2007/5/29 12:27
バス男 日本(劇場)未公開作
『バス男』、て・・・・。
レンタル屋さんを物色中に思わず飛び込んできたこのタイトル。ここで「また今度でいいや〜」と思ったら2度とお目にかかれないかも知れないと思って、思わず借りてきた。
どうも超低予算で、公開当初全米6館からスタートした劇場数が1000館を超えるヒットになった作品だそうです。
一応、ストーリーはアイダホの片田舎に住む、ナポレオン・ダイナマイト(ジョン・ヘダー/
Jon Heder)青年の日常です・・・・・(爆)、ってそれだけかい!
いやいや、もちろんそれだけではないんですけど、ストーリー展開通りに紹介しても面白みが出ないんだよね、自分の文・・・。
DVDの紹介に、「オタク系で、キモカワイイ。」とあるし、第一タイトルが『バス男』なので、かなーりオタクな青年を期待したのだけど。だって、『バス男』のロゴがモロ、『電車男』だったし(^^;)。
実際は、ナポレオン(・・・て大体、これが本名て、なんだよ!)より、32歳で引きこもりのチャット中毒の兄キップ(アーロン・ルーエル/Aaron Ruell)のが全然オタクっぽいし。
『バス男』といっても『電車男』にあやかっているだけなので、実際にバスに乗るシーンはスクールバスが2回くらい出てくるだけで、そのスクールバスでロマンスが起きるわけでもない。周りは小学生ばかりのバスに乗って高校に通っている。しかし、冒頭のバスのシーンはちょっと・・・オタクっぽいのかなー?
おばあちゃんが出先で怪我して帰ってこれない間の面倒見役としてやってくるリコ叔父さんがまた可笑しい。アメフトの選手だったらしい叔父さんは、いつも自分の栄光(・・と思われる)の時代を忘れられずに、あの時監督が俺を使っていれば・・と恨み節。んで、タイムマシンに憧れて、キップを巻き込み怪しい商売で稼いだお金を通販で売ってたタイムマシン購入にあてる・・・あほらしいが面白いんだ、これが。
ナポレオンの唯一の友達、メキシコ人の転校生ペドロも可笑しいし、不思議系女の子デブ
(ティナ・マジョリーノ/Tina Majorino)もみんないい味出してて、オタクムービーというより、イケてない高校生ストーリーなんだけど、画面から目が離せないの、これがスゴイ。
高校生、学園モノ(?)らしく、ダンス・パーティーあり、生徒会長選ありで、ペドロが生徒会長に立候補したので、ナポレオンは全力で彼を応援する・・・なんてとこが
ただただオモシロ可笑しかった作品。
最後は青春ストーリーっぽく、大○転!なんてな感じで。
ズボン(パンツでなく、ズボン)にシャツを入れちゃうナポレオン、履いてるブーツも
すごーーい微妙だけど、ダンスは良かったよぉ〜。
事件が起こっていそうなのに、起こっているように見えない、だるだる、ゆるゆる感が
めちゃくちゃいいんです。
"日常ってこんなに面白いのか!!"と思わず思います。
そ・・そして、みーーんな強烈なキャラの中でもとりわけキョーレツなナポレオン。
いつもクチ半開きでぬぼーっとした声なこのシト↓

・・・とこのシト↓が同じ人だなんて・・俳優ってスゲー。


どうでしょう・・この便乗商法。
しかし、私はこのキョーレツなタイトルなしには手に取らなかったので
ま、いっか組です。
Napoleon Dynamite
Directed by Jared Hess
Cast: Jon Heder/Jon Gries/Efren Ramirez/Aaron Ruell/Tina Majorino
2004 USA
レンタル屋さんを物色中に思わず飛び込んできたこのタイトル。ここで「また今度でいいや〜」と思ったら2度とお目にかかれないかも知れないと思って、思わず借りてきた。
どうも超低予算で、公開当初全米6館からスタートした劇場数が1000館を超えるヒットになった作品だそうです。
一応、ストーリーはアイダホの片田舎に住む、ナポレオン・ダイナマイト(ジョン・ヘダー/
Jon Heder)青年の日常です・・・・・(爆)、ってそれだけかい!
いやいや、もちろんそれだけではないんですけど、ストーリー展開通りに紹介しても面白みが出ないんだよね、自分の文・・・。
DVDの紹介に、「オタク系で、キモカワイイ。」とあるし、第一タイトルが『バス男』なので、かなーりオタクな青年を期待したのだけど。だって、『バス男』のロゴがモロ、『電車男』だったし(^^;)。
実際は、ナポレオン(・・・て大体、これが本名て、なんだよ!)より、32歳で引きこもりのチャット中毒の兄キップ(アーロン・ルーエル/Aaron Ruell)のが全然オタクっぽいし。
『バス男』といっても『電車男』にあやかっているだけなので、実際にバスに乗るシーンはスクールバスが2回くらい出てくるだけで、そのスクールバスでロマンスが起きるわけでもない。周りは小学生ばかりのバスに乗って高校に通っている。しかし、冒頭のバスのシーンはちょっと・・・オタクっぽいのかなー?
おばあちゃんが出先で怪我して帰ってこれない間の面倒見役としてやってくるリコ叔父さんがまた可笑しい。アメフトの選手だったらしい叔父さんは、いつも自分の栄光(・・と思われる)の時代を忘れられずに、あの時監督が俺を使っていれば・・と恨み節。んで、タイムマシンに憧れて、キップを巻き込み怪しい商売で稼いだお金を通販で売ってたタイムマシン購入にあてる・・・あほらしいが面白いんだ、これが。
ナポレオンの唯一の友達、メキシコ人の転校生ペドロも可笑しいし、不思議系女の子デブ
(ティナ・マジョリーノ/Tina Majorino)もみんないい味出してて、オタクムービーというより、イケてない高校生ストーリーなんだけど、画面から目が離せないの、これがスゴイ。
高校生、学園モノ(?)らしく、ダンス・パーティーあり、生徒会長選ありで、ペドロが生徒会長に立候補したので、ナポレオンは全力で彼を応援する・・・なんてとこが
ただただオモシロ可笑しかった作品。
最後は青春ストーリーっぽく、大○転!なんてな感じで。
ズボン(パンツでなく、ズボン)にシャツを入れちゃうナポレオン、履いてるブーツも
すごーーい微妙だけど、ダンスは良かったよぉ〜。
事件が起こっていそうなのに、起こっているように見えない、だるだる、ゆるゆる感が
めちゃくちゃいいんです。
"日常ってこんなに面白いのか!!"と思わず思います。
そ・・そして、みーーんな強烈なキャラの中でもとりわけキョーレツなナポレオン。
いつもクチ半開きでぬぼーっとした声なこのシト↓
・・・とこのシト↓が同じ人だなんて・・俳優ってスゲー。
どうでしょう・・この便乗商法。
しかし、私はこのキョーレツなタイトルなしには手に取らなかったので
ま、いっか組です。
Napoleon Dynamite
Directed by Jared Hess
Cast: Jon Heder/Jon Gries/Efren Ramirez/Aaron Ruell/Tina Majorino
2004 USA
2007/5/24 23:51
マイ・ビッグファット・ウェディング ロマ・コメ大好き♪
昨夜NHKで家族をテーマにしたドキュメンタリーの番宣があった。その中の一つにブラジルの日系人家族の物語があった。80年前にブラジルに移民した日本人をルーツに持つ日系ブラジル人の大家族。長いこと日系人同士で結婚して、日本の文化と伝統を重んじ、日本人としての誇りを持って暮らしてきた人たち。その家族の内の娘の一人がブラジル人の彼を連れてきたことから、日系人家族の混乱と葛藤の日々が始まる・・・といった内容。
日本人として日本で生まれて育った自分には計り知れないほど、移民をしていった人達は祖国を忘れないことで自分のアイデンティーを守ってきたのだろうと思う。しかし、2世も3世、4世も生まれて育ったのはブラジルなわけで、日本人(日系人)だけで、日本の伝統社会を守ろうというのはやはり無理な話ではないかと思った。今暮らしている現実の社会と、祖国への思い。この映画を思い出した。(なんて・・いうと暗くなりますな・・)
*********************
内気で地味な容姿のトゥーラ・ボルトカロス(ニア・バルダロス/Nia Vardalos)はギリシャ系アメリカ人。恋愛に縁のないまま30歳を向かえ、「ギリシャ人はギリシャ人と結婚すべき」と考える両親が営むギリシャ系レストランでウェイトレスをしながら冴えない日々を過ごす毎日。そんな彼女の平凡な毎日が、店にやってきたハンサムな男、イアン・ミラー(ジョン・コーベット/John Corbett)に一目惚れしたその日から彼女は目覚める。「自分の人生を変えられるのは自分だけ!」と気づいた彼女は一念発起して、これまでの自分を変えようとする・・・・

***
移民をして他の国へ渡ったとしても、いや渡ったからこそ祖国の血は純粋でかつ絶やしたくないのでしょうね。。離れれば離れるほど祖国を大事に思う気持ち。日本人として日本に生まれ育った自分からは、なんとも窮屈だなぁ・・と思ったら、自分の両親も実はそうだったりして。私の外国への憧れ志向を察知してか、母親はかなり昔から相手は日本人でないといやだ!と主張していた。ああ〜家族とは有難いけれど、時に窮屈であります。
でも恋とはなんてパワーをくれるのでしょう。一念発起したトゥーラは、メガネをコンタクトに変え、ダイエットをし、大学へコンピューターの勉強をしに通い、レストランを飛び出して旅行会社に就職する。ダサかった彼女はどこへ行ってしまったの(笑)
ここから、片思いは両思いへ♪ んが・・・彼の一人もいないことを心配していたくせに、イアンがギリシャ系でないことに強ーーーい懸念を抱くトゥーラの両親といっぱいの親戚達。しかし、陽気な(?)ギリシャ人。そこは彼と彼の両親にちょいとこちら側へ歩み寄ってもらえればいい、とイアンをギリシャ正教会で洗礼を受けさせちゃったりします。
陽気に明るくそんなことしちゃうから、なんだか憎めない。で、イアンもトゥーラのためならと結構受け入れてくれます。ただ、イアンの両親は何がなんだか目を白黒。。そりゃあ、そうでしょう。トゥーラの家族が大切に思うように、イアンの家族だってこちらに歩み寄って欲しいと思うに決まってますもんね。なんで、息子が・・・って思ってる。
ああーーー、結婚て難しいわぁ〜ん。ぷ。
全編を面白おかしく見ていられるのは、きっと身近でないギリシャの文化をストーリーにうまく取り入れているからなんだろうと思います。この映画が元々気になったのは、トム・ハンクス夫妻の肝煎りで映画化されたという宣伝文句があったからなのですが、そのきっかけは、元々自身ギリシャ系の主演女優ニア・バルダロスの実体験を戯曲化した一人芝居を、同じくギリシャ系の女優リタ・ウィルソンが感激して夫のトム・ハンクスに薦めたことから実現化されていったのだそうです。
トムの製作グループ、プレイトーン・カンパニーがその役を担ったのですが、"プレイトーン"て、『すべてをあなたに』で出てくるレコード会社だったなぁ。
トム・ハンクスはきっと、これからもっと俳優+製作者になっていくでしょうね。
前に『英語でしゃべらないと』のインタビューコーナーで、俳優の今井雅之が書いた『Winds of God』を自身で演じてアメリカの舞台に持っていく、という話を聞いていた彼は、「実現化するなら必ず自分にも連絡するように」と言ってました。その時の彼の表情は決してリップサービスとかではなく真剣なもので、"いつでもいい脚本があれば協力しよう"と言っているように見えたのです。監督としても楽しみなんですけど。
ものすごく低予算から始まったにも関わらず、興行収入2億ドルを稼いだのは、人生、仕事、恋、結婚、頑固親父、家族、そして知らない文化への興味、これら普遍のテーマが本当に面白く絡まっていて終始笑っていられる作品だったからかな

