2008/8/30  7:37

不明  分類なし

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 山梨中央銀行に勤めていた40歳代の男性行員が4月中旬、顧客の定期預金2000万円を無断で解約し、住宅関連資金の融資を希望していた別の顧客の住宅工事代金に流用していたことが29日、わかった。同行はこの行員を26日付で懲戒解雇にした。

 同行によると、行員は郡内地域の支店に勤務していた。昨年秋以降に顧客から住宅関連資金約2000万円の融資の申し込みを受け、審査を担当した際、顧客の希望する条件での融資が難しいと判断したのにもかかわらず、事情の説明を怠った。顧客側は融資を受けられると思って住宅工事を進め、4月中旬に工事代金を支払うことになった。

 困った行員は支店に定期預金口座を開設している別の顧客を「定期預金の証書に間違いがあり訂正したい」などとだまして証書を預かり、口座から現金2000万円を引き出したうえ、住宅工事の請負先に工事代金を振り込んだという。

 証書を預けていた顧客から支店に「定期預金の証書が戻らない」と問い合わせがあって問題が発覚。同行が内部調査したところ、職員が現金を着服して私的に流用した形跡はなかった。職員は「(融資を申し込んだ)顧客に迷惑をかけたくなかった」などと説明したという。

 定期預金口座から引き出された現金は、同行が利息をつけて全額を顧客に弁済。その後、同行が行員から回収した。

 同行広報室は「信用を第一とする金融機関として誠に申し訳なく、関係する皆様に心からおわび申し上げます。再発防止に向けて内部管理態勢の一層の充実・強化を図りたい」としている。
(2008年8月30日 読売新聞)

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