2008/3/15  19:28

セミリンガルの恐怖16  1) セミリンガルの恐怖

人種差別 TB057

シントク、シントク
最近は次男も長男と同じ中学に通うようになり、次男もやはり長男の時と同じように「シントク、シントク」と、からかわれるのだと言いました。

長男はこれは既に経験済みの事なので、「あいつらは馬鹿だから、ほっとけばいい。そのうち飽きるから」と、次男にアドバイスをしていました。

長男に「学校では人種差別を受けているのか」と聞いたところ、「僕は今までの人生の中で、人種差別を受けたと感じた事は一度もない」と答えました。

「シントク」とは仏語で「アホな中国人」という意味なので、明らかに人種差別であると思うのですが、長男の理解では、何かしら「からかう材料」としてこれを使っているだけであって、「人種差別」ではないのだそうです。

「意地悪」か「人種差別」か
そう言えば私も、海外生活18年程になりますが、「人種差別を受けた」と感じた経験は殆どありません。

もちろん私も意地悪をされたり嫌な目に合った事は沢山ありますが、それを「人種差別だ」と思った事がないので、「差別を受けた事はない」と思っているだけで、本当は差別をされたのに、私が気がつかなかっただけだったのかも知れません。

確かに、他の人が差別を受けた話を聞いて初めて「じゃあ、あれも差別だったのか」と後から気が付いた、という事は何度かありました。

また人種差別!
私はよく夜行列車を利用するのですが、ある時、私はアラブ人系の人達と相室になりました。彼らは車掌にパスポートを取られた事を「人種差別を受けて不当に怪しまれたのだろう」と憶測していました。私が「何度もこの列車に乗っているが、身分証明書は必ず全員が取られる」と言ったら、やっと安心したようです。

つまり彼らは何事に対しても、まずは「人種差別か?」と疑う事が習慣となっているようでした。

またある時、列車の中で綺麗な黒人の女性が私の前の席に坐っていました。警察が来て彼女に「パスポートを見せろ」と言ってチェックすると、他の人達には見向きもせず去って行きました。

彼女が黒人だったからなのか、たまたま「ある黒人女性」を探していただけだったのかは知る由もありませんが、彼女は「人種差別をされた」と思ったであろう事が推察できました。

「人種差別」と取るか「単なる意地悪や偶然」と取るかは「受け取る側の取り方次第」であるとも言えます。少なくともうちの子供達は私と同様、人種差別をされても気がつかない「呑気タイプ」であるようです。


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