2005/1/5 22:50
【A wish for...】 分類なし
【A wish for...】
インタフォンの音で目を開ける ベッドの上
2:18を示す時計 視界の端に
玄関へ歩く
「はい?」
聞かなくてもわかってる
「…俺。」
やっぱり
ドアを開ける
サングラスかけて俯きかげん
「寝てたか?…ごめんな。」
「ん、いいよ。」
「わりぃ…。一杯飲ませてくんねーか?」
「ん。」
中に入ってもサングラスかけたまま
座るのはソファの前の床 いつもと同じ
焼酎とウーロン茶と氷とグラスとマドラー
テーブルにおいて座る やや後ろ気味の右隣り
つくることはしないんだ。
「薄ぃー。」とか「濃すぎんだよ。」とか
そんなんばっかだから
セルフサービスでマドラーからから ずっと無言
右後方45度から見える顔 疲れてる
かけたままのサングラス 手伸ばして外して
みつけた泣いた痕跡 指でなぞる
何かあったんだね 聞かないよ
聞いても何も言わないってわかってるし
だけど…
いつもより華奢なその肩…抱かせて…
抱きしめさせて…
インタフォンの音で目を開ける ベッドの上
2:18を示す時計 視界の端に
玄関へ歩く
「はい?」
聞かなくてもわかってる
「…俺。」
やっぱり
ドアを開ける
サングラスかけて俯きかげん
「寝てたか?…ごめんな。」
「ん、いいよ。」
「わりぃ…。一杯飲ませてくんねーか?」
「ん。」
中に入ってもサングラスかけたまま
座るのはソファの前の床 いつもと同じ
焼酎とウーロン茶と氷とグラスとマドラー
テーブルにおいて座る やや後ろ気味の右隣り
つくることはしないんだ。
「薄ぃー。」とか「濃すぎんだよ。」とか
そんなんばっかだから
セルフサービスでマドラーからから ずっと無言
右後方45度から見える顔 疲れてる
かけたままのサングラス 手伸ばして外して
みつけた泣いた痕跡 指でなぞる
何かあったんだね 聞かないよ
聞いても何も言わないってわかってるし
だけど…
いつもより華奢なその肩…抱かせて…
抱きしめさせて…
2005/1/4 22:36
【愛ノカタチ -left way-】 分類なし
【愛ノカタチ -left way-】
撃たれた…見事に。生きている、まだ。けれど、流れ出る血は多量で止まらない。死ぬ、な…。遠のいてゆく意識…。
気がついた。担がれている。手負いの、お世辞にも小柄とはいえない成人の女を担いで走っているこの男は同僚…にして恋人。よく走れるな…。伊達や酔狂で訓練してるわけじゃないものね…。撃たれたところが痛む…。意識がまた遠のいてゆく…。
気がついた、再び。寝かされている。どこか…建物の中、床の上。流れ続ける血をどうにか止めようとして…くれてるようだ。
「…いいよ、もう…。」
「お、気ついたか?何が『もういい』んだよ。よくねぇだろが。くそ…止まらねぇ…。」
…止まらないよ。自分でわかる。あなただってわかってる。今すぐに医療機器の整った病院で天才ドクターの治療でも受ければ別かもしれない。けれど、それは無理…私は死ぬ。いいんだ、もう…。
カプセルを取り出した。もしもの時のために持たされている…中身はPOISON…毒。
どうにか声を絞り出す。
「…ありがと…幸せだった…。」
よかった、言えて。そして笑ってみせた。つもりだったけど、ちゃんと笑えてたかどうか…笑った顔に見えたかどうか…。「逃げて、早く…!」
今度はちゃんとした大きさの声が出た。そして、カプセルを口に放り込む…。
「おい、何っ…」…気がついた時には服んじまってた。止める間もなく…逝っちまった。逝かせたくなかった…。逝かせるもんかと…なのに…逝っちまいやがった…。よりによって、俺の腕の中で…。嘘みたいにきれいな…死に顔…。
「…何が、早く逃げろ、だ。…ざけんな。」
左腕にオマエを抱えたまま、右手でカプセルを取り出す。
「こんな美人置いて逃げれっか…。」唇の左側で笑う。
そして、カプセルを口に放り込む…。
=the end=
撃たれた…見事に。生きている、まだ。けれど、流れ出る血は多量で止まらない。死ぬ、な…。遠のいてゆく意識…。
気がついた。担がれている。手負いの、お世辞にも小柄とはいえない成人の女を担いで走っているこの男は同僚…にして恋人。よく走れるな…。伊達や酔狂で訓練してるわけじゃないものね…。撃たれたところが痛む…。意識がまた遠のいてゆく…。
気がついた、再び。寝かされている。どこか…建物の中、床の上。流れ続ける血をどうにか止めようとして…くれてるようだ。
「…いいよ、もう…。」
「お、気ついたか?何が『もういい』んだよ。よくねぇだろが。くそ…止まらねぇ…。」
