2007/4/30  17:27

食に関する保守主義  ドイツの話題

 昨日の記事にも書いたが、ドイツ料理は、たまに食べる分にはいいが、日常的に食べるのはきつい。肉料理とジャガイモのメインディッシュ+ドレッシングがたっぷりかかったサラダ、という組み合わせが標準的なドイツ料理(もちろん例外はたくさんある)なのだが、これは日本人にとって脂肪分が多すぎるように思う。しかも、質より量で勝負している感じで、全体的に大味な料理が多い。

 そんな中で、おいしいと思うのは、やはりソーセージ。日本とは比べ物にならないくらい種類が豊富で、どれもおいしい。単品でも食べられるし、チャーハンに混ぜたりと他の料理に添えることもできるので使い勝手もいい。特にニュルンベルクのソーセージは有名で、去年クリスマスマルクトを見に訪れた際に食べて、期待に違わぬおいしさを味わった。

 それから飲み物に関しては、何はさておきビールについて語らないわけにはいかない。ドイツのビールは、とにかく種類が多い(ハイデルベルクにある醸造所が作るものだけで6種類ほどある)上にめちゃめちゃ安い。スーパーでは、0.5リットルのビールが、安くて40円(!!)、高くても100円(!)で買える。ビール好きの私にとっては至福の環境である。

 それからこの辺はワインの産地でもあるせいで、ワインも格安(1リットル2ユーロからある)かつ豊富である。私は今まで基本的に赤しか飲んでこなかったのだが、こちらの白ワインはとてもおいしい。ドイツの白ワインはリースリングという種類が有名だが、私はそれよりも、食前酒として飲む甘い白ワイン(Müller-Thurgauという)が気に入った。口当たりが柔らかくてとても飲みやすい。

 だから、買い物の際は、スーパーに並ぶビールとワインの棚を見るだけで楽しい気分になる。ただ、ウイスキー等、その他のアルコール飲料は、日本と同じか日本より高い。従ってこれらはこちらに来て全く飲んでいない。飲んでもいいんだけど、ビール・ワインがあるんだからいいや、という思考パターンにいつもなってしまう。アルコール以外の飲料で言えば、牛乳が安い。オレンジジュース等は日本と同じくらい。野菜ジュースにいいのがないのが難点。

 こうして見てみると、原則として、一般的に有名なもの(ビールやソーセージ)がやっぱり実際にうまくて、一般的によく知られてないものは、やっぱり余りうまくない、という(ごく平凡な)結論が導かれるように思う。これを私は「食に関する保守主義」と勝手に名付けている。東京にイタリア料理屋やフランス料理屋は腐るほどあるが、ドイツ料理屋はほとんどないのは、それなりの理由があるわけである。

2007/4/29  23:17

外食  日常

 Vetter Alt-Heidelberger Brauhausという所で夕食を食べた。
ここは、店の中にビールの醸造機があって、まさに自家製の生ビールが飲めるのが大きな特徴。

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 下の写真がそのビールで、左が家内が飲んだ普通のサイズ(0.3l)、右が私が飲んだ特大サイズ(1l)。1lの方は重すぎて片手では飲めなかった。ちなみにメニューには何と5lというサイズもあったが、一体誰が飲むのか?

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 またこの店には、アルコール度数が世界一高い(33度)と1994年のギネスブックに認定されたこともあるビールも置いている。飲んでみようと思ったが、普通のビールを1l飲んだ時点で酔いが回ってしまったため、次の機会にとっておくことにした。

 ちなみに食事は豚肉のステーキ。家内と2人で分けて食べる。普段家でステーキを食べないこともあって、なかなかおいしかった。ドイツ料理も、たまに食べる分にはおいしい。毎日続けるとその大味さが気になってくるのだけれど…

 代金はチップを含め合計22ユーロ。1人約1800円。料理を1品しか頼まなかった割にはちょっと高いか。それもこれも円安のせいなのだが…(怒)

 場所は聖霊教会の近くのSteingasse 9。ハイデルベルクに観光する機会があったら、話の種に一度訪れてみることをおすすめします。HPはこちら

2007/4/28  22:30

上位の顔ぶれ  サッカー

 昨日の記事を書いた後、そもそも優勝争いをしている3チームは、日本では殆ど知られていないのではないかと思った。なので、(バイエルン・ミュンヘンを含めて)簡単に紹介を試みたいと思う。

 首位のシャルケ04(ヌル・フィア)は、1958年以来、実に49年ぶりの優勝を狙う。有名選手はドイツ代表FWのケビン・クラーニーくらいで、チームワークで現在の地位を築いている。ホームタウンはゲルゼンキルヘンというルール地方の都市で、かつては炭鉱の町として繁栄していたのだが今は閉山し衰退、旧西側地域で最悪の経済水準にあえいでいる。そんな背景もあって、サポーターのシャルケにかける思いは熱い。個人的にはこのチームに優勝して欲しいと密かに思っている。

 2位のベルダー・ブレーメンは、かつて奥寺康彦が所属していた。現在は、ドイツ代表FWでW杯でも活躍したミロスラフ・クローゼがいる。ゲームメーカはブラジル人のディエゴというプレーヤーで、小柄ながら、テクニックがあって数々のゴールやアシストを記録している。

