2007/12/17 22:15
バンジージャンプする 浮気で本気な<韓国>
〜きっと、あなたは私を見つける〜
*****************
ある強い雨の日、大学生のインウ(イ・ビョンホン)は自分の傘に飛び込んできた女性に恋をした。一目惚れなど信じないはずの彼に突然訪れた恋。再び会いたいと送ったバス停でひたすら彼女を待つが彼女と会えることはなかった。そんなある日ついに彼女を見かけた。その彼女テヒ(イ・ウンジュ)は偶然にも同じ大学の学生だった。一途に彼女を想うインウとテヒはいつしか永遠の愛を誓う仲になっていく。しかし、必ず見送りに行くからと言った彼女が、インウが兵役のために旅立つ駅に現れることはなかった。
17年後、高校教師となって教壇に立っていたインウに、思いがけない再会の時が訪れる・・・・

***
ネタバレせずに書こうと思いましたが・・・バレます。
恋する二人の素朴なラブストーリーかな〜と思ったら、ラブ・ファンタジーでした。
一目惚れを信じていなかったインウが出会った、一目惚れの相手テヒ。この、インウを演じているイ・ビョンホンは、なんとも魅力的な眼を持った人だなぁ、と今回この映画を観て思った(もちろん私にとっては、ウソンのヒョンだけど)。大学生時代のダサダサのインウを見て、ホントに若い頃に撮った映画だと初めのうちは思っていたのだけど、一転して17年後の高校教師姿でくるっと黒板から画面に向かって振り向いた瞬間の驚き!一瞬にして(当たり前だが)、大人のイイ男になっていた。もちろん、髪型や服装もガラリと変わってはいるのだけど、全体からにじみ出る雰囲気が完全に大学生と教師で違っていた。
そう、とにかく眼がいっぱい演じ分けてるんでした。テヒにタバコをカッコよく吸う男の人が好き♪と言われて吸えないタバコをふかしていた頃と、悲しみに満ちて哀愁漂わせながらタバコを吸う姿とか。この映画はそのイ・ビョンホンの演技で持ってたような・・・
冒頭の
〜きっと、あなたは私を見つける〜
の言葉通り17年前駅に現れなかったテヒを見つけるインウなのですが、意外な形で。
そして、「俺は君を感じるんだ、どうしてわからないんだ!」と言って生徒のヒョンビン(ヨ・ヒョンス♂!)の胸で泣き崩れるインウ・・・・
う〜ん、生まれ変わりのお話だったんだ。”ホモ”疑惑が出てきた辺りからどーなるのかと思ったけども。再会したの・・テヒの生まれ変わりの男の子と。
多分ですね、途中のインウ・ホモ疑惑払拭のためかと思うんですけど、インウ、そんなにテヒを思い待ち焦がれてたのに、”結婚”して”娘”までいる役なんです。そこでちょっと純愛物語に疑問符がつくのですよね。。。妻もヒョンビンの彼女も何がどうなったのかわからないまま、二人だけの世界に浸っていったような終わり方がどうもしっくりしないまま終わってしまいました。それに、ヒョンビン自身の人生もね。彼は”テヒ”の精神に体を乗っ取られちゃったみたいで、インウ、お前が良ければ他はいいのかよーと言いたい衝動にものすご〜く駆られました(^^;)。でも・・・忘れたいと思って結婚してたのかもね・・(奥さん、それじゃ可哀想だわ〜)。そう、なんとなく愛情物語にしてあげたい気もするけど、スッキリとは行かない終わりだったのは素直な感想な作品でした。
タイトルの『バンジージャンプする』は、付き合いだした頃に行った渓谷で「ここから飛び降りたら死ぬかしら」みたいなことを言うテヒに、インウが「終わりじゃない」みたいなことを言ってました。始まり・・の意味なのかしらね〜。原題は、『バンジージャンプをする』でしたが。
とても好きなシーンは、国文科のインウに彫刻科(かな、美術系)のテヒが、する質問。
箸<チョッカラ>(젓가락)とスプーン<スッカラ>(숟가락)の両方とも同じ「ッ」なのに、箸は、ㅅ(シオッ)で、スプーンは、ㄷ(ティグッ)。どうして表記が違うのかしら?
