2007/8/6 23:59
ゆびをザックリと 似非エッセイ
仕事中に。
大して慌てることはなかったのに。
不用意に動いて、指をザックリ切ってしまいました。
ザックリという擬音語を聞いて、
想像する怪我の程度は人それぞれだと思うのですが。
結構深く切ってます。
しかも紙の束で。
爪と指の間の、柔らかい部分。
あっ、と思った次の瞬間に少し遅れて痛みが走る。
その次に血がどばどばと出る。
慌ててシンクに駆け寄って、水で流すと、
赤い液体が流れて排水溝に消えていく。
ジン、とする指先が冷えて感覚がなくなり始めるまで、
赤い血が流れていくのを見続けて。
はっ、と仕事中だったことを思い出す。
血は思いのほか、止まることを知らず。
諦めて、ワタシはパクっと口でくわえてみる。
血の味は、いつも苦い。
あまりに血が止まらないので、
大丈夫ですか?と声をかけてくれた同僚に、
振り返っていつものようにいつもの感じで、
大丈夫と答える。
席に戻って、絆創膏で止血しようとするのだけれど、
うまく指に捲けなくて、なんだかほとほと悔しくなる。
机の引出しに入れておいた絆創膏は。
ワタシの怪我に使う為に用意しておいたんじゃ、ない。
誰かが痛い思いをした時に、
捲いてあげるためのものだった。
一日、指はじんじんと傷んだ。
血は止まったけれど。血は止まるのだけれど。
ゆびをザックリと切るのは、悲しい。
