2008/10/31 16:48
ペイリンは美人? ニュース
日本の新聞やブログの書き込みなどを読むとサラ・ペイリンは「美人」ということになっているらしい。ほんとうにそうかなあ?米国ではそれほどには言われていない気がする。
個人的に思うに、たしかにあきらかに平均以上で、きれいなほうだと思う。ゆるい基準では「美人」に入るだろう。
しかし、米国の中で白人としてのペイリンの外見を、私が独断で比較評価すると、たとえばクラスに20人の女性がいたとして一番きれいな人をトップとすると、上から数えて3人目か4人目くらいではないかと思う。すなわち10人いれば上から2番目くらいかなあ。
女優のティナ・フェイがペイリンのそっくりさんとして物まねをして大うけしているが、顔を並べてじっくり見ると、あきらかにティナ・フェイのほうがきれいで、ペイリンはえらが張っているし、鼻の形もいまひとつ不完全。
顔立ちだけでいえば、下院議長を勤めている民主党のナンシー・ペロシのほうがきれいだと思う。彼女はいまでもきれいだと私は思うけれど(今は60才代だろう)40才代のころはもっときれいだったろう。
ただ、ペイリンは5人の子供を生んで40歳代であのスリムな体型は美しい。スタイルがすばらしい。特に足がきれいだ。
米国では5人の子供を生んで40歳代の女性は普通は太っていて大きなお尻をしていたりする。
彼女がミス・アラスカコンテストで準優勝したということで、日本では「美人」ということになっているのかなあ?
これを知るにはまず、ミスアメリカページェントというものを知らなければならない。
ミスアメリカというコンテストはミスユニバースと並んで歴史的に米国でテレビ放映される2大美人コンテストだったのだけれど、ミスアメリカのほうは70年代ごろからのフェミニズムの影響で、ただ外見がきれいということでは選ばれなくなった。
ミス・ユニバースのほうは、今でもミスアメリカより伝統的でけっこう美形であることが重視されるようだ。(ちなみにことしのミスユニバースはベネズエラ代表で国をあげて美女作りをしているベネズエラらしいとても美形の女性だった。)
ミスアメリカでは、一芸のパフォーマンスの特典配点が大きくなって、たとえばピアノやバイオリンを披露したり、ダンスや歌を披露する。
歌を歌う人が一番多い。それは訓練期間が短くても形になるからだと思う。1曲だけなら1−2ヶ月も練習すれば音痴でなければなんとかなる。その次はダンスが多い。それからドラムとか木琴とかの打楽器。ピアノやバイオリンはそうはいかない。
一芸のほかに最終選考では質疑応答の出来具合も評価される。
質疑応答は「これこれについてどう思うか」という一定の知性を評価するもの。
ある年は、これに加えて、簡単な10問の常識クイズを、人数がしぼられた5人全員にやらせたときがあって、このときはあきらかに結果に差が出て興味深かった。さすがに世間で評価が高い大学と言われる大学出身の女性は満点で、簡単な問題なのに結構間違える女性も多くて、知性のほどがはっきりでた。翌年はこれは無かったと思う。
ミスアメリカページェントは毎年9月にNBCテレビで2時間番組で大々的に行われていたが、だんだん視聴率が取れなくなったためか、2年前からテレビ放映は無くなった。
わたしはこの番組を見るのが好きで楽しみにしていたのに残念だ。それというのも日本の美人コンテストと雰囲気がぜんぜん違っていて実にアメリカ的で1988年に米国ではじめてみたときはびっくりしたからだ。
各州から一人選ばれて、最初に一人ずつ顔がアップで映って、名前と大学名を大きな声ですごく元気よく笑顔で名乗って、「これが私よ、見て見て」って感じで、イケイケムード満点でびっくり!。
日本だったら、わざと「ひかえめ」にやらないと、「なにあれ?」って言われそうだなあと・・・。
それでつぎつぎに各州のミスがでてくるのだけれど、「え?これがミスXX州なの?」と思うようなふつうの「となりのお姉さん」がでてくるのでまたびっくり!
最後にミスアメリカに選ばれる人は50人の中で一芸が良くできて、顔もきれいな人に決まるのだけれど、大昔の歴代ミスアメリカ(伝統的美人)と比べたら雲泥の差で、結構庶民的。それが現代のミスアメリカなのだ。
これを書いていて思い出したが、ペイリンが最初ハワイ・パシフィック大学に入ってそれからアイダホのコミュニティーカレッジに転校し、それからアイダホ州立大学に転校し、そしてアラスカの短期大学に転校し、またアイダホ州立大学に戻って最終的にアイダホ州立大学から卒業証書をもらったという奇妙な大学転々生活は、ミスアメリカをアラスカ州で代表になることを狙ったことも一因するだろう。
なにしろアラスカ州は人口約60万人程度しかいなくて他の州に比べてきわめて競争率が低いから。
ペイリンといえば、もうほとんど共和党内部もマケインの負けを覚悟しているようだ。最初のころは選挙中だから口がさけても言えなかっただろうけれど、もう最後なので、近日は共和党内部からペイリン批判がどんどん出てきている。
たとえばペイリンは内部からDiva(プリマドンナ、女王様)だと批判された。選挙アドバイザーの言うことをろくにきかず自分流でどんどんやってしまうとか、衣装代や自分ためのメイクアプアーティストに多額のお金をつかったり、自分の子供は大会に招待されていなかったのに招待されたとうそをいって、党の経費で子供の経費を支払わさせたとか、いろいろ・・・。こんなことは序の口で、たぶん11月4日がすぎたら批判のあらしがすごいんだろうなあ。
それにしても打たれ強いペイリン、その強さはさすがだと思う。なみの人ではできないことだ。その点は高く評価したい。
個人的に思うに、たしかにあきらかに平均以上で、きれいなほうだと思う。ゆるい基準では「美人」に入るだろう。
しかし、米国の中で白人としてのペイリンの外見を、私が独断で比較評価すると、たとえばクラスに20人の女性がいたとして一番きれいな人をトップとすると、上から数えて3人目か4人目くらいではないかと思う。すなわち10人いれば上から2番目くらいかなあ。
女優のティナ・フェイがペイリンのそっくりさんとして物まねをして大うけしているが、顔を並べてじっくり見ると、あきらかにティナ・フェイのほうがきれいで、ペイリンはえらが張っているし、鼻の形もいまひとつ不完全。
顔立ちだけでいえば、下院議長を勤めている民主党のナンシー・ペロシのほうがきれいだと思う。彼女はいまでもきれいだと私は思うけれど(今は60才代だろう)40才代のころはもっときれいだったろう。
ただ、ペイリンは5人の子供を生んで40歳代であのスリムな体型は美しい。スタイルがすばらしい。特に足がきれいだ。
米国では5人の子供を生んで40歳代の女性は普通は太っていて大きなお尻をしていたりする。
彼女がミス・アラスカコンテストで準優勝したということで、日本では「美人」ということになっているのかなあ?
