2006/7/28  21:45

術後2回目の診察  子宮頸部がん

手術が6月13日、そして一回目の診察が術後2週間の6月28日。今回は、そのさらに1ヶ月後の7月26日、2回目の診察になる。

術後3週間半で出血が止まったので、それ以降は勝手に制限のない日常の生活に戻っていた。お酒も飲むし、スポーツもするし…。

と言うわけで、最近では自分の体の中にがんがあって、それを取り除く手術をしたことさえも、夢の中で起こったことのような、現実味のない淡い思い出のようになっている。

検査結果は問題なし。傷口もきれいになっているようだ。M先生には、「何でも自由に行って大丈夫です」と言われた。

心の中で「もう自由にやってます…」とつぶやきつつ、でもあらためて先生に許可をもらうと嬉しい。

今後は、約2ヵ月後に診察、その後も3ヶ月、半年と定期的に診察をするそうだ。

定期検査は、これからは、きっちりしていこう。どんな病気でも、早期発見が大切なポイントだ。

近いうちに人間ドックを受けようと思っている。ここ何年も健康診断を受けてないし、体の他の部分も心配なので…。

自分のことを一番真剣に考え、思いやることが出来るのは、自分だからね〜。しっかりメンテナンスをして、ときどきは、いたわってあげましょう。

私の場合は、頻繁にいたわってあげてるけどねぇ〜。




2006/6/17  9:47

入院3日目−退院  子宮頸部がん

6月14日(水)

昨日はぐっすりと眠れたが、夜中何年かぶりに金縛りにあう。
病院だし、色んなものがいるかもなあと思う。

聞いて嬉しい話じゃあないので、同室の皆さんには何も言わずにおこう。

体温は、37.0度。まだ微熱は続いている。

看護士さんが来て、退院のしおりを渡し、説明してくれる。

日常生活についての細かい注意書きがある。

家事労働は、通常通り可能。入浴は、しばらくシャワーのみ。手術後、1週間程度後に出血するおそれがあるので、多量出血時は、安静にして早めに連絡すること、…等々。

次回の診察は、2週間後。その時に、患部の状態の確認と、今回切り取った子宮頸部の検査結果が知らされる。

朝食は、再び完食。味は、薄味で美味しいとはいえない。

9時ごろ、M先生が処置室で患部のチェックをしてくださる。
すこし痛い。

退院の許可が出る。

やったー!

今日も一人で帰るので、荷物をまとめ、お世話になった同室のFさん、Hさん、看護士の方々にお礼を言い、ゆっくり会計窓口に向かう。

入院費は、2泊3日で37300円!安さに驚き、同時にほっとする。マイルが貯まるので、クレジットカードで支払いを済ませる。1階の売店で、スーツケースを宅配便に預け、身軽になって病院を後にする。

天気は晴れ。小幅で少しづつ前に進む。

時間をかけて、ようやくアパートに到着する。

同居人M(イギリス人の友人)と2匹の猫を見て、緊張が緩み我が家に帰ったとこを実感。

Mは猫アレルギーにも関わらず、この3日間2匹の猫達の面倒を見てくれた。ありがたい。

この日は、とにかく安静にと思い、1日ごろごろ寝て過す。

2006/6/16  23:30

6月13日−入院2日目・手術  子宮頸部がん

7:30−ぐっすり眠り、すっきり目覚める。
 
8:00−朝食。ごはん、味噌汁、ゆでたキャベツ、牛乳を完食。

9:00−手術前の説明を受ける。

−手術開始は1:30ごろを目標にする。

−1:00頃痛み止めの点滴を始めるので、その30分前の12:30頃にはトイレを済ませ、手術着に着替えて置くように指示を受ける。

心配していた尿管は入らないそうだ。あと、剃毛もしなかった。

熱は36.8度。先週からの風邪をまだ引きずっているようだ。隣のFさんが手術前にお風呂に入ってすっきりすることを勧めてくれる。

10:00−昨日の夜もシャワー浴びたし、と思いつつせっかくだからお風呂につかる。
昨日の夜は、少し暑く、寝苦しかったので、大きな湯船でゆっくりとお風呂につかれてとてもすっきりとする。今後しばらくは、入浴も出来ないし…。Fさんありがとう!

