2007/5/29  12:27


『バス男』、て・・・・。

レンタル屋さんを物色中に思わず飛び込んできたこのタイトル。ここで「また今度でいいや〜」と思ったら2度とお目にかかれないかも知れないと思って、思わず借りてきた。
どうも超低予算で、公開当初全米6館からスタートした劇場数が1000館を超えるヒットになった作品だそうです。


一応、ストーリーはアイダホの片田舎に住む、ナポレオン・ダイナマイト(ジョン・ヘダー/
Jon Heder)青年の日常です・・・・・(爆)、ってそれだけかい!

いやいや、もちろんそれだけではないんですけど、ストーリー展開通りに紹介しても面白みが出ないんだよね、自分の文・・・。
DVDの紹介に、「オタク系で、キモカワイイ。」とあるし、第一タイトルが『バス男』なので、かなーりオタクな青年を期待したのだけど。だって、『バス男』のロゴがモロ、『電車男』だったし(^^;)。
実際は、ナポレオン(・・・て大体、これが本名て、なんだよ!)より、32歳で引きこもりのチャット中毒の兄キップ(アーロン・ルーエル/Aaron Ruell)のが全然オタクっぽいし。

『バス男』といっても『電車男』にあやかっているだけなので、実際にバスに乗るシーンはスクールバスが2回くらい出てくるだけで、そのスクールバスでロマンスが起きるわけでもない。周りは小学生ばかりのバスに乗って高校に通っている。しかし、冒頭のバスのシーンはちょっと・・・オタクっぽいのかなー?

おばあちゃんが出先で怪我して帰ってこれない間の面倒見役としてやってくるリコ叔父さんがまた可笑しい。アメフトの選手だったらしい叔父さんは、いつも自分の栄光(・・と思われる)の時代を忘れられずに、あの時監督が俺を使っていれば・・と恨み節。んで、タイムマシンに憧れて、キップを巻き込み怪しい商売で稼いだお金を通販で売ってたタイムマシン購入にあてる・・・あほらしいが面白いんだ、これが。

ナポレオンの唯一の友達、メキシコ人の転校生ペドロも可笑しいし、不思議系女の子デブ
(ティナ・マジョリーノ/Tina Majorino)もみんないい味出してて、オタクムービーというより、イケてない高校生ストーリーなんだけど、画面から目が離せないの、これがスゴイ。
高校生、学園モノ(?)らしく、ダンス・パーティーあり、生徒会長選ありで、ペドロが生徒会長に立候補したので、ナポレオンは全力で彼を応援する・・・なんてとこが
ただただオモシロ可笑しかった作品。

最後は青春ストーリーっぽく、大○転!なんてな感じで。
ズボン(パンツでなく、ズボン)にシャツを入れちゃうナポレオン、履いてるブーツも
すごーーい微妙だけど、ダンスは良かったよぉ〜。

事件が起こっていそうなのに、起こっているように見えない、だるだる、ゆるゆる感が
めちゃくちゃいいんです。

"日常ってこんなに面白いのか!!"と思わず思います。

そ・・そして、みーーんな強烈なキャラの中でもとりわけキョーレツなナポレオン。
いつもクチ半開きでぬぼーっとした声なこのシト↓
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・・・とこのシト↓が同じ人だなんて・・俳優ってスゲー。
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どうでしょう・・この便乗商法。
しかし、私はこのキョーレツなタイトルなしには手に取らなかったので
ま、いっか組です。

Napoleon Dynamite
Directed by Jared Hess
Cast: Jon Heder/Jon Gries/Efren Ramirez/Aaron Ruell/Tina Majorino
2004 USA

2007/5/18  23:13

ラスト・マップ/真実を探して  日本(劇場)未公開作

ジョシュ・ルーカスが一度にインプットされたのは、『ビューティフルマインド(ABeautiful Mind/2001/USA)でラッセル・クロウ演じるジョン・ナッシュの大学時代のライバルであり友人で、その後も長く彼を支えるハンセンという役を観た時だった。ハンセンという人物が本当に素晴らしかったし、端正な顔立ちで美しいブルーの瞳も印象的だったのもあるかな・・(・▽・)。
そんなジョシュ・ルーカスとクリストファー・ウォーケンそしてマイケル・ケインが共演している映画というのに釣られて観てみました。毎月たくさんの映画が公開されているけど、未公開作はそれを遥かに上回るのでしょうね・・・。


