2005/3/7 20:26
AirportCity オランダ
3日。9時前に起床。
「久々にゆっくり寝た」
朝食をとり、そこにあったサーモンに舌鼓を打った。僕達の利用した航空会社の乗客用に空港行きのバスが1時間おきに出ていた。10時のバスに乗ることになりそれで空港へ。飛行機は前の日と全く同じプランで飛ぶことになっていた。14時20分発が本来の離陸時間だった。
雪はしっかりと積もってはいたが空からのそれはやんでいた。
結局、この日も空の便は大幅に乱れていた。たっぷりあった時間でオランダ土産を再び買ってE20という搭乗ゲートの待合所に待っているとゲート変更のアナウンスが入る。どうやらF8に変わったようだ。EとFは近いように感じるが全くもって遠かった。
「1キロくらいはあるやろ・・・」
誰かが呟いた。
飛行機は全く動く気配はなかった。搭乗手続きも早々には始まらなかった。徒に時間が過ぎていく。時間の不可逆性をひしひしと感じた。大幅に遅れて搭乗手続きは始まった。しかし乗り込んでも飛行機は滑走路に向かおうとはしない。
「只今から、飛行機の除雪、解凍作業を行います」
化学薬品の大量散布が始まった。
2005/3/7 20:04
HOTEL HAARLEM オランダ
「い、今迄で一番良いホテルや・・・」
外観を見、エントランスに入りチェックインする。充てられた部屋のドアを開けると今回の旅行で泊まった2つのホテルとは比べ物にならないほどの広さだった。
「やりおるな、航空会社・・・」
ホテルに着いたのは23時半頃だったので、既に日付が変わろうとしていた。着替えが出来ないのは多少気分が悪かったが、こんなに良いホテルで一眠り出来るのはせめてもの救いどころではなかった。
疲れを洗い流すように風呂に入り、その儘ベッドに潜り込んだ。
腕から外した時計を見ると1時を回っていた。殆どの時間を―動いていても動いていなくても―飛行機の中で過ごした結果になってしまった。
唯でさえ貴重な3月の1日を無駄にした感は否めなかったがこれも旅の中の醍醐味だと思えばそれはそれでなかなか体験できない事を体験しているなという寛容な気分にはなることは出来た。
2005/3/7 0:40
Salida オランダ
2日。忙しない朝食の後、現地係員の送迎のもと空港へ向かう。
「ヨーロッパ各地の寒波で結構飛行機の離発着が混乱してるみたいですよ」
そんな情報が齎された。現に空港までの送迎に同乗した女の子2人が乗ることになっていたエアフランスの便も5時間の遅れと大幅に乱れていた。
スキポール空港へ向かう僕達の便も1時間ほど遅れていて、外国人の乗客が空港の係員に状況説明を求める行動をしているのが見受けられた。
1時間程度の遅れなら何とか乗り換える飛行機には間に合うなと思っていたのだが、飛行機がなかなかスキポール空港に着陸してくれない。
「これはやばいんじゃないか」
と思い始めた。結局、着陸したのは乗り換える飛行機の離陸時間。スキポール空港は真っ白な雪が降り積もっていた。飛行機を降りた後走りに走った。超巨大な空港はこういうときには僕達の持久力の無さを実感させてくれた。幸い他の乗客の乗った飛行機も遅れているようで飛行機はまだ飛び立ってはいなかった。それどころか乗客が殆ど乗っていなかった。
暫く他の乗客の到着を待つというアナウンスが乗り込んでから流れた。
「ヨーロッパ各地の寒波で結構飛行機の離発着が混乱してるみたいですよ」
そんな情報が齎された。現に空港までの送迎に同乗した女の子2人が乗ることになっていたエアフランスの便も5時間の遅れと大幅に乱れていた。
スキポール空港へ向かう僕達の便も1時間ほど遅れていて、外国人の乗客が空港の係員に状況説明を求める行動をしているのが見受けられた。
1時間程度の遅れなら何とか乗り換える飛行機には間に合うなと思っていたのだが、飛行機がなかなかスキポール空港に着陸してくれない。
「これはやばいんじゃないか」
と思い始めた。結局、着陸したのは乗り換える飛行機の離陸時間。スキポール空港は真っ白な雪が降り積もっていた。飛行機を降りた後走りに走った。超巨大な空港はこういうときには僕達の持久力の無さを実感させてくれた。幸い他の乗客の乗った飛行機も遅れているようで飛行機はまだ飛び立ってはいなかった。それどころか乗客が殆ど乗っていなかった。
暫く他の乗客の到着を待つというアナウンスが乗り込んでから流れた。
2005/3/4 20:54
transit オランダ
最初のフライトはオランダ、アムステルダムにあるスキポール空港迄の11時間弱の長旅。地球を約4分の1周する距離約9200kmの旅だ。早起きはしたものの出発日なので元気はまだ有った。中央部分のシート4列で本を読んだりMDを聴いたり上映されていた映画を観たり眠ったりして過ごした。映画は『ピンポン』が上映されていた。
「クボヅカ君はどうも好きになれないな」
メンバーの一人のI君がそう呟いた。僕もそれには同感の意を示した。
スキポール空港に到着したのは現地時間で15時頃。着陸はやや振動が強かった。スキポール空港は関西国際空港とは比べ物にならない程超巨大な空港だった。西洋人の顔が圧倒的に大多数を占める光景となった。
トランジットは殺人的な長さとも思える、4時間20分の飛行機待ち。
「どうやってこんな時間過ごすんだよ」
誰ともなしに―事前に分かっていたこととは言え―呟き、辟易した。しかし、どうにかして時間を潰すしかない。
「時間は過ごすものじゃない、潰すものだ」
そのような意味の文章が何かの小説に書かれていたなと不図思い出した。
幸い大きな空港だったので入国しなくても店は飽きないほど構内にはあった。ヨーロッパに来た序でにオランダ土産でも買っておこうかということになりそこいらの店を物色することとなった。レジで一々航空券を提示しなければならなかったのは面倒臭かったが、でっかいメントスの詰め合わせとペンセットを2ケース買っておいた。
「まさかオランダ土産を最初に買うとはな」
僕は冗談混じりにそう言った。