11:50−母と妹が来てくれる。すごく嬉しい!二人とも仕事を休んで来てくれた。二人の顔を見るだけで、心強く感じる。

12:00−昼ごはんは、絶食しなければならないので、母と妹がお弁当を食べるのを見ながら雑談する。

12:30−痛み止めの点滴をする前に、食塩水の点滴を始める。良い血管が見つからず(?)3回、合計3人の看護士さんが交代でトライし、ようやく上手く針が入る。1人目、と2人目の看護士さんの時は、かなり痛かった。

1:00−痛み止めの点滴に換える。と同時にベッド横に置いたストレッチャーに横になる。妹、母としばらく雑談。妹は、相変わらず面白いことを言って私を笑わしてくれる。妹は、入院経験が豊富なので、自分の入院時の面白話などを聞き、笑いながら待機。

1:30−手術室ではなく、外来の処置室での手術なので、ストレッチャーで看護士さん、母、妹とともに処置室に向かう。この時点で、少しだけ眠気があるが、意識は、はっきりしている。

処置室に入ると、M先生がいらっしゃった。ストレッチャーから降りて、自分でイスに座る。イスが持ち上がり、脚が開かれる。M先生が、今から眠くなる薬を入れますよ、とおっしゃる。ぼーっとしてきましたか?と聞かれるが、別に変化はなく、

Moon:「まだ何ともありません。」

しかし、その2,3分後に急にボワーンときた。呼吸をするたびに、ボワーン、ボワーンと眠気のような、変な感覚が襲って来る。

Moon:「ぼーっとしてきました。」

M先生:「ハイ。してきましたね。」と言い、カーテンの向こう側に移動する。

子宮は痛みの感覚がない部分だが、子宮頸部を引っ張る時と、レーザーで焼き切る時に痛みを感じる患者さんもいると前日聞いていた。

途中、たぶんレーザーで切除している時だと思うが、強い痛みに顔がゆがむ。痛かったが、声は出ていなかったと思う。意識は、とぎれとぎれで、術中は、その強い痛みと、ざわざわとした雰囲気だけを覚えている。

手術が終わり、いつの間にかフィットショーツがはかされている。また、自力でストレッチャーに横たわり。処置室の外に出る。

手術が終わってしまえば余裕で、妹に携帯で、ストレッチャーに横たわっている自分の写真を撮ってもらう。その後、母には、不謹慎だと怒られる(^_^;)

病室に戻り、ぼーっとしたまま、母、妹と話をする。後は、寝るだけだし、家族には、ここで礼を言い、帰ってもらう。

「ありがとう!ホントに心強かったよ!」と眠い頭の中で思う。

数時間眠った後、目を覚ますと、看護士さんがそばに立っていた。術後はじめてのトイレの時は、看護士さんに付き添ってもらうように指示を受けていたし、意識もだいぶはっきりしてきたし、と思い。「トイレに行きたいんですが」と言う。

軽く腕をつかんでもらい、トイレに行く。内心どこまで付き添うんだろう。おしっこする時も隣にいるのかなあ、と不安に思いつつ、トイレのドアを開ける。ここまでは、問題なく、歩くことができ、自分でももう大丈夫だと、たかをくくる。

看護士さん:「トイレが済んだら、このボタンを押して呼んでくださいね。」

Moon:「ハイ。解かりました。」

ふんばって、出血するのが怖かったので、ゆっくりと時間をかけて、おしっこを出す。無事、用を足し、流した後で立ち上がり、ボタンを押す。この時点で、ふらっとしたのは覚えているが、どうやら看護士さんがドアを開けたと同時くらいに、気を失ったようだ。ふと意識が戻ると、私の周りに3人ぐらい看護士さんがいて、私を支えてくれている。