と、聞くテヒに、インウは、箸は二本で挟むからㅅで、スプーンの形がㄷに似ているから
だって答えるんですが、その後「それは4年になったら習うんだ」なんて言い訳するシーンが微笑ましい&韓国語のことで、ほぉ〜となったんです。今度、韓国人の友人に聞いてみようか(笑)。でも、インウの答えもなんだか好きですね。

번지점프를 하다
감독(監督) : 김대승(キム・デスン)
출연(出演) : 이병헌(イ・ビョンホン)/이은주(イ・ウンジュ)
여현수(ヨ・ヒョンス)/이범수(イ・ボムス)
2001 韓国
イ・ボムスさんが、インウの悪友役(大学生)で出てました♪&『トンケ』でウソンのお父さんしてた、キム・ガプスさん特別出演してました♪
*****************
ある強い雨の日、大学生のインウ(イ・ビョンホン)は自分の傘に飛び込んできた女性に恋をした。一目惚れなど信じないはずの彼に突然訪れた恋。再び会いたいと送ったバス停でひたすら彼女を待つが彼女と会えることはなかった。そんなある日ついに彼女を見かけた。その彼女テヒ(イ・ウンジュ)は偶然にも同じ大学の学生だった。一途に彼女を想うインウとテヒはいつしか永遠の愛を誓う仲になっていく。しかし、必ず見送りに行くからと言った彼女が、インウが兵役のために旅立つ駅に現れることはなかった。
17年後、高校教師となって教壇に立っていたインウに、思いがけない再会の時が訪れる・・・・
***
ネタバレせずに書こうと思いましたが・・・バレます。
恋する二人の素朴なラブストーリーかな〜と思ったら、ラブ・ファンタジーでした。
一目惚れを信じていなかったインウが出会った、一目惚れの相手テヒ。この、インウを演じているイ・ビョンホンは、なんとも魅力的な眼を持った人だなぁ、と今回この映画を観て思った(もちろん私にとっては、ウソンのヒョンだけど)。大学生時代のダサダサのインウを見て、ホントに若い頃に撮った映画だと初めのうちは思っていたのだけど、一転して17年後の高校教師姿でくるっと黒板から画面に向かって振り向いた瞬間の驚き!一瞬にして(当たり前だが)、大人のイイ男になっていた。もちろん、髪型や服装もガラリと変わってはいるのだけど、全体からにじみ出る雰囲気が完全に大学生と教師で違っていた。
そう、とにかく眼がいっぱい演じ分けてるんでした。テヒにタバコをカッコよく吸う男の人が好き♪と言われて吸えないタバコをふかしていた頃と、悲しみに満ちて哀愁漂わせながらタバコを吸う姿とか。この映画はそのイ・ビョンホンの演技で持ってたような・・・
冒頭の
〜きっと、あなたは私を見つける〜
の言葉通り17年前駅に現れなかったテヒを見つけるインウなのですが、意外な形で。
そして、「俺は君を感じるんだ、どうしてわからないんだ!」と言って生徒のヒョンビン(ヨ・ヒョンス♂!)の胸で泣き崩れるインウ・・・・
う〜ん、生まれ変わりのお話だったんだ。”ホモ”疑惑が出てきた辺りからどーなるのかと思ったけども。再会したの・・テヒの生まれ変わりの男の子と。
多分ですね、途中のインウ・ホモ疑惑払拭のためかと思うんですけど、インウ、そんなにテヒを思い待ち焦がれてたのに、”結婚”して”娘”までいる役なんです。そこでちょっと純愛物語に疑問符がつくのですよね。。。妻もヒョンビンの彼女も何がどうなったのかわからないまま、二人だけの世界に浸っていったような終わり方がどうもしっくりしないまま終わってしまいました。それに、ヒョンビン自身の人生もね。彼は”テヒ”の精神に体を乗っ取られちゃったみたいで、インウ、お前が良ければ他はいいのかよーと言いたい衝動にものすご〜く駆られました(^^;)。でも・・・忘れたいと思って結婚してたのかもね・・(奥さん、それじゃ可哀想だわ〜)。そう、なんとなく愛情物語にしてあげたい気もするけど、スッキリとは行かない終わりだったのは素直な感想な作品でした。
タイトルの『バンジージャンプする』は、付き合いだした頃に行った渓谷で「ここから飛び降りたら死ぬかしら」みたいなことを言うテヒに、インウが「終わりじゃない」みたいなことを言ってました。始まり・・の意味なのかしらね〜。原題は、『バンジージャンプをする』でしたが。
とても好きなシーンは、国文科のインウに彫刻科(かな、美術系)のテヒが、する質問。
箸<チョッカラ>(젓가락)とスプーン<スッカラ>(숟가락)の両方とも同じ「ッ」なのに、箸は、ㅅ(シオッ)で、スプーンは、ㄷ(ティグッ)。どうして表記が違うのかしら?
と、聞くテヒに、インウは、箸は二本で挟むからㅅで、スプーンの形がㄷに似ているから
だって答えるんですが、その後「それは4年になったら習うんだ」なんて言い訳するシーンが微笑ましい&韓国語のことで、ほぉ〜となったんです。今度、韓国人の友人に聞いてみようか(笑)。でも、インウの答えもなんだか好きですね。
번지점프를 하다
감독(監督) : 김대승(キム・デスン)
출연(出演) : 이병헌(イ・ビョンホン)/이은주(イ・ウンジュ)
여현수(ヨ・ヒョンス)/이범수(イ・ボムス)
2001 韓国
イ・ボムスさんが、インウの悪友役(大学生)で出てました♪&『トンケ』でウソンのお父さんしてた、キム・ガプスさん特別出演してました♪
2007/12/10 22:45
オアシス 浮気で本気な<韓国>
人に薦められて、この映画を観たのですが・・・感想を書くのが非常に難しい。
***************************
ジョンドゥ(ソル・ギョング)は交通事故の過失致死の罪で服役していた刑務所を出所したばかりの男。家族(母、兄夫婦、弟)の家へと向かうが、既に引越しをしていて居場所がわからなかった。出所したばかりだというのに無銭飲食で連行された警察署へ弟が迎えに来たおかげで、やっと家族の住む場所へ辿り着く。数日後、被害者の家族へ謝罪に行った先で、被害者の娘で重度脳性麻痺であるコンジュ(ムン・ソリ)と出会う・・・・

***
ソル・ギョングの名前を知ったのは『力道山』だったので、そのイメージが強く、俄かに同じ人には見えません。聞けば、カメレオン俳優” さんだそうで、作品ごとに体重や風貌を変えて演じているのだとか。全くもって納得です。ウソンチャンがよく、「ソル・ギョング兄さんの演じる役を自分がやっても(俳優の持つキャラクターというものがあるから)
