2008/8/8 6:51
不明 分類なし
県内で2007年度に不登校となった中学生の割合(不登校率)は3・67%で、全国ワースト1位となったことが、県が7日発表した学校基本調査結果(速報値、5月1日現在)で分かった。不登校の中学生は前年度より140人増えて1008人に上り、不登校の目安となる長期欠席日数を「30日以上」とした1991年度以降、最悪となった。
県教委などによると、公立中学校の不登校者数は995人で、中学1年は240人(前年度比24人増)、2年は371人(同40人増)、3年は384人(同83人増)で、いずれの学年も増加。全中学校の不登校率は全国平均(2・91%)より0・76ポイント高く、全国ワースト9位の前年度より0・5ポイント増えた。
不登校の理由(中学)では、「人間関係作りができない」(14・6%)、「非行、怠学」(9・2%)、「生活習慣」「家庭内問題」などが挙がった。
小学校の不登校児童数は189人で前年度より6人減、不登校率は0・36%(前年度比0・01ポイント減)だった。
中学校の不登校を巡っては、小学6年から中学1年に進学する際に、環境の変化などから不登校になる子どもが増える「中1ギャップ」が問題化している。その状況を調査結果でみると、06年度の公立小学6年の不登校者数は76人だったため、中1になって164人増えた形で、05〜06年度にかけての小6から中1に上がる際の増加幅(148人)を上回っている。
県教委は中1ギャップや不登校に対応するため、今年度から中学1年のクラスを35人学級編成とするなどの「はぐくみプラン」を実施し、22校が導入した。また、不登校率の高い学校に教諭を多く配置しているほか、昨年度からは、スクールカウンセラーを全公立中学校に配置するなどの対応をとっている。今回の調査結果について、県教委は「残念。結果を分析し、改善に向け粘り強く、丁寧に取り組む」と話している。
「山梨不登校の子どもを持つ親たちの会」の鈴木正洋代表は「不登校解消には、教師と子どもの信頼関係が何より大切。教師は忙しく、なかなか子どもと向き合えていない現状では、増加は当然の結果で、さらに増える可能性もある。1クラスをもっと減らすなど、さらなる対策が必要だろう」と指摘している。
(2008年8月8日 読売新聞)