これを知るにはまず、ミスアメリカページェントというものを知らなければならない。
ミスアメリカというコンテストはミスユニバースと並んで歴史的に米国でテレビ放映される2大美人コンテストだったのだけれど、ミスアメリカのほうは70年代ごろからのフェミニズムの影響で、ただ外見がきれいということでは選ばれなくなった。
ミス・ユニバースのほうは、今でもミスアメリカより伝統的でけっこう美形であることが重視されるようだ。(ちなみにことしのミスユニバースはベネズエラ代表で国をあげて美女作りをしているベネズエラらしいとても美形の女性だった。)
ミスアメリカでは、一芸のパフォーマンスの特典配点が大きくなって、たとえばピアノやバイオリンを披露したり、ダンスや歌を披露する。
歌を歌う人が一番多い。それは訓練期間が短くても形になるからだと思う。1曲だけなら1−2ヶ月も練習すれば音痴でなければなんとかなる。その次はダンスが多い。それからドラムとか木琴とかの打楽器。ピアノやバイオリンはそうはいかない。
一芸のほかに最終選考では質疑応答の出来具合も評価される。
質疑応答は「これこれについてどう思うか」という一定の知性を評価するもの。
ある年は、これに加えて、簡単な10問の常識クイズを、人数がしぼられた5人全員にやらせたときがあって、このときはあきらかに結果に差が出て興味深かった。さすがに世間で評価が高い大学と言われる大学出身の女性は満点で、簡単な問題なのに結構間違える女性も多くて、知性のほどがはっきりでた。翌年はこれは無かったと思う。
ミスアメリカページェントは毎年9月にNBCテレビで2時間番組で大々的に行われていたが、だんだん視聴率が取れなくなったためか、2年前からテレビ放映は無くなった。
わたしはこの番組を見るのが好きで楽しみにしていたのに残念だ。それというのも日本の美人コンテストと雰囲気がぜんぜん違っていて実にアメリカ的で1988年に米国ではじめてみたときはびっくりしたからだ。
各州から一人選ばれて、最初に一人ずつ顔がアップで映って、名前と大学名を大きな声ですごく元気よく笑顔で名乗って、「これが私よ、見て見て」って感じで、イケイケムード満点でびっくり!。
日本だったら、わざと「ひかえめ」にやらないと、「なにあれ?」って言われそうだなあと・・・。
それでつぎつぎに各州のミスがでてくるのだけれど、「え?これがミスXX州なの?」と思うようなふつうの「となりのお姉さん」がでてくるのでまたびっくり!
最後にミスアメリカに選ばれる人は50人の中で一芸が良くできて、顔もきれいな人に決まるのだけれど、大昔の歴代ミスアメリカ(伝統的美人)と比べたら雲泥の差で、結構庶民的。それが現代のミスアメリカなのだ。
これを書いていて思い出したが、ペイリンが最初ハワイ・パシフィック大学に入ってそれからアイダホのコミュニティーカレッジに転校し、それからアイダホ州立大学に転校し、そしてアラスカの短期大学に転校し、またアイダホ州立大学に戻って最終的にアイダホ州立大学から卒業証書をもらったという奇妙な大学転々生活は、ミスアメリカをアラスカ州で代表になることを狙ったことも一因するだろう。
なにしろアラスカ州は人口約60万人程度しかいなくて他の州に比べてきわめて競争率が低いから。
ペイリンといえば、もうほとんど共和党内部もマケインの負けを覚悟しているようだ。最初のころは選挙中だから口がさけても言えなかっただろうけれど、もう最後なので、近日は共和党内部からペイリン批判がどんどん出てきている。
たとえばペイリンは内部からDiva(プリマドンナ、女王様)だと批判された。選挙アドバイザーの言うことをろくにきかず自分流でどんどんやってしまうとか、衣装代や自分ためのメイクアプアーティストに多額のお金をつかったり、自分の子供は大会に招待されていなかったのに招待されたとうそをいって、党の経費で子供の経費を支払わさせたとか、いろいろ・・・。こんなことは序の口で、たぶん11月4日がすぎたら批判のあらしがすごいんだろうなあ。
それにしても打たれ強いペイリン、その強さはさすがだと思う。なみの人ではできないことだ。その点は高く評価したい。
2008/10/17 15:36
米国大統領候補テレビ討論会第3戦 ニュース
具体的な説得力に欠け、もがくマケイン。上り龍のオバマ。きのうの夜米国の自宅で第3回目のディベートを見た。今回は国内問題がテーマで着席のスタイル。着席のスタイルだとマケインは前回よりおじいさんくささが目立たなかった。
しかし、テレビが二人の顔を並べて大きく映すので、それぞれ討論する間の互いの顔の表情がめだつ。オバマは常に余裕のある落ち着いた表情であったのに対して、マケインは意表をつかれて一瞬真っ白らしき表情をしたり、怒りっぽい表情がめだった。
マケインは経済問題ではどうも票を得られないので、最近はオバマの人格批判をこころみているが、ほとんど成功していない。人格ならマケインのほうが20数年もオバマより長く生きているのだし、たたけばあるのではと思ってしまう。
マケインが「わたしはブッシュとは違う」と初めてはっきり言ったことが一番のヒットだったとCNNのニュース解説は言っていた。マケインはずっと共和党の中の「一匹狼」であることを強調してきた。だから変革できると。
しかし、共和党の主流派ではないマケインが、たとえ大統領になったとしても、マケインが提案しているような減税政策や、健康保険料の政策を本当に実現できるのだろうか?