My Big Fat Greek Wedding
Directed by Joel Zwick
Writer: Nia Vardalos
Cast: Nia Vardalos/Michael Constantine/John Corbett/Lainie Kazan
2002 USA
この記事のトラックバック先
http://diary.jp.aol.com/sdjdby/189.html
日本人として日本で生まれて育った自分には計り知れないほど、移民をしていった人達は祖国を忘れないことで自分のアイデンティーを守ってきたのだろうと思う。しかし、2世も3世、4世も生まれて育ったのはブラジルなわけで、日本人(日系人)だけで、日本の伝統社会を守ろうというのはやはり無理な話ではないかと思った。今暮らしている現実の社会と、祖国への思い。この映画を思い出した。(なんて・・いうと暗くなりますな・・)
*********************
内気で地味な容姿のトゥーラ・ボルトカロス(ニア・バルダロス/Nia Vardalos)はギリシャ系アメリカ人。恋愛に縁のないまま30歳を向かえ、「ギリシャ人はギリシャ人と結婚すべき」と考える両親が営むギリシャ系レストランでウェイトレスをしながら冴えない日々を過ごす毎日。そんな彼女の平凡な毎日が、店にやってきたハンサムな男、イアン・ミラー(ジョン・コーベット/John Corbett)に一目惚れしたその日から彼女は目覚める。「自分の人生を変えられるのは自分だけ!」と気づいた彼女は一念発起して、これまでの自分を変えようとする・・・・
***
移民をして他の国へ渡ったとしても、いや渡ったからこそ祖国の血は純粋でかつ絶やしたくないのでしょうね。。離れれば離れるほど祖国を大事に思う気持ち。日本人として日本に生まれ育った自分からは、なんとも窮屈だなぁ・・と思ったら、自分の両親も実はそうだったりして。私の外国への憧れ志向を察知してか、母親はかなり昔から相手は日本人でないといやだ!と主張していた。ああ〜家族とは有難いけれど、時に窮屈であります。
でも恋とはなんてパワーをくれるのでしょう。一念発起したトゥーラは、メガネをコンタクトに変え、ダイエットをし、大学へコンピューターの勉強をしに通い、レストランを飛び出して旅行会社に就職する。ダサかった彼女はどこへ行ってしまったの(笑)
ここから、片思いは両思いへ♪ んが・・・彼の一人もいないことを心配していたくせに、イアンがギリシャ系でないことに強ーーーい懸念を抱くトゥーラの両親といっぱいの親戚達。しかし、陽気な(?)ギリシャ人。そこは彼と彼の両親にちょいとこちら側へ歩み寄ってもらえればいい、とイアンをギリシャ正教会で洗礼を受けさせちゃったりします。
陽気に明るくそんなことしちゃうから、なんだか憎めない。で、イアンもトゥーラのためならと結構受け入れてくれます。ただ、イアンの両親は何がなんだか目を白黒。。そりゃあ、そうでしょう。トゥーラの家族が大切に思うように、イアンの家族だってこちらに歩み寄って欲しいと思うに決まってますもんね。なんで、息子が・・・って思ってる。
ああーーー、結婚て難しいわぁ〜ん。ぷ。
全編を面白おかしく見ていられるのは、きっと身近でないギリシャの文化をストーリーにうまく取り入れているからなんだろうと思います。この映画が元々気になったのは、トム・ハンクス夫妻の肝煎りで映画化されたという宣伝文句があったからなのですが、そのきっかけは、元々自身ギリシャ系の主演女優ニア・バルダロスの実体験を戯曲化した一人芝居を、同じくギリシャ系の女優リタ・ウィルソンが感激して夫のトム・ハンクスに薦めたことから実現化されていったのだそうです。
トムの製作グループ、プレイトーン・カンパニーがその役を担ったのですが、"プレイトーン"て、『すべてをあなたに』で出てくるレコード会社だったなぁ。
トム・ハンクスはきっと、これからもっと俳優+製作者になっていくでしょうね。
前に『英語でしゃべらないと』のインタビューコーナーで、俳優の今井雅之が書いた『Winds of God』を自身で演じてアメリカの舞台に持っていく、という話を聞いていた彼は、「実現化するなら必ず自分にも連絡するように」と言ってました。その時の彼の表情は決してリップサービスとかではなく真剣なもので、"いつでもいい脚本があれば協力しよう"と言っているように見えたのです。監督としても楽しみなんですけど。
ものすごく低予算から始まったにも関わらず、興行収入2億ドルを稼いだのは、人生、仕事、恋、結婚、頑固親父、家族、そして知らない文化への興味、これら普遍のテーマが本当に面白く絡まっていて終始笑っていられる作品だったからかな

My Big Fat Greek Wedding
Directed by Joel Zwick
Writer: Nia Vardalos
Cast: Nia Vardalos/Michael Constantine/John Corbett/Lainie Kazan
2002 USA
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http://diary.jp.aol.com/sdjdby/189.html
2007/5/23 21:48
主人公は僕だった 映画館で観ましたの〜
雑誌でも映画の情報は入れるけれど・・・映画の予告は絶対に"劇場"で観ないといかん!予告の出来、不出来ももちろん問題だが、TVの予告は作品を知っている人に公開日を知らせることしか出来ないと思うから。15秒や30秒では作者の思いは伝わらない。『ゴーストライダー』を"日比谷・みゆき座"まで観に行ったのは既にそこでしか上映していなかったからだけど、おかげで『オール・ザ・キングスメン』と、この作品を観る機会を得た。
***********************
国税庁の会計検査官をしているハロルド・クリック(ウィル・フェレル/Will Ferrell)は、過去12年間、毎日を同じ作業で過ごし、毎晩きっかり11時13分に腕時計をナイトテーブルに置いてベッドに入る。それが変らない彼の毎日だ。ところがある日、いつもと同じように歯を磨くハロルドに女性の声が聞こえるようになる。彼にしか聞こえないその声は、ハロルド自身の生活を小説のように語っているようにしか思えない。何がなんだか混乱するハロルドの耳にさらにとんでもない言葉が飛びこんできた。「このささいな行為が死を招こうとは、彼は知る由もなかった・・・」
***
非常に面白い映画でした。まずひと言。
コメディー・ドラマ・ラブストーリーの要素を持っている・・と紹介にありますが、まさにその通り。ウィル・フェレル、実はあまり得意な顔ではありません。元々鼻の下が長い方がそんなに好みではないんですけど(それを払拭してくれたのが、ニコラス・ケイジとブルース・ウィリスですが^^)、あの長い鼻の下と、小鹿のような瞳のアンバランスさがちょっと・・・。
話がそれました--;)。『プロデューサーズ』で異常なまでにヒットラーを敬愛するドイツ人を演じていた印象が強く、今回はその濃さをとても抑えて静かにコメディしてました。
誰も自分が永遠に生きられるとは考えていないけれど、その終わりがすぐそこに迫っているとも考えていない、そして、その自分の人生が誰がの創作で出来ているとしたら・・・

とてもユニークなストーリーでした。
ハロルドは精神分析医の元へと相談にいき、最後にもらったアドバイスは文学の専門家に相談したら、というもの。そこで彼は文学の専門家ジュールズ・ヒルバート教授(ダスティン・ホフマン/Dustin
Hoffman)を訪れる。初めはとりあわなかったヒルバートだが、ハロルドが聞こえてきた、「知る由もなかった」という一節を聞いて協力することにします。「悲劇は死で、喜劇は結婚で終わる」というアドバイスをして、喜劇の定番「最初は敵対する相手と恋に落ちる」ことを勧める。
セオリーを勧められてハロルドはその通りにしようと行動する。それは彼の今までの人生とは180度違った展開だった。しかし、なかなかうまく事が運ばない彼にヒルバートは、「とにかく自分のやりたいことをやれ。」と最後通告的なアドバイスをする。
で・・でも。「自分のやりたいこと」って言うは易し、行うは難しじゃあないですか?
私はかなり自分のやりたいことをやれているように思いますが・・・そういうことを考えずに生きている人にとってはこのアドバイスは途方に暮れる、と思う(身近な体験より)。
でも、ハロルドは突然降ってわいた事態に対処しようと、自分のやりたかったギターを始め、そして敵対していたはずの相手、アナ・パスカル(マギー・ギレンホール/Maggie Gyllenhaal)との恋もゲットすることになる。時には外的要因が人生を変えてしまうのかも。
変えてしまう・・というのは聞こえが悪い。変えてくれると言い直そう。
そして、それは小説の作者であるカレン・アイフル(エマ・トンプソン/Emma Thompson)にとっても同じことだった気がする。10年前に小説を発表したきりスランプに陥り、常に自殺願望を抱えたイギリス人作家(彼女自身、よくある組合せと言ってます)。ハロルドをどう死なせようか結末で悩んでいる。悩んだ末、最高の結末を思いついた彼女の元へ実在するハロルドがやってくることでカレンは混乱に陥る。彼女は悲劇作家で、必ず主人公を死なせることで有名だからだ。自分の自殺願望を小説の主人公に着させることで成立してきた過程だ。初めて彼女は小説の中とは言え、たくさんの人を殺してきたことに一種の罪悪感を覚える。だけど、この結末は今までの作品の中で最高の出来・・・。