看護士さん:「今、意識をなくしたの解かりますか?」

Moon:「ハイ…」

看護士さん:「車椅子で戻りますね。」

と言って、病室まで戻り、血圧を測ってくれる。

確か、「70−20です」とか言ってたような気がする。
それって、血圧ものすごく低くない〜?と朦朧とした意識の中で思う。

体に血の気がなく、冷や汗をかいているのがわかる。

とりあえず、また眠ろうと思い、目を閉じる。

6:00−夕食の少し前に目が覚める。

今度はさっきより、もっとすっきりした気分だ。

ご飯も食べれそうな気がして、口に入れるが、気持ち悪くなり、横になる。

すると、Fさんと今朝から向かいのベッドに来られたHさんが、「少しでも食べた方がいいよ!ふりかけだったら少しは食べれるから」と言ってふりかけをくれた。

2人からふりかけを2袋もらい(笑)、せっかくだからと思い、ご飯を半分ほど食べる。バナナも1本食べ、すぐに横になる。

また、しばらく寝た後、再びトイレに挑戦。看護士さんを呼んで、一緒にトイレに行く。

今度は、無事気を失うことなく、トイレを済まし、手も洗ってベッドに戻る。

この日は、さすがに歩き回る元気はなく、またすぐにベッドに横になり眠る。さほどの痛みはなく、多少患部あたりに違和感がある程度だ。

熱は、37.2度。




2006/6/14  19:45

6月12日−入院1日目  子宮頸部がん

いよいよ待ちに待った入院。
家族も色々忙しいし、一人で病院に行く。

入院受付で、書類を提出し、婦人科病棟に行く。

ナースステーションで名前を告げ、病室に案内される。そこは4人部屋で、私のほかには、Fさん49歳(子宮体癌)、とHさん65歳(子宮体癌)がいる。

初めは緊張したが、お二人とも気さくな方で、いろいろお話を聞かせてもらった。

Fさんは、子宮全摘出後、抗がん剤3回目の投与で昨日から入院している。今回は、1週間の入院だそうだ。

Hさんは、子宮全摘出を9月に控え、その前に腎臓が悪かったのを、直し、そして抗がん剤2回目を終えたばかりの方だ。明日、退院らしい。

病室は、比較的新しく、5階の角の部屋で、窓からの眺めも良い。隣は公園らしく、緑の木々が生い茂っている。

ベッド周りには、角度変更可能な液晶テレビ、小さな冷蔵庫がついている。

看護士のTさんが、病院を案内してくださる。手術前の不安を取り除くべく、時間をかけてお話もしてくださり、ありがたく思う。

この日は、何て事はなく、血圧、体温、体重、身長を測り、シャワーを浴び、夜主治医のM先生から、手術の詳しい説明をもう一度受ける。

まあ、体調を整えるのと、明日の手術への心の準備のための、一日かなあと感じる。

夜も不安はなく、ぐっすりと眠る。

2006/6/8  17:38

6月5日、がんセンター 2回目  子宮頸部がん

9:30の予約だったので、少し前の9:20頃にがんセンターに着く。
30分ほど待った後、名前が呼ばれる。

担当は、前回と同じ女性のM先生だ。

M先生:「クラス判定はIIIb、高度異型上皮となりましたので、やはり円錐切除手術は必要です。クラスIIIbとは言っても、IVの上皮内癌に近い細胞もありました。今の時点で、はっきりがんとわかるものはありませんでしたが、円錐切除手術で切り取った部分から、がんが発見される確率は約70%です。ですから、今度の手術は、検査も兼ねたものとなります。手術は、本来生理の後半か、生理が終わってからがベストです。理由は、手術後の出血と生理中の出血の違いを区別し易いからです。」

Moon:…やっぱり、手術か…。こうなったら、覚悟を決めるしかない。
「解かりました。前回の生理が始まったのが5月19日で、今月もだいたい同じ19日頃に始まる予定です。できるだけ早めに手術をしたいんですが、いつが空いていますか?」

M先生:「来週月曜日か火曜日が空いていますよ。どちらが良いですか?」

Moon:「6月12日、月曜日でお願いします。」

M先生:「手術は、うちでは通常2泊3日でやっています。手術日の前日入院、13日に手術。レーザーメスを使い、子宮頸部を切り取ります。切り取りに15分、止血に15分の計30分ぐらいの手術です。退院は14日の午前中になると思います。手術後は、2,3日安静にして、その後は普通の生活に戻って良いですよ。寝ていても出血する時は、出血しますからね。」

…なんと心強いお言葉!前のHクリニックでは、仕事の話を出すと、「ちゃんと病院の言うことに従って、体のことを優先してください!」としかられ、仕事復帰等の話を聞きにくい状況だった。がんセンターのM先生は、ご自身働く女性なので、たぶん私の様に独身女性で、働く者の気持ちも理解されているのだろう。私の質問にも、落ち着いて答えてくださる。

…そうだよねぇー。寝てたって、血が出るもんは、出ちゃうんだから仕事してたって大丈夫だよねぇ。無理さえしなければ、2,3日の安静後に、通常の生活に戻れるとわかり、嬉しくなる。

手術も希望したとおり、早速来週には、出来ると決まり安心する。円錐切除手術をしてみないと、私の状態が、癌の0期なのか、1期なのかは、わからないそうだ。

この日は、やっと方向性が決まった安堵感のあまり、聞くべき質問を聞きそびれ、帰宅してしまう。聞きたかったのは、術後の再検査はいつ頃になるか。と、その後の検査は、どのくらいの頻度で行われるかだ。