たとえばマケインが提唱するように税法を変えるなら、米国ではれっきとした「法律」として上院下院の両議会を可決させ、大統領がサインして初めて法律ができる。そもそも議会が通らないと話にならないのだ。
その意味では、オバマもマケインも今はいいことばかり言うことができる。大統領がいくらいいことを言っても議会が通らなければどうしようもないのだから。
ちなみに、大統領が両院が可決した法案に対してサインをせず、拒否権と発動した場合は、両院に戻されて、両院で3分の2の賛成をえれば、大統領のサインなしで法案を成立させることができる。
そもそも上院と下院と大統領の3つが一つの政党で占められることはあまりよいことではないとされている。
今回オバマが大統領になるとこの3つが民主党で占められることになり、反対勢力の抑制が弱くなりすぎて、結局増税になるのではという懸念もある。
米国はそういう仕組みになっているので、その意味ではいつも「ねじれ」のほうが健全と見ている。
日本は長い間自民党の事実上の支配が続いたので、現在の衆議院、参議院の「ねじれ」現象が問題視され、法案が通りにくいのでそれを解消するために総選挙だとかいうことになっているようだけれど、「ねじれ」そのものが問題なのではなくて、長い間与党の両院独占状態が続いたので、調整する機能というかシステムができていないこと自体が本来問題なのではないだろうか。
そもそも何のために二院制になっているのか小学校6年で習ったことを思い出してもいいのでは?現実の社会はそんな簡単には、もちろんいかないけれども・・・。
マケインは「一匹狼」をトレードマークにしているということは、自分の属する共和党内に反マケイン派が少なくないということだ。そういうマケインがどんな減税政策を述べようとも、自分の党である共和党自身でさえ大統領のいうことを聞くかどうか分からないではないか。
法人税も減税し、個人所得税も減税し、いったいどこから歳入を得るつもりか。州へのひもつき交付金を廃止したり、その他の連邦税の無駄使いを減らしたところでインパクトは小さい。帳尻のあわない「飴」ばかり出されても、ほいほい信じる気にはなれない。
マケインの健康保険の案は最悪だ。もし、会社が従業員に対して健康保険のベネフィットをとりやめて、個人が直接保険会社から健康保険を買うようになると、競争で保険がよくなるとマケインはいうが、とても信じられない。
個人が保険会社から買うというのは、たとえば現在の車の保険のようになるということだ。保険会社は利益を生まなければならない。
米国では、その人の年齢、性別、職業、運転歴、車の車種、車の色、運転する場所、運転の目的、運転する頻度など、こまかな指標から、その人の保険料を算定する。事故を起こす確率が低いとみなされた人は比較的低額の保険料が設定されるが、事故率が高いとみなされた人は、保険料は高い。
だから、車で事故をおこすと翌年以降の保険料がはねあがるので、事故があってもそんなに高くない金額なら自分ではらって保険会社に事故があったことを知らせずクレームしないこともある。
これが健康保険になると、どういうことが起こりうるか考えただけでもぞっとする。法律で健康診断なしでだれでも保険が買えるように法律でもつくらないと、保険会社は病気がちな人、すなわち保険会社にとってロスを作る人はひきうけなくなるか、恐ろしく高い保険料を請求される。病気がちでも貧困で健康保険を買えない人を救うことにならない。そのへんのシステムのことはマケインは何も語っていないので、どうするつもりか皆目分からない。
オバマの減税策や健康保険の政策はマケインよりは現実味がある。それに議会は民主党が多数派だ。オバマは民主党でいちおう認められているわけだから、オバマの政策が一定程度現実化する可能性はある。
個人的にはなんだかんだ言っても、いざとなれば、オバマが言うように95%の人が所得税の減税にあずかれるとは信じていないけれど・・・。
オバマはディベートの司会者に副大統領候補について聞かれたとき、ペイリン批判は特にせず、いかにバイデンがすばらしい副大統領候補かを強調していた。ペイリンは相手にしない、という感じだった。すでにペイリンの存在はマケインのお荷物になっている。
ペイリンの職権乱用問題がはっきりと違法であるとアラスカ州が示したことや、ペイリンの数々の醜態が世間に知れ渡ってしまった。
マケインのとぼとぼした歩き方をみるたびに、有権者は「この人がある日突然心筋梗塞にでもなったら、あのペイリンが大統領?」と悪夢が目の前をよぎる。
サラ・ペイリンとトッド・ペイリン、米国副大統領(大統領)夫妻としての「教養」と「品」に欠けると思われるあの夫婦が、世界の外交の場に出ることを想像するだけでも・・・。特に英国民はなんというだろうね?
その点、オバマは安心感がある。バラク・オバマ、ミシェル・オバマ夫婦は教養といい品といい問題ない。バイデン夫婦も問題ない。
このままいけば大統領選はオバマの勝利になるだろう。有権者は安心感を買うものだ。
もし万が一、マケインの大逆転があるとすれば、思い切って副大統領候補をペイリンを辞めて、ジュリアーニにすることだ。ジュリアーニはもともと共和党で第一の人気候補だったのだ。作戦をまちがえて敗退したが彼の人気は根強い。人は新しいものに反応する。直前であるだけに思わぬ票が共和党に集まるかもしれない。
いずれにせよ、王室のように生まれながらになるばあいは国民はどうしようもない。しかし、大統領は米国民が決めるのだから、米国民に責任がある。今はブッシュ批判がすごいけれど4年前にブッシュを勝たせたのはほかならぬ米国民なのだ。
真摯に考えて11月4日は投票してもらいたいものだ。
しかし、テレビが二人の顔を並べて大きく映すので、それぞれ討論する間の互いの顔の表情がめだつ。オバマは常に余裕のある落ち着いた表情であったのに対して、マケインは意表をつかれて一瞬真っ白らしき表情をしたり、怒りっぽい表情がめだった。
マケインは経済問題ではどうも票を得られないので、最近はオバマの人格批判をこころみているが、ほとんど成功していない。人格ならマケインのほうが20数年もオバマより長く生きているのだし、たたけばあるのではと思ってしまう。
マケインが「わたしはブッシュとは違う」と初めてはっきり言ったことが一番のヒットだったとCNNのニュース解説は言っていた。マケインはずっと共和党の中の「一匹狼」であることを強調してきた。だから変革できると。
しかし、共和党の主流派ではないマケインが、たとえ大統領になったとしても、マケインが提案しているような減税政策や、健康保険料の政策を本当に実現できるのだろうか?