ハロルドに小説の原稿を渡し、それを読んだハロルド。そこで下した二人の決断がこのストーリーのエンディングです。
監督のマーク・フォスターは、"仕事や人生に情熱を感じることの大切さを、この映画で観て気づいてもらえたらと思います"と語っています。
なんとなく過ごしている日々。毎日全力投球では息切れしてしまうけど、今一度人生大事にしよう!と思わせてくれます。
この映画キャスティングがもう〜すごくいいです。出版社から送られてきた編集者・・そう、作家さんのお尻をたたいたり、なでたり(?)しながら、脱稿を目指す人たちですね。その編集者が『シカゴ』のクイーン・ラティファ(Queen Latifah)なんですが、すっごくかっこいいです☆


Stranger Than Fiction
Directed by Marc Forster
Cast: Will Ferrell/Emma Thompson/Maggie Gyllenhaal/Dustin Hoffman/Queen Latifah
2006 USA
『Stranger Than Fiction』事実は小説より奇なり、かな。
***********************
国税庁の会計検査官をしているハロルド・クリック(ウィル・フェレル/Will Ferrell)は、過去12年間、毎日を同じ作業で過ごし、毎晩きっかり11時13分に腕時計をナイトテーブルに置いてベッドに入る。それが変らない彼の毎日だ。ところがある日、いつもと同じように歯を磨くハロルドに女性の声が聞こえるようになる。彼にしか聞こえないその声は、ハロルド自身の生活を小説のように語っているようにしか思えない。何がなんだか混乱するハロルドの耳にさらにとんでもない言葉が飛びこんできた。「このささいな行為が死を招こうとは、彼は知る由もなかった・・・」
***
非常に面白い映画でした。まずひと言。
コメディー・ドラマ・ラブストーリーの要素を持っている・・と紹介にありますが、まさにその通り。ウィル・フェレル、実はあまり得意な顔ではありません。元々鼻の下が長い方がそんなに好みではないんですけど(それを払拭してくれたのが、ニコラス・ケイジとブルース・ウィリスですが^^)、あの長い鼻の下と、小鹿のような瞳のアンバランスさがちょっと・・・。
話がそれました--;)。『プロデューサーズ』で異常なまでにヒットラーを敬愛するドイツ人を演じていた印象が強く、今回はその濃さをとても抑えて静かにコメディしてました。
誰も自分が永遠に生きられるとは考えていないけれど、その終わりがすぐそこに迫っているとも考えていない、そして、その自分の人生が誰がの創作で出来ているとしたら・・・
とてもユニークなストーリーでした。
ハロルドは精神分析医の元へと相談にいき、最後にもらったアドバイスは文学の専門家に相談したら、というもの。そこで彼は文学の専門家ジュールズ・ヒルバート教授(ダスティン・ホフマン/Dustin
Hoffman)を訪れる。初めはとりあわなかったヒルバートだが、ハロルドが聞こえてきた、「知る由もなかった」という一節を聞いて協力することにします。「悲劇は死で、喜劇は結婚で終わる」というアドバイスをして、喜劇の定番「最初は敵対する相手と恋に落ちる」ことを勧める。
セオリーを勧められてハロルドはその通りにしようと行動する。それは彼の今までの人生とは180度違った展開だった。しかし、なかなかうまく事が運ばない彼にヒルバートは、「とにかく自分のやりたいことをやれ。」と最後通告的なアドバイスをする。
で・・でも。「自分のやりたいこと」って言うは易し、行うは難しじゃあないですか?
私はかなり自分のやりたいことをやれているように思いますが・・・そういうことを考えずに生きている人にとってはこのアドバイスは途方に暮れる、と思う(身近な体験より)。
でも、ハロルドは突然降ってわいた事態に対処しようと、自分のやりたかったギターを始め、そして敵対していたはずの相手、アナ・パスカル(マギー・ギレンホール/Maggie Gyllenhaal)との恋もゲットすることになる。時には外的要因が人生を変えてしまうのかも。
変えてしまう・・というのは聞こえが悪い。変えてくれると言い直そう。
そして、それは小説の作者であるカレン・アイフル(エマ・トンプソン/Emma Thompson)にとっても同じことだった気がする。10年前に小説を発表したきりスランプに陥り、常に自殺願望を抱えたイギリス人作家(彼女自身、よくある組合せと言ってます)。ハロルドをどう死なせようか結末で悩んでいる。悩んだ末、最高の結末を思いついた彼女の元へ実在するハロルドがやってくることでカレンは混乱に陥る。彼女は悲劇作家で、必ず主人公を死なせることで有名だからだ。自分の自殺願望を小説の主人公に着させることで成立してきた過程だ。初めて彼女は小説の中とは言え、たくさんの人を殺してきたことに一種の罪悪感を覚える。だけど、この結末は今までの作品の中で最高の出来・・・。
ハロルドに小説の原稿を渡し、それを読んだハロルド。そこで下した二人の決断がこのストーリーのエンディングです。
監督のマーク・フォスターは、"仕事や人生に情熱を感じることの大切さを、この映画で観て気づいてもらえたらと思います"と語っています。
なんとなく過ごしている日々。毎日全力投球では息切れしてしまうけど、今一度人生大事にしよう!と思わせてくれます。
この映画キャスティングがもう〜すごくいいです。出版社から送られてきた編集者・・そう、作家さんのお尻をたたいたり、なでたり(?)しながら、脱稿を目指す人たちですね。その編集者が『シカゴ』のクイーン・ラティファ(Queen Latifah)なんですが、すっごくかっこいいです☆
Stranger Than Fiction
Directed by Marc Forster
Cast: Will Ferrell/Emma Thompson/Maggie Gyllenhaal/Dustin Hoffman/Queen Latifah
2006 USA
『Stranger Than Fiction』事実は小説より奇なり、かな。
2007/5/22 16:08
スクール・オブ・ロック サントラいいねぇ〜
この映画、ずいぶん前に習っていた映画好きの英会話の先生からオススメされていたのに、借りる機会を逃していて、とうとう今になってしまった。もう先生は故郷のオーストラリアに帰ってしまったので、感想を話せなくて残念だわ・・・
ジェイミー、面白かったよーーー!!
******************
ロックを全身全霊で愛するギタリスト、デューイ・フィン(ジャック・ブラック/Jack Black)。しかし、必要以上に長いギターソロやまばらな客席へのダイブなどのパフォーマンスを繰り返すデューイは、自分で結成したバンドからクビを言い渡されてしまう。加えて私生活でも家賃の滞納を理由に居候先の親友ネッド(マイク・ホワイト/Mike White)のアパートを追い出されようとしていた。そんな時ネッドに舞い込んだ代用教員の話。たまたま電話を受けたデューイはお金欲しさにネッドになりすますことを思いつく。厳格な規律を重んじる名門私立小学校で臨時の代用教員の職についたデューイ。とりあえず期間の3週間をやり過ごそうとしていたある日、音楽の授業で生徒達の才能を知った瞬間、彼の頭の中に彼らとバンドを結成しようなどという冗談のようなアイデアが浮かんだのであった・・・

***
ストーリー自体はそんなにひねってないんだけど、手元に置いて何回も見返したくなるような映画でしたね〜。ジャック・ブラックあっての・・・というか、元々彼のために書かれた脚本なのだそうだから、彼無しでは成り立たない。
代用教員になって何を教えるんじゃ!と思っていたら・・・見つけ出したのは子ども達にロックを教えること!もちろん、最初はそんな感動的ではない。コンテストに出場するためにバンドのメンバーを揃えなければならないのに、誰も来てくれない・・・だから、焦ったデューイは子ども達をバンドのメンバーにしようなどと画策するわけなんだけど、徐々にデューイの魅力に引き込まれてしまった。彼は素晴らしい”teacher”なのです!

ロックバンドに必要なメンバーはとりあえず、ギター、ベース、ドラムス、キーボードがいれば十分足りる。するとクラスの他の子ども達をどうしたか・・・、コーラスや衣装、照明や効果などの仕事をどんどん割り振っていく。いかにもクラスの優等生、サマーにどうもおかしい・・と感づかれそうになると、マネジャーに任命して彼女の自尊心をくすぐったりしながらも、決して表に立っている人間だけでは成り立たないんだよ・・・なんて教えてたりして。そりゃ初めはちょっとごまかそう・・くらいに思っていたかも知れないけどね。自信のない生徒を励まし、裏方の大切さを教え・・なんていい先生なんだ!
なんて思えてきます。デューイ自身も変わっていったように思えるし、でも何よりデューイのロックへの熱い気持ちがネッドの心も動かすことになるんだよね。。。なんてかわいい気持ちになれます、むちゃくちゃコメディなのに。

ロックヒストリーとかロック相関図なんて、板書してあるシーンはロック好きなら思わず身を乗り出すのでは?とにかく賛否両論ありましょうが、ロックが大好きな人が作った映画に間違いないでしょう〜♪ 厳格な校長、ロザリー(ジョーン・キューサック/Joan Cusack)も実はロックが大好きでね♪

ジャックとリンクレーター監督のコメンタリー付でもう一度観ちゃいました。なんと!ネッド役のマイク・ホワイトは脚本家さんなんですね。ネッド、すごい似合ってるのに。ジャックと脚本家のマイクはご近所さんで、はじけているジャックを見てデューイが生まれたのだそうだけど、実生活でもこんななんだ。
特典映像に、ジャックがレッドツェッペリンに「移民の歌」の使用許可をお願いしている映像があります。楽曲を使わせないことで有名な彼らへの懇願のためだそうですが、これが功を奏してか、しっかり使われていました。ということは貴重な映画なんですね☆
ジャック・ブラックの才能を堪能し、エンドロールまで十二分に楽しませてくれました。
そして、10歳前後なのに立派なキャリアのあるミュージシャン揃いのKIDS!
ハートウォーミング部門に推薦したい作品です^^

