2005/8/18  10:14

『CHITTY CHITTY BANG BANG』 話  Work

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↑Times Squareのtktsの辺り。←Broadwayの当日チケットを格安で売っている所。


一昨日はNYで2度目のBroadway鑑賞♪

ラッシュチケット初購入!

ラッシュチケットとは当日チケットの事。
人気がある作品は出ないし、もともと出てないのもある。
各劇場のBOX OFFICEで売り出され、tktsで売られるものとは別。
今回観たのは

『 CHITTY CHITTY BANG BANG 』

曲は知ってるけど、観たことがなかった私…実は観たい作品Best 5に入っていた♪
日本ではチキチキバンバンって…言いますよね?
こちらではチリチリバンバンに聞こえます。
正確には“チティチティバンバン”なんだろうけど…。

話を戻して…
ラッシュチケットを扱っているかどうかも知らずとにかく行ってみた。
すると

「5時から出します」

との事。
空いた時間にもう一つBEST 5に入っているミュージカルもあるかどうか
聞きに行ってみる事にした。

『STOMP』

日本に行った事があったけど忙しくて観れなかった作品。
聞いてみると…残念ながらこちらはなかった。
でも毎週日曜日は一律$37(だったかな?)になるらしいからまたいつか日曜に♪

5時に戻ると10人ぐらい並んでたけどすぐに順番が来てチケットもすんなり買えた♪

なんと $100が$26.25!!

ラッシュチケットは手に入らないかも…というリスクはあるけど確かにとってもお得!!
席も後ろの方でど真ん中!
劇場が大きくないし、私は大体どんな舞台でも後ろの方で観るから大満足♪

マンハッタンでは夜遅くに子供を見かける事はほとんどないけど、家族連れがたくさん!
しかもこのTimes Squareで…と思うとこれもまた新鮮な感じ。
みんななんだか可愛いし♪

作品はすごくよかった!!
ストーリーはどことなく「BACK TO THE FUTURE」に重なる感じが。←大好きな映画♪
『オペラ座の怪人』を観た時にも思ったけれど装置・美術が本当に素晴らしい!!
子供向けの作品だから楽しい事が盛りだくさんで夢いっぱい☆
星空のシーンはプラネタリウムのような感じだしキラキラ花吹雪が客席中に舞うのもキレイ!
あ…これ以上はネタバレに(^▽^;)

Chitty Chitty Bang Bang !!←このチキチキバンバンが空を飛ぶんだけれど…本当に飛んだ飛んだ!
あれには驚いた!
本物の車なのに!
私も思わず子供のように喜んでしまった…
照明や装置がうまい具合に計算されていてからくりが全くわからない。
前5列ぐらいにいればわかったのかも。でもその辺まで飛んできてた。
素晴らしい!感服!!
あ…完璧ネタバレ(^▽^;)


ストーリー中には大人も笑えるようなコントのシーンがあったり
音楽と絶妙に合うダンスシーンがあったり、その舞台空間自体が夢の世界で
とにかく誰もが楽しめる作品だった。
日本に帰ったら子供達に作品を創ろうと、サウンドトラックCDもしっかり購入!


このミュージカルは是が非でも日本の子供たちに観せてあげたい!
ヒルトン・ホテルがスポンサーだから博品館辺りに呼んでくれたらいいのに…。


そうそう!
ホールでは子供のために席を高くするクッションが用意されていたり
ワインやビール、コーヒーの他に、ジュースやお菓子、綿菓子なども売られていたり
ショップにはチキチキバンバンの小さな模型や光るペンダントなど子供が喜ぶ物が売られていた。
それと…帰りは劇場前に相変わらずリムジンがズラッ!
そこに子供が乗り込んでいくのを見たりしても日本とはやっぱりかなり環境の違いがあるな…と。

私ももちろんリムジンで♪…と言いたい所だけど(; ̄ー ̄A
並びに吉牛を見つけて嬉しくなり、お持ち帰りにして夜の煌びやかなTimes Squareを
ブラブラ♪地下鉄で家路に着きました( ̄▽ ̄;)ゞ
それにしても…Times Squareのしかも劇場の並びに「吉牛」って…
よく考えたらすごい組み合わせ!
さすが!何でもアリのNYCだ(^▽^;)
味はまあまあ。量が多い気がするんだけど…気のせい?


