2008/2/15  21:58

アメリカンギャングスター  映画館で観ましたの〜

待ちきれなくて初日に行った!
大雪で道にはずんずんと積もっていたけど、スキーで雪道に慣れている相棒がスイスイと運転して行ってきましたよ〜ん。

だってーーー。
待ってたの〜、ラッセルが男臭〜〜〜〜い役演るの好き♪


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1968年のニューヨーク。長い間「ハーレムのロビンフッド」として慕われてきた黒人ギャングのボス、バンピー・ジョンソンが急死した。盛大な葬儀の中で一人複雑な思いを抱えている一人の男、フランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン/Denzel Washington)。15年に渡ってバンピーの運転手として仕えてきた彼はボスの死により、一匹狼として生きることを決意する。家電ディスカウントショップに倣い、生産者から直接買い取り安く商品を供給することを考える。その商品とは・・当時ベトナム戦争に出兵している兵士の麻薬が蔓延していることが問題になっていた。フランクは、東南アジアで純度のいい麻薬が安価で手に入ることに目をつけ、元米兵でタイのバンコクに住んでいる従兄弟を通じて、軍用機で麻薬を運ぶという予想もつかない方法で大量の麻薬を輸入することに成功する。
一方、ニュージャージーの警察に勤めるリッチー・ロバーツ(ラッセル・クロウ/Russell Crowe)。彼は今苦境に立たされていた。決して後ろ暗いことはしないリッチーは張り込み中に100万ドル近い現金を発見したものの、“慣習”に従わず金を着服しなかったことで、仲間の刑事から白い目で見られる状況。そして私生活では子供の養育権をめぐって妻と裁判所で争っている。そんな彼の心の拠り処は法律家になることだった。そうすれば警察を辞められる。
ほどなくして、フランクの麻薬は“ブルー・マジック”と名付けられ、ハーレムに広まっていく・・・・

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長年仕えてきたボス亡き後、ハーレムで麻薬王にのし上がっていく男と、警察腐敗が激しい時代の中、決して汚いことをしない刑事の物語。


面と向かって対決するというドンパチ系の映画にはない実話に基づく話らしくドラマティックな展開なく、静かに進んでいく。決してフランクとリッチーが面と向かって対決しないまま、逮捕の瞬間を迎える展開なのが面白いね。ところで、いきなりですが・・・デンゼル・ワシントン、ハーレムの麻薬王を演じるにはいい人オーラが出すぎてるぞぉ〜と思ったけど、ギャングというよりフランクは売ったものがたまたま麻薬なだけで(もちろん、麻薬を売るのは良くないことです)、根本は優秀なビジネスマンで、他のものを売ったとしてもきっと成功していたと思う。目の付けどころがシャープですもん。でも、黒人差別が激しい時代にのし上がっていくのは裏の世界でしかなかったのかも知れない。
決して目立つことはせず、ビジネスマン然としたスーツに身を包み・・・普通の人に見える人が麻薬王だということ・・・これが一番怖いことだと思う。だから、観た当初はデンゼルではいい人すぎ!と思ったのが、実はすごくハマった配役なのだということに気付いた。一方、リッチーを演じるラッセル♪ この人はいい人でも悪役でもどっちでもこなせるね。実は、この二人は確か95年くらいに一度共演してる。『バーチュオ・シティ』という近未来SF映画で、バーチャルな世界から抜け出した凶悪なキャラ(ラッセル)を追う警官(デンゼル)という役どころで、ラッセルの切れ具合(特に目)がヨイ〜のだ。ヨイというのは、本当に切れちゃってるみたいで、悪い奴なの。DVD買っちゃったくらいですよ。で、時は13年経て再び共演。前作ではまだ若い、青いようなラッセルだったけど、二人とも大人の男臭さが滲んでる。ロマ・コメも大好きだけど、こういう男臭さ炸裂な映画もいい。

リッチーは賄賂が当たり前に時代な警察腐敗な時代に清廉潔白さゆえに四面楚歌になり、仕事に熱心なあまりに離婚問題に直面し、色々な意味での家族と離れざるを得ない状況になっていたのに対し、フランクは商売を起動に乗せ、家族をノースカロライナから呼び寄せ、まさに“ファミリー”を形成していく。対照的だ。映画はアメリカの病んだ時代を映し出す。黒人差別、ベトナム戦争、警察腐敗・・・。警察腐敗の旗印、トルーポ(ジョシュ・ブローリン/Josh Brolin)一味の腐り方がもう、反吐が出るってこういうことを言うのって感じで、ギャングより酷い。しかし、彼らがギャングから押収したヘロインに不純物を混ぜて売っていた為に、純度が良く、安価なフランクの麻薬がバカ売れしたのである。

麻薬取締班の責任者になったリッチーは決して汚職をしない警官を集めてチームを作る。地道な捜査の末、ついにフランクを捉える。そして証拠を掴みとうとう逮捕までこぎつける。

事実はここで終わらない。フランクの逮捕により捜査協力がなされ、汚職警官たちの名前が次々と明らかになり、実にニューヨーク麻薬捜査局の捜査官の3/4が逮捕されるという汚職スキャンダルに発展する。その後、検察官を経て弁護士になり、なんと弁護を担当した被告人の中にはフランクも含まれていた(!)という。捜査協力により、70年の刑が15年に減刑され、’91年には出所しているそうだ。映画の中では、不思議な“友情”が生まれているように見えたのはなぜだろう。おぼろげながら知っている時代背景をもっと知ってから観れば、もっともっと深いものが見えてくるような気がする。

驚いたことは・・・フランクの弟役で出ていた俳優が!キンキー・ブーツでドラッグクイーンを演じていた人と同一人物だったこと。役者ってやっぱ凄い。


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American Gangster

Directed by Ridley Scott
Cast Denzel Washington/Russell Crowe/Chiwetel Ejiofor/Josh Brolin

2007 USA



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