うまくいかないでしょう」と答えているのを聞きます。それで尚のこと、この俳優さんの名前を覚えたわけです。(そして、そうやって名前を出す位、尊敬する俳優さんなのだと思います。)ウソンチャンとは、『ユリョン(1999韓国)』で共演していますが、ソル・ギョングだとわかっているのに、顔が違う!表情まで全部変えてしまうかのような俳優さんです。この作品では、常に貧乏ゆすりをし、鼻水をすすり、一般社会から受け入れられない人間を演じています。
そして、コンジュ役のムン・ソリ。「ムン・ソリがすごいよ!」と言われてましたが・・・
正に鬼気迫る迫真の演技とはこういうことを言うのでしょう、という役者魂を見せてくれています。私はこの作品で彼女を知りましたが、観察力が素晴らしい。きっと、かなりの時間をリサーチに当てたのだろうと思わせます。本当に障害を持っているとしか思えない演技の中で、特に”足”が凄かった。ボランティアで障害のある方の旅行のお手伝いをさせていただいたことがあるのですが、その時の印象そのままを表現していました。
映画は、人が持っている偏見と未知なるものへの怖れ、それを超えようとする理屈ぬきの愛を描いているのではないかと思います。映像化したこと自体が凄い。。。
偏見の第一は、まずジョンドゥが出所して乾物屋さんのような所で豆腐を食べているシーン。お店の人はどうもタダであげている様子。これは、もしかしたら、韓国では出所した時に真っ白な豆腐のようにこれからは潔白に生きろという意味(と出所後の栄養補給) があるから、刑務所近くの店のおじさんが食べていいよ・・と言ってたのかも知れませんが、
やはり一般的に考えたら、勝手に人の店の豆腐食べちゃいけないですよね・・・。そんな所や無銭飲食しちゃうあたりからも、いわゆる「知恵おくれ」と呼ばれる人なのかしら・・とか思っちゃうんです。ちょっと常識から外れた行動をする人への怖れ。。。
間違いなく、町でこのような人を見かけたら・・・正直コワイと思う。
ジョンドゥは交通事故の過失致死罪で服役していて、それを含めて前科3犯だということが早々にわかる。その罪の中には強姦未遂もあったりする。この伏線があって、話が始まります。コンジュは過失致死させてしまった人の娘。出所後謝罪に訪れた被害者の家でコンジュと出会う。謝罪と言っても・・・コンジュの兄に「何しに来た」と問われると、
「悪いと思ったから」と、本当に悪いと思ってるのか、謝っているのにどこか悪びれた様子のないジョンドゥ。益々、不思議系だ。。。そして、その不思議系が次にコンジュの家に現れた時には、コンジュのことをかわいいと思って、と言って勝手に家に侵入してくる。ここに偏見の第二・・・どうしてコンジュと付き合いたいと思ったの?が私の中に現れます。重度脳性麻痺で意思の疎通もできなそうな、まして話もしてない人に対してなぜと。偏見・・・偏った考えは出来るだけなくそう・・・と常日頃思います。偏見というのは、知らないことへの勝手な思い込みだから、そうなる前によく知ろうとも思います。この映画は目をつぶって見ようとしていなかったことに気づかされます。そして、私の中にも、誰の心の中にも偏った考え方があるということも事実としてあることも。だからこそ、この映画の意味があるのでしょうね。
出会い方はどうであれ(どう、には色んな意味がある)、恋をするのに理屈はない。何を思っても、二人は恋をしていたのだから。。実際、二人のつき合いが深まっていくがごとにそのような”障害”のある二人には見えてこない。単に恋する二人の男と女だった。
だけど、周囲がそれを理解しない。”こんな”二人が恋愛するなどとは到底信じない。
「コンジュとはお姫様という意味ですね。 これからお姫様とお呼びします」
「では、あなたは将軍ね」
「コンジュはお姫様という意味」の後に、「姫というほどかわいくない」というセリフが
続きますが、それがなんとも愛がこもっている言い方なので、ジョンドゥという人を理解したいという気持ちになってくる。そして、なぜジョンドゥが将軍と呼ばれるのかというと、彼がコンジュに「俺の先祖は○○という将軍だったんだ」と話す所からなのですが、コンジュが「○○は将軍じゃなくて反逆者だった」と切り返すのです。
ジョンドゥは家にこもらざるを得ないでいたコンジュを外の世界へ連れ出し、
二人は本当に幸せそうでした。

だけど・・・・
やっぱり、家族の理解は得られない。
でも・・・家族は彼らを利用して生きている。もの凄く利用して生きている。
ただ・・ジョンドゥのような家族がいたら・・・やはり家族は大変だし・・・疎ましく
思うことを責められない気もする。
兄から何度も「大人になれ」と言われるが・・そもそも大人って何だ?と言った風で。
子供のまま体だけ大人になってしまったようなジョンドゥ。それだけに一途にコンジュを大切に愛する姿はまぶしいほどだった。
二人の純粋な愛が本当に可愛らしかったし、その分、周囲の冷たさと偏見に色んなことを考えさせられた。後半は胸が苦しくなってしまった。
それは事実だけど・・・・
ファンタジーの場面もあり、コンジュが突然すっくと立ち上がってペットボトルでジョンドゥの頭を叩いたり、歌い出したり。コンジュの部屋に飾ってあるオアシスの絵から象やインドの子供が飛び出してきて、二人と一緒に踊ったり・・・でも、現実は表情もこわばったままのコンジュで。コンジュの願いが空想のようになって現れているのかと思うと切ない気持ちで胸がいっぱいになりました。
何を言っても陳腐になってしまいますが・・・
それでも・・・美しい恋愛の物語なんですよね、真っ芯にあるものは。コンジュを心から愛するジョンドゥの思いやりが素晴らしい。
彼らのお互いを思う気持ちが彼らのオアシスだったのでしょうか。
そして・・・二人の役者のこれが演ずるということだ、という演技を見て欲しい作品です。
ああ、でもやはり思いを語るのが私のような拙い文章力しかない者には難しい。。。
申し訳ございません!