    ( ̄▽ ̄*)ゞ


                            Read More こんな時間に更新する私…
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2005/8/14  18:42

踊ってみたい…かも。。。 話  Work

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↑最近のTimes Square(〃⌒ー⌒〃)

今日のNY、午後にいきなり雷雨!!!!
かなり激しかった…(x_x;)
バリバリバリーっ!!と言った数分後に消防車出動!
きっとどこかに落ちたんだぁ。。。


今日はセントラルパークのFreeコンサートに行く予定だった。
東京スカ・パラダイス・オーケストラが来てたみたい。
懐かしいな…『愛だろ、愛』
それはやらなかったかもしれないけれど…残念。。(T-T)

ここ何日か、NYはうだるような暑さ!!

「体感温度41℃になりそうです♪」

…って、ニコニコ言われても…。。。(´д`;)


先週、舞台を2つ観に行った。

『PILOBOLUS』

『Hubbard Street Dance Chicago』


両方ともJOYCE THEATRE。
今回もまたどんなカンパニーなのか前情報ナシで観に行った。

PILOBOLUS←『PILOBOLUS』はこのチラシの写真に誘われて観に行ったけれど、写真ほどインパクトはなかったかな。。
ただ、コンタクト・インプロ(?)のような感じで、お互いの力をうまく作用させて、リフトなどのパートナリングが繰り返されるのだけど、着地が滑らかと言うか、ずっと空中を歩いてるように見えるというか…なんだか不思議な時間の流れだった。

でも、メインは、布(幅広の紐??)が2枚天井から垂れていて、その布に身体をからめたり…
うまく説明できないけれど、昔“キダム”で観たような。。
NYに来てからこの類のパフォーマンスを観るのはもう3度目なんだけど…
もしかして流行っているのだろうか。
でも“アクロバット”がメインに見えてしまって作品と言うよりはサーカスのような感じ。
楽しめたけど、少しばかり期待はずれ。。

『Hubbard Street Dance Chicago』は、カンパニー名からもチラシからもいわゆる
Street Dance、もしくはJazz Danceなのかと思っていた…けれど…意外や意外!
コンテンポラリー作品もあってこちらはいい意味で期待を破ってくれた( ̄▽ ̄*)
様々なテイストの作品があって、楽しませてくれた♪
ダンサー同士の信頼感みたいなものが、NYで今まで観てきた作品の中で
一番感じられたカンパニーだった。
かと言って、自己満足には終わっていない。

今までも気に入ったカンパニーや良い作品はいっぱいあったけれど
NYに来て、初めて思った。

「このカンパニーの作品、踊ってみたい。」



    (^-^)




うわぁぁぁ〜…書いてる間にまた降ってきた!!!!!雷も!!!!(゚ロ゚ノ)ノ

2005/8/11  2:47

5分の診察 話  Life

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↑JFKのAir Trainから見たもくもく入道雲。 でも雨は降らなかったなぁ。。


昨日は膝の専門医の定期健診(?)で、経過を診てもらった。

あそこ全部が病院なのかな。。?  不思議な構造のビルだった。
入ると“Suite”と呼ばれる部屋がたくさんあって、私は“Suite 21”へ。
前回行ったのは違う場所(出向先?)で、しかもほとんど待たずに診てもらえたけど、
今回は1時間近く待ったかもしれないなぁ。。
で…肝心な診察は、やっぱり今日もたった5分Σ(`ロ´ノ)ノ
まぁ……確かにこのドクターに治療してもらうわけじゃないけれど。。
でも…診察費用、今日は$100。。。(´д`;) 保険サマサマ。。

結果は

「You can't dance yet.
 You need to take physical therapy for four more weeks.」


まだ踊れないのはわかっちゃいたけれど…さらに4週間か。。
改めて

「かなり重症だったんだよ。(英語)」

とも言われ、んんん…(x_x)
でも、ちょっと嬉しい台詞も!

「Soon.」

もうすぐ!
もうすぐ踊れるって!!
それは8月中じゃないけれど、もうすぐ踊れるって確かに言ってた!!!
今は筋肉強化の段階だと。。
リハビリ、がんばろ!!
モリモリ他の事を吸収しておこう!