たとえばマケインが提唱するように税法を変えるなら、米国ではれっきとした「法律」として上院下院の両議会を可決させ、大統領がサインして初めて法律ができる。そもそも議会が通らないと話にならないのだ。
その意味では、オバマもマケインも今はいいことばかり言うことができる。大統領がいくらいいことを言っても議会が通らなければどうしようもないのだから。
ちなみに、大統領が両院が可決した法案に対してサインをせず、拒否権と発動した場合は、両院に戻されて、両院で3分の2の賛成をえれば、大統領のサインなしで法案を成立させることができる。
そもそも上院と下院と大統領の3つが一つの政党で占められることはあまりよいことではないとされている。
今回オバマが大統領になるとこの3つが民主党で占められることになり、反対勢力の抑制が弱くなりすぎて、結局増税になるのではという懸念もある。
米国はそういう仕組みになっているので、その意味ではいつも「ねじれ」のほうが健全と見ている。
日本は長い間自民党の事実上の支配が続いたので、現在の衆議院、参議院の「ねじれ」現象が問題視され、法案が通りにくいのでそれを解消するために総選挙だとかいうことになっているようだけれど、「ねじれ」そのものが問題なのではなくて、長い間与党の両院独占状態が続いたので、調整する機能というかシステムができていないこと自体が本来問題なのではないだろうか。
そもそも何のために二院制になっているのか小学校6年で習ったことを思い出してもいいのでは?現実の社会はそんな簡単には、もちろんいかないけれども・・・。
マケインは「一匹狼」をトレードマークにしているということは、自分の属する共和党内に反マケイン派が少なくないということだ。そういうマケインがどんな減税政策を述べようとも、自分の党である共和党自身でさえ大統領のいうことを聞くかどうか分からないではないか。
法人税も減税し、個人所得税も減税し、いったいどこから歳入を得るつもりか。州へのひもつき交付金を廃止したり、その他の連邦税の無駄使いを減らしたところでインパクトは小さい。帳尻のあわない「飴」ばかり出されても、ほいほい信じる気にはなれない。
マケインの健康保険の案は最悪だ。もし、会社が従業員に対して健康保険のベネフィットをとりやめて、個人が直接保険会社から健康保険を買うようになると、競争で保険がよくなるとマケインはいうが、とても信じられない。
個人が保険会社から買うというのは、たとえば現在の車の保険のようになるということだ。保険会社は利益を生まなければならない。
米国では、その人の年齢、性別、職業、運転歴、車の車種、車の色、運転する場所、運転の目的、運転する頻度など、こまかな指標から、その人の保険料を算定する。事故を起こす確率が低いとみなされた人は比較的低額の保険料が設定されるが、事故率が高いとみなされた人は、保険料は高い。
だから、車で事故をおこすと翌年以降の保険料がはねあがるので、事故があってもそんなに高くない金額なら自分ではらって保険会社に事故があったことを知らせずクレームしないこともある。
これが健康保険になると、どういうことが起こりうるか考えただけでもぞっとする。法律で健康診断なしでだれでも保険が買えるように法律でもつくらないと、保険会社は病気がちな人、すなわち保険会社にとってロスを作る人はひきうけなくなるか、恐ろしく高い保険料を請求される。病気がちでも貧困で健康保険を買えない人を救うことにならない。そのへんのシステムのことはマケインは何も語っていないので、どうするつもりか皆目分からない。
オバマの減税策や健康保険の政策はマケインよりは現実味がある。それに議会は民主党が多数派だ。オバマは民主党でいちおう認められているわけだから、オバマの政策が一定程度現実化する可能性はある。
個人的にはなんだかんだ言っても、いざとなれば、オバマが言うように95%の人が所得税の減税にあずかれるとは信じていないけれど・・・。
オバマはディベートの司会者に副大統領候補について聞かれたとき、ペイリン批判は特にせず、いかにバイデンがすばらしい副大統領候補かを強調していた。ペイリンは相手にしない、という感じだった。すでにペイリンの存在はマケインのお荷物になっている。
ペイリンの職権乱用問題がはっきりと違法であるとアラスカ州が示したことや、ペイリンの数々の醜態が世間に知れ渡ってしまった。
マケインのとぼとぼした歩き方をみるたびに、有権者は「この人がある日突然心筋梗塞にでもなったら、あのペイリンが大統領?」と悪夢が目の前をよぎる。
サラ・ペイリンとトッド・ペイリン、米国副大統領(大統領)夫妻としての「教養」と「品」に欠けると思われるあの夫婦が、世界の外交の場に出ることを想像するだけでも・・・。特に英国民はなんというだろうね?
その点、オバマは安心感がある。バラク・オバマ、ミシェル・オバマ夫婦は教養といい品といい問題ない。バイデン夫婦も問題ない。
このままいけば大統領選はオバマの勝利になるだろう。有権者は安心感を買うものだ。
もし万が一、マケインの大逆転があるとすれば、思い切って副大統領候補をペイリンを辞めて、ジュリアーニにすることだ。ジュリアーニはもともと共和党で第一の人気候補だったのだ。作戦をまちがえて敗退したが彼の人気は根強い。人は新しいものに反応する。直前であるだけに思わぬ票が共和党に集まるかもしれない。
いずれにせよ、王室のように生まれながらになるばあいは国民はどうしようもない。しかし、大統領は米国民が決めるのだから、米国民に責任がある。今はブッシュ批判がすごいけれど4年前にブッシュを勝たせたのはほかならぬ米国民なのだ。
真摯に考えて11月4日は投票してもらいたいものだ。
2008/10/13 16:09
米国大統領討論会第2戦 ニュース
オバマはすごいポテンシャル、マケインは昔話に頼るおじいさん。
きのう米国の自宅でテレビで見た。オバマとマケインの2回目の討論会はタウンミーティング形式。司会者がいて、会場のステージに50人くらいだろうか、選ばれた様々な民間人がいて、オバマとマケインに質問する。司会者も進行係りをしながらも質問する。国内問題と国際問題全体の範囲。
民間人の質問者は、あらかじめ質問する人が決まっていて、司会者がその人の名前を呼んだら、その人が質問を始める。90分の討論会なのであまりたくさんはこなせない。質問数は7か8くらいだった。
内容はマスコミですでに詳しく報じられていると思うので、私の印象。
まず、オバマはかなりのスピードで成長している。まだ上院議員一期目で経験不足というのが弱みだったのだが、さすがに米国のベスト・アンド・ブライテストの一人といわれるだけあって、のみこみが極めて早く成長が早い。ポテンシャルがすごい。
私自身がヒラリーを支持していたころは、オバマはただ、演説がうまいカリスマ牧師みたいなもので、オバマ支持者はたくみな言葉のマジックにたぶらかされているのではないかと思って、オバマの経験不足に不安を感じていた。
しかし、なんのなんの、たいしたものだ。経験不足なんて吹き飛ばしそうな感じで、なかなかできのよいディベートだった。オバマならあきらかにマケインよりは米国を正しい方向にリードしてくれそうだと納得。特に健康保険についての説明は具体的で説得力があった。
対してマケインは、一言でいうと、表現が良くないけれど、じいさんくさかった。外見は、歩く姿がよたよたしているし、背中もやや丸い。
記憶力も落ちているようで、紙に頼らないとしゃべれないのか、今回もオバマがしゃべっている間、自分の机の上のメモを必死で見ていた。
言うことが、昔の経験に頼りすぎ。大昔のベトナムでの捕虜生活に耐えたことが自慢なのだけど、そんな遠い昔のことを言われてもねえ。それより近年何をしたか、もっと自慢できることはないのかと逆に疑ってしまう。