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銀行員のジェイソン(ジョシュ・ルーカス/Josh Lucas)は、一人息子のザック(ジョナ・ボボ/Jonah Bobo)、遺跡発掘に人生を賭けた少々変わり者の祖父、ヘンリー(マイケル・ケイン/Michael Caine)と3人、穏やかに暮らしをしている。そこへ30年前に蒸発したジェイソンの父ターナー(クリストファー・ウォーケン/
Christopher Walken)が突然現れる。ヘンリーは涙を流して喜ぶが、ジェイソンの気持ちは素直に父を受け入れられない。1日だけの滞在のつもりだったターナーに予期せぬことが起きる。ヘンリーが突然他界してしまったのだ。ヘンリーが遺した遺言には遺灰を指示通りの場所に順番に撒くように書いてあった。ヘンリーの遺言を叶えるべく複雑な想いを抱えながら3人は出発する・・・・

***
祖父、父、息子、孫。豪華4世代のストーリー。私が思うに、欧米では、父と息子の絆はホントによく出てきますよね・・。「父と子と精霊の御名において」ですからねー、キリストの世界は。

"Father and son, together at last." これはちょっと違うのかも知れないけど・・
"You've Got Mail"の中のJoe Foxの言葉。
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どんな話なのか多くの情報を持たずに観たので、思いがけずいい作品に出会えました。
ジェイソンとターナー父子の間には深くて暗い河が横たわっているようで、重々しい展開になりそうなのを、ヘンリーの飄々とした好好爺ぶりと、ザックのキュートな上手さがとてもいいバランスでこのストーリーを何か爽やかにしてくれています。

ターナーが突然帰ってきて「では、外でディナーを!」と言ってやってくるのがKFC、そう、何故かケンタッキーフライドチキン。このケンタがいい脇役になってくれていて、ヘンリーが遺言を書き残すのもケンタッキーで、遺灰を撒く旅先での食事もケンタッキーでするように指示されている。ベジタリアンであっても遺言だから食べねばならず。
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ヘンリーは自分の死を予期していたかのように(そして愛犬の死期も?)遺言を遺し去っていく。それもキュートに^^。家族の絆を取り戻させるために、そして蓋をされた過去と向き合い先に進むために。その過去とは・・・実はジェイソンは2歳の時の自動車事故で
足が不自由になり、母を亡くしていた。父ターナーはそれ以来蒸発したままだったのだ。
「ターナーはヤク中になって消えた」 友人にターナーは親じゃないと言い放つジェイソン。どうしてもわだかまりを俄かには消せないジェイソンの気持ちを知っているかのようなヘンリーの遺言。

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その遺言通りに辿る道のりの先に何が起こるのか、この遺言の指示には何か意味があるのか・・・とヘンリーのユニークなアイデアで失われた絆が修復されていく様子がいい。
家族の過去へ旅をし、そして家族の再生へ繋がる旅。

じーーん・・と、私の心もじわーっと温かい気持ちになっていきました。


マイケル・ケインとクリストファー・ウォーケン。二人の名優に挟まれてさぞかし大変だったではなかろうか、ジョシュ・ルーカス。しかし、しっかりと印象深い演技してくれました。『ス○○ス』とか公開してないで、こっちの方が良かったよ・・とひとり言。


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Around the Bend
Directed by Jordan Roberts
Cast: Michael Caine/Christopher Walken/Josh Lucas/Jonah Bobo
2004 USA

2007/5/14  21:42

Laws of Attraction  日本(劇場)未公開作

『The Queen』でブレア首相を演じたマイケル・シーンが全く別キャラを演じているのが本作であります。元はピアース・ブロスナンの製作会社、アイリッシュ・ドリームタイムの作品ということで海の向こうからどんぶらこっこと私の家へやってきてもらいました。悲しいことに、日本劇場未公開どころかDVDすら発売されていません。ちょっと大人のロマンティック・コメディだし、007のピアースとジュリアン・ムーアだったらイケルと思うんだけどー。現実は厳しいわ。


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今まで訴訟で負けたことない、を自負するニューヨークの離婚専門弁護士のオードリー・ウッズ(ジュリアン・ムーア/Julianne Moore)。そんな彼女の前に現れたのは、ハンサムで仕事も出来る同じ離婚弁護士ダニエル・ラファティ(ピアース・ブロスナン/Pierce Brosnan)だった・・・

