行ってきました。
(裏ボスと言われてしまうのは、こういうことするから?)

各社パンフを取り揃え、徹底的にリサーチし、追加料金の小さな注書にも
騙されず、電卓を叩きながら、見事レベルを落とすことなく予算内に
おさめることに成功。

しかし時期は台風シーズン。
案の定やってきました台風13号。
沖縄本島は出発前夜に暴風域を出ましたが、こちら大阪からはまさに
台風の進行方向へ向かっていく悪条件。

飛ぶのかっ?
ほんとに飛行機は飛んでくれるのかっ?
多少の不安と、自分たちの旅運の良さを信じて。
出発前夜の深夜2時にキャリーバッグに荷物を詰める。

「当機は、積乱雲を避けながらの飛行となります…」
とりあえず関空を飛び立った機内のアナウンス。
………避けながら?
一瞬脳裏に浮かんだのは、敵のレーザー攻撃を右に左に交わす
SFアクションムービーの一場面。
よし機長!貴方の判断能力と敏捷性と動体視力に全て委ねるよっ!

そうして勝手に気が楽になったワタシは、そのまま深い眠りにおちて。
目覚めれば那覇空港☆
(少しは不安を感じなさいよ、ワタシ…)

クリックすると元のサイズで表示します 目に眩しい青

たった2時間のフライトで、10年ぶりに降り立った南国沖縄。
当然テンションスイッチON。
そして勢いだけでレンタカーを急遽借りること決定…。

車の運転は愛車CYNOSでちょこちょことしているワタシですが。
見知らぬ土地を、乗ったことのない車で走るのは初体験。
いつもは2ドアクーペで飛ばすけれど。
今回の相棒は真っ赤な日産キューブ、5ドア。
レンタカーの営業所の駐車場で、早速戸惑うワタシ。
…何故、足元に3つもペダルが?!
一瞬間違ってマニュアル車借りたか?とうろたえながら、
ようやく寝ぼけた頭が動き出して、それがフットブレーキだと気付く。
よし、一つ問題はクリアした。
じゃ、ギアをドライブに…。ってギアどこよっ?!

車は全車種、装備は同じポジションに固定して欲しいと思いつつ。
使い慣れないカーナビの操作に四苦八苦しながら、いざ見知らぬ土地へ。
真っ直ぐ前に走っていれば、方向は間違えないさ。
そうして早くもなんくるないさの精神が、羊飼いに宿り始めるのでありました…。


2006/9/16  23:59

君に幸あれ  似非エッセイ


親友が結婚しました。
実はワタシ、結婚式の席にお呼ばれするのは初めてで。
今までお葬式なら何度も経験はあるものの、
祝いの席には無縁のまま、20と数年…。
これは世間一般にみて、なかなか珍しいらしいです。

そんな初物尽くしで、慌てて参列マナーを調べ、ドレスを買い、
アクセサリーを用意し、主役に負けず劣らずわぁわぁ言いながら、
数ヶ月準備に追われてしまいました…。
なかなかに女子は大変なのです。

だというのに!
さすがは親友=悪友。
しっかりメインイベントを用意してくれていました。
友人代表スピーチ依頼…。

……(o_ _)o
きちゃった。遂に。いや、まさか。ナゼー(°口°;) !!

そりゃそうですね。
彼女がワタシにただ席に座っていることを許してくれるとは
思ってはいなかったけど。
・・・・・・・ほほぅ、そうきましたか。
あなた、自分の式がどうなってもいいんですね( ̄ー ̄)ニヤリ

ということで。
実際は更にてんやわんや。(←この表現まだ使ってイイデスカ?)

いろいろ策を練ったのですが、最終的には正統派スピーチに落ち着き。
何かサプライズを仕掛けたいとうずうずしましたが、
どうせ当日そんな余裕が自分にあるとも思えず。。。
どうして特技の一つくらい、これまでの人生で習得してこなかった
のだろうと、日々悔やみつつ。。。

ハイアットリージェンシーホテルで迎えた当日。
まさかの感動は、予想を超え、ただひたすらその満ち溢れる幸福感に
酔いしれていたら。
化粧直しも忘れたまま、司会者に呼ばれ出番到来。
ヲイーっ(゜▽゜)\(−−;)

出来に関しての反省会は一人することにして。
会場を凍りつかせるような失態だけは起こさずに、
なんとかケガもなくお役目終了。(^-人-^)ナムナム


しかしすごい。
スゴイんですね、結婚式って。
こんなに幸せで溢れる空間と時間が、このホテルだけでも何組も
執り行われていて、全国規模で、一日単位で、とんでもなく多く
この世に存在しているんだと思うと。
なんだか戦争だとか、虐待だとか、そんな、人同士の傷つけあう行為が
止まないことの方が嘘みたいで。