マケインの健康保険の問題は健康保険料の税額控除で対応という政策はあいまいだ。税務実務・実態の観点から言って、よい案ではない(これについては後で述べる)。彼自身、税金システムの問題点を理解していないのではないか。
平均余命が残り少ないマケインが、死ぬまでになんとか一度大統領になるんだと最後の力を振り絞る姿。悲壮感がただよう。
成長過程にありどんどん力を付けていくオバマに対して、強がっていても「老人」でどんどん弱っていく感じのマケイン。
ディベートがうまくいかず、血圧が高くなって気分でも悪くなったのか(これはわたしの全くの推測だが、)マケインはディベートが終わったら会場に残らず、さっさと退場してしまった。CNNではマケインは自分の敗北がわかっていたからさっさと退場したのだろうと言っていたが・・・。
私は米国で米国の所得税には長年の経験がある税務のプロだ。
マケインは健康保険料について個人で2500ドル、所帯で5000ドルの税額控除と言っているが、なぜよくない案かというと、たとえばあまり年収が高くない層の人の税額はもともと5000ドルも無い。
税額控除というのは簡単にいうと、課税所得に税率をかけて、所得税額を求め、そこから税額控除を差し引く。所得税額が5000ドル未満のときはどうするのかマケインは今のところ何もはっきり言っていない。
たとえば、いろいろ控除できるものがすでにあって、所得税額が計算結果1000ドルという人は、1000ドルから5000ドルを引くとマイナス4000ドルだ。マイナスになる場合は通常は税額ゼロとされて、それまでに源泉徴収された所得税があれば確定申告で全額還付される。
たとえば、年収が5万ドル(約5百万円)の人でも、米国では持ち家があれば住宅ローンの支払利子や固定資産税は所得控除となるし、大学に通う子供がいれば授業料の所得控除または税額控除もある。いろいろ控除した結果、税額が1000ドル程度ということはありうる。
疑問なのは、健康保険料の税額控除をとった結果、税額がマイナスになった場合、マイナス部分を特別に国の支給金として対象者に払うのか?もし国が払うのなら支給金的なものとしてはらうということだ。
それに必ず確定申告をしなければこのお金を手に入れることはできない。米国には日本のように会社が従業員の所得税の年末調整をするというシステムは無いので、米国では基本的に働いてる人は(年金収入のみの人も含め)ほぼ全員に近い人が毎年確定申告をしている。
確定申告をしていないのは、その年の収入が少なくて、人的控除と定額控除だけですでに課税所得がゼロになるという所得が極めて少ない人だ。もし、健康保険の税額控除が所得税がマイナスのときでも支払われるなら、この人たちは確定申告をしなければ、このお金を手に入れることはできない。
それから、もっと問題なのは、年間に支払った健康保険料をどうやって正しく把握することができるかだ。米国では確定申告をするとき特に領収書を添付する必要は無い。税務調査に当たったとき提出を求められるだけだ。5000ドルの税額控除を受け取るために、払ってもいない健康保険料を払ったことにして確定確定申告を作る人が多発する恐れがある。
たとえ領収書添付と義務付けても偽装は簡単だ。調べるのにあまりにも多大なコストがかかりすぎてコストベネフィットにあわない。
健康保険を売った会社が年間にいくら保険料を受け取ったか、個人と米国の税務署に通知書を出すという方法は考えられるが、それでは保険会社の事務コストがかさんでよけいに保険料が高くなる。
マケインは健康保険料のための個人口座を銀行に作るということを言っているが、これも具体的なことは説明が無い。
5000ドルのお金を人は何に使うか分からない。偽装ができるなら、健康保険を買いもしないで(保険料を払いもしないで)払ったことにして、国からちゃっかり5000ドルもらって、そのお金をギャンブルや酒やドラッグに使ってしまう人もいるかもしれないということだ。
景気対策のために、何に使ってもいいからと600ドルの小切手を国がばらまいたときとは意味が違う。
こんなことは税務の実務経験のあるものならすぐわかることだ。ワシントンの議員の机上の案に過ぎない。マケインが大統領になったとして、マケイン主導で議員がいろいろ調べて検討して法案作りが始まったとしても、議会では論議の結果、廃案になるにちがいない。
きのう米国の自宅でテレビで見た。オバマとマケインの2回目の討論会はタウンミーティング形式。司会者がいて、会場のステージに50人くらいだろうか、選ばれた様々な民間人がいて、オバマとマケインに質問する。司会者も進行係りをしながらも質問する。国内問題と国際問題全体の範囲。
民間人の質問者は、あらかじめ質問する人が決まっていて、司会者がその人の名前を呼んだら、その人が質問を始める。90分の討論会なのであまりたくさんはこなせない。質問数は7か8くらいだった。
内容はマスコミですでに詳しく報じられていると思うので、私の印象。
まず、オバマはかなりのスピードで成長している。まだ上院議員一期目で経験不足というのが弱みだったのだが、さすがに米国のベスト・アンド・ブライテストの一人といわれるだけあって、のみこみが極めて早く成長が早い。ポテンシャルがすごい。
私自身がヒラリーを支持していたころは、オバマはただ、演説がうまいカリスマ牧師みたいなもので、オバマ支持者はたくみな言葉のマジックにたぶらかされているのではないかと思って、オバマの経験不足に不安を感じていた。
しかし、なんのなんの、たいしたものだ。経験不足なんて吹き飛ばしそうな感じで、なかなかできのよいディベートだった。オバマならあきらかにマケインよりは米国を正しい方向にリードしてくれそうだと納得。特に健康保険についての説明は具体的で説得力があった。
対してマケインは、一言でいうと、表現が良くないけれど、じいさんくさかった。外見は、歩く姿がよたよたしているし、背中もやや丸い。
記憶力も落ちているようで、紙に頼らないとしゃべれないのか、今回もオバマがしゃべっている間、自分の机の上のメモを必死で見ていた。
言うことが、昔の経験に頼りすぎ。大昔のベトナムでの捕虜生活に耐えたことが自慢なのだけど、そんな遠い昔のことを言われてもねえ。それより近年何をしたか、もっと自慢できることはないのかと逆に疑ってしまう。
マケインの健康保険の問題は健康保険料の税額控除で対応という政策はあいまいだ。税務実務・実態の観点から言って、よい案ではない(これについては後で述べる)。彼自身、税金システムの問題点を理解していないのではないか。
平均余命が残り少ないマケインが、死ぬまでになんとか一度大統領になるんだと最後の力を振り絞る姿。悲壮感がただよう。
成長過程にありどんどん力を付けていくオバマに対して、強がっていても「老人」でどんどん弱っていく感じのマケイン。
ディベートがうまくいかず、血圧が高くなって気分でも悪くなったのか(これはわたしの全くの推測だが、)マケインはディベートが終わったら会場に残らず、さっさと退場してしまった。CNNではマケインは自分の敗北がわかっていたからさっさと退場したのだろうと言っていたが・・・。
私は米国で米国の所得税には長年の経験がある税務のプロだ。
マケインは健康保険料について個人で2500ドル、所帯で5000ドルの税額控除と言っているが、なぜよくない案かというと、たとえばあまり年収が高くない層の人の税額はもともと5000ドルも無い。
税額控除というのは簡単にいうと、課税所得に税率をかけて、所得税額を求め、そこから税額控除を差し引く。所得税額が5000ドル未満のときはどうするのかマケインは今のところ何もはっきり言っていない。
