2008/5/21  22:40

さすらいの男(22)【サラ】  さすらいの男

一瞬のことだった。

周りにいた男達が吹き飛んだ。

速すぎて何をしたのか分からない。

何かの衝撃を受けて、男達は倒れた。

あっという間に一人きりになってしまったアトマーレ。
未だ状況が飲み込めず目をぱちくりしている。

気のせいか、レイの顔が微かに笑っているような…。

「ぐああ!」

突然レイが頭を抑えて倒れこんだ。
「レイ?!」
慌てて駆け寄る。
「頭が…頭が…割れそうだ…!」
何がおきているのか分からない。
「レイ?!しっかりして!」
レイの顔が真っ青になっている。
相当苦しそうだ!
「ははは、よく分からないが、勝負あったね。
 今僕がこの引き金を引けば、君たちは消える」
いつの間にかその手には拳銃が握られて、
真っ直ぐこちらを見ている。
「あなたって、どこまで卑怯なの?
 何かに頼ってばかりで。
 たまには自分の力でやり遂げてみなさいよ!」
「だ、だまれ!女の分際で!」
銃口がふらつきながらも私達を捉える。
もう、だめだ!

その時だった。



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