『School of Rock』のタイトルは最終的に決まったので、映画のオープニングタイトルは
『THE School of Rock』になってます。
エンディングのネッドの部屋のテーブルランプやペンダントなど、照明器具がすっごく
いいデザインなので、そこも見て欲しい(^^)v
School of Rock
Directed by Richard Linklater
Cast: Jack Black/Joan Cusack/Mike White/Sarah Silverman
Miranda Cosgrove/Joey Gaydos Jr./Kevin Alexander Clark/Robert Tsai
Maryam Hassan/Aleisha Allen
2003 USA
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http://diary.jp.aol.com/sdjdby/6.html
ジェイミー、面白かったよーーー!!
******************
ロックを全身全霊で愛するギタリスト、デューイ・フィン(ジャック・ブラック/Jack Black)。しかし、必要以上に長いギターソロやまばらな客席へのダイブなどのパフォーマンスを繰り返すデューイは、自分で結成したバンドからクビを言い渡されてしまう。加えて私生活でも家賃の滞納を理由に居候先の親友ネッド(マイク・ホワイト/Mike White)のアパートを追い出されようとしていた。そんな時ネッドに舞い込んだ代用教員の話。たまたま電話を受けたデューイはお金欲しさにネッドになりすますことを思いつく。厳格な規律を重んじる名門私立小学校で臨時の代用教員の職についたデューイ。とりあえず期間の3週間をやり過ごそうとしていたある日、音楽の授業で生徒達の才能を知った瞬間、彼の頭の中に彼らとバンドを結成しようなどという冗談のようなアイデアが浮かんだのであった・・・
***
ストーリー自体はそんなにひねってないんだけど、手元に置いて何回も見返したくなるような映画でしたね〜。ジャック・ブラックあっての・・・というか、元々彼のために書かれた脚本なのだそうだから、彼無しでは成り立たない。
代用教員になって何を教えるんじゃ!と思っていたら・・・見つけ出したのは子ども達にロックを教えること!もちろん、最初はそんな感動的ではない。コンテストに出場するためにバンドのメンバーを揃えなければならないのに、誰も来てくれない・・・だから、焦ったデューイは子ども達をバンドのメンバーにしようなどと画策するわけなんだけど、徐々にデューイの魅力に引き込まれてしまった。彼は素晴らしい”teacher”なのです!
ロックバンドに必要なメンバーはとりあえず、ギター、ベース、ドラムス、キーボードがいれば十分足りる。するとクラスの他の子ども達をどうしたか・・・、コーラスや衣装、照明や効果などの仕事をどんどん割り振っていく。いかにもクラスの優等生、サマーにどうもおかしい・・と感づかれそうになると、マネジャーに任命して彼女の自尊心をくすぐったりしながらも、決して表に立っている人間だけでは成り立たないんだよ・・・なんて教えてたりして。そりゃ初めはちょっとごまかそう・・くらいに思っていたかも知れないけどね。自信のない生徒を励まし、裏方の大切さを教え・・なんていい先生なんだ!
なんて思えてきます。デューイ自身も変わっていったように思えるし、でも何よりデューイのロックへの熱い気持ちがネッドの心も動かすことになるんだよね。。。なんてかわいい気持ちになれます、むちゃくちゃコメディなのに。
ロックヒストリーとかロック相関図なんて、板書してあるシーンはロック好きなら思わず身を乗り出すのでは?とにかく賛否両論ありましょうが、ロックが大好きな人が作った映画に間違いないでしょう〜♪ 厳格な校長、ロザリー(ジョーン・キューサック/Joan Cusack)も実はロックが大好きでね♪
ジャックとリンクレーター監督のコメンタリー付でもう一度観ちゃいました。なんと!ネッド役のマイク・ホワイトは脚本家さんなんですね。ネッド、すごい似合ってるのに。ジャックと脚本家のマイクはご近所さんで、はじけているジャックを見てデューイが生まれたのだそうだけど、実生活でもこんななんだ。
特典映像に、ジャックがレッドツェッペリンに「移民の歌」の使用許可をお願いしている映像があります。楽曲を使わせないことで有名な彼らへの懇願のためだそうですが、これが功を奏してか、しっかり使われていました。ということは貴重な映画なんですね☆
ジャック・ブラックの才能を堪能し、エンドロールまで十二分に楽しませてくれました。
そして、10歳前後なのに立派なキャリアのあるミュージシャン揃いのKIDS!
ハートウォーミング部門に推薦したい作品です^^
『School of Rock』のタイトルは最終的に決まったので、映画のオープニングタイトルは
『THE School of Rock』になってます。
エンディングのネッドの部屋のテーブルランプやペンダントなど、照明器具がすっごく
いいデザインなので、そこも見て欲しい(^^)v
School of Rock
Directed by Richard Linklater
Cast: Jack Black/Joan Cusack/Mike White/Sarah Silverman
Miranda Cosgrove/Joey Gaydos Jr./Kevin Alexander Clark/Robert Tsai
Maryam Hassan/Aleisha Allen
2003 USA
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2007/5/19 20:30
理想の恋人.com この映画でこの英語
ちょくちょくお邪魔するブログでこの作品が紹介されていたおかげで、レンタル屋さんで静か〜に棚に収まっていたこのDVDを早速見つけることができました。ジョン・キューサック割と好きなのね〜(特に声が)、ワクワク♪
************************
幼稚園の先生をしているサラ(ダイアン・レイン/Diane Lane)。8ヶ月前に離婚した心の傷が癒えない様子の彼女を心配した家族(大家族!)はなんとか彼女に新しい出会いをさせようと身の周りのシングルをかき集めてくる。まだ準備ができていないというのに、姉のキャロル(エリザベス・パーキンス/Elizabeth Perkins)にパーフェクトマッチ.comという出会い系サイトに申し込まれ、とりあえずデートの相手を探してみる。なかなかこれ!といった相手が現れず諦めムードの中、ジェイク(ジョン・キューサック/John Cusack)という気が合いそうな男性と巡り会うサラだったが・・・・

***
もう、やはりロマンティック・コメディの分野は素直に楽しめますね〜〜♪
ただ、この映画の公開時の宣伝で『理想の恋人.com』というタイトルでちょっと引いてしまったんですよね・・・(--;)。ちょっとクサかった、ワタシには。でもまあ、原題の『Must Love Dogs』のままでは俄かにはわからないですもんねー。この『Must・・』というのは、
キャロルがサイトに出した条件なんです。「犬好きが必須」的な。犬(動物)が好きな人に悪い人はいないってか??てな条件ですが、こういった条件はかなりよく使われるらしいです。実は「星空を一緒に楽しめる犬好きの男性求む」といった内容だったのですが。
しかし、なんというかアメリカ人の"ファミリー魂"とでも言いましょうか。まずはパートナーを見つけてファミリーを作らなくちゃ、とでも言いたげに周りがよってたかって新しい恋人作りを勧めるという話がよく出てきますよねー。やっぱカップルで1単位なのか。
色んなオトコとデートしてみるサラなんだけど、どれもみんなちょっと違うんだよねーなんてのばっかで現実感溢れてて笑える。サラのヘアとファッションが各デートの度にすごく違ってて楽しめます。いや〜、「理想の恋人(or パートナー)」に出会える人は一体どれ位いるのでしょうね。
結婚とかしてみないとなかなかその感覚はわからないと思うし、お互いの理想がパーフェクトマッチするなんて不可能に近い・・・気がします。
なんて思っていると、離婚成立直後友人のチャーリーに話すジェイクの説が絶妙で、
無茶苦茶ツボにハマってしまいました。(雰囲気訳でスミマセン m__m)
I think women have the whole thing planned. Really, the whole thing.
女は恋のすべてを組み立てる。そう、全て。
An epic narrative in their heads. You know my theory about this?
彼女達の頭の中には壮大なドラマがあるんだ。僕の説を知ってるか?
When you meet, they have the whole story written.
出会った時、彼女達は全てのストーリーを作るんだ。
But you don't get to read it. But if you go off the script.....right?
しかし、君はそのストーリーは読んでいない。もし間違えば・・・わかるだろう?
They write you out of the story.
彼女たちは男をストーリーから外すんだ。
I got written out of Act 3.
僕は3幕で退場さ。
ぷぷぷぷぷ(≧m≦)ノ゛う、うまい、上手すぎる表現
。
確かに自分の理想で組み立ててるよなーと妙に納得。だからそのストーリーへパートナーを組み込むのでなくて、パートナーとそのストーリーを作っていかれなければパーフェクトマッチへ近づけない(きっと)。
原作は女性(50代、執筆当時は40代?)で、脚本は男性(60代)とある。人生の酸いも甘いも噛みしめた方々でなければ書けないこのセリフ。これに限らず、しゃれた表現や会話が楽しめる。原作にあるのか、脚本のオリジナルなのか、ちょっと原作を読んでみたい。
さて、何か障害(?)がないと話の展開がつまらなくなるためか、サラはもう一人、生徒の父兄であるボビー(ダーモット・マローニー/Dermot Mulroney)とも近しくなるのだけど・・彼を嫌いになるくだりが少々不自然だったのが少し残念。まさに勝手に「サラのストーリー」の中からボビーを外してしまったように見えるから。サラ、人のこと責められるのか!?
この映画のもう一つの見所はサラの父、ビル(クリストファー・プラマー/Christopher Plummer)。
とっても色気があって、チャーミング。特にイエーツの詩の朗読をしてるシーンが私のお気に入りなんです。その"Brown Penny(茶色の銅貨)" という詩の最後一節で、
One can not begin it too soon.
早すぎる始まりなどないのだから。