愛知県がんセンターのホームページに情報はないかと思い、調べるがそこまで細かい情報はなく、でも、退院後、通訳の仕事を入れるのであれば、今の時点で知っておきたい事だったので、病院、先生ともに忙しいのを承知で、恐る恐る電話する。

事情を説明すると、M先生につないでもらうことが出来た。そして、快く私の質問にも答えてくれた。

退院後は、約2週間後に再来院し、切除部分の検査結果を聞く。その後は、1ヶ月に1回の検査で良いそうだ。検査日もある程度なら日にちをずらす事は可能なようで、仕事も上手く調整すれば出来そうだ。

良かったー!「ありがとうございました!」と電話を切る。

手術日もようやく決まったし、今の時点で出来ることは、あまりストレスをためず、良いものを食べ、入院に備えるだけだ。

2006/6/5  21:35

愛知県がんセンター初診  子宮頸部がん

5月19日から生理が始まったので、生理がほぼ終わった5月25日に、Hクリニックからもらった紹介状と細胞の標本を手に、愛知県がんセンターに向かう。

担当の医師は、M先生。
 
ここでも、Hクリニック同様の酢酸で変化を見る検査、細胞診、超音波の検査をする。

やはり、見た目で明らかにわかるがん細胞はないようだ。

M先生は、非常に丁寧に1つ1つ状況や今後の予定を説明して下さる。

Moonが持っていた、不安や疑問にきちんと答えてくれた。
例えば、正確な病名、クラス判定の種類、入院の期間、手術の時期・種類等…。

病名 …子宮頸部がん(の疑い)

クラス判定 …クラス4(Hクリニックの結果)だが、医師の主観等もあるので、判定は、今後変わりうること。

入院 …円錐切除であれば、通常2泊3日。手術の種類は、レーザー円錐切除。

今回の検査結果は、10日後にわかるそうで、6月5日に再診の予約を入れる。
その際、手術の日程等、詳しいことが決定することになる。

看護士さんたちの対応の仕方も丁寧で、プロだなぁと実感する。
ここでなら、安心して自分の身を任せられると思い、気が楽になる。

6月5日の検査結果が出るまでは、あまり深刻に考えすぎないよう…。もう少しの辛抱だ。

2006/6/3  22:30

5月20日、精密検査結果  子宮頸部がん

やっとこの日が来た!

一昨日は、検査結果がまだ揃ってないと言われ、ガックリと帰宅したが、
2日たって、今日こそは、精密検査の結果がはっきりするはずだ。

8時半始まりなので、朝いちでクリニックに行く。

今日は、前回のことがあるので優先して私を診てくれた。

医師:「やっぱり、一回目と同じ結果で、クラス4です。」

Moon:  やはりNGだったか…。

   「クラス4ってガンの進行の度合いですか?」

医師:「違うよ、細胞診のクラス判定で、ガンの進行じゃないよ。もし、ガンの進行度が4だったら、かなり進行してるってことになっちゃうからね。」

Moon: 「今回の検査は、子宮頸がんの検査なんですよね。」

医師:「そうだよ。」

Moon: 「ガンのタイプは、扁平上皮がんですか、腺がんですか。」

医師:「扁平上皮がんだと思うよ。まあ、細かいことは、大きい病院を紹介するから、
そっちで聞いてください。」

という感じで、こちらが質問をしないと何も詳しいことは(子宮頸がんという病名でさえ)教えてくれず、たぶん子宮のガンに対する専門知識は、薄いのではないかという、印象を受けた。

まあ、妊婦さんがメインのクリニックだし、この検査結果がどうであれ、セカンドオピニオンを聞きたいと思っていたので、大きい専門の病院を紹介してくれるというのなら、その方がありがたい。

で、紹介状と細胞の標本を受け取り、家に帰る。大きい病院の紹介を受けるときに、選択肢はなく、愛知県がんセンターを紹介された。

この結果を聞くまでに、ネットでいろいろな病院を調べていて、実はこの愛知県がんセンターが、第一候補になっていたので、私にとっては、願ったりの病院だった。

この病院がいいと思った理由…

− 家からそう遠くなく、がん治療では、評判が高い。
− 支払いにカードが使えるので、もしも、治療費が高額だったときに分割で支払うことも出来る。
− JALカードのマイルがたまる(笑…でもマジです。)

というわけで、初めの検査から約1ヶ月で、ようやく少しだけ方向性が見えてきたような気がして、少しほっとする。
    

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