***
オトナだけど、恋する時はいつでも初々しい!と感じさせてくれる映画です。ピアースファンでなくても、どうしてこの映画が日本で公開にこぎつけられなかったのか不思議です。面白いのに。「laws of attraction」とは、「ひきつけの法則」とか、「魅力の法則」とでも訳されるようでしょうか。対抗する弁護士として出会いますが、無言のうちに互いに惹き合いあっているように見えます。
それが証拠に実はかなり物語の初めのうちに二人は!の仲になってますもの。元々はオードリーが翌日に控えた審理の前にダニエルに仕掛けるために会いに行ったはずなんだけど・・・あんなに魅力的に**されたら・・ポッとなります(*−.−*)
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もちろん、そこでそのままポーっとなりっぱなしだったらお話になりませんので、二人の弁護士合戦は続くのですが、なんとなくじゃれてるっぽい(笑)。オードリーのママ(フランセス・フィッシャー/Frances Fisher)が、オードリーの気持ちを鋭く可愛く言い当てたりして、二人の母子関係も微笑ましい。
偶然街角でママのお気に入りのデザイナー、セリーナに出会い弁護士を買って出たオードリーですが、どうもセリーナのお気に召さなかったらしくダニエルにその座を奪われてしまう。なので夫ソーンに弁護士を売り込みに行くのですが、その夫ソーンがじゃーーん、マイケル・シーンです。ブレアを演じてキッチリした格好の印象の彼が全く違う!んで、キュートです。おバカそうなロックシンガーがめちゃくちゃ似合ってます。
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↑ほれこのおバカちっく♪

彼らはお互い十分に稼いでいるからお金はいらないのでこれだけ欲しい、という条件をお互い出しますが、それは当然同じモノだったりするんですね〜。それは彼らが気に入って購入したアイルランドのお城!その調査のためダニエルとオードリーはアイルランドに向かいます。

この映画がずっとニューヨークを舞台に展開されていたら、これほど魅了されなかったかなーと思うくらいに喧騒のニューヨークから穏やかなアイルランドの風景に移ったことが大きいです。これを観た昨年の夏あたりに、ちょうどその頃リバーダンス(アイリッシュの伝統ダンスを現代風にアレンジした舞台)の公演を観たばかりだったということと、『タイタニック』以来アイリッシュミュージックの虜になっていた私にはどんぴしゃのシチュエーションだったわけです。お城のスタッフも気のいい、ほのぼのした人たちで、絶対にアイルランドに行きたい〜と思わせてくれます。ギネスビール好きの私には、ダニエルがお祭りでギネス一気飲みのコンテストで勝ったりするシーンも思わず顔が緩んでしまう場面です。
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着いた日がちょうど火曜日で、火曜日は休みなんだよ〜と言われ車が借りられなかったオードリーがヒッチハイクで捕まえたのがダニエルの車。選択肢なく彼の車に乗せてもらった途中で立ち止まった時のシーンがなんだか心に止まります。

Daniel: If you can touch the horizon. You're near your journey's end.
Audrey: James Joyce?
Daniel: No, my uncle Clive.

アイルランドの雄大な風景の前でダニエルがつぶやき、オードリーが「ジョイスの詩?」と聞く。ジェームス・ジョイスはアイルランドを代表する小説家で詩人なのですが、そうでなくて、「おじのクライブさん」てとこが、なんだかみんな詩人になってしまいそうなアイルランドの美しさを感じられる大好きなシーンなんです。

アイルランドで酔っ払って、オードリーはとんでもないことをしてしまった!と思うのだが、ダニエルは実はそうでもなく・・・
どうも二人は酔った勢いで結婚の誓いをしたらしい。

ニューヨークに戻るとそれを嗅ぎつけられ、とりあえず二人は仮初めの結婚生活をすることになるのだけど、それもまたいいシーンなんです〜。
仕方なく同居生活してるけど、なんとなく楽しそう。ダニエルは料理も上手らしく、ブラウニーなんか焼いてくれちゃったりするの。
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Daniel: I made brownie.
Audrey: I've given up sugar.