サラに向かってウィンク。恋に臆病になっている彼女への愛を込めたひと言が素敵です。
とても美しい詩でした。

脇を固めている役者さんもよいのです〜。オススメです
特にお肉屋さんの彼・・・大事なキャラクターです。
Must Love Dogs
Directed by Gary David Goldberg
Cast: Diane Lane/John Cusack/Elizabeth Perkins
Christopher Plummer/Dermot Mulroney
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http://diary.jp.aol.com/sdjdby/328.html
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幼稚園の先生をしているサラ(ダイアン・レイン/Diane Lane)。8ヶ月前に離婚した心の傷が癒えない様子の彼女を心配した家族(大家族!)はなんとか彼女に新しい出会いをさせようと身の周りのシングルをかき集めてくる。まだ準備ができていないというのに、姉のキャロル(エリザベス・パーキンス/Elizabeth Perkins)にパーフェクトマッチ.comという出会い系サイトに申し込まれ、とりあえずデートの相手を探してみる。なかなかこれ!といった相手が現れず諦めムードの中、ジェイク(ジョン・キューサック/John Cusack)という気が合いそうな男性と巡り会うサラだったが・・・・
***
もう、やはりロマンティック・コメディの分野は素直に楽しめますね〜〜♪
ただ、この映画の公開時の宣伝で『理想の恋人.com』というタイトルでちょっと引いてしまったんですよね・・・(--;)。ちょっとクサかった、ワタシには。でもまあ、原題の『Must Love Dogs』のままでは俄かにはわからないですもんねー。この『Must・・』というのは、
キャロルがサイトに出した条件なんです。「犬好きが必須」的な。犬(動物)が好きな人に悪い人はいないってか??てな条件ですが、こういった条件はかなりよく使われるらしいです。実は「星空を一緒に楽しめる犬好きの男性求む」といった内容だったのですが。
しかし、なんというかアメリカ人の"ファミリー魂"とでも言いましょうか。まずはパートナーを見つけてファミリーを作らなくちゃ、とでも言いたげに周りがよってたかって新しい恋人作りを勧めるという話がよく出てきますよねー。やっぱカップルで1単位なのか。
色んなオトコとデートしてみるサラなんだけど、どれもみんなちょっと違うんだよねーなんてのばっかで現実感溢れてて笑える。サラのヘアとファッションが各デートの度にすごく違ってて楽しめます。いや〜、「理想の恋人(or パートナー)」に出会える人は一体どれ位いるのでしょうね。
結婚とかしてみないとなかなかその感覚はわからないと思うし、お互いの理想がパーフェクトマッチするなんて不可能に近い・・・気がします。
なんて思っていると、離婚成立直後友人のチャーリーに話すジェイクの説が絶妙で、
無茶苦茶ツボにハマってしまいました。(雰囲気訳でスミマセン m__m)
I think women have the whole thing planned. Really, the whole thing.
女は恋のすべてを組み立てる。そう、全て。
An epic narrative in their heads. You know my theory about this?
彼女達の頭の中には壮大なドラマがあるんだ。僕の説を知ってるか?
When you meet, they have the whole story written.
出会った時、彼女達は全てのストーリーを作るんだ。
But you don't get to read it. But if you go off the script.....right?
しかし、君はそのストーリーは読んでいない。もし間違えば・・・わかるだろう?
They write you out of the story.
彼女たちは男をストーリーから外すんだ。
I got written out of Act 3.
僕は3幕で退場さ。
ぷぷぷぷぷ(≧m≦)ノ゛う、うまい、上手すぎる表現
。確かに自分の理想で組み立ててるよなーと妙に納得。だからそのストーリーへパートナーを組み込むのでなくて、パートナーとそのストーリーを作っていかれなければパーフェクトマッチへ近づけない(きっと)。
原作は女性(50代、執筆当時は40代?)で、脚本は男性(60代)とある。人生の酸いも甘いも噛みしめた方々でなければ書けないこのセリフ。これに限らず、しゃれた表現や会話が楽しめる。原作にあるのか、脚本のオリジナルなのか、ちょっと原作を読んでみたい。
さて、何か障害(?)がないと話の展開がつまらなくなるためか、サラはもう一人、生徒の父兄であるボビー(ダーモット・マローニー/Dermot Mulroney)とも近しくなるのだけど・・彼を嫌いになるくだりが少々不自然だったのが少し残念。まさに勝手に「サラのストーリー」の中からボビーを外してしまったように見えるから。サラ、人のこと責められるのか!?
この映画のもう一つの見所はサラの父、ビル(クリストファー・プラマー/Christopher Plummer)。
とっても色気があって、チャーミング。特にイエーツの詩の朗読をしてるシーンが私のお気に入りなんです。その"Brown Penny(茶色の銅貨)" という詩の最後一節で、
One can not begin it too soon.
早すぎる始まりなどないのだから。
サラに向かってウィンク。恋に臆病になっている彼女への愛を込めたひと言が素敵です。
とても美しい詩でした。
脇を固めている役者さんもよいのです〜。オススメです

特にお肉屋さんの彼・・・大事なキャラクターです。
Must Love Dogs
Directed by Gary David Goldberg
Cast: Diane Lane/John Cusack/Elizabeth Perkins
Christopher Plummer/Dermot Mulroney
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2007/5/18 23:13
ラスト・マップ/真実を探して 日本(劇場)未公開作
ジョシュ・ルーカスが一度にインプットされたのは、『ビューティフルマインド(ABeautiful Mind/2001/USA)でラッセル・クロウ演じるジョン・ナッシュの大学時代のライバルであり友人で、その後も長く彼を支えるハンセンという役を観た時だった。ハンセンという人物が本当に素晴らしかったし、端正な顔立ちで美しいブルーの瞳も印象的だったのもあるかな・・(・▽・)。
そんなジョシュ・ルーカスとクリストファー・ウォーケンそしてマイケル・ケインが共演している映画というのに釣られて観てみました。毎月たくさんの映画が公開されているけど、未公開作はそれを遥かに上回るのでしょうね・・・。
*******************
銀行員のジェイソン(ジョシュ・ルーカス/Josh Lucas)は、一人息子のザック(ジョナ・ボボ/Jonah Bobo)、遺跡発掘に人生を賭けた少々変わり者の祖父、ヘンリー(マイケル・ケイン/Michael Caine)と3人、穏やかに暮らしをしている。そこへ30年前に蒸発したジェイソンの父ターナー(クリストファー・ウォーケン/
Christopher Walken)が突然現れる。ヘンリーは涙を流して喜ぶが、ジェイソンの気持ちは素直に父を受け入れられない。1日だけの滞在のつもりだったターナーに予期せぬことが起きる。ヘンリーが突然他界してしまったのだ。ヘンリーが遺した遺言には遺灰を指示通りの場所に順番に撒くように書いてあった。ヘンリーの遺言を叶えるべく複雑な想いを抱えながら3人は出発する・・・・
***
祖父、父、息子、孫。豪華4世代のストーリー。私が思うに、欧米では、父と息子の絆はホントによく出てきますよね・・。「父と子と精霊の御名において」ですからねー、キリストの世界は。
"Father and son, together at last." これはちょっと違うのかも知れないけど・・
"You've Got Mail"の中のJoe Foxの言葉。

どんな話なのか多くの情報を持たずに観たので、思いがけずいい作品に出会えました。
ジェイソンとターナー父子の間には深くて暗い河が横たわっているようで、重々しい展開になりそうなのを、ヘンリーの飄々とした好好爺ぶりと、ザックのキュートな上手さがとてもいいバランスでこのストーリーを何か爽やかにしてくれています。
ターナーが突然帰ってきて「では、外でディナーを!」と言ってやってくるのがKFC、そう、何故かケンタッキーフライドチキン。このケンタがいい脇役になってくれていて、ヘンリーが遺言を書き残すのもケンタッキーで、遺灰を撒く旅先での食事もケンタッキーでするように指示されている。ベジタリアンであっても遺言だから食べねばならず。

ヘンリーは自分の死を予期していたかのように(そして愛犬の死期も?)遺言を遺し去っていく。それもキュートに^^。家族の絆を取り戻させるために、そして蓋をされた過去と向き合い先に進むために。その過去とは・・・実はジェイソンは2歳の時の自動車事故で
足が不自由になり、母を亡くしていた。父ターナーはそれ以来蒸発したままだったのだ。
「ターナーはヤク中になって消えた」 友人にターナーは親じゃないと言い放つジェイソン。どうしてもわだかまりを俄かには消せないジェイソンの気持ちを知っているかのようなヘンリーの遺言。

その遺言通りに辿る道のりの先に何が起こるのか、この遺言の指示には何か意味があるのか・・・とヘンリーのユニークなアイデアで失われた絆が修復されていく様子がいい。
家族の過去へ旅をし、そして家族の再生へ繋がる旅。
じーーん・・と、私の心もじわーっと温かい気持ちになっていきました。
マイケル・ケインとクリストファー・ウォーケン。二人の名優に挟まれてさぞかし大変だったではなかろうか、ジョシュ・ルーカス。しかし、しっかりと印象深い演技してくれました。『ス○○ス』とか公開してないで、こっちの方が良かったよ・・とひとり言。