たとえば、いろいろ控除できるものがすでにあって、所得税額が計算結果1000ドルという人は、1000ドルから5000ドルを引くとマイナス4000ドルだ。マイナスになる場合は通常は税額ゼロとされて、それまでに源泉徴収された所得税があれば確定申告で全額還付される。
たとえば、年収が5万ドル(約5百万円)の人でも、米国では持ち家があれば住宅ローンの支払利子や固定資産税は所得控除となるし、大学に通う子供がいれば授業料の所得控除または税額控除もある。いろいろ控除した結果、税額が1000ドル程度ということはありうる。
疑問なのは、健康保険料の税額控除をとった結果、税額がマイナスになった場合、マイナス部分を特別に国の支給金として対象者に払うのか?もし国が払うのなら支給金的なものとしてはらうということだ。
それに必ず確定申告をしなければこのお金を手に入れることはできない。米国には日本のように会社が従業員の所得税の年末調整をするというシステムは無いので、米国では基本的に働いてる人は(年金収入のみの人も含め)ほぼ全員に近い人が毎年確定申告をしている。
確定申告をしていないのは、その年の収入が少なくて、人的控除と定額控除だけですでに課税所得がゼロになるという所得が極めて少ない人だ。もし、健康保険の税額控除が所得税がマイナスのときでも支払われるなら、この人たちは確定申告をしなければ、このお金を手に入れることはできない。
それから、もっと問題なのは、年間に支払った健康保険料をどうやって正しく把握することができるかだ。米国では確定申告をするとき特に領収書を添付する必要は無い。税務調査に当たったとき提出を求められるだけだ。5000ドルの税額控除を受け取るために、払ってもいない健康保険料を払ったことにして確定確定申告を作る人が多発する恐れがある。
たとえ領収書添付と義務付けても偽装は簡単だ。調べるのにあまりにも多大なコストがかかりすぎてコストベネフィットにあわない。
健康保険を売った会社が年間にいくら保険料を受け取ったか、個人と米国の税務署に通知書を出すという方法は考えられるが、それでは保険会社の事務コストがかさんでよけいに保険料が高くなる。
マケインは健康保険料のための個人口座を銀行に作るということを言っているが、これも具体的なことは説明が無い。
5000ドルのお金を人は何に使うか分からない。偽装ができるなら、健康保険を買いもしないで(保険料を払いもしないで)払ったことにして、国からちゃっかり5000ドルもらって、そのお金をギャンブルや酒やドラッグに使ってしまう人もいるかもしれないということだ。
景気対策のために、何に使ってもいいからと600ドルの小切手を国がばらまいたときとは意味が違う。
こんなことは税務の実務経験のあるものならすぐわかることだ。ワシントンの議員の机上の案に過ぎない。マケインが大統領になったとして、マケイン主導で議員がいろいろ調べて検討して法案作りが始まったとしても、議会では論議の結果、廃案になるにちがいない。
2008/10/5 14:38
ニューキュラー 分類なし
どうやら、NuclearのことをNucularというのは一種のスラングらしい。私の持っている大きな米国の英語の辞典には出ていないので、近年増えてきた言葉なのだろう。
私も米国のWikipediaを”Nucular”で調べてみましたら、以下のようにあった(一部の抜書き)。
たしかにサイエンス用語でMolecularとかあるから、スペルや発音を間違えやすいのだろう。まちがったスペルが後発で転じてNucularになったとはね、なるほど。
でも、「核兵器」という言葉を、政治家が公的な場でいうとき
こんなふうに俗語で軽々しく使われるのは、
核爆弾を被弾した歴史のある日本としては気分良くないなあ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
From Wikipedia, the free encyclopedia
Nucular is an ad hoc spelling of an incorrect pronunciation
of the word nuclear,representing the IPA:(NEW-cue-lurr)
pronunciation of that word instead of the correct(NEW-klee-urr).
私も米国のWikipediaを”Nucular”で調べてみましたら、以下のようにあった(一部の抜書き)。
たしかにサイエンス用語でMolecularとかあるから、スペルや発音を間違えやすいのだろう。まちがったスペルが後発で転じてNucularになったとはね、なるほど。
でも、「核兵器」という言葉を、政治家が公的な場でいうとき
こんなふうに俗語で軽々しく使われるのは、
核爆弾を被弾した歴史のある日本としては気分良くないなあ。
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From Wikipedia, the free encyclopedia
Nucular is an ad hoc spelling of an incorrect pronunciation
of the word nuclear,representing the IPA:(NEW-cue-lurr)
pronunciation of that word instead of the correct(NEW-klee-urr).
2008/10/4 14:53
米国副大統領候補討論会(2) ニュース
きのうの討論会では、バイデンはペイリンに対して終始ジェントルマン的姿勢で対応した。
バイデンも討論では民主党のアドバイザーにペイリンの扱いについて、いろいろコーチされたようだ。普通の政治家とディベートする時とはかなりかってが違うペイリンが相手。
ペイリンは女性なのであまりペイリンを攻撃しすぎては女性有権者から反感をかう。言動には気をつけないとすぐ性差別だと言われる。
そこでペイリン自身をたたくのではなく、マケインをたたくという作戦をとったらしい。バイデンは「マケインは・・・」「マケインは・・・」と90分の間に60数回も言ったとか。
ペイリンが答えなくても、さらに詰問することもできたのだが、ペイリンに大恥をかかせるようなことはせず、さっと流して対応。
しかし、バイデンは自分が言うべきことは言って聴衆にアピールするという感じだった。
さきほどCNNで、きのうの討論の評価についてを見ていたが、ペイリン擁護をするために共和党に雇われたような、いつもでてくる共和党の選挙対策委員らしきヒステリックな感じのおばさんが「ペイリンの勝ちだった」といいはって、他のコメンテイターたちの失笑をかっていた。
「ペイリンはワシラの町長と、アラスカの知事の実務経験がある。大統領としても問題ない!」といつものお言葉。それ以外に言うことがないようで、顔が引きつっているのも、お仕事だからしかたがないのでしょうねえ。
それからCNNでは、ペイリンが討論会でしゃべる言葉が、スラングが飛び出したり、カメラ目線で話しながら時々ウインクをするのだが、それが4−5回もあったことを取り上げて、政治家らしからぬ品のない言動が批判されていた。
わたしは、彼女がNuclear wepon(核兵器)と言うとき、「ニューキュリア ウェポン」と発音するのが気になった。スペルからして「ニュークリア」のはず。彼女は英語が母国語なのにおかしい。
どうも彼女はNuclear なのに、Nuculearと間違って覚えているらしかった。こんな日本の高校生でもまちがえないような簡単な、それもきわめて重要な単語を間違って覚えているとは!
