2006/12/10  18:07

マリインスキーバレエ 『白鳥の湖』 A  バレエ(鑑賞メモ)

 1幕1場、背景には断崖絶壁に建つお城の絵。
なんだかこの国?城?の波乱の歴史を感じさせますねえ…。

 まず道化が登場したとき背もあまり無く「ふ、太っている?」と
一瞬がっかりしたのですが、このダンサーがまた非常に身体が軽い方で、
ジャンプが高く軽やか。ピルエットもくるくるくるくる〜っとよく回る!!
あの体型のがっちりは脂肪ではなく、筋肉だったのね〜。見るからに人も良さげな感じ。
 観客の人気者で拍手を一杯貰ってましたが、「ふふんっ」となることも無く
嬉しそうな表情で控えめに拍手に答えておりました。高感度大。
(松●竜●に似ている…と思ったのは私だけ?)

 まわりで踊るコールドも華やかで、軽やかで、
「ああ全幕は楽し〜な〜♪」としょっぱなから「うきうき」となりました。

 王子は自信に満ち溢れた表情で登場。
哀愁とか鬱屈と言うようなものは全っ然、感じられません。
厭味が無い程度の「私はこの国の未来の王様〜」な余裕に満ちています。
どちらかと言うと遊び人王子のような感じですね〜。
いつもまわりの侍女や村娘を軽〜くからかっていそう。
 このイワンチェンコというダンサーは非常にスタイルの良い人で、
余計な筋肉も脂肪も付いておらず痩せすぎでもない、背も高めで、王子としても程よい体型です。非常に私好みでした。

 そしてとっても大酒のみ!?1幕の間飲みっぱなしだったような〜。
踊っているか、飲んでいるか。従者も次々お代わりを運んでくるし…。
 娘達が作った花冠を頭に載せられてヨイヨイでご機嫌になっているときに
王妃様登場〜!!
 さて王子のこのふざけた状態に怒るのか?眉を顰めるのか?と見守っておりますと
「あらまあ、あなた頭に何を載せているの?」ってな感じで微笑。
非常に磊落な性格の王妃様のようです。
王子の方が「しまった!!母上にとんだところを見られた!!
後々事ある毎にからかわれてしまう〜!!」って焦っているように見えました。

 王子の母のキャラクターは国王に嫁いで夫の死後王子が成人するまで国を治めている
パターンと、自分が元々国の嫡子で女王のパターンがあるみたいですが、
今回は前者のようです。まだまだ美しくて艶のある、若い頃は恋多き女ですか?王妃様。
 王子の父王との結婚の経緯も、国王が彼女にムチュ〜になったに違いない。
そんで、「王妃になったらキュウクツな生活になりそうで嫌だわ〜」と思っていたのを
周りの人達(王の側近とか、大臣とか、自分の親とか)に説得されて結婚したのだ。
それでも物事に拘らない人だからうまくやってこれたんだろうな〜などと
妄想してた私。
 娘達から花束を貰ったときも威厳に満ちて…というよりにこやか、鷹揚って
感じで、国民からも非常に親しまれているのではないかしら〜と推測。

 一方王子の方も「明日花嫁を選んでね〜」と王妃様に弓を貰ったときも、
「はいはい」って感じであんまり拘っていないのね…。
「青き血を持つものの義務」って位にしか思っていないのか。
さすが母子でそういうところは捌けているのだろうか。
それより弓に気持ちが向いているようでした。

 パ・ド・トロアのシクリャローフくんはが登場したとき「おっ♪」と思わず
オペラグラスで確認しましたら非常に可愛いお顔をしてました…♪ほほほ。
将来ジークフリード王子を踊ることになるんでしょうね〜。
 まだ線が細いので今踊っても物足りないだろうけれど、この先成長して
テクニックの粗さや乱暴さを克服すれば楽しみですねえ。
今はこれも若さゆえの元気さで、印象は悪くなかったです。
できればあまり筋肉むきむきにならないで欲しい。程よく、でお願いしたい。
役名は「王子の友人たち」でしたが、王子と比べると幼くて友人というより弟分?

 夕方になり酒宴(って感じでした)もお開きになって友人達や従者が去った後も
王子は「ああ〜、明日は成人式の上に花嫁選び…。嫌だな。憂鬱だ。鬱々…」って
感じはには(私には)まるで見えなくて
「明日は成人式で結婚相手も決まってこれからは不自由な生活になるのかあ〜。
今日くらいはちょっと羽目をはずして遊んどくか〜」と軽い感じで矢を手に
森に向かったように見えたのでした。

 …つづく。

RSS1.0