Around the Bend
Directed by Jordan Roberts
Cast: Michael Caine/Christopher Walken/Josh Lucas/Jonah Bobo
2004 USA
そんなジョシュ・ルーカスとクリストファー・ウォーケンそしてマイケル・ケインが共演している映画というのに釣られて観てみました。毎月たくさんの映画が公開されているけど、未公開作はそれを遥かに上回るのでしょうね・・・。
*******************
銀行員のジェイソン(ジョシュ・ルーカス/Josh Lucas)は、一人息子のザック(ジョナ・ボボ/Jonah Bobo)、遺跡発掘に人生を賭けた少々変わり者の祖父、ヘンリー(マイケル・ケイン/Michael Caine)と3人、穏やかに暮らしをしている。そこへ30年前に蒸発したジェイソンの父ターナー(クリストファー・ウォーケン/
Christopher Walken)が突然現れる。ヘンリーは涙を流して喜ぶが、ジェイソンの気持ちは素直に父を受け入れられない。1日だけの滞在のつもりだったターナーに予期せぬことが起きる。ヘンリーが突然他界してしまったのだ。ヘンリーが遺した遺言には遺灰を指示通りの場所に順番に撒くように書いてあった。ヘンリーの遺言を叶えるべく複雑な想いを抱えながら3人は出発する・・・・
***
祖父、父、息子、孫。豪華4世代のストーリー。私が思うに、欧米では、父と息子の絆はホントによく出てきますよね・・。「父と子と精霊の御名において」ですからねー、キリストの世界は。
"Father and son, together at last." これはちょっと違うのかも知れないけど・・
"You've Got Mail"の中のJoe Foxの言葉。
どんな話なのか多くの情報を持たずに観たので、思いがけずいい作品に出会えました。
ジェイソンとターナー父子の間には深くて暗い河が横たわっているようで、重々しい展開になりそうなのを、ヘンリーの飄々とした好好爺ぶりと、ザックのキュートな上手さがとてもいいバランスでこのストーリーを何か爽やかにしてくれています。
ターナーが突然帰ってきて「では、外でディナーを!」と言ってやってくるのがKFC、そう、何故かケンタッキーフライドチキン。このケンタがいい脇役になってくれていて、ヘンリーが遺言を書き残すのもケンタッキーで、遺灰を撒く旅先での食事もケンタッキーでするように指示されている。ベジタリアンであっても遺言だから食べねばならず。
ヘンリーは自分の死を予期していたかのように(そして愛犬の死期も?)遺言を遺し去っていく。それもキュートに^^。家族の絆を取り戻させるために、そして蓋をされた過去と向き合い先に進むために。その過去とは・・・実はジェイソンは2歳の時の自動車事故で
足が不自由になり、母を亡くしていた。父ターナーはそれ以来蒸発したままだったのだ。
「ターナーはヤク中になって消えた」 友人にターナーは親じゃないと言い放つジェイソン。どうしてもわだかまりを俄かには消せないジェイソンの気持ちを知っているかのようなヘンリーの遺言。
その遺言通りに辿る道のりの先に何が起こるのか、この遺言の指示には何か意味があるのか・・・とヘンリーのユニークなアイデアで失われた絆が修復されていく様子がいい。
家族の過去へ旅をし、そして家族の再生へ繋がる旅。
じーーん・・と、私の心もじわーっと温かい気持ちになっていきました。
マイケル・ケインとクリストファー・ウォーケン。二人の名優に挟まれてさぞかし大変だったではなかろうか、ジョシュ・ルーカス。しかし、しっかりと印象深い演技してくれました。『ス○○ス』とか公開してないで、こっちの方が良かったよ・・とひとり言。
Around the Bend
Directed by Jordan Roberts
Cast: Michael Caine/Christopher Walken/Josh Lucas/Jonah Bobo
2004 USA
2007/5/17 21:07
ネフュー ピアース・ブロスナン
ピアースの誕生日をお祝いして、ピアースの製作会社”IRISH DREAMTIME”の記念すべき第1回作品をお届けします。ファンなのに、なんとなく劇場に足を運べず、DVDを一度借りたにも関わらず観ずに返してしまったのはなんでなんだろう・・・と不思議に思ってしまうほど、良い作品でございました。
********************
アイルランドの小さな島、イニッシュダラ島。トニー(ドナル・マッカン/Donal McCann)は、昔島を出てアメリカに移住し絶縁状態になった妹からの手紙を受け取る。手紙には自分の余命がわずかで、遺骨を故郷の島にくれるように息子に頼んだことが綴られてあった。そして遺言通り妹の息子、すなわち甥のチャド(ヒル・ハーパー/Hill Harper)が島にやってきた。トニーの元にやってきた甥のチャドは黒人とのハーフだった・・・・
***
狭ーい、島の社会に突如黒人の血の混ざった青年がくることで、ざわざわ島はざわつく辺りは、同じく狭ーい島国ニッポンに住んでいる日本人としてはなんとなくわかりやすい感じのシチュエーションだった。私はまだ都会に近く住んでいるから、これほど奇異な目で見られる状況は身近にはないけど、多分少々地方に行ったら、きっと同じようなことが起きるのだろうなー。
チャドは閉鎖的な社会に馴染もうとがんばるのです。そして、パブオーナーの娘アイシュリン(アシュリン・マックギン/Aislín McGuckin)と恋に落ち・・・反対されます、当然のごとく。
カレンの話をことごとく避けるトニーにチャドは不信感を抱いていくのですが・・・・
アイシュリンの父でパブオーナー、ジョーがピアース(Pierce Brosnan)の役どころなんす。実は、ジョーと、チャドの母カレンはかつて恋人同士だったのだけど、トニーの反対にあってカレンは島を離れることになっていた。チャドとアシュリンの間を反対するのは、チャドの肌が黒いということだけでなく、20年前にトニー、カレン、ジョーの間に何かがあったことだということが徐々にわかってくる。
かつて自分も純粋な恋に反対されたことを経験しているのに、今度は父の立場になって二人の恋を猛反対するジョー。ここには、カレンの息子だということと、彼が黒人との混血だということへの偏見もあり、不条理なものを感じさせる。昔とは明らかに逆転の立場に立ってしまう、不条理と感じつつも親というのはこういうものなのだな・・と思う。
トニーにもかつて愛した人がいた。しかし、彼の性格そのままに屈折した関係だったこともキーワードの20年前の出来事とうまく結びついている・・・・
淡々とアイルランドの荒涼とした風景と港町の賑やかさとがミックスされた、アイルランドになんだか郷愁を覚える身としては、ゆっくりとストーリーが流れていく中にも飽きずに観ていられる映画でした。ピアースが主にならず(でもやっぱり重要な役だけど)、お国柄みたいなものをしみじみと感じさせてくれました。
そして、ピアースは心の底からアイリッシュであることを愛しているのだなーと。
よその国の人間からはよくわからないのですが・・・彼はイギリスの一部、北アイルランドの出身だけど、元はもちろんアイルランドなわけだからアイリッシュ魂が強いのでしょうか。。
この映画の舞台はイニッシュダラという島ですが、ホントーによく行ってお世話になっているアイリッシュパブで”イニッシュモア”というお店が東京にあります。イニッシュモアというのも島のようで、店内にある写真を見る度に、一度は足を運んでみたい・・と思ってしまいます。料理も美味しいし、興味のある方は一度お試しあれ。
http://www.inishmore.jp/
話は映画に戻って・・ピアースが珍しく普通の人(?)を演じていて、きっと自分のやりたいことをやっと自分の映画会社で出来るようになったんだな・・と長年のファンならではの感慨に浸ってしまいました。やっぱり007になったことはものすごく大きいことなんだな、と改めて思い、自分の映画を作れるようになって良かったね・・とそっとつぶやくのでありました。
でも、閉鎖的な社会でアメリカに渡ることを余儀なくされ、今やっと故郷に戻った時は灰になって・・というのは少し悲しいお話でもあるのです。

宣伝で顔出てますが、出番は控えめ(^^)
The Nephew
Directed by Eugene Brady
Cast: Hill Harper/Donal McCann/Pierce Brosnan/Aislín McGuckin
1998 Ireland
前にも書いたかなー。アイルランドには、マックなんとかさんが多いですけど
(スコットランドにもですが)、これはson of 〜の意味だそうで。
McDonald(マクドナルド)なんぞも、「ドナルドの息子」となるそうです。
んでもって、Mc〜はアイルランド系、Mac〜はスコットランド系なんですて。
********************
アイルランドの小さな島、イニッシュダラ島。トニー(ドナル・マッカン/Donal McCann)は、昔島を出てアメリカに移住し絶縁状態になった妹からの手紙を受け取る。手紙には自分の余命がわずかで、遺骨を故郷の島にくれるように息子に頼んだことが綴られてあった。そして遺言通り妹の息子、すなわち甥のチャド(ヒル・ハーパー/Hill Harper)が島にやってきた。トニーの元にやってきた甥のチャドは黒人とのハーフだった・・・・
***
狭ーい、島の社会に突如黒人の血の混ざった青年がくることで、ざわざわ島はざわつく辺りは、同じく狭ーい島国ニッポンに住んでいる日本人としてはなんとなくわかりやすい感じのシチュエーションだった。私はまだ都会に近く住んでいるから、これほど奇異な目で見られる状況は身近にはないけど、多分少々地方に行ったら、きっと同じようなことが起きるのだろうなー。
チャドは閉鎖的な社会に馴染もうとがんばるのです。そして、パブオーナーの娘アイシュリン(アシュリン・マックギン/Aislín McGuckin)と恋に落ち・・・反対されます、当然のごとく。
カレンの話をことごとく避けるトニーにチャドは不信感を抱いていくのですが・・・・
アイシュリンの父でパブオーナー、ジョーがピアース(Pierce Brosnan)の役どころなんす。実は、ジョーと、チャドの母カレンはかつて恋人同士だったのだけど、トニーの反対にあってカレンは島を離れることになっていた。チャドとアシュリンの間を反対するのは、チャドの肌が黒いということだけでなく、20年前にトニー、カレン、ジョーの間に何かがあったことだということが徐々にわかってくる。
かつて自分も純粋な恋に反対されたことを経験しているのに、今度は父の立場になって二人の恋を猛反対するジョー。ここには、カレンの息子だということと、彼が黒人との混血だということへの偏見もあり、不条理なものを感じさせる。昔とは明らかに逆転の立場に立ってしまう、不条理と感じつつも親というのはこういうものなのだな・・と思う。
トニーにもかつて愛した人がいた。しかし、彼の性格そのままに屈折した関係だったこともキーワードの20年前の出来事とうまく結びついている・・・・
淡々とアイルランドの荒涼とした風景と港町の賑やかさとがミックスされた、アイルランドになんだか郷愁を覚える身としては、ゆっくりとストーリーが流れていく中にも飽きずに観ていられる映画でした。ピアースが主にならず(でもやっぱり重要な役だけど)、お国柄みたいなものをしみじみと感じさせてくれました。
そして、ピアースは心の底からアイリッシュであることを愛しているのだなーと。
よその国の人間からはよくわからないのですが・・・彼はイギリスの一部、北アイルランドの出身だけど、元はもちろんアイルランドなわけだからアイリッシュ魂が強いのでしょうか。。
この映画の舞台はイニッシュダラという島ですが、ホントーによく行ってお世話になっているアイリッシュパブで”イニッシュモア”というお店が東京にあります。イニッシュモアというのも島のようで、店内にある写真を見る度に、一度は足を運んでみたい・・と思ってしまいます。料理も美味しいし、興味のある方は一度お試しあれ。
http://www.inishmore.jp/
話は映画に戻って・・ピアースが珍しく普通の人(?)を演じていて、きっと自分のやりたいことをやっと自分の映画会社で出来るようになったんだな・・と長年のファンならではの感慨に浸ってしまいました。やっぱり007になったことはものすごく大きいことなんだな、と改めて思い、自分の映画を作れるようになって良かったね・・とそっとつぶやくのでありました。
でも、閉鎖的な社会でアメリカに渡ることを余儀なくされ、今やっと故郷に戻った時は灰になって・・というのは少し悲しいお話でもあるのです。
宣伝で顔出てますが、出番は控えめ(^^)
The Nephew
Directed by Eugene Brady
Cast: Hill Harper/Donal McCann/Pierce Brosnan/Aislín McGuckin
1998 Ireland
前にも書いたかなー。アイルランドには、マックなんとかさんが多いですけど
(スコットランドにもですが)、これはson of 〜の意味だそうで。
McDonald(マクドナルド)なんぞも、「ドナルドの息子」となるそうです。
んでもって、Mc〜はアイルランド系、Mac〜はスコットランド系なんですて。
2007/5/16 23:07
Happy Birthday to Pierce!!! ピアース・ブロスナン
本日、5月16日はピアース・ブロスナンの54回目のお誕生日
年を重ねつつも相変わらず素敵な姿が眩しいです。
日本でもっと出演作が公開されてくれると嬉しいのだけど。
ジェリーと共演の『Butterfly on a Wheel』。撮影は昨年5月に終わったというのに
アメリカでもなかなか公開日が決まっていなかったのが,
やっとこさ8月頃全米公開が決まった模様。。。
”ジェームス・ボンド”と”ファントム”の共演・・ということでも
日本では買い手がつかないのかなーー(T-T)。
公開が決まるのを祈るばかりです。
なにはともあれ、
HAPPY BIRTHDAY, PIERCE!!!







from The Official Pierce Brisnan Site
いつまでも輝くスターでいてね


年を重ねつつも相変わらず素敵な姿が眩しいです。
日本でもっと出演作が公開されてくれると嬉しいのだけど。
ジェリーと共演の『Butterfly on a Wheel』。撮影は昨年5月に終わったというのに
アメリカでもなかなか公開日が決まっていなかったのが,
やっとこさ8月頃全米公開が決まった模様。。。
”ジェームス・ボンド”と”ファントム”の共演・・ということでも
日本では買い手がつかないのかなーー(T-T)。
公開が決まるのを祈るばかりです。
なにはともあれ、
HAPPY BIRTHDAY, PIERCE!!!