お砂糖はやめたのかぁ〜。なんかダイエットしてるっていうよりスマートな表現。
ダニエルがうたた寝している時にこっそり1枚そのブラウニーを持っていったりするとこがかわいい。(ダニエルは寝たふりして知ってるの)


ホント、なんだか恋をする時というのは年齢とかなーんも関係なく
いつでもドキドキする気持ちよね♪
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Laws of Attraction
Directed by Peter Howitt
Cast: Pierce Brosnan/Julianne Moore/Michael Sheen/Parker Posey/Frances Fisher
2004 Ireland / UK / Germany

2007/4/6  23:50

クレイジーインアラバマ  日本(劇場)未公開作

アントニオ・バンデラスもちょっと好き。ちょっと好きな人がたくさんいるので、おかげで色んな映画を楽しめているような気がします。んで、そのアントニオ・バンデラスが監督をした初めての作品ということで楽しみに公開を待っていたのに、この映画日本ではとうとう公開はされなかったようです。そして、メラニー・グリフィスは苦手だったのにこの映画でその苦手感は一掃され、好きまではいかないまでも好印象にさせてくれた作品です。


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舞台は1960年代のアメリカ南部・アラバマ州。夫の暴力に耐えかねてついに夫を殺害してしまったルシール(メラニー・グリフィス/Melanie Griffith)は、甥のピージョー(ルーカス・ブラック/
Lucas Black)にだけ秘密を打ち明けた後、子供たちをアラバマの実家に預け夢であった女優になるためにハリウッドに向かってしまう。それも夫の首をタッパーに入れて持ち歩いたまま・・。
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***
ルシールのぶっ飛んだ逃走劇と、ピージョー少年が遭遇する黒人差別から発展する大騒動の2つの話が上手く交差してお話が展開していきます。ただ、ルシールが耐えかねたものも"女性差別"という壁。この時代に横行していた問題は物語の底辺にあります。
ただ、ルシールの逃走劇は、実はものすごく漫画的でとても悲壮感などないからうっかりその辺を忘れちゃうんだけど。ルシールは不思議なチャーミングさで、人の心を惹き付けてしまうものを持っているようで、途中で寄ったドライブインのウェイトレスに「夫を殺したの。」って告白してもそれが彼女の共感を呼んで、手配中のルシールを探しに来た警官から庇ってもらえたりします。この場面は、女性差別に苦しむ女性の気持ちをコミカルに表しているのではないでしょうかね。

で、この首だけになった夫は、死んでなお彼女を束縛したいのか、首になった状態でルシールに話しかけてきたりするので、ルシールのパートはコメディを観ているかのようなのに対して一転、ピージョーのパートは、プールで泳いだ黒人の殺害問題を巡って起きる事件と街の騒動を通して、60年代の公民権運動などシリアスな話が展開していきます。ものすごーくテイストの違う話の展開なのに、無理なく観られた・・というより積極的に面白く観ることができました。きっと、ルシールのパートだけでは、ちょっと(言葉悪いですが)おバカ映画になりそうだし、ピージョーのパートだけだと、とても暗い映画になってしまうだろうから、この2つの重なり具合が絶妙なんですね。アントニオ・バンデラス(Antonio Banderas)が監督で主演がメラニーと聞いた時は、彼女撮りたさに映画作っちゃったのか!なんて思ってしまいましたが、実はメラニーはすごくいい役者さんではないかと思ったのです。役柄がこういうタイプが多めなのでイメージが偏りがちですが、特に子供たちへの愛情を感じるシーンや何故か人を惹き付ける魅力を持っているキャラクターなどは彼女そのものではないのかな、と。だからこの配役に納得。ルーカス・ブラックも良かったし、その上デイビッド・モース(David Morse)の妹想いの心優しいお兄さん役は、もう泣かせてくれます。殺人の重罪を犯してしまった妹だけど一心に守ってくれる。こんなお兄さんが絶対に欲しいです。

物語は最後裁判のシーンで、この二つのストーリーが交わって、えぇ〜な部分もありますけど、ルシールの無邪気さみたいなものにいつしか観客も肩入れしている頃かと思うので、この終わり方で私は満足でありました。

原作があるものですが、きっとどっちから先にしても堪能できるのではないかな、というのが私の感想です。アントニオ・バンデラスの監督センスも私は買いです。
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監督姿のアント〜ニオ。

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Crazy in Alabama
Directed by Antonio Banderas
Cast: Melanie Griffith/David Morse/Lucas Black/Rod Steiger
1999 AMERICA