そして今日はミッシェルのセラピー。
今日のセラピーはさらにバージョンアップ!!
筋肉ぷるぷるぷるぷる。。。
笑顔がステキなミッシェル…ちょっと鬼に見えたけど(; ̄ー ̄A
相変わらず冷房ガンガンの寒〜い部屋で、初めて汗をかきました。


その後はまたちょっとした旅に。。
今回はJFK空港の周りを走ってるAir Trainに乗ってみた。
今度、人を迎えに行かなくちゃならなくて、その下見がてら。←意外と心配性でして(^-^;)
JFKは今までに計3回使っているとは言え…
毎回、自分の事で精一杯だったから周りなんか見てないし( ̄▽ ̄;)
Air Trainの経路も知っておきたかった。

汚い地下鉄(Eライン)に揺られること30分弱。
Sutphin Blvd Archer AvでAir Trainに乗り換えると…

地下鉄からは想像できないほど

       キレイな電車に久々感動!!


ニューアーク空港の方のAir Trainもキレイだったけど
東京で言うゆりかもめみたいな感じかな。。
地下鉄 $2、Air Train $5はありがたい♪
タクシーだと、$45+チップ+ドライバーによっては有料道路代$4ぐらい。
私はさらに地下鉄が乗り放題のMetroCardだから、実質かかったのは$5のみ。

それにしても…無人運転はやっぱりちょっとドキドキする。


今日は天気も良かったから景色も良かった(^ ▽^)♪
それと、飛行場の周辺だから高い建物が無くて一段と空も広く感じた。
周辺には、お人形さんの家のような可愛い家がたくさん建っていた。

JALが着くターミナルへ行ってみると…とても懐かしい感じがした。
昨年、期待と不安で胸がいっぱいになりながら
大きなトランクを二つ転がしてそこに降り立った、
あの日の自分をまた思い出していた。


空港って…やっぱり“新たな出発の地”と言う感じがする。




    (⌒。⌒)



2005/8/9  2:22

忘暑Party♪ 話  Friends

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↑NYのひまわり♪
 日本のひまわりと変わりません( ̄▽ ̄*)ゞ
 蜂がちょうど蜜を吸いに来てました♪ ちょっと怖かったけど。。。(; ̄ー ̄A
 夏らしく、プロフィールの写真もこれにチェンジ♪


昨日は我が家で忘暑Party(^ ▽^)♪
ダンサー仲間や、その他、全部で10人集まって、かなり盛り上がった!!

初めは、私ともう1人7月生まれのダンサー仲間の誕生日Partyにしよう!
という事だったんだけど、思っていたよりもたくさんの人が集まったから
いっそのこと忘暑Partyにしてしまおう!!という事に♪

NYに来てからこういったHome Partyをする機会が多くなった。
X'mas Party、年越しParty、July4th Party 、誰かのお誕生日Party、帰国お別れParty
…などなど。。。
日本では…やっぱり飲み会とかになるかなぁ…。
アメリカでHome Partyは普通の事だから、というのもあるけれど、よく考えたら…

進んでいる道(Dancer道)が同じ!

みんなここでは独り者(*^m^)!!!



汗をダラダラ流しながら一緒に黙々と踊っている仲間たちと、普段は話さないような事を
じっくり話せたりしてとてもイイ時間だなぁ…と思う♪
息抜きにもなるし、情報交換もできるし。


私はほとんどの友達が久しぶりに会う感じだった。
なんだかそれだけでも私にとっては嬉しいこと♪
みんな膝の事を心配してくれていた。
私はフィジカル・セラピーの事をいろいろと話した。
誰かに何かあった時、思い出してくれたらいいなぁ…と思う。


忘暑Partyではあったけれど、プレゼントをもらってしまった♪
びっくりするやら嬉しいやら。。。
いつまで経っても誕生日を祝ってもらうと言うのは
嬉しいことだなぁ…と思った。

その中でも、日本の舞台で何度も一緒に踊っている長い付き合いの友達には
“温める機械”をもらった!

「もう一冬ここで過ごすmiuには必需品♪」

と言ってくれた彼女、なんていい仲間なんだ…。感謝。。。



そうそう、そう言えば…
メニューに“そうめん”があって、私は薬味に

・ネギ
・のり
・すりごま
・きゅうり
・いりたまご
・トマト


を用意したんだけど…トマトの売れ行きがよくなくて

「あれ?トマトって入れないの?」

って聞いてみたら

「入れたことな〜い。」

の声が多かった!!
これは…我が家特有の食べ方だったのか…。。。



    ( ̄▽ ̄;)




2005/8/5  21:30

理学療法 話  Work

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↑エンパイア・ステート・ビルの屋上からの眺め。
 
 昨日の写真は、北東方面
 真ん中のビルがクライスラー・ビルでイースト・リバーを挟んだ向こう側が
 ルーズベルト島クイーンズ
 クライスラー・ビルに隠れて見えている橋はクイーンズ・ボロ・ブリッジ
 