from The Official Pierce Brisnan Site
いつまでも輝くスターでいてね

2007/5/14 21:42
Laws of Attraction 日本(劇場)未公開作
『The Queen』でブレア首相を演じたマイケル・シーンが全く別キャラを演じているのが本作であります。元はピアース・ブロスナンの製作会社、アイリッシュ・ドリームタイムの作品ということで海の向こうからどんぶらこっこと私の家へやってきてもらいました。悲しいことに、日本劇場未公開どころかDVDすら発売されていません。ちょっと大人のロマンティック・コメディだし、007のピアースとジュリアン・ムーアだったらイケルと思うんだけどー。現実は厳しいわ。
***********************
今まで訴訟で負けたことない、を自負するニューヨークの離婚専門弁護士のオードリー・ウッズ(ジュリアン・ムーア/Julianne Moore)。そんな彼女の前に現れたのは、ハンサムで仕事も出来る同じ離婚弁護士ダニエル・ラファティ(ピアース・ブロスナン/Pierce Brosnan)だった・・・
***
オトナだけど、恋する時はいつでも初々しい!と感じさせてくれる映画です。ピアースファンでなくても、どうしてこの映画が日本で公開にこぎつけられなかったのか不思議です。面白いのに。「laws of attraction」とは、「ひきつけの法則」とか、「魅力の法則」とでも訳されるようでしょうか。対抗する弁護士として出会いますが、無言のうちに互いに惹き合いあっているように見えます。
それが証拠に実はかなり物語の初めのうちに二人は!の仲になってますもの。元々はオードリーが翌日に控えた審理の前にダニエルに仕掛けるために会いに行ったはずなんだけど・・・あんなに魅力的に**されたら・・ポッとなります(*−.−*)

もちろん、そこでそのままポーっとなりっぱなしだったらお話になりませんので、二人の弁護士合戦は続くのですが、なんとなくじゃれてるっぽい(笑)。オードリーのママ(フランセス・フィッシャー/Frances Fisher)が、オードリーの気持ちを鋭く可愛く言い当てたりして、二人の母子関係も微笑ましい。
偶然街角でママのお気に入りのデザイナー、セリーナに出会い弁護士を買って出たオードリーですが、どうもセリーナのお気に召さなかったらしくダニエルにその座を奪われてしまう。なので夫ソーンに弁護士を売り込みに行くのですが、その夫ソーンがじゃーーん、マイケル・シーンです。ブレアを演じてキッチリした格好の印象の彼が全く違う!んで、キュートです。おバカそうなロックシンガーがめちゃくちゃ似合ってます。

↑ほれこのおバカちっく♪
彼らはお互い十分に稼いでいるからお金はいらないのでこれだけ欲しい、という条件をお互い出しますが、それは当然同じモノだったりするんですね〜。それは彼らが気に入って購入したアイルランドのお城!その調査のためダニエルとオードリーはアイルランドに向かいます。
この映画がずっとニューヨークを舞台に展開されていたら、これほど魅了されなかったかなーと思うくらいに喧騒のニューヨークから穏やかなアイルランドの風景に移ったことが大きいです。これを観た昨年の夏あたりに、ちょうどその頃リバーダンス(アイリッシュの伝統ダンスを現代風にアレンジした舞台)の公演を観たばかりだったということと、『タイタニック』以来アイリッシュミュージックの虜になっていた私にはどんぴしゃのシチュエーションだったわけです。お城のスタッフも気のいい、ほのぼのした人たちで、絶対にアイルランドに行きたい〜と思わせてくれます。ギネスビール好きの私には、ダニエルがお祭りでギネス一気飲みのコンテストで勝ったりするシーンも思わず顔が緩んでしまう場面です。

着いた日がちょうど火曜日で、火曜日は休みなんだよ〜と言われ車が借りられなかったオードリーがヒッチハイクで捕まえたのがダニエルの車。選択肢なく彼の車に乗せてもらった途中で立ち止まった時のシーンがなんだか心に止まります。
Daniel: If you can touch the horizon. You're near your journey's end.
Audrey: James Joyce?
Daniel: No, my uncle Clive.
アイルランドの雄大な風景の前でダニエルがつぶやき、オードリーが「ジョイスの詩?」と聞く。ジェームス・ジョイスはアイルランドを代表する小説家で詩人なのですが、そうでなくて、「おじのクライブさん」てとこが、なんだかみんな詩人になってしまいそうなアイルランドの美しさを感じられる大好きなシーンなんです。
アイルランドで酔っ払って、オードリーはとんでもないことをしてしまった!と思うのだが、ダニエルは実はそうでもなく・・・
どうも二人は酔った勢いで結婚の誓いをしたらしい。
ニューヨークに戻るとそれを嗅ぎつけられ、とりあえず二人は仮初めの結婚生活をすることになるのだけど、それもまたいいシーンなんです〜。
仕方なく同居生活してるけど、なんとなく楽しそう。ダニエルは料理も上手らしく、ブラウニーなんか焼いてくれちゃったりするの。

Daniel: I made brownie.
Audrey: I've given up sugar.
お砂糖はやめたのかぁ〜。なんかダイエットしてるっていうよりスマートな表現。
ダニエルがうたた寝している時にこっそり1枚そのブラウニーを持っていったりするとこがかわいい。(ダニエルは寝たふりして知ってるの)
ホント、なんだか恋をする時というのは年齢とかなーんも関係なく
いつでもドキドキする気持ちよね♪

Laws of Attraction
Directed by Peter Howitt
Cast: Pierce Brosnan/Julianne Moore/Michael Sheen/Parker Posey/Frances Fisher
2004 Ireland / UK / Germany
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今まで訴訟で負けたことない、を自負するニューヨークの離婚専門弁護士のオードリー・ウッズ(ジュリアン・ムーア/Julianne Moore)。そんな彼女の前に現れたのは、ハンサムで仕事も出来る同じ離婚弁護士ダニエル・ラファティ(ピアース・ブロスナン/Pierce Brosnan)だった・・・
***
オトナだけど、恋する時はいつでも初々しい!と感じさせてくれる映画です。ピアースファンでなくても、どうしてこの映画が日本で公開にこぎつけられなかったのか不思議です。面白いのに。「laws of attraction」とは、「ひきつけの法則」とか、「魅力の法則」とでも訳されるようでしょうか。対抗する弁護士として出会いますが、無言のうちに互いに惹き合いあっているように見えます。
それが証拠に実はかなり物語の初めのうちに二人は!の仲になってますもの。元々はオードリーが翌日に控えた審理の前にダニエルに仕掛けるために会いに行ったはずなんだけど・・・あんなに魅力的に**されたら・・ポッとなります(*−.−*)
もちろん、そこでそのままポーっとなりっぱなしだったらお話になりませんので、二人の弁護士合戦は続くのですが、なんとなくじゃれてるっぽい(笑)。オードリーのママ(フランセス・フィッシャー/Frances Fisher)が、オードリーの気持ちを鋭く可愛く言い当てたりして、二人の母子関係も微笑ましい。
偶然街角でママのお気に入りのデザイナー、セリーナに出会い弁護士を買って出たオードリーですが、どうもセリーナのお気に召さなかったらしくダニエルにその座を奪われてしまう。なので夫ソーンに弁護士を売り込みに行くのですが、その夫ソーンがじゃーーん、マイケル・シーンです。ブレアを演じてキッチリした格好の印象の彼が全く違う!んで、キュートです。おバカそうなロックシンガーがめちゃくちゃ似合ってます。
↑ほれこのおバカちっく♪
彼らはお互い十分に稼いでいるからお金はいらないのでこれだけ欲しい、という条件をお互い出しますが、それは当然同じモノだったりするんですね〜。それは彼らが気に入って購入したアイルランドのお城!その調査のためダニエルとオードリーはアイルランドに向かいます。
この映画がずっとニューヨークを舞台に展開されていたら、これほど魅了されなかったかなーと思うくらいに喧騒のニューヨークから穏やかなアイルランドの風景に移ったことが大きいです。これを観た昨年の夏あたりに、ちょうどその頃リバーダンス(アイリッシュの伝統ダンスを現代風にアレンジした舞台)の公演を観たばかりだったということと、『タイタニック』以来アイリッシュミュージックの虜になっていた私にはどんぴしゃのシチュエーションだったわけです。お城のスタッフも気のいい、ほのぼのした人たちで、絶対にアイルランドに行きたい〜と思わせてくれます。ギネスビール好きの私には、ダニエルがお祭りでギネス一気飲みのコンテストで勝ったりするシーンも思わず顔が緩んでしまう場面です。
着いた日がちょうど火曜日で、火曜日は休みなんだよ〜と言われ車が借りられなかったオードリーがヒッチハイクで捕まえたのがダニエルの車。選択肢なく彼の車に乗せてもらった途中で立ち止まった時のシーンがなんだか心に止まります。
Daniel: If you can touch the horizon. You're near your journey's end.
Audrey: James Joyce?
Daniel: No, my uncle Clive.
アイルランドの雄大な風景の前でダニエルがつぶやき、オードリーが「ジョイスの詩?」と聞く。ジェームス・ジョイスはアイルランドを代表する小説家で詩人なのですが、そうでなくて、「おじのクライブさん」てとこが、なんだかみんな詩人になってしまいそうなアイルランドの美しさを感じられる大好きなシーンなんです。
アイルランドで酔っ払って、オードリーはとんでもないことをしてしまった!と思うのだが、ダニエルは実はそうでもなく・・・
どうも二人は酔った勢いで結婚の誓いをしたらしい。
ニューヨークに戻るとそれを嗅ぎつけられ、とりあえず二人は仮初めの結婚生活をすることになるのだけど、それもまたいいシーンなんです〜。
仕方なく同居生活してるけど、なんとなく楽しそう。ダニエルは料理も上手らしく、ブラウニーなんか焼いてくれちゃったりするの。
Daniel: I made brownie.
Audrey: I've given up sugar.
お砂糖はやめたのかぁ〜。なんかダイエットしてるっていうよりスマートな表現。
ダニエルがうたた寝している時にこっそり1枚そのブラウニーを持っていったりするとこがかわいい。(ダニエルは寝たふりして知ってるの)
ホント、なんだか恋をする時というのは年齢とかなーんも関係なく
いつでもドキドキする気持ちよね♪
Laws of Attraction
Directed by Peter Howitt
Cast: Pierce Brosnan/Julianne Moore/Michael Sheen/Parker Posey/Frances Fisher
2004 Ireland / UK / Germany
2007/5/9 21:11
クィーン 映画館で観ましたの〜
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1997年8月31日、ダイアナ元皇太子妃がパリでの自動車事故により恋人のアルファイド氏と共に帰らぬ人となった。事故直後、英国国民の関心は一斉にエリザベス女王(ヘレン・ミレン/に向けられた。女王はロイヤルファミリーを離れ一民間人になった彼女に対して王室ができることは何もないと考えたが、沈黙を守る女王と王室に対して世間の非難は強まるばかりだった。わずか4ヶ月前に首相に就任した若きリーダー、ブレア(マイケル・シーン/Michael Sheen)はこの状況を察知し女王に国民に歩み寄るように進言する・・・・
***
女王を演じたヘレン・ミレンがアカデミー賞主演女優賞を受賞したことでも話題を集めているが、とにかくこの映画をみたらしばしエリザベス女王の顔を思い浮かべようと思うのに、どうしてもヘレン・ミレンの顔になってしまう。それ位、彼女は全身全魂から女王になりきっていたのが素晴らしかった。それにも増して、トニー・ブレアを演じたマイケル・シーンだった。ちょっとしたトラブルで映画の冒頭(多分、ブレアが新しい首相として選出されるくだりかと思う)部分を見逃してしまったので、選挙での勝利後新政権の設立を女王に認めてもらうために宮殿にやってくる、というシーンから見たのだけど、一瞬本物のブレア首相がいるかと錯覚するくらいに似ていた。