오아시스 Oasis
감독(監督):이창동(イ・チャンドン)
출연(出演):설경구(ソル・ギョング)/문소리(ムン・ソリ)
2002 韓国
私の文章ではあまりに拙いので・・イ・チャンドン監督のインタビューを載せますね。
イ・チャンドン監督のインタビュー
この二人は再共演だそうです。
『ペペーミント・キャンディー』も観なくてはと思う今日この頃です。
***************************
ジョンドゥ(ソル・ギョング)は交通事故の過失致死の罪で服役していた刑務所を出所したばかりの男。家族(母、兄夫婦、弟)の家へと向かうが、既に引越しをしていて居場所がわからなかった。出所したばかりだというのに無銭飲食で連行された警察署へ弟が迎えに来たおかげで、やっと家族の住む場所へ辿り着く。数日後、被害者の家族へ謝罪に行った先で、被害者の娘で重度脳性麻痺であるコンジュ(ムン・ソリ)と出会う・・・・
***
ソル・ギョングの名前を知ったのは『力道山』だったので、そのイメージが強く、俄かに同じ人には見えません。聞けば、カメレオン俳優” さんだそうで、作品ごとに体重や風貌を変えて演じているのだとか。全くもって納得です。ウソンチャンがよく、「ソル・ギョング兄さんの演じる役を自分がやっても(俳優の持つキャラクターというものがあるから)
うまくいかないでしょう」と答えているのを聞きます。それで尚のこと、この俳優さんの名前を覚えたわけです。(そして、そうやって名前を出す位、尊敬する俳優さんなのだと思います。)ウソンチャンとは、『ユリョン(1999韓国)』で共演していますが、ソル・ギョングだとわかっているのに、顔が違う!表情まで全部変えてしまうかのような俳優さんです。この作品では、常に貧乏ゆすりをし、鼻水をすすり、一般社会から受け入れられない人間を演じています。
そして、コンジュ役のムン・ソリ。「ムン・ソリがすごいよ!」と言われてましたが・・・
正に鬼気迫る迫真の演技とはこういうことを言うのでしょう、という役者魂を見せてくれています。私はこの作品で彼女を知りましたが、観察力が素晴らしい。きっと、かなりの時間をリサーチに当てたのだろうと思わせます。本当に障害を持っているとしか思えない演技の中で、特に”足”が凄かった。ボランティアで障害のある方の旅行のお手伝いをさせていただいたことがあるのですが、その時の印象そのままを表現していました。
映画は、人が持っている偏見と未知なるものへの怖れ、それを超えようとする理屈ぬきの愛を描いているのではないかと思います。映像化したこと自体が凄い。。。
偏見の第一は、まずジョンドゥが出所して乾物屋さんのような所で豆腐を食べているシーン。お店の人はどうもタダであげている様子。これは、もしかしたら、韓国では出所した時に真っ白な豆腐のようにこれからは潔白に生きろという意味(と出所後の栄養補給) があるから、刑務所近くの店のおじさんが食べていいよ・・と言ってたのかも知れませんが、
やはり一般的に考えたら、勝手に人の店の豆腐食べちゃいけないですよね・・・。そんな所や無銭飲食しちゃうあたりからも、いわゆる「知恵おくれ」と呼ばれる人なのかしら・・とか思っちゃうんです。ちょっと常識から外れた行動をする人への怖れ。。。
間違いなく、町でこのような人を見かけたら・・・正直コワイと思う。
ジョンドゥは交通事故の過失致死罪で服役していて、それを含めて前科3犯だということが早々にわかる。その罪の中には強姦未遂もあったりする。この伏線があって、話が始まります。コンジュは過失致死させてしまった人の娘。出所後謝罪に訪れた被害者の家でコンジュと出会う。謝罪と言っても・・・コンジュの兄に「何しに来た」と問われると、
「悪いと思ったから」と、本当に悪いと思ってるのか、謝っているのにどこか悪びれた様子のないジョンドゥ。益々、不思議系だ。。。そして、その不思議系が次にコンジュの家に現れた時には、コンジュのことをかわいいと思って、と言って勝手に家に侵入してくる。ここに偏見の第二・・・どうしてコンジュと付き合いたいと思ったの?が私の中に現れます。重度脳性麻痺で意思の疎通もできなそうな、まして話もしてない人に対してなぜと。偏見・・・偏った考えは出来るだけなくそう・・・と常日頃思います。偏見というのは、知らないことへの勝手な思い込みだから、そうなる前によく知ろうとも思います。この映画は目をつぶって見ようとしていなかったことに気づかされます。そして、私の中にも、誰の心の中にも偏った考え方があるということも事実としてあることも。だからこそ、この映画の意味があるのでしょうね。
出会い方はどうであれ(どう、には色んな意味がある)、恋をするのに理屈はない。何を思っても、二人は恋をしていたのだから。。実際、二人のつき合いが深まっていくがごとにそのような”障害”のある二人には見えてこない。単に恋する二人の男と女だった。
だけど、周囲がそれを理解しない。”こんな”二人が恋愛するなどとは到底信じない。
「コンジュとはお姫様という意味ですね。 これからお姫様とお呼びします」
「では、あなたは将軍ね」
「コンジュはお姫様という意味」の後に、「姫というほどかわいくない」というセリフが
続きますが、それがなんとも愛がこもっている言い方なので、ジョンドゥという人を理解したいという気持ちになってくる。そして、なぜジョンドゥが将軍と呼ばれるのかというと、彼がコンジュに「俺の先祖は○○という将軍だったんだ」と話す所からなのですが、コンジュが「○○は将軍じゃなくて反逆者だった」と切り返すのです。
ジョンドゥは家にこもらざるを得ないでいたコンジュを外の世界へ連れ出し、
二人は本当に幸せそうでした。
だけど・・・・
やっぱり、家族の理解は得られない。
でも・・・家族は彼らを利用して生きている。もの凄く利用して生きている。
ただ・・ジョンドゥのような家族がいたら・・・やはり家族は大変だし・・・疎ましく
思うことを責められない気もする。
兄から何度も「大人になれ」と言われるが・・そもそも大人って何だ?と言った風で。
子供のまま体だけ大人になってしまったようなジョンドゥ。それだけに一途にコンジュを大切に愛する姿はまぶしいほどだった。
二人の純粋な愛が本当に可愛らしかったし、その分、周囲の冷たさと偏見に色んなことを考えさせられた。後半は胸が苦しくなってしまった。
それは事実だけど・・・・
ファンタジーの場面もあり、コンジュが突然すっくと立ち上がってペットボトルでジョンドゥの頭を叩いたり、歌い出したり。コンジュの部屋に飾ってあるオアシスの絵から象やインドの子供が飛び出してきて、二人と一緒に踊ったり・・・でも、現実は表情もこわばったままのコンジュで。コンジュの願いが空想のようになって現れているのかと思うと切ない気持ちで胸がいっぱいになりました。
何を言っても陳腐になってしまいますが・・・
それでも・・・美しい恋愛の物語なんですよね、真っ芯にあるものは。コンジュを心から愛するジョンドゥの思いやりが素晴らしい。
彼らのお互いを思う気持ちが彼らのオアシスだったのでしょうか。
そして・・・二人の役者のこれが演ずるということだ、という演技を見て欲しい作品です。
ああ、でもやはり思いを語るのが私のような拙い文章力しかない者には難しい。。。
申し訳ございません!
