2006/8/31 16:57
24日目 アトリエ公開
4月14日の(DATA)より。
竜巻の数は4つがいいようだ。2つは線だけで2つの竜巻に重ねる。
手前に引き寄せ左右の立像より昇る竜巻とする。
津波の波の高さを強調して中央の空間にせり出す。
拡大して出力するが、いい色が出ない。日のある空の色、海の色、
波の色、白日の下の色を探す。
出力時の設定だけではむりなようだ。なかなかうまくいかない。
2006/8/28 15:44
23日目 アトリエ公開
2006年4月8日のDATAより。
中央の空の空間が気になる。
試みに、竜巻の数を3本、4本、5本、と増やしてみる。
色を変え、形や、大きさ、うねりを試みる。
余談になるが、東西の名画もよく見ると、直してみたい構図がある。
繰り返し同じテーマでモチーフを追い続けるアーティストが多いが、
絵の具で描いていく作品作りでは仕方ないだろう。
マティスは好きだが、シャガールの制作手法は好きになれない。
シャガールは長編詩を絵画で何点か残したようなアーティストだ。
マティスの作品は途中で投げ出したような作品でも、完成に近く。
シャガールの掌で隠してみる空間には他のものでもいい曖昧なものを
感じる。しかし両者とも美術史に輝く巨星だ。
2006/8/26 18:12
22日目 アトリエ公開
2006年4月6日のDATAより。
高波の形(津波)を意識したデッサンを繰り返す。左から右への三つの
波を、大きさを変え、色を変えて描く。津波の後の海面を漂うマスク達の
行方を表現するために、穏やかになった海面が相応しいと思って描いて
きたが、もう一つ前のシーン(8日目参照)を取り入れることにする。
雑多で複雑な色と形を、色数を少なくして単純な形にする。色を考えれば
災害跡のシーンに重ねることも出来ると思ったが、マスクの動きを正確に
するためにやめた。右の立像のバックにある暗い青色が今日の気持ちを
一番落ち着かせてくれる色だ。体調が優れない。
2006/8/25 13:28
21日目 アトリエ公開
2006年4月5日のDATAより。(途中、1DATA省略)
春の嵐のような体調が続いている。いつも心身ともに健康な状態で制作に
あたれればいいのだが、心も体も生活の面にも、日々新たな問題が起きてくる。
いくら時間をかけた作品であっても、現実を踏まえた目で見れば、何かしら、
嘘っぽくて、しらけて見えて、自分の作品でありながらいやでいやでたまらない
作品に見えることがある。一日中、画いては消すことを繰返し、
上下から左右へと試みた空のグラデ−ションが残り、竜巻を2つに分ける。
水平線の傾きをそのままに、平らな海面に白い波が生まれる。
2006/8/24 17:03
20日目 アトリエ公開
2006年4月3日のDATAより。
19日目を出力してみるが、納得のいく色が出ない。グラデーションの使用を
少なくしてデータ量を小さくしたが、データ変換時に想像以上の膨らみがあり、
空等の広い部分での使用が無理なようだ。頭に血が上り、一気に塗りつぶす
か、破いて捨ててしまうところだが、データなので、二つの立像と、マスクを
残して、プチプチと消してしまう。バックと海面を最初からやりなおす。
2006/8/23 16:13
19日目 アトリエ公開
2006年4月1日のDATAより。(4日、4個のDATAを省略)
この5日間で、マスク一つ一つの色を全体のバランスを見ながら、できるだけ、
単色に置き換える。マスク一つのスペースは、全体からみるとわずかな面積であるが
置き換えのための、様々な色を当てはめる時、画面のある部分が突然目立ってくる。
形にもリズムが出てくる。現実の生活空間にも似たような現象があるようだ。
CGで探る作業は短時間に、数多く試すことが出来るので。試みの途中の妥協や、
曖昧さを避けることが出来る。塗るという制作過程では限度がある。空の色を変える。
海の色を手前と沖とその中間の三層の遠近に分け、彩度明度を上げる。
作られていく画面上の緊張感には、それ以上の緊張感で画面を把握していないと、
それ以上のものは生まれてこない。
2006/8/22 18:19
18日目 アトリエ公開
2006年2月15日のDATAより。(13,14日のDATA省略)
このところ連日、この作品だけの制作が続いている。
直しも少なくなり、完成が近いような気分になり、横60cmたて90cmに
拡大して出力してみる。4〜5通りの色出しをするが、気に入った色が
出ない。海面が暗すぎて透明感がない。バックの空のグラデーションが
化けてしまった。データ量が想像以上に膨らんでいる。マスク一つ一つの
グラデーションは無理かもしれない。全体の暗さにがっかりする。
新しいモニター上のイメージが、以前のブラウン管タイプのモニターに比べて、
明るすぎるので、だまされないように、明るさを割り引いた色選びをしなければ
ならない。
2006/8/19 12:26
17日目 アトリエ公開
2006年2月11日のDATAより。(3DATAを省略)
2004年12月26日のスマトラ沖地震による大津波の被害には、各国からの
支援部隊が復旧支援に駆けつけたが、翌2005年3月に、
二アス島地震、同年10月にはパキスタン大地震、と国際的な支援を
必要とする地震災害が続いた。死者数、負傷者数の多さにも心が痛む
が、行方不明者の多さとその救助やその後の遺体捜索を考えると、
“人の命の等しさ”とは何だろうと考えてしまう。
いのちにも、名もなく貧しくひっそりという命があるようだ。
魚の死のように消えた命、鳥の死のように消えた命。
2006/8/18 14:12
16日目 アトリエ公開
2005年10月25日のデータより。
眼に見えて変化した部分は、海面である。ついに海溝を削除してしまう。
不要とも、描けなかったともいえるが、他のために消したとも言える。
自分自身を横において、制作している様を描写すれば、両眼が画面を
見つめて感じる脳があり、胸には素直にゆれる針があり、それを受けて
動く手があり、掌にはマウスが握られている。自由自在、マウスは、
脳の命令に従い、胸の針の揺れが定まるまで、間を待ち、動く。一日の
画面の変化は、金融機関で捺印のチェックをする様な方法でないと
分からないほどになってきたので、画像の省略を増やすことになる。
2006/8/17 13:30
15日目 アトリエ公開
2005年10月24日のデータより。(10月20日のデータは省略)
私が使用しているモニターは B4たてサイズで作品の全体を確認
出来る。20インチワイドの縦使用であるが、制作作品サイズは
はがき大で、作業効率を高めている。最終的には1000〜1500倍に
拡大して、プリントアウトするように進めているが、データ量が
かなり膨らんできた。隠れた不要なものを消去する。
竜巻を2色に戻し、左に移動、大きくする。
海溝もこれ以上の表現はむりかもしれない。