 3位のシュツットガルトは、かつて浦和レッズで選手・監督をしたギド・ブッフバルトが所属していたチーム。このチームも有名選手は殆どいなくて、GKにドイツ代表(といっても控え)のティモ・ヒルデブラントがいるくらいである。

 そして、実力の割に4位と低迷しているのがバイエルン・ミュンヘン。有名選手の多さは間違いなくナンバーワンで、GKのオリバー・カーンを始め、W杯開幕戦で鮮やかな大会初ゴールを決めたDFフィリップ・ラーム、W杯直前の親善試合である日本戦で加地を負傷させ、日本のグループリーグ敗退の遠因を作った(??)MFバスティアン・シュバインシュタイガー、FWのルーカス・ポドルスキーなど、ドイツ代表選手を数多く擁する(カーンは代表を引退したが)。他にも、FWロイ・マカーイ、ゲームメーカーのマーク・ファン・ボメルというオランダ代表の中心選手が2人在籍。今年の不調の原因はよく分からないが、去年まで大黒柱だったミヒャエル・バラックがチェルシーに移籍したのが大きかったのかも知れない。

2007/4/27  19:43

Abstiegskampf  サッカー

ブンデスリーガは残り4試合と大詰めを迎えている。現在の順位表は以下の通り。

順位   チーム        勝ち点
1 Schalke 04           62
2 Werder Bremen        60
3 VfB Stuttgart         58
4 Bayern München       53
5 Bayer Leverkusen      45
6 1. FC Nürnberg        44
7 Hertha BSC          38
8 Energie Cottbus       38
9 Hannover 96         38
10 Hamburger SV        36
11 VfL Bochum         36
12 VfL Wolfsburg        35
13 Borussia Dortmund     35
14 Eintracht Frankfurt     34
15 Arminia Bielefeld      33
16 Alemannia Aachen      33
17 FSV Mainz 05         31
18 Borussia M´gladbach     25


 優勝争いは、シャルケ、ブレーメン、シュツットガルトの3チームにほぼ絞られた感じ。日本でも有名なバイエルン・ミュンヘンは、シュツットガルトと勝ち点差5離れた4位で、優勝はほぼ無理であるばかりか、3位までに与えられるチャンピオンズリーグへの出場も厳しい情勢。前節、シュツットガルトとの直接対決に負けたのが極めて痛い。

 しかし私が優勝争い以上に注目しているのが、降格争い(Abstiegskampf)。ブンデスリーガでは、1部リーグの下位3チームが自動的に降格、2部リーグの上位3チームが自動的に昇格する仕組みになっている。そして、順位表をみれば分かるように、下位は大混戦。降格圏内にあるアレマニア・アーヘンと10位のハンブルクの勝ち点差はわずか3点。7位のヘルタ・ベルリンとの差も5点毎週順位が激しく入れ替わる展開が続いている。

 そして高原が所属し、私が密かに(?)応援しているフランクフルト降格すれすれの14位。このチーム、出来にムラが激しく、ミュンヘン相手に金星を挙げたかと思えば、最下位のメンヒェングラートバッハ相手に引き分けたり、降格争いのライバルであるボーフムにホームで0−3で大敗したりする。残り4試合の相手は、ドルトムント、アーヘン、ブレーメン、ベルリン。どのチームも優勝もしくは降格がかかっているので、全く気が抜けない。

 ところで、先ほど触れたように1部リーグ下位3チームが自動降格、2部リーグ上位3チームが自動昇格するのだが、これら6チームで総当りの入れ替え戦を行えば、興行的に盛り上がるんじゃないかと個人的には思うのだけど… 

2007/4/26  19:49

Quiz Taxi  ドイツの話題

 ドイツのテレビ番組は、一般的に言って、エンターテイメント性に富むものが日本より少ない。その代わり、ドキュメンタリーや犯罪もの(Krimiという)は充実している。そのあたりは、さすがドイツ、というべきか。日本では「発掘あるある大事典」のデータ捏造が大問題になったようだが、ドイツではああいったドキュメンタリーとエンターテイメントの境目が曖昧な番組というのは見受けられない。

 それはともかく、私がドイツでよく見ているのが「Quiz Taxi」。
 番組の内容はこうである。まず乗客が一見何の変哲もないタクシーに乗り、運転手に行き先を告げる。運転手は「了解ー」と言った後、あるボタンを押す。そうするとけたたましいサイレンが鳴り、電飾が光る。びっくりする乗客。そして「Quiz Taxiへようこそ!」と運転手が乗客に告げる。そして発車と同時にクイズがスタート!