오아시스 Oasis
감독(監督):이창동(イ・チャンドン)
출연(出演):설경구(ソル・ギョング)/문소리(ムン・ソリ)
2002 韓国
私の文章ではあまりに拙いので・・イ・チャンドン監督のインタビューを載せますね。
イ・チャンドン監督のインタビュー
この二人は再共演だそうです。
『ペペーミント・キャンディー』も観なくてはと思う今日この頃です。
2007/8/19 16:32
オー!ブラザーズ 浮気で本気な<韓国>
『イル・マーレ』で、イ・ジョンジェssiが気になる俳優さんになった後、彼がウソンチャンと
『太陽はない(테양은없다/1998/2004シネマコリア上映作品)』で共演以来の親友だと知り、ちょっと驚いた。(そして、今は一緒に衣料メーカー「FAB」を共同で設立するほど仲がよいのだ)大好きなウソンチャンの親友が気になる俳優さんになるなんて♪
なんか運命感じちゃうなぁ〜(←何にだよ-“- )

で、ジョンジェssiの映画をちょこちょこっと借りて観ています。
先週の日曜洋画劇場で『タイフーン』やってたの観て、渋い役もコメディも出来て、幅の
広い役者さんだーと改めて思ったのですが、今日のこの作品はコメディです。
でも、ホロリともさせてくれる、なんと言いましょうか、ハートウォーミング・コメディでございます。
*******************
サンウ(イ・ジョンジェ/이정재)は、興信所のカメラマン。ある日、幼い時に家を出た父親が借金を残したまま事故死してしまい、その借金を相続しなければならなくなる。子供の頃捨てられたという思いを忘れず、恨みに思っていた父親の借金をなんとか腹違いの弟に押し付けようと、弟ボング(イ・ボムス/이범수)を探し出す。ところが初めて会ったボングは、12歳だというのに早老症という奇病にかかっており、どうみても30代にしか見えないのであった。借金のためと言い聞かせてボングとの同居を始め、ボングの失踪した母親探しを始めるサンウだった・・・

***
韓国映画、まだまだビギナーの私はこの映画で初めてイ・ボムスssiという役者さんを知りましたが、かなりのカメレオン俳優さんで、その演技力には定評があるそう。
この映画もその評価に違わず、とても素晴らしい演技でした。
ボングの中身は12歳、でも見た目は30代。という難しい役どころをとても自然に演じていました。本当にこの人自身<そう>なんじゃないの?と思うくらい。
そして、イ・ジョンジェssi。カメラマンとは聞こえがいいがその実、浮気現場を撮影してはゆすりの材料にするような男で、『太陽はない』の時もちょっと小ズルイ詐欺を働いたりするような奴だったけど、こういうヤクザ役がなんとも良く似合う人なのだ。
なんとなく、こういう役のイメージが私には強いのだけど、実際は純朴な青年だったり、精悍な警官だったりの方が多いので、いかに印象に残ったかということかも。

やがてサンウはボングの人相の悪さ(そんなに悪くないけど)に目を付けスーツを着させて借金の取立てに連れて回るようになる・・・辺りからもの凄く面白くなってくる。
子供の無邪気さで言われた通りに振舞うのだけど、その無邪気さが反って取り立てられる側にとっては不気味以外の何者でもない。オールバックにしてコワ〜い顔して、いきなり注射(糖尿だからインシュリン)を目の前でされたら、やっぱ誤解してコワイ。
それだけでなく、30代の外見で思春期の男子の好奇心を全面に出されたら・・汗でしょ。
借金の取立てはそんなワケでボングのおかげでスムーズに進むようになると、サンウも
ボングをかわいがるようになり(ご都合主義でゲンキンなんですけど)、ボングも兄を助けて
あげることができて喜ぶようになってくるのが、今度はカワイイ。

すごく大好きな父親だったから、余計に父親を許せなく思っていたサンウだけど、ある父娘の和解の手助けをするうちに、父へのわだかまりも薄れてくる。
自分の知らない父親の話をボングがするのを初めは怒っていたのに(これはきっと嫉妬なんだと思う)、徐々にその話に耳を傾けていくようになる。
お父さんの最後のエピソードはちょっとうるうる・・とします。
笑いあり、涙あり、病気を暗く描かずに上手にストーリーに溶け込ませた秀作です。
技アリ!の二人の役者さんに拍手、拍手♪

このシーンがとってもかわいくて、おかしくて、じん、とします。

オー!ブラザーズ <오! 브라더스>
Directed by キム・ヨンファ(김용하)
Cast: イ・ジョンジェ(이정재)/イ・ボムス(이범수)
2003 韓国(한국)
『太陽はない(테양은없다/1998/2004シネマコリア上映作品)』で共演以来の親友だと知り、ちょっと驚いた。(そして、今は一緒に衣料メーカー「FAB」を共同で設立するほど仲がよいのだ)大好きなウソンチャンの親友が気になる俳優さんになるなんて♪
なんか運命感じちゃうなぁ〜(←何にだよ-“- )
で、ジョンジェssiの映画をちょこちょこっと借りて観ています。
先週の日曜洋画劇場で『タイフーン』やってたの観て、渋い役もコメディも出来て、幅の
広い役者さんだーと改めて思ったのですが、今日のこの作品はコメディです。
でも、ホロリともさせてくれる、なんと言いましょうか、ハートウォーミング・コメディでございます。
*******************
サンウ(イ・ジョンジェ/이정재)は、興信所のカメラマン。ある日、幼い時に家を出た父親が借金を残したまま事故死してしまい、その借金を相続しなければならなくなる。子供の頃捨てられたという思いを忘れず、恨みに思っていた父親の借金をなんとか腹違いの弟に押し付けようと、弟ボング(イ・ボムス/이범수)を探し出す。ところが初めて会ったボングは、12歳だというのに早老症という奇病にかかっており、どうみても30代にしか見えないのであった。借金のためと言い聞かせてボングとの同居を始め、ボングの失踪した母親探しを始めるサンウだった・・・