…止まらないよ。自分でわかる。あなただってわかってる。今すぐに医療機器の整った病院で天才ドクターの治療でも受ければ別かもしれない。けれど、それは無理…私は死ぬ。いいんだ、もう…。
カプセルを取り出した。もしもの時のために持たされている…中身はPOISON…毒。
どうにか声を絞り出す。
「…ありがと…幸せだった…。」
よかった、言えて。そして笑ってみせた。つもりだったけど、ちゃんと笑えてたかどうか…笑った顔に見えたかどうか…。「逃げて、早く…!」
今度はちゃんとした大きさの声が出た。そして、カプセルを口に放り込む…。
「おい、何っ…」…気がついた時には服んじまってた。止める間もなく…逝っちまった。逝かせたくなかった…。逝かせるもんかと…なのに…逝っちまいやがった…。よりによって、俺の腕の中で…。嘘みたいにきれいな…死に顔…。
「…何が、早く逃げろ、だ。…ざけんな。」
左腕にオマエを抱えたまま、右手でカプセルを取り出す。
「こんな美人置いて逃げれっか…。」唇の左側で笑う。
そして、カプセルを口に放り込む…。
=the end=
2005/1/4 22:31
【愛ノカタチ -right way-】 分類なし
【愛ノカタチ -right way-】
撃たれた…見事に。生きている、まだ。けれど、流れ出る血は多量で止まらない。死ぬ、な…。遠のいてゆく意識…。
気がついた。担がれている。手負いの、お世辞にも小柄とはいえない成人の女を担いで走っているこの男は同僚…にして恋人。よく走れるな…。伊達や酔狂で訓練してるわけじゃないものね…。撃たれたところが痛む…。意識がまた遠のいてゆく…。
気がついた、再び。寝かされている。どこか…建物の中、床の上。流れ続ける血をどうにか止めようとして…くれてるようだ。
「…いいよ、もう…。」
「お、気ついたか?何が『もういい』んだよ。よくねぇだろが。くそ…止まらねぇ…。」
…止まらないよ。自分でわかる。あなただってわかってる。今すぐに医療機器の整った病院で天才ドクターの治療でも受ければ別かもしれない。けれど、それは無理…私は死ぬ。いいんだ、もう…。
カプセルを取り出した。もしもの時のために持たされている…中身はPOISON…毒。
どうにか声を絞り出す。
「…ありがと…幸せだった…。」
よかった、言えて。そして笑ってみせた。つもりだったけど、ちゃんと笑えてたかどうか…笑った顔に見えたかどうか…。「逃げて、早く…!」
今度はちゃんとした大きさの声が出た。そして、カプセルを口に放り込む…。
「おい、何っ…」…気がついた時には服んじまってた。止める間もなく…逝っちまった。逝かせたくなかった…。逝かせるもんかと…なのに…逝っちまいやがった…。よりによって、俺の腕の中で…。嘘みたいにきれいな…死に顔…。
「早く逃げろ、か…。そうだな。」唇の右側で笑う。
「けど、こんなべっぴん置いてく程バカじゃねーんだよ、俺は。」
そして息をしなくなったオマエを肩に担ぎ、俺は走り出す…。
=the end=
撃たれた…見事に。生きている、まだ。けれど、流れ出る血は多量で止まらない。死ぬ、な…。遠のいてゆく意識…。
気がついた。担がれている。手負いの、お世辞にも小柄とはいえない成人の女を担いで走っているこの男は同僚…にして恋人。よく走れるな…。伊達や酔狂で訓練してるわけじゃないものね…。撃たれたところが痛む…。意識がまた遠のいてゆく…。
気がついた、再び。寝かされている。どこか…建物の中、床の上。流れ続ける血をどうにか止めようとして…くれてるようだ。
「…いいよ、もう…。」
「お、気ついたか?何が『もういい』んだよ。よくねぇだろが。くそ…止まらねぇ…。」
…止まらないよ。自分でわかる。あなただってわかってる。今すぐに医療機器の整った病院で天才ドクターの治療でも受ければ別かもしれない。けれど、それは無理…私は死ぬ。いいんだ、もう…。
カプセルを取り出した。もしもの時のために持たされている…中身はPOISON…毒。
どうにか声を絞り出す。
「…ありがと…幸せだった…。」
よかった、言えて。そして笑ってみせた。つもりだったけど、ちゃんと笑えてたかどうか…笑った顔に見えたかどうか…。「逃げて、早く…!」
今度はちゃんとした大きさの声が出た。そして、カプセルを口に放り込む…。
「おい、何っ…」…気がついた時には服んじまってた。止める間もなく…逝っちまった。逝かせたくなかった…。逝かせるもんかと…なのに…逝っちまいやがった…。よりによって、俺の腕の中で…。嘘みたいにきれいな…死に顔…。
「早く逃げろ、か…。そうだな。」唇の右側で笑う。
「けど、こんなべっぴん置いてく程バカじゃねーんだよ、俺は。」
そして息をしなくなったオマエを肩に担ぎ、俺は走り出す…。
=the end=
