2008/5/24 22:38
さすらいの男(23) さすらいの男
頭が割れる
そう思った。
内側から徐々に割れていくような痛み。
「あなたって、どこまで卑怯なの?
何かに頼ってばかりで。
たまには自分の力でやり遂げてみなさいよ!」
「だ、だまれ!女の分際で!」
誰かの声がした。
銃口がこちらを向いている。
避けなければ。
あいつに当たってしまう。
憎しみを込めた目で見つめてくるあいつに…。
あの視線が心地良い。
いつまでも俺を見続けるあの瞳。
あれを失くすわけにはいかない。
体が動く。
ボキ
骨の砕ける音がした。
「ぎゃあああああああああああ!」
目の前でちんけな男が叫び声をあげた。
無理やり銃口を横に向けたので指の骨でもいったのだろう。
かまいやしない。
あの瞳を失くすわけにはいかないのだから。
それさえあれば…。
「レイ!」
サラが俺を呼んでいた。
今のはなんだ?
俺は何を思っていたんだ?
記憶の断片。
何か、肝心な何かを思い出していたはずなのに…。
名前を呼ばれた途端に消えてしまった。
一体なんだったんだ…?
「レイ?」
サラが不思議そうな顔で俺を見ている。
俺は今…何をしたんだ?
当たり前の様に男の指を折った。
俺は一体…何者なんだ?
そう思った。
内側から徐々に割れていくような痛み。
「あなたって、どこまで卑怯なの?
何かに頼ってばかりで。
たまには自分の力でやり遂げてみなさいよ!」
「だ、だまれ!女の分際で!」
誰かの声がした。
銃口がこちらを向いている。
避けなければ。
あいつに当たってしまう。
憎しみを込めた目で見つめてくるあいつに…。
あの視線が心地良い。
いつまでも俺を見続けるあの瞳。
あれを失くすわけにはいかない。
体が動く。
ボキ
骨の砕ける音がした。
「ぎゃあああああああああああ!」
目の前でちんけな男が叫び声をあげた。
無理やり銃口を横に向けたので指の骨でもいったのだろう。
かまいやしない。
あの瞳を失くすわけにはいかないのだから。
それさえあれば…。
「レイ!」
サラが俺を呼んでいた。
今のはなんだ?
俺は何を思っていたんだ?
記憶の断片。
何か、肝心な何かを思い出していたはずなのに…。
名前を呼ばれた途端に消えてしまった。
一体なんだったんだ…?
「レイ?」
サラが不思議そうな顔で俺を見ている。
俺は今…何をしたんだ?
当たり前の様に男の指を折った。
俺は一体…何者なんだ?