***
韓国映画、まだまだビギナーの私はこの映画で初めてイ・ボムスssiという役者さんを知りましたが、かなりのカメレオン俳優さんで、その演技力には定評があるそう。
この映画もその評価に違わず、とても素晴らしい演技でした。
ボングの中身は12歳、でも見た目は30代。という難しい役どころをとても自然に演じていました。本当にこの人自身<そう>なんじゃないの?と思うくらい。
そして、イ・ジョンジェssi。カメラマンとは聞こえがいいがその実、浮気現場を撮影してはゆすりの材料にするような男で、『太陽はない』の時もちょっと小ズルイ詐欺を働いたりするような奴だったけど、こういうヤクザ役がなんとも良く似合う人なのだ。
なんとなく、こういう役のイメージが私には強いのだけど、実際は純朴な青年だったり、精悍な警官だったりの方が多いので、いかに印象に残ったかということかも。
やがてサンウはボングの人相の悪さ(そんなに悪くないけど)に目を付けスーツを着させて借金の取立てに連れて回るようになる・・・辺りからもの凄く面白くなってくる。
子供の無邪気さで言われた通りに振舞うのだけど、その無邪気さが反って取り立てられる側にとっては不気味以外の何者でもない。オールバックにしてコワ〜い顔して、いきなり注射(糖尿だからインシュリン)を目の前でされたら、やっぱ誤解してコワイ。
それだけでなく、30代の外見で思春期の男子の好奇心を全面に出されたら・・汗でしょ。
借金の取立てはそんなワケでボングのおかげでスムーズに進むようになると、サンウも
ボングをかわいがるようになり(ご都合主義でゲンキンなんですけど)、ボングも兄を助けて
あげることができて喜ぶようになってくるのが、今度はカワイイ。
すごく大好きな父親だったから、余計に父親を許せなく思っていたサンウだけど、ある父娘の和解の手助けをするうちに、父へのわだかまりも薄れてくる。
自分の知らない父親の話をボングがするのを初めは怒っていたのに(これはきっと嫉妬なんだと思う)、徐々にその話に耳を傾けていくようになる。
お父さんの最後のエピソードはちょっとうるうる・・とします。
笑いあり、涙あり、病気を暗く描かずに上手にストーリーに溶け込ませた秀作です。
技アリ!の二人の役者さんに拍手、拍手♪
このシーンがとってもかわいくて、おかしくて、じん、とします。
オー!ブラザーズ <오! 브라더스>
Directed by キム・ヨンファ(김용하)
Cast: イ・ジョンジェ(이정재)/イ・ボムス(이범수)
2003 韓国(한국)
2007/4/5 21:49
純愛中毒 浮気で本気な<韓国>
『夏物語』を観にいったのは宣伝文句に、「『純愛中毒(原題/中毒)』以来イ・ビョンホンが選んだラブ・ストーリー」とあって、それを読む直前にちょうど『純愛中毒』を観ていたのが観に行ってみようか、という気にさせた理由でした。いや、特別ビョンビョンのファンということではないんですけど、アンテナに引っかかったというか。
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両親を早くに亡くし兄弟二人、いつも寄り添うように生きてきたホジン(イ・オル)とテジン(イ・ビョンホン)。家具作家のホジンは3年前にコンサート・プランナーとして活躍するウンス(イ・ミヨン)と結婚し、田園地帯の一軒家で弟テジンと3人仲良く幸せに暮らしていた。ところが、カーレーサーであるテジンはレース中の事故に遭う。しかし驚いたことに、その同じ時刻、弟のレース観戦に向かいタクシーに乗ったホジンも事故に遭ってしまう。二人とも昏睡状態のまま1年後、テジンの意識が奇跡的に戻る。が、自分はホジンだと言い張る。テジンを自宅に連れ帰ったウンスは、ホジンだと言うテジンにとまどうが、彼の行動は全くもって夫ホジンそのものだった。次第にウンスはテジンにホジンの魂が宿っていると確信するようになる・・・・
〜愛しい人を守るために兄の魂が弟に宿った−
二人は失われた愛の時間を取り戻すことができるのか〜

***
完全ネタバレです。結末を映画で観たい方、観た後でまた読んでください(^^)
映画の感想は賛否両論ありましょうが。私はかなりこの映画を楽しめました。
楽しむ、というのはちょっと表現が違うのかも知れないけど、純愛ミステリー(?)というカテゴライズされた作品としては上々だったと思います。
なにより、「愛」の持つパワーにある意味圧倒されました。
イ・ビョンホンの演技良かったです。ウンスが、姿はテジンだけどこの人の魂はホジンだと確信するあたりは、私も色々考えを巡らせつつも「この映画は魂が宿るとか、ホントにそっちの路線で進んでしまうの?」と思ってしまったくらいで。そう思ったけど、と書いたのでそうでないことはおわかりだとは思いますが、思わず信じてしまいそうになるくらいにビョンビョンの演技は良かったです。
それにしても、「愛」とは、時にはこれほどまでに狂気を起こさせるものなのか・・と。
こんなに愛されたらあなたは幸せ?それとも怖い?とてもひと言では言えない複雑さがあります。
ホジンは本当に本当に優しい夫で、ウンスはその庇護の中でこれ以上ないくらいの幸せの中で暮らしていたから、あの暮らしを取り戻せることができるなら、結局嘘と知ってもホジンと信じてテジンを受け入れることにしたのではないのかな、と思ったのですが。ただ、ホジンの魂が宿っていると信じた後に真実を知ることになるので、ラストで彼女はどんな心情でいたのか、どういう気持ちの設定をされていたのか、知りたい気がします。
