2008/8/27  1:52

「イン・ザ・プール」 奥田英朗  読んだ本

 オリンピックで水泳競技を見ると無性にプールで泳ぎたくなる!!それは大学最初の夏に岩崎恭子が「今まで生きてきて一番幸せです・・・」という名ゼリフを口にしたときもそうだし北島康介が「なんも言えねえ〜(泣)」と言った今もそう。でも実は昔から水泳は苦手なので(笑)、結局プールは行かないのだ・・・。今だったらスポーツジムにもプールはあるんだけど、まともにプールで泳いだのはいったいいつ以来??ほとんど中学くらいで時間が止まっているような・・・そう考えるとなかなか行けないんだよね。。。でも最近はなかなかスポーツジムに行けないので、平日プールに行ってひと泳ぎするだけだったら、海パンだけ持っていけばいいし、終わればそのまま服着れるし、遅い時間だったら混んでなさそうだし、いいかも・・・と検討中。そんなわけで・・・ではないのだけど(笑)、気分転換のつもりでプールで泳ぎ始めたらその依存症になってしまう人の話から始まる「イン・ザ・プール」なのだ。

 デュークスの篠田さんとまあくんのおすすめということで読んでみたこの本、40過ぎのオッサンだけど心は5歳児、精神科医のおぼっちゃま伊良部一郎(いらぶなんですか?いらべなんですか??)が毎回毎回、桂三枝よろしく「いらっしゃ〜い」(新婚さんかっ!!)と患者を診療室に呼び込み、セクシーで若干露出狂な看護婦マユミちゃんが毎回注射を打ちつつ、現代の心の病に悩まされている患者を意識してか無意識でか(笑)元気にしていくショートストーリーなのだ。とにかく伊良部のキャラが抱腹絶倒というか、爆笑もの。あまりにキャラが濃すぎるので、面白いなぁ〜と思いながら読んでて、ふと、でもこれって面白いだけ??で、何なの?と一瞬思ったけど(笑)、それもプール依存症や勃ちっぱなし(笑)の病気になる人のところまで。自意識過剰なイベントコンパニオンの「コンパニオン」やメール依存症の高校生が登場する「フレンズ」、ものすごく心配性なジャーナリストが登場する「いてもたっても」・・・と読み進めていくと、気がつけば今の世の中、すごく神経過敏というか、よく言えばナイーヴで気をつかって神経をすり減らしてしまっている現代人に、そんなに肩肘張らなくてもいいんだよ〜、自分の思うことを思うようにやれば気楽だよ〜という強烈なメッセージが感じられる作品だなぁ・・・と思えるのである。

 読んでいると、患者が伊良部やマユミに場面場面で言われたり諭されたりするセリフの中に、結構納得・・・みたいな感じで、後からもう1度読み返したくなるような言葉が転がってたりして、キャラクターで笑えて、そういった言葉でもまた癒されて、結構すごい癒し系の作品なのかも・・・。それにしても、伊良部は大病院の院長の息子だからこんなふうになるのはいいとして、看護婦マユミはどういうわけで伊良部の神経科にいることになってしまったのか??それが気になる(笑)!・・・ということで、2作目の「空中ブランコ」に行ってみよう・・・。

 

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