2007/3/29  23:45

オレンジカウンティ  日本(劇場)未公開作

で、(←なにが“で”なんだか)ジャック・ブラックもの。
いつも(?) のジャック・ブラックに会えます(^^)。でも、それだけじゃあないです。この映画。

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カリフォルニア州オレンジカウンティに暮らすショーン(コリン・ハンクス/Colin Hanks)は大好きなサーフィンに明け暮れる普通の高校生。ある日浜に捨てられた小説に感銘を受けた彼は、地元での進学を止めて、小説家になるために著者であるマーカス・スキナー教授のいるスタンフォード大学への入学を決意する。成績には問題なかったはずなのに、進路指導員の手違いで別の人の成績表を送られてしまい憧れのスタンフォード進学は風前の灯に。
彼の未来に明るい前途は開けるのか・・・・


***
ドタバタ青春コメディかと思ってみたら、決してそれだけでない、何度も繰り返し観たくなるハートフル・コメディに出会うことが出来た作品。(日本劇場未公開なのが本当に惜しいと思う。)もちろん、ショーンの兄で薬物中毒で保護監察中のランス役のジャック・ブラック(Jack Black)はほとんどいつもブリーフ姿でぶっ飛んでくれちゃってますけど(^0^)/ なんとか合格しようとあの手この手でがんばるショーンを演じるのはコリン・ハンクス・・ん?ハンクス?そう、言わずと知れたトム・ハンクスの息子、コリンくんです。アカデミー賞主演男優賞2年連続受賞の偉大な父と同じ道を行くなんて、長嶋一茂並みにスゴイぞーーと思っていたけれど、本人はそんなプレッシャーを感じさせない爽やかな好青年を見事に演じています。パッと見た感じは似てるって感じがしないけど、セリフマワシは若かりし頃のトムに感じがもの凄く似てます。んで、口をへの字にした時の下唇からあごにかけて“くしゅっ”となったあたり(細かい描写すぎてわかりづらいか^^;)は、もーーーークリソツ!!!気味が悪いくらい似てる・・・って親子だから当たり前じゃーーん、とか思うでしょ?でも親子でもこんなに似て。。。と思うほどですよ。

なんとか地元で進学して欲しい母親と、なんだかボケた義父に、お金はあるけど新しい生活が大事そうで協力してくれない実父に加えてヤク中アニキに囲まれてもう進学は絶望的かーーーと思える展開。ショーンのガールフレンドとランスの3人で直談判とばかりにスタンフォードに乗り込むんだけど、そこで受付嬢と*****になったランスは火事を起こして大学焼いちゃうし(この時消防士役でベン・スティラー(Ben Stiller)がカメオ出演してます)。でもこのアニキ・・ただヤク中でおバカなわけじゃなくて、とっても弟想いでいいヤツなの。ブリーフ姿なのに思わずじーんとしそうになる。乗り込んだ先で偶然にも憧れの教授に会うことが出来るショーン。でもこの時は本人だって知らなくて(スミマセン、確か)、この教授役にちょこっと特別出演のような形(no credit)で登場するのはケビン・クライン。知的で物静かで素敵〜な教授です。

物語はご想像の通りメデタシメデタシですけど、なんかちゃんちゃん!とは終わらせたくないような私の大好きな、“心ほのぼのにさせてくれる系”の作品でした。家族愛系弱いもんで^^;。(正直な話)あまり期待していなかった反動・・というのもあるかも知れないけど、小説家になりたい!と思う経緯とかそのシーンは、人生の目標ってふとしたきっかけで出会えたりするんだよね・・・なんてしみじみしちゃったりして。
しっかり青春ドタバタコメディもしっかり見せてくれてるので、しみじみより笑ってる方がもちろん多いですけど。返す返すも、日本劇場未公開なのが残念ですが、DVDレンタル版はあるので興味のある方はトライしてみてください

小作品ではありますが、往年のスターさん達も数多く出演しているようです。これってやっぱトムの顔でOKしてくれちゃったのかな〜なんてうがった見方してしまうくらいに。

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これだとけっこうノーマルな人に見えます。ジャック・ブラック

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でもいつもこんな感じ・・^^;

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Orange County
Directed by Jake Kasdan
Cast: Colin Hanks/Jack Black/Schuyler Fisk/John Lithgow/Chevy Chase
2002 AMERICA

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