「核」の単語を間違って覚えているような人が、世界をリードする立場にある米国大統領になることがあるかもしれないなんて、地球が許さないよと思った。
それといつも「いいのかなあ?」と思うのだけれど、ペイリンは夫だけでなく、あの妊娠している高校生の娘を選挙キャンペーンにつれまわしている。ということは彼女には学校は今学期ずっと休ませているらしい。
アメリカではそれについては今のところ何も言われていないので、それでもいいのかもしれないけれど、日本で育った私としては、学校を休ませんるなんて・・・、しかも妊娠中の高校生の娘を選挙キャンペーンにつれまわすなんてねえ?と思ってしまう。プロ・ライフ(妊娠中絶反対派)のシンボルのつもりなのかなあ?
あの子、精神的にも肉体的にも大丈夫なんだろうか?
バイデンも討論では民主党のアドバイザーにペイリンの扱いについて、いろいろコーチされたようだ。普通の政治家とディベートする時とはかなりかってが違うペイリンが相手。
ペイリンは女性なのであまりペイリンを攻撃しすぎては女性有権者から反感をかう。言動には気をつけないとすぐ性差別だと言われる。
そこでペイリン自身をたたくのではなく、マケインをたたくという作戦をとったらしい。バイデンは「マケインは・・・」「マケインは・・・」と90分の間に60数回も言ったとか。
ペイリンが答えなくても、さらに詰問することもできたのだが、ペイリンに大恥をかかせるようなことはせず、さっと流して対応。
しかし、バイデンは自分が言うべきことは言って聴衆にアピールするという感じだった。
さきほどCNNで、きのうの討論の評価についてを見ていたが、ペイリン擁護をするために共和党に雇われたような、いつもでてくる共和党の選挙対策委員らしきヒステリックな感じのおばさんが「ペイリンの勝ちだった」といいはって、他のコメンテイターたちの失笑をかっていた。
「ペイリンはワシラの町長と、アラスカの知事の実務経験がある。大統領としても問題ない!」といつものお言葉。それ以外に言うことがないようで、顔が引きつっているのも、お仕事だからしかたがないのでしょうねえ。
それからCNNでは、ペイリンが討論会でしゃべる言葉が、スラングが飛び出したり、カメラ目線で話しながら時々ウインクをするのだが、それが4−5回もあったことを取り上げて、政治家らしからぬ品のない言動が批判されていた。
わたしは、彼女がNuclear wepon(核兵器)と言うとき、「ニューキュリア ウェポン」と発音するのが気になった。スペルからして「ニュークリア」のはず。彼女は英語が母国語なのにおかしい。
どうも彼女はNuclear なのに、Nuculearと間違って覚えているらしかった。こんな日本の高校生でもまちがえないような簡単な、それもきわめて重要な単語を間違って覚えているとは!
「核」の単語を間違って覚えているような人が、世界をリードする立場にある米国大統領になることがあるかもしれないなんて、地球が許さないよと思った。
それといつも「いいのかなあ?」と思うのだけれど、ペイリンは夫だけでなく、あの妊娠している高校生の娘を選挙キャンペーンにつれまわしている。ということは彼女には学校は今学期ずっと休ませているらしい。
アメリカではそれについては今のところ何も言われていないので、それでもいいのかもしれないけれど、日本で育った私としては、学校を休ませんるなんて・・・、しかも妊娠中の高校生の娘を選挙キャンペーンにつれまわすなんてねえ?と思ってしまう。プロ・ライフ(妊娠中絶反対派)のシンボルのつもりなのかなあ?
あの子、精神的にも肉体的にも大丈夫なんだろうか?
2008/10/3 14:52
米国副大統領候補討論会 ニュース
3時間前にバイデン対ペイリンの副大統領候補の討論会を、米国の自宅でテレビで見た。印象としては、バイデンは流暢。ペイリンはピンポン玉を打ち返さず、自分の持ち球をうってきた。
ペイリンは近日のとんちんかんな発言が世間に出回って、共和党内部からさえも副大統領としての資質を疑問視されるようになっていた。この討論会を乗り切るために、ペイリンは共和党のアドバイザーたちと短期集中勉強の合宿をしたそうだ。
日本ではまったく知られていないと思うが、彼女の学歴は政治家としてはきわめてめずらしいものだ。
米国のウィキペディアに載っているペイリンの学歴情報によると、ペイリンは、アラスカの高校卒業後、Hawaii Pacific Collegeに入学し1学期だけ行って、すぐNorth Idaho Collegeというコミュニティ・カレッジに転校。そこで2学期過ごしてまた転校し、University Idahoへ入った。そしてなぜか次に、アラスカのMatanusuka-Susitna Collegeという短期大学に入り、一学期過ごし、そしてまた、University Idahoへ転校し、そこで3学期過ごし、結局、University Idahoから大学卒業証書をもらった。
なんと短い期間に5つも転々している。こんな人はめずらしい。
公表しているプロフィールにあるように、高校時代はバスケットボールの選手として活躍。大学時代ははミス・ワシラ・コンテストで優勝、ミス・アラスカ・コンテストで入賞ということは世間で良く知られている。彼女が高校時代優秀な生徒だったとか、大学時代優秀な学生だったとかいう話は全く聞かない。ペイリンの家族でさえそんなことは一言も言わない。もし優秀だったらそう言われるはずだから、あまり学業成績は良くなかったのだろうと思われる。
ワシラという人口6千人の極めて小さな町の町長をやったのち、アラスカの州知事になって20ヶ月。ここ何年間もやとわれることがなかった知事補佐官のポジションをペイリンが復活させて、知事補佐官をやとって、知事の仕事はほとんどまかせっきりにして、自分は州都から約千キロ離れたワシラの自宅に18ヶ月のうち300泊も帰っていて、出張経費として日当を受け取っていて、それが累積で$17,059(約190万円)もあって問題視されていた。
そんな感じなので、今回の討論会については、世間のペイリンへの期待度は低かったのだが、CNNが討論会終了の1時間後に出したインスタントの世論調査では、ペイリンは予想以上によくやったという評価は80%だった。これで共和党はなんとか胸をなでおろしただろう。
勝敗はCNNではバイデンの勝ち51%、ペイリンの勝ち36%。
おそらくペイリンはアドバイザーたちにそうするように指導されたのだろうと思うが、バイデンや司会者が何か言っても、ペイリンはそれには答えず、まったく違うことを話し始めたりする場面が何度かあった。
ペイリンはとにかく自分の知らないことには一切答えず、自分が用意してきたことだけ話す作戦だったようだ。
それにペイリンはディベートだというのに、話すとき、司会者のほうやバイデンのほうを見て話すことはほとんどなかった。