 乗客は目的地に着くまでの間、クイズに答える。問題に正解するごとに賞金が加算され、無事目的地に着ければ賞金をゲットできる。しかし3問間違えるとゲームオーバーで、今までの賞金はゼロになるばかりか、ゲームオーバーになった地点で降りなければならない。

 乗客には2つの「ジョーカー」が与えられる。一つは「テレフォンジョーカー」で、知り合いに電話することが出来る。クイズミリオネアと同じである。もうひとつは「通行人ジョーカー」で、道端を普通に歩いている人に聞くことができる。通行人に「Keine Ahnung」(分かんないなあ)と言われることもよくあるが、正解する場合もあって、そうすると通行人も一緒にガッツポーズしたりする。これが結構面白い。

 最初は簡単な問題だが、段々難しくなっていく。ゲームバランスがよくできていて、しばしば、ゲームオーバーになるか目的地に無事着いて賞金をゲットできるか、最後まで分からない展開になる。ルール自体はシンプルだけど、なかなか面白い。

2007/4/24  22:15

加ト吉  日常

 ネット上を逍遥していたら、こんな記事を見つけて、以前仕事の関係で四国にいた時のことを思い出した。そして、うどんが食べたくなった。

2007/4/23  20:28

ドイツでの日常=戦い  日常

 今日は朝からヘビーな任務(というほどでもないか…)をこなした。

1.引っ越し先で固定電話の接続工事をしてもらったのだが、先週来た請求書を見ると、工事料金(50ユーロ程度)がなぜか2倍に計算されている。理由を説明してもらおうじゃないか、と最寄の電話会社の営業所に行くと、コールセンターに確認してもらった結果、「これは間違いですので来月の請求分からマイナスされます」との返答。訳わからない理由で拒否されたらどうしようかと思っていたのだが、意外なほどあっさり片付いた。まあ次回の請求を見るまでは安心できないのだが…

2.今学期をもって法律学修士課程は終了する見込みなので、来学期からどうしようか、現在色々考え中なのだが、選択肢の一つとしてGasthörer(聴講生)として登録する、というのがある。これは学位の取得ができない代わり、登録に必要な条件が緩いのが魅力なのだが、問題はこの身分で滞在ビザが下りるかどうかよくわからないこと。そこで市役所の担当に聞いてみたのだが、そもそもそういう制度があること自体知られておらず、何で聴講生なんかになりたいのかを理解させるのに一苦労。結局最後に得た返事が、「今言ったことを紙に書いてもう一回来てくれ。これから休暇をとるから、次は2週間後」。やっぱりどこの国のお役所も、ルーティンワークを外れた案件は嫌がられるなあ…

3.今学期は民法の授業をとる必要があるのだが、担当教授によれば、単位をとるため、筆記試験に加え休み中に宿題(Hausarbeit)をしないといけないと言われた。そんなはずはない。他の授業は全て一回の試験で単位をもらえる。別の学生がそう言うと、学生相談の担当者に確認しろ、彼の言うことはいつも正しいから、とのこと。学生相談はいつも混んでいて、今日も1時間近く待ってやっと順番が回ってきた。彼の回答は明確で「一つの試験で十分」。相談時間1分。あとはこのことを教授につないで納得させるだけ。

ということで、2.以外はポジティブな結果が得られ、ひとまず安心。2.はやはり難しいかなあ…

2007/4/20  20:24

打者一巡  学生生活

 最初の週の講義が終了。

 最初なので、少しでも興味ある講義は全部出てみたが、ゼミと修士論文に集中するため、今学期の講義は最小限に絞る予定。即ち、民法T、行政法各論、国際租税法の3つ。
講義があるのは火・水・木曜だけで、月・金はなし。だからといってだらけないようにしないと…

2007/4/19  1:38

これはすごい  学生生活

 今、ゼミ用論文の資料を収集しているのだが、大学図書館のパソコンからは、法律学関係の殆どの雑誌の記事を、全部オンラインでダウンロードできることを(今更ながら)発見!

 実は休み中、修士論文のネタ集めのために、関連する文献をまず基本書から洗い出し、そこに書かれていた雑誌の記事を図書館で探して、一生懸命コピーしたのだが、そんな苦労とコストをかける必要はなかったということが判明…

 扱うテーマが比較的新しい判例なので、資料収集に苦労するかと思われたけど、これで何とかなりそう。。早速、図書館のパソコンでダウンロードしたデータをメモリースティックに入れて、家で印刷することにしようと思う。それにしても、こういうデータベースって今や日本でも当たり前なんだろうか?IT化の波に取り残された気分…

2007/4/18  0:48

書き残したことなど4 ―オランダ語―  旅 −ヨーロッパ−

 オランダ語はドイツ語に似ている。だけどもちろん別の言語である。だから人々の会話を聞き取ることは全然出来なかった。

 でも文字は結構読める、と言うか推測がきいた。例えばKoningspleinというのは多分ドイツ語のKönigsplatz、英語のKing's square だと思う。「入口」はドイツ語でEingangだけど、オランダ語はIngangだった。多分ドイツ語に似たような単語が多いだろうから、オランダ語を勉強するのはそんなに難しくないように思う。

 でもオランダ人はフランス人やドイツ人と違って、自分達の言語がマイノリティーであることをよく自覚しているから、英語がどこでも良く通じる。トラムの運転手も明瞭な英語を話していた。だからオランダ語をあえて勉強するインセンティブは残念ながらあんまり湧かない…

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