 今日の写真は、南方面
 ちょっと見にくいけれど、緑に光る橋が3本、上の方に見えます。
 右からブルックリン・ブリッジ、マンハッタン・ブリッジ、ウィリアムズバーグ・ブリッジ
 この3つの橋の頭文字をとって「B・M・W」と呼ばれているそうな(^-^〃)
 Y字に見える道はブロード・ウェイと5番街がクロスしている所。
 道のちょうど三角洲(?)にあたる所にはフラット・アイアン・ビルと言う
 とても平べったい三角のビルがある。一番薄い所で2m!!
 形がアイロンに似ているからFlatiron=アイロンと呼ばれるようになったらしい。 
 日本が日清・日露と、戦争への道を歩き始めてしまった間に建てられたこのビル。。
 もう103歳!!当時は世界一高いビルだったみたい。まだまだ健在。
 
 夜はこの無数の光に囲まれて“眠らない街NY”を確認することになる。
 でも、私は昼間に行くのも好き。
 マンハッタンの形がよくわかるし、ロウア・マンハッタンのビル群、碁盤の目の道
 セントラル・パーク、似ているけど各々個性のある橋、ごま粒のように見える人々
 イエローキャブがいっぱいで黄色い道。
 楽しみ方がたくさんあるから(〃⌒ー⌒〃)



セラピーに通い始めて2週間が経った。
週に2回ペースで、計5回。家では毎日1時間ほどかかる自主リハビリ。
基本的な治療の流れは同じだけれど、負荷がだんだん大きくなっていって
今日は筋肉がプルプルしてしまった(; ̄ー ̄A
そのハードさは、痛いとかそういう事ではなくて

“トレーニングしている”

と言う辛さ。
筋肉がプルプルしてくると、清原選手が故障してトレーニングしていた時の映像を
思い出す。
私はそういった映像を見るたびに

「あんなハードな事をして、また壊れたりしないのかな…」

と疑問に思っていたけれど、ちゃんと理にかなっているのだと、その必要性を実体験。
いわゆる“ケガ”の状況を抜け出たら、人一倍トレーニングしなくちゃいけないんだ
という感覚を初めて持った。
日本にいた頃はこんなに時間をかけて故障と向き合う時間を取らなかった。
踊りながら、ごまかしながら治していくような感じだったからなぁ。。。


今日は初回と同じように“角度”を測定した。
善くなって来てる…と漠然には感じていたけれど測ってみてその回復ぶりが
よくわかった。
伸びてるし、曲がってるし。←よくわからんなぁ…(;´▽`A

セラピーを受けているうちに、理学療法にとても興味を持っていた。
理学療法士は国家資格で、大学か短大や専門学校でも3年を卒業しないと
試験を受ける事すらできないらしい。
ちょっと調べたHPにPhysical Therapist(理学療法士)は“縁の下の力持ち”って
書いてあったけど、本当にそうだな…と感じる。
尊敬します。。

日本でもダンサーの間にもっと浸透してもいいような気がするけど…
私に縁がなかっただけなのかな??

私は理学療法士にはなら(れ?)ないけれど、ミッシェルのリハビリを受けていると
ダンサーとして、もっと身体の構造を知るべきなのだと反省する毎日です。
動ける時には、動けてしまうから疑問も持たない。

だからバレエの基本はやっぱり重要なんだなぁ…と感じた。
バレエの基本こそ、ちゃんと理にかなっていると思うから。

今更ながら、身体の構造をもっと知ってさらに無限大の可能性を追求していきたいと
今は強く思うのであります。


まだ踊れないと言う現実に不安を抱きつつも。。。



↓フラット・アイアンビル。
 撮った時、ちょうど彼女も治療中でした…(^▽^;)  ←勝手にLadyにしてみた!
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    p(^ー^)q




2005/8/4  17:18

蜷川さんの世界にどっぷり! 話  Work

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↑エンパイア・ステート・ビルからの夜景♪
 誕生日に何かしようと思い立ち、見てきました( ̄▽ ̄*)

先週の土曜日、待ちに待った

蜷川幸雄演出「Modern Noh Plays [近代能楽集]」 

を観てきた!!
蜷川さんの作品を観るのはこれで2回目。
海外で日本のものを見る事の不思議さと面白さにドキドキしながら観に行った。

ホールは、以前ダンスの公演を観た所。
その時は円形劇場になっていて、BOX席の4階がぐるっと一周オーケストラ♪という
なんともステキな空間が作り上げられていたけれど、今回はいわゆる“芝居小屋”に
様変わり!!
いろんな表情を持っていて、良いホールだなぁ。。。