ほとんどずっとカメラ目線で話していて、まるで視聴者に向かってスピーチをしているかのようだった。それがディベートとしては奇妙に感じられた。ふつうは二人が議論を交わす横顔を見るものでしょうに。
しかし、それも作戦の一つだったのかもしれない。とにかくバイデンと議論を交わさないようにして、持論をまくし立てる感じだった。
目線の問題はマケインのときもあった。マケインはしゃべるとき、いつも司会者のほうばかり向いてしゃべり、オバマの視線を避けた。オバマがしゃべっているときはオバマの方を見ず、机の上ばかり見ていた。
ペイリンが唯一ピンポン玉を自分のことばでちゃんと返したなと思ったのは、バイデンがイラクからの撤退を具体的に述べたとき、ペイリンは「それでは白旗を揚げて降参しろということか。われわれはそんなことは望んでいない・・・」とイラク戦争の勝利にこだわる自分の意見をあきらかに言ったときだ。やはりペイリンは軍国の母だ。
今回ペイリンはたしかに期待以上によくやったと思うが、そもそも副大統領としての資質を疑われるような人物であるという事実そのものが、副大統領候補として望ましくない。「副大統領」としてはなんとかなりそうでは困るのだ。
副大統領はいざというとき大統領になるということが最も重要な仕事なのだから、たとえ大統領選挙に出馬しても、だれも資質を疑わないような人物でなければ不安でしかたがない。
わたしはもともとヒラリー支持で、ヒラリーが当然勝つとばかり思っていたのにあれよあれよというまにオバマに持っていかれてショックだった。オバマはいやだなあ、ヒラリーを4年後に大統領選にまた出すために、今回はマケインにしようかなあと一時は邪道にも思ったこともあったが、マケインがペイリンを選んだとたんに、やはりマケインはダメと思った。
8年後にはヒラリーは無理だが、ヒラリーでなくともそのころには魅力的な女性大統領候補はざくざく出てくるだろうから、それでいい。邪道はやめて、やはり政策で大統領は選ぶべきだ。
ペイリンは近日のとんちんかんな発言が世間に出回って、共和党内部からさえも副大統領としての資質を疑問視されるようになっていた。この討論会を乗り切るために、ペイリンは共和党のアドバイザーたちと短期集中勉強の合宿をしたそうだ。
日本ではまったく知られていないと思うが、彼女の学歴は政治家としてはきわめてめずらしいものだ。
米国のウィキペディアに載っているペイリンの学歴情報によると、ペイリンは、アラスカの高校卒業後、Hawaii Pacific Collegeに入学し1学期だけ行って、すぐNorth Idaho Collegeというコミュニティ・カレッジに転校。そこで2学期過ごしてまた転校し、University Idahoへ入った。そしてなぜか次に、アラスカのMatanusuka-Susitna Collegeという短期大学に入り、一学期過ごし、そしてまた、University Idahoへ転校し、そこで3学期過ごし、結局、University Idahoから大学卒業証書をもらった。
なんと短い期間に5つも転々している。こんな人はめずらしい。
公表しているプロフィールにあるように、高校時代はバスケットボールの選手として活躍。大学時代ははミス・ワシラ・コンテストで優勝、ミス・アラスカ・コンテストで入賞ということは世間で良く知られている。彼女が高校時代優秀な生徒だったとか、大学時代優秀な学生だったとかいう話は全く聞かない。ペイリンの家族でさえそんなことは一言も言わない。もし優秀だったらそう言われるはずだから、あまり学業成績は良くなかったのだろうと思われる。
ワシラという人口6千人の極めて小さな町の町長をやったのち、アラスカの州知事になって20ヶ月。ここ何年間もやとわれることがなかった知事補佐官のポジションをペイリンが復活させて、知事補佐官をやとって、知事の仕事はほとんどまかせっきりにして、自分は州都から約千キロ離れたワシラの自宅に18ヶ月のうち300泊も帰っていて、出張経費として日当を受け取っていて、それが累積で$17,059(約190万円)もあって問題視されていた。
そんな感じなので、今回の討論会については、世間のペイリンへの期待度は低かったのだが、CNNが討論会終了の1時間後に出したインスタントの世論調査では、ペイリンは予想以上によくやったという評価は80%だった。これで共和党はなんとか胸をなでおろしただろう。
勝敗はCNNではバイデンの勝ち51%、ペイリンの勝ち36%。
おそらくペイリンはアドバイザーたちにそうするように指導されたのだろうと思うが、バイデンや司会者が何か言っても、ペイリンはそれには答えず、まったく違うことを話し始めたりする場面が何度かあった。
ペイリンはとにかく自分の知らないことには一切答えず、自分が用意してきたことだけ話す作戦だったようだ。
それにペイリンはディベートだというのに、話すとき、司会者のほうやバイデンのほうを見て話すことはほとんどなかった。
ほとんどずっとカメラ目線で話していて、まるで視聴者に向かってスピーチをしているかのようだった。それがディベートとしては奇妙に感じられた。ふつうは二人が議論を交わす横顔を見るものでしょうに。
しかし、それも作戦の一つだったのかもしれない。とにかくバイデンと議論を交わさないようにして、持論をまくし立てる感じだった。
目線の問題はマケインのときもあった。マケインはしゃべるとき、いつも司会者のほうばかり向いてしゃべり、オバマの視線を避けた。オバマがしゃべっているときはオバマの方を見ず、机の上ばかり見ていた。
ペイリンが唯一ピンポン玉を自分のことばでちゃんと返したなと思ったのは、バイデンがイラクからの撤退を具体的に述べたとき、ペイリンは「それでは白旗を揚げて降参しろということか。われわれはそんなことは望んでいない・・・」とイラク戦争の勝利にこだわる自分の意見をあきらかに言ったときだ。やはりペイリンは軍国の母だ。
今回ペイリンはたしかに期待以上によくやったと思うが、そもそも副大統領としての資質を疑われるような人物であるという事実そのものが、副大統領候補として望ましくない。「副大統領」としてはなんとかなりそうでは困るのだ。
副大統領はいざというとき大統領になるということが最も重要な仕事なのだから、たとえ大統領選挙に出馬しても、だれも資質を疑わないような人物でなければ不安でしかたがない。
わたしはもともとヒラリー支持で、ヒラリーが当然勝つとばかり思っていたのにあれよあれよというまにオバマに持っていかれてショックだった。オバマはいやだなあ、ヒラリーを4年後に大統領選にまた出すために、今回はマケインにしようかなあと一時は邪道にも思ったこともあったが、マケインがペイリンを選んだとたんに、やはりマケインはダメと思った。
8年後にはヒラリーは無理だが、ヒラリーでなくともそのころには魅力的な女性大統領候補はざくざく出てくるだろうから、それでいい。邪道はやめて、やはり政策で大統領は選ぶべきだ。