非常に単純で、いかにも参列初心者らしくて申し訳ないのですが。
ワタシも絶対に、あの新婦が座るひな壇で幸せになろう、ならなきゃと
強く思えたのであります。

誰かを不幸にして、この祝福は得られない。
二人だけが良いだけの結婚は、やっぱり何か違う。
新郎新婦のご家族、ご親族、そして友人知人に同僚の人たち。
皆に優しい笑顔が零れていたこの日の宴は、主役の親友からの
最高の贈り物でした。


どうか、あなたとあなたの大事な人たちに幸あらんことを。


クリックすると元のサイズで表示します
↑多忙を極める中、よく頑張って作り上げたね!新妻M嬢!



2006/9/15  23:59

問いかけて止める言葉たち  創作短話


「ワタシはあなたを信じていいの?」
そう、問いかけようとして止める。

信じさせて欲しい、という気持ちに押し負けて。
あなたから一体どんな言葉を引き出そうとしているのだろう。
あの時信じていいって言ったじゃない!と、後々責める為だろうか。


「ワタシはそれで幸せになれるの?」
そう、問いかけようとして止める。

幸せになれる確証が欲しくて、一時の不安を消し去りたくて。
あなたに一体どんな返事を言わそうとしているのだろう。
あの時幸せになれるって言ったじゃない!と、責任転嫁する為だろうか。


信じるかどうかは、自分が決めること。
幸せになるかどうかも、自分で決めること。
なのにすぐに相手任せにして、それで気持ちを量ろうとして。
いつまでたっても同じ事を繰り返す幼稚さで、いつまでたっても前へ進めずにいる。
返事一つ、言葉一つで手に入る安心感の全てを否定するわけではないけれど。
いい加減そんな言葉に安易に逃げ込むのは止めなければ、ワタシはこれから何処へもいけない。

問いかけようとして、止める。
言葉を飲み込んで、一瞬黙る。
欲しい言葉を聞きたい欲求に駆られて、安易に返事を求めたりしてはだめ。
心の弱さを抱えたままでも。
押し留まる強さを少しずつ、少しずつ、少しずつ。

自分から言わせた言葉に裏切られたと嘆くのは、もう終わりにしよう。
終わりにしなきゃ、だめだと思う。
だからもう。
ワタシは問いかけようとして、止めることにした。




2006/9/11  23:59

悲しい予感  羊飼いの唄


この夜ほど
自分の勘の良さを
恨んだことはない

誰かワタシの感覚を
一瞬で奪ってください
ワタシのこの勝手に動く思考を
粉々に壊してください

ワタシの果てしなく尽きることのない
悪夢のような想像力が
現実を覆い隠して
押し出された世界で今にも潰れてしまいそう

悲しい予感は
外れることがないのでしょう
だから尚更に救いがないのでしょう

悲しい予感は
幸せには繋がらないのでしょう
だから尚更に堪らなく悲しいのでしょう


2006/9/9  23:59

真夜中のジャズ  似非エッセイ


最近、毎晩ジャズを聴いています。
ずっとジャズのアルバムを欲しいと思っていたのですが、
何を買えばいいのか分からないままでした。
それが最近、名曲・有名曲を101曲集めたお得な初心者向けアルバムを
貰ったのをきっかけに。
すっかり虜になったというわけで。

ジャズ音楽に触れた最初の時は覚えています。
大学時代研究していた村上春樹の作品に、それは常に流れていたのです。

しかし所詮にわかジャズリスナー。
何も知識なんてないままに、ただそのリズムの心地よさに身を委ねるだけです。
でも、音楽の愉しみ方はそんな感じでもいいのかな。

ジャズには本当に夜が似合う。
それも独りきりの夜。
そんな気がします。

毎夜、ベッドに横になり、枕もとの間接照明だけを仄かに点けて。
30分のタイマーをセットして、アトランダムに曲を流して目を瞑ります。

タイトルもプレイヤーも確認しないまま。
軽やかな、切なげな、寂しげな、祈りのような、泣き声のような。
聴く時々のこちらの心模様が、耳に届く音楽を変えてしまうかのように、
その音色や歌声は毎回違う。

マイルスデイビス、ナットキングコール、ルイアームストロング、
グレンミラー、チャーリーパーカー、ベニーグッドマン…。

パチパチパチ…とアナログ音までもが聴こえるその往年の名曲たち
を聴いていたら、レコード盤が欲しくなってきた此の頃です。



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