作品は三島由紀夫の『近代能楽集』より「卒塔婆小町」「弱法師」


「卒塔婆小町」
幕が開いた瞬間、真っ赤な椿が咲き乱れる風景が目に飛び込んできた。
その咲き乱れ方に、私はおどろおどろしさとエロスを感じた。
その中で5組のカップルが、今の時代にもよく見られる「イチャイチャぶり」を
発揮しているから、さらにエロさは増す。
ところが…蜷川さんのキャスティングの狙いを知らなかった私は
すっかりそれがホンモノの男女だと思っていた!!!
実際は全員男性!!!!!
しっかり「してやられた」気分(≧▽≦;)
公園という設定でありながらも、どこか異次元さをも感じる世界だった。

主役の壌晴彦さん、素晴らしい役者さんだった。
99歳の老婆で浮浪者姿、みすぼらしい衣裳をまとい皺だらけのヨボヨボ
その外見は初めから終りまで変わらないまま“20歳の女性”をも演じるのだけれど
彼の演技、彼の喋り方、立ち振る舞い
それだけでちゃんと“素敵な女性”を演じきってしまう。
そう観る者に想像させるオーラがたまげた!!

この作品は壌さんのその芝居と、蜷川さんの世界独特の舞台演出とのコラボレーション
という感じがした。
詩人の役を演じた俳優さんが…私にはイマイチでちょっと残念。


「弱法師」
前作とは打って変わって、ものすごくシンプルな舞台。
裁判所の一室という設定で、バックに大きな窓が3つ。
その窓から差し込む光の色彩が、時間の流れを感じさせる。
初めから私はその窓の存在と光が気になっていたのだけれど、気がつけばそれが
このストーリーの中で最も重要な鍵になっていた。
主役の俊徳(藤原竜也)は盲目、空襲で親と別れてしまい、ある夫婦に拾われる。
15年かけて生みの親は彼を見つけ出し、彼を引き取りたいが、育ての親は手放さない。
なぜなら、彼は“狂気の人間”に成り果ててしまっているから。
彼が最後に自分の目で見た光景が、戦火とそれにもがき苦しんで死んでいく人々。
彼は真っ赤な夕映えの時がやって来ると、その光景を思い出す。
それが彼にとって全てで、何もかも信じないで生きてきた、というようなストーリー。

実は鷲尾真知子さん、かなり気になる役者さんの1人!
TVで見ていてその名脇役ぶりが私のツボにかなりはまっていたけれど
お芝居でもやっぱり良かった!!
夏木マリさん初め、その他3人の俳優さんもまた良かった。
主役の藤原竜也さん以外は、ほとんどアクションがない“台詞”のお芝居だったけど
様々な光景を想像させられて、芝居素人の私も彼らの貫禄さを感じた。
そして…藤原竜也さん。
若いが故に出てくる“まっすぐさ”なのか、全身全霊で、作品、役、芝居、舞台、客席…
全てに体当たりしてくる勢いのエネルギーがすごかった!
そしてそれを見抜いた蜷川さんがまたすごい人だと思った。

実は私…ちょっとミーハー的に(?)藤原竜也好き♪だったけど、彼の芝居を観るのは
初めてで、騒がれていたのを聞きながらも、舞台の彼には世間が騒ぐほどに
期待はしてなかった。
でも、そのエネルギーは見事でした。
これからどういう風に変わっていくかが楽しみな役者さん。
力だけでは現せない部分をどうやって成長させていくのか…


どちらの作品もテーマは
“目に見える物が全てではなく、心の目で見る事こそがより真実に近い”
という事だろうと私は捉えた。
三島由紀夫、または、蜷川さんが、この作品を通して訴えたい事は
現代に欠けつつある事で、私もまたその中にいるのかもしれない…と感じた。


観終わった時は、正直言って全く“勉強不足”のまま観に行ってしまったなぁ…
と思っていた。
三島由紀夫の事もそうだし、作品についてもそう。
でも、それでよかったのかもしれないと思った。
わからないから考えるし、想像するし、事実を知ろうとするし。
芝居はほとんど観る機会がないけれど、同じ舞台に立つ人間として学ばされる事は
たくさんあると感じた。



    (^-^〃)

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