難しいですねー。冷静に考えるとテジンの行動は本当に怖いから。
兄になり切るために、全てのクセや仕草を徹底的に真似て、それを妻に信じさせてしまったのだから、一体いつからそういうことを考えていたのか。いつから目覚めていて、この計画を実行しようとしていたのか----コワイ。
でもでも、これだけは突っ込ませて〜。ホジンと信じて愛し合うシーンがあります。こればっかりは、たとえ究極の推察で(同じ家に住んでいたのだから)、覗いていたとしても、真似できない・・というか気づくのではないだろうか。。もしわからなかったとしたら・・・うーん、その先は言えましぇーーん。

중독(中毒)
Directed by パク・ヨンフン(박영훈)
Cast: イ・ビョンホン(이병헌)/イ・ミヨン(이미연)/イ・オル(이얼)
2002 KOREA
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両親を早くに亡くし兄弟二人、いつも寄り添うように生きてきたホジン(イ・オル)とテジン(イ・ビョンホン)。家具作家のホジンは3年前にコンサート・プランナーとして活躍するウンス(イ・ミヨン)と結婚し、田園地帯の一軒家で弟テジンと3人仲良く幸せに暮らしていた。ところが、カーレーサーであるテジンはレース中の事故に遭う。しかし驚いたことに、その同じ時刻、弟のレース観戦に向かいタクシーに乗ったホジンも事故に遭ってしまう。二人とも昏睡状態のまま1年後、テジンの意識が奇跡的に戻る。が、自分はホジンだと言い張る。テジンを自宅に連れ帰ったウンスは、ホジンだと言うテジンにとまどうが、彼の行動は全くもって夫ホジンそのものだった。次第にウンスはテジンにホジンの魂が宿っていると確信するようになる・・・・
〜愛しい人を守るために兄の魂が弟に宿った−
二人は失われた愛の時間を取り戻すことができるのか〜
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完全ネタバレです。結末を映画で観たい方、観た後でまた読んでください(^^)
映画の感想は賛否両論ありましょうが。私はかなりこの映画を楽しめました。
楽しむ、というのはちょっと表現が違うのかも知れないけど、純愛ミステリー(?)というカテゴライズされた作品としては上々だったと思います。
なにより、「愛」の持つパワーにある意味圧倒されました。
イ・ビョンホンの演技良かったです。ウンスが、姿はテジンだけどこの人の魂はホジンだと確信するあたりは、私も色々考えを巡らせつつも「この映画は魂が宿るとか、ホントにそっちの路線で進んでしまうの?」と思ってしまったくらいで。そう思ったけど、と書いたのでそうでないことはおわかりだとは思いますが、思わず信じてしまいそうになるくらいにビョンビョンの演技は良かったです。
それにしても、「愛」とは、時にはこれほどまでに狂気を起こさせるものなのか・・と。
こんなに愛されたらあなたは幸せ?それとも怖い?とてもひと言では言えない複雑さがあります。
ホジンは本当に本当に優しい夫で、ウンスはその庇護の中でこれ以上ないくらいの幸せの中で暮らしていたから、あの暮らしを取り戻せることができるなら、結局嘘と知ってもホジンと信じてテジンを受け入れることにしたのではないのかな、と思ったのですが。ただ、ホジンの魂が宿っていると信じた後に真実を知ることになるので、ラストで彼女はどんな心情でいたのか、どういう気持ちの設定をされていたのか、知りたい気がします。
難しいですねー。冷静に考えるとテジンの行動は本当に怖いから。
兄になり切るために、全てのクセや仕草を徹底的に真似て、それを妻に信じさせてしまったのだから、一体いつからそういうことを考えていたのか。いつから目覚めていて、この計画を実行しようとしていたのか----コワイ。
でもでも、これだけは突っ込ませて〜。ホジンと信じて愛し合うシーンがあります。こればっかりは、たとえ究極の推察で(同じ家に住んでいたのだから)、覗いていたとしても、真似できない・・というか気づくのではないだろうか。。もしわからなかったとしたら・・・うーん、その先は言えましぇーーん。
중독(中毒)
Directed by パク・ヨンフン(박영훈)
Cast: イ・ビョンホン(이병헌)/イ・ミヨン(이미연)/イ・オル(이얼)
2002 KOREA
2007/1/16 0:22
イル・マーレ 浮気で本気な<韓国>
指も大分癒えてきまして・・日々人間の体ってすごーーい、と実感します。
さて、週末の韓国行きを控えてにわか韓国語勉強に拍車がかかってます。
会話CD聞いたりしながら、好きな映画を観続ける・・・というのを
やってて、今とってもお気に入りなのは『イル・マーレ』。
そうですねー、昨年キアヌ&サンドラでリメイクされた映画の
オリジナル版でんす。
『デイジー』を観まくっていた後に、ちょっとチョン・ジヒョンものも
観てみようかな〜、と何の前知識もなく借りたのがこの1品。
お話は荒唐無稽・・・ってほどでもないけど、2年の時間差を
ポストが繋ぐ、ってちょっと面白いストーリーなのと、
主演のイ・ジョンジェ(ウーチャンの親友なんですって!会社も一緒に
興してはりますのん)とチョン・ジヒョンのカップルが可愛らしくて
良いのです。満ち潮になると家の下まで潮が満ちてくる干潟に
建っている家もなかなかいい出来だし☆
なので、キアヌ&サンドラ・・むむむ年くいすぎじゃねーのか?