マイケル・シーンが似ているかなと思うところは実際にはおでこあたりかな(^^;)とも思うのだが、全体的な雰囲気がとても似ていてヘレン・ミレンのエリザベス女王と相まってドキュメンタリーフィルムを見ているのかと思ってしまうほどだった。
ダイアナ元妃が亡くなってから葬儀が行われるまでの7日間を描いたこの作品を通して、平民には計り知れない、一国の長となる人の苦悩を垣間見たような気がする。
1926年という日本で言えば大正15年、昭和元年にあたる年に生まれた女王にとって人生の中で世間というものの移り変わりにどれほど対応してこられたのか。王室という伝統としきたりを重んじる世界に生きている人々にとって、マスメディアの力がこれほどまでに強くなった時代をそれはそれは苦々しく思っているのではないのだろうか・・なんて思ってしまった。ダイアナ元妃が亡くなった直後、女王は一民間人となった彼女に王室ができることはない、逆に公式に何かする方がおかしいと考えていた、というのは冷静になればしごくもっともな話だと思う。しかし、パパラッチに追われての悲劇の事故死という報道にヒステリー状態になった大衆がその「もっとも」かと思う考えを「おかしい」ものに変えていく。確かに彼女は離婚後も”プリンセス・オブ・ウェールズ”の称号を持ち、将来の英国国王の母であったから、一民間人というのは少し違うのかも知れないが。女王とは反対にブレア首相は声明で彼女を「ピーブルズ・プリンセス」と称え大衆に支持されていく。
この映画とは全く関係なく、ふと前々から「移り気な大衆」というものが気になっていて、要は自分達の価値観は自分のモノと思っているが、実はかなりマスメディアに左右されてしまう集団心理の怖さのようなことを考えることがあり、この映画を観ていてそのことをまた思い出した。大勢で一人の人間を槍玉に挙げることはできても、個人一人で声を上げて先頭に立つことはなかなかできない。実際女王が宮殿にたくさん供えられた花束の前に現れれば、今まで持っていた不満を顕わにすることができない。しかし女王はその全てを一人で受け止めなくてはならない。それが宿命と理解していても大変なことだと思う。そもそも「世紀の結婚」と言われたエドワード8世がシンプソン夫人との結婚のために王位を退かなければ、エリザベスは英国国王にならなかったかも知れない・・のだ。
こんなことを思わせてくれたのも、映画の中は主にスコットランドのバルモラル城で事故直後王室一家が過ごした日々を描いていて、ベッドルームでテレビの報道を見ている女王だったり、領地内でレンジ・ローバーを自ら運転したり、ハイキングをする姿が映し出されていて、生まれながらに王室という平民とは違う環境に生きてはいるが、王室の人々も一人の人間なのだな、と感じるシーンがたくさんあったからだと思う。バルモラル城は、ヴィクトリア女王と夫アルバート公によって建てられた女王所有の私邸ということで、完全なプライベート空間を維持できる場所なのだそうだ。王族に私有の財産があるというのは聞いたことがあるけど、日本の皇室はどうなっているのだろう。自分の国のことをよく知らない・・うーーむ。
女王が国民の非難を受けている・・というブレアの進言の下、女王はロンドンに戻り、葬儀の日に宮殿には半旗が掲げられることになるのだが、その時私の脳裏にはもう、「ベルばら」のマリー・アントワネットがわんわんと浮かんでいた。「女王が民衆に屈するなんて」、この言葉が廻って廻って廻って・・・。でも、そこは現代に生きる女王。きっちりと消化して喧騒を乗り切って、10年後の今も健在である。それが政権を担う首相とは違う
点か。就任10年の今年退陣を表明しているのが事実である。。。のである。
ブレア首相の話し方好きだったのになーーー。マイケルの話し方、上手だった。
かなりリサーチして作られた作品だということだが、本当のホントーの話は絶対知ることができるわけありませんよね・・でも、エンターテイメントとして楽しめる作品であったかと思う。個人的にはジェリーと共演した俳優さんがかなり出てましたし・・(^^)

The Queen
Directed by Stephen Frears
Cast: Helen Mirren/Michael Sheen/James Cromwell/Sylvia Syms
Alex Jennings/Helen McCrory
2006 UK / France / Italy
1997年8月31日、ダイアナ元皇太子妃がパリでの自動車事故により恋人のアルファイド氏と共に帰らぬ人となった。事故直後、英国国民の関心は一斉にエリザベス女王(ヘレン・ミレン/に向けられた。女王はロイヤルファミリーを離れ一民間人になった彼女に対して王室ができることは何もないと考えたが、沈黙を守る女王と王室に対して世間の非難は強まるばかりだった。わずか4ヶ月前に首相に就任した若きリーダー、ブレア(マイケル・シーン/Michael Sheen)はこの状況を察知し女王に国民に歩み寄るように進言する・・・・
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女王を演じたヘレン・ミレンがアカデミー賞主演女優賞を受賞したことでも話題を集めているが、とにかくこの映画をみたらしばしエリザベス女王の顔を思い浮かべようと思うのに、どうしてもヘレン・ミレンの顔になってしまう。それ位、彼女は全身全魂から女王になりきっていたのが素晴らしかった。それにも増して、トニー・ブレアを演じたマイケル・シーンだった。ちょっとしたトラブルで映画の冒頭(多分、ブレアが新しい首相として選出されるくだりかと思う)部分を見逃してしまったので、選挙での勝利後新政権の設立を女王に認めてもらうために宮殿にやってくる、というシーンから見たのだけど、一瞬本物のブレア首相がいるかと錯覚するくらいに似ていた。
マイケル・シーンが似ているかなと思うところは実際にはおでこあたりかな(^^;)とも思うのだが、全体的な雰囲気がとても似ていてヘレン・ミレンのエリザベス女王と相まってドキュメンタリーフィルムを見ているのかと思ってしまうほどだった。
ダイアナ元妃が亡くなってから葬儀が行われるまでの7日間を描いたこの作品を通して、平民には計り知れない、一国の長となる人の苦悩を垣間見たような気がする。
1926年という日本で言えば大正15年、昭和元年にあたる年に生まれた女王にとって人生の中で世間というものの移り変わりにどれほど対応してこられたのか。王室という伝統としきたりを重んじる世界に生きている人々にとって、マスメディアの力がこれほどまでに強くなった時代をそれはそれは苦々しく思っているのではないのだろうか・・なんて思ってしまった。ダイアナ元妃が亡くなった直後、女王は一民間人となった彼女に王室ができることはない、逆に公式に何かする方がおかしいと考えていた、というのは冷静になればしごくもっともな話だと思う。しかし、パパラッチに追われての悲劇の事故死という報道にヒステリー状態になった大衆がその「もっとも」かと思う考えを「おかしい」ものに変えていく。確かに彼女は離婚後も”プリンセス・オブ・ウェールズ”の称号を持ち、将来の英国国王の母であったから、一民間人というのは少し違うのかも知れないが。女王とは反対にブレア首相は声明で彼女を「ピーブルズ・プリンセス」と称え大衆に支持されていく。
この映画とは全く関係なく、ふと前々から「移り気な大衆」というものが気になっていて、要は自分達の価値観は自分のモノと思っているが、実はかなりマスメディアに左右されてしまう集団心理の怖さのようなことを考えることがあり、この映画を観ていてそのことをまた思い出した。大勢で一人の人間を槍玉に挙げることはできても、個人一人で声を上げて先頭に立つことはなかなかできない。実際女王が宮殿にたくさん供えられた花束の前に現れれば、今まで持っていた不満を顕わにすることができない。しかし女王はその全てを一人で受け止めなくてはならない。それが宿命と理解していても大変なことだと思う。そもそも「世紀の結婚」と言われたエドワード8世がシンプソン夫人との結婚のために王位を退かなければ、エリザベスは英国国王にならなかったかも知れない・・のだ。
こんなことを思わせてくれたのも、映画の中は主にスコットランドのバルモラル城で事故直後王室一家が過ごした日々を描いていて、ベッドルームでテレビの報道を見ている女王だったり、領地内でレンジ・ローバーを自ら運転したり、ハイキングをする姿が映し出されていて、生まれながらに王室という平民とは違う環境に生きてはいるが、王室の人々も一人の人間なのだな、と感じるシーンがたくさんあったからだと思う。バルモラル城は、ヴィクトリア女王と夫アルバート公によって建てられた女王所有の私邸ということで、完全なプライベート空間を維持できる場所なのだそうだ。王族に私有の財産があるというのは聞いたことがあるけど、日本の皇室はどうなっているのだろう。自分の国のことをよく知らない・・うーーむ。
女王が国民の非難を受けている・・というブレアの進言の下、女王はロンドンに戻り、葬儀の日に宮殿には半旗が掲げられることになるのだが、その時私の脳裏にはもう、「ベルばら」のマリー・アントワネットがわんわんと浮かんでいた。「女王が民衆に屈するなんて」、この言葉が廻って廻って廻って・・・。でも、そこは現代に生きる女王。きっちりと消化して喧騒を乗り切って、10年後の今も健在である。それが政権を担う首相とは違う
点か。就任10年の今年退陣を表明しているのが事実である。。。のである。
ブレア首相の話し方好きだったのになーーー。マイケルの話し方、上手だった。
かなりリサーチして作られた作品だということだが、本当のホントーの話は絶対知ることができるわけありませんよね・・でも、エンターテイメントとして楽しめる作品であったかと思う。個人的にはジェリーと共演した俳優さんがかなり出てましたし・・(^^)
The Queen
Directed by Stephen Frears
Cast: Helen Mirren/Michael Sheen/James Cromwell/Sylvia Syms
Alex Jennings/Helen McCrory
2006 UK / France / Italy
