2006/2/22  13:35

ペアといえば  フィギュアスケート

 フィギュアのペアといえば思い出す漫画。
『銀のロマンティック…わはは』(川原泉著 白泉社文庫『甲子園の空に笑え!』に
収録)です。
 知らない人が聞くと「何と言うタイトル…」でしょうけど、面白いです。
川原泉の漫画は笑いの陰に涙あり…で、しかもあざとくない。つい、ほろり。

 この話なんですが
「天才と騒がれ国際大会で総合優勝目前に、その競技中の事故で再起不能になった
元スピードスケート選手影浦忍。
 世界的に有名な天才バレエダンサーを父に持つが、余りの演技のキレのよさで
バレエには向いていそうにもない由良更紗(父に「あれは才能以前の問題でして」と言われている)。
この2人が弱小スケートクラブのコーチ兄妹(もとペアスケーター)にスカウトされ
世界を目指す…」と言うストーリー。
 
 初出が1986年(『花とゆめ』掲載)なんですが、ちょうどチェコの選手が
公式戦で初めて4回転トゥ・ループ・ジャンプを成功させて優勝した年。
技術やスピードは凄いけど表現力が…な主人公ペアは、ジャンプに活路を見出し、
(なにせ2人ともいきなりトリプル・アクセルを跳んだ「非常識なジャンプ力の持ち主)4回転に挑戦するわけです。
 しかも「あんまし見栄えのしないトゥ・ループ」ではなく
「最も難しい種類のジャンプ、ルッツ」を。

 この作品の中で「4回転」=「クワドラプル」と言ってましたが、現在世間では普通に
「4回転」。
3回転はトリプルだけど、「クワドラプル、クワドラプル」…確かに言いにくい。


 この2人がエキシビションで披露した「男女逆パートを踊る」ってのがありました。
女子が男子をリフトしたり、デス・スパイラルで振り回したり…。
昨日のペアを見ていましたらそのシーンが甦りまして、でもあんなに体格差があったら
無理だよな〜なんて思った次第。(やったら面白いけど)

 タイトルの由来はコーチのお言葉。
「観る者の共感を生み 魅了し そして 感動の嵐
貴方と私の魂の共鳴 氷上の奇蹟 
それを私は銀のロマンティックと呼んでいるのだ!! 
 個人的に… 」

 「一心不乱に滑っている時に…色恋沙汰なんて…」
「どやって表現しろとゆーんだ…」
表現力に欠ける2人、でも最終的に自分達の世界を見つけるのです。
「情緒の世界はそれだけじゃないだろーが」

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