とか思いましたけど、あれはあれでうまくまとまってたですね。
ホントは原題も『THE LAKE HOUSE』でなく、『イル・マーレ』の
方がいいにょ〜ん、、と思ってたら、これは日本でのタイトル(?)の
ようですね〜。本国のタイトルでは『시월애』・・これじゃあ
さっぱりわかりませんが、漢字でタイトルがあって『時越愛』。
うーー中国の映画みたい(^^;)。でも意味わかる、みたいな。
『イル・マーレ』はイ・ジョンジェ扮するソンヒョンが、海の上に
建つ自分の家に付けた名前、"IL MARE"(海の家と訳されてますが単に海ですね)。
このタイトルは日本の変な邦題多しの中では秀逸なのでは。
『時越愛』より、この映画の重要な主役になっている「家」に焦点を
当てているところが私は大好きです。
ハリウッド版では、待ち合わせをする人気レストランの名前でしたけど、
どうもソウルに「イル・マーレ」なる有名なイタリアンの店があるらしい。
これが映画の影響なのかどうかは私には定かでないけど、超人気(&高級)
らしいので機会があれば一度行ってみたい気もする・・・・が
美味しいイタリアンなら日本にもたくさんあるから、ここはやはり
本場韓国料理三昧となりましょうぞ、今週末は。
さて、映画に話を戻して。もう一つこの映画でお気に入りなのは
なんと言っても犬の「コーラ」です。
韓国人の発音だと「コルラ」になるから、またなんとも響きがカワイイ。
そしてこのソンヒョンとウンジュ(チョン・ジヒョン)の2つの時空間に
存在するペットというにはあまりに人間ぽい家族。
これがハリウッド版ではメスなのにジャックなんて名付けられた
大型犬になっちゃって・・(ToT)。
まあ、まともに小型犬にしちゃったらおもろないんでひねったんか・・
と解釈できなくもないけど、ジャック。。あんまりかわいくなかったなぁ。
手紙のやりとりも多いので、画面に映った手紙の文字をじっくり
読んでみたり、二人の会話は平易で普段の会話なものなので、
勉強には結構もってこいかなーと思ってみてます。
やっぱり使う目的とかあると語学は励みになります〜〜〜。
さて、週末の韓国行きを控えてにわか韓国語勉強に拍車がかかってます。
会話CD聞いたりしながら、好きな映画を観続ける・・・というのを
やってて、今とってもお気に入りなのは『イル・マーレ』。
そうですねー、昨年キアヌ&サンドラでリメイクされた映画の
オリジナル版でんす。
『デイジー』を観まくっていた後に、ちょっとチョン・ジヒョンものも
観てみようかな〜、と何の前知識もなく借りたのがこの1品。
お話は荒唐無稽・・・ってほどでもないけど、2年の時間差を
ポストが繋ぐ、ってちょっと面白いストーリーなのと、
主演のイ・ジョンジェ(ウーチャンの親友なんですって!会社も一緒に
興してはりますのん)とチョン・ジヒョンのカップルが可愛らしくて
良いのです。満ち潮になると家の下まで潮が満ちてくる干潟に
建っている家もなかなかいい出来だし☆
なので、キアヌ&サンドラ・・むむむ年くいすぎじゃねーのか?
とか思いましたけど、あれはあれでうまくまとまってたですね。
ホントは原題も『THE LAKE HOUSE』でなく、『イル・マーレ』の
方がいいにょ〜ん、、と思ってたら、これは日本でのタイトル(?)の
ようですね〜。本国のタイトルでは『시월애』・・これじゃあ
さっぱりわかりませんが、漢字でタイトルがあって『時越愛』。
うーー中国の映画みたい(^^;)。でも意味わかる、みたいな。
『イル・マーレ』はイ・ジョンジェ扮するソンヒョンが、海の上に
建つ自分の家に付けた名前、"IL MARE"(海の家と訳されてますが単に海ですね)。
このタイトルは日本の変な邦題多しの中では秀逸なのでは。
『時越愛』より、この映画の重要な主役になっている「家」に焦点を
当てているところが私は大好きです。
ハリウッド版では、待ち合わせをする人気レストランの名前でしたけど、
どうもソウルに「イル・マーレ」なる有名なイタリアンの店があるらしい。
これが映画の影響なのかどうかは私には定かでないけど、超人気(&高級)
らしいので機会があれば一度行ってみたい気もする・・・・が
美味しいイタリアンなら日本にもたくさんあるから、ここはやはり
本場韓国料理三昧となりましょうぞ、今週末は。
さて、映画に話を戻して。もう一つこの映画でお気に入りなのは
なんと言っても犬の「コーラ」です。
韓国人の発音だと「コルラ」になるから、またなんとも響きがカワイイ。
そしてこのソンヒョンとウンジュ(チョン・ジヒョン)の2つの時空間に
存在するペットというにはあまりに人間ぽい家族。
これがハリウッド版ではメスなのにジャックなんて名付けられた
大型犬になっちゃって・・(ToT)。
まあ、まともに小型犬にしちゃったらおもろないんでひねったんか・・
と解釈できなくもないけど、ジャック。。あんまりかわいくなかったなぁ。
手紙のやりとりも多いので、画面に映った手紙の文字をじっくり
読んでみたり、二人の会話は平易で普段の会話なものなので、
勉強には結構もってこいかなーと思ってみてます。
やっぱり使う目的とかあると語学は励みになります〜〜〜。
