2008/7/14  8:56

CRC歌舞伎観賞会:義経千本桜をみて  分類なし

つい先日サミットが閉幕しました。私たち人類が築きあげてきた文明は今、大きな転機を迎え、新しいルールづくりに向けての先進国首脳会議でもありました。しかし私たちは、未だ人間中心の競争原理の延長に固執している限り、人間がもっとも人間らしく生きられる、本質のテーマが浮き彫りになることはありえない。文明の大転換期の新しいルールづくりこそ、人工化した人間が見失いかけている、見えない世界、個々の命の役割、こころの様相の在り方、真の幸福の探求を[自然との共生]をテーマにして世界が一つになる。そのテーマを大本題としての経済であり、環境問題であることを、声を大にして世界に発信していかなければならない。世界を仰天させる新世紀ルールがこの日本から発信されなければ、地球の崩壊をくい止めることは難しい。それだけ日本という国には古来から伝統文化を通じて世界を目覚めさせるキーワードが多く隠されている。国民の7〜8割りがうつ病かげんである。と言われている昨今、人々がもがき苦しみながらも、目覚めなければならない使命が、私たちにあるのではないかと感じている。それゆえ、この時期の日本でのサミットには、とてつもなく大きな役割があったはずです。何故ならば、世界に類のないバランスの取れた先進国でありながら、[自然との共生文化]が古来から日本には強く根づいているのです。その伝統文化芸術作品の一つが、11日アカデミーの仲間で鑑賞した歌舞伎[義経千本桜]でした。欧米の民話ではほとんどありえない、動物が神のようになって、人間を救ったり、日本人がもっとも愛している桜の木にキツネが変身したりすることです。人も自然も動物も命の価値は平等であり、全ての命に神が宿っているという日本人の自然観。鶴の恩返しや、花咲か爺さんにも見られるように、動物や自然の霊力を尊ぶという文化が日本には古来から根づよく残っております。西欧では動物が人間を超えて、何者かに美しく化けるというような民話は、ほとんどなく、赤頭巾のオオカミや、カフカの「変身」における虫けらなどのように、動物と人間との間の隔絶感や、人間中心の優越感が見え隠れしている物語が多いのです。そのような社会の行き着く先には、自然との調和の乱れによる、個々の感情の暴走、人間不信・・・。あらゆる命の役割とは、人間の生み出したエゴに従うことではなく、シンプルであるがまま、慈愛に満ちた自然の掟に従うこと。文明はどうやら、人間の心を不自然に隔絶し、自然の感情を封じ込めてしまったようです。歌舞伎の中で特に注目したのは、喜怒哀楽の一節一節の表現の優美さ、言葉の裏に隠された心の様相を、形にはめ、もっともそのものらしく全身全霊で演じ切る。それは、天から授かったあらゆる命の表現に対する最大の敬意であり、命の躍動感を封じ込め、感謝や感動で心を震るわせることさえ見失った現代人には、ハタ!と気づかされることばかりでした。
初の歌舞伎研修でしたが、素晴らしい芸術作品鑑賞に心から感謝致します。
(投稿記事・あかもん)




2008/7/13 10:36
投稿者:夏草-

先日の国立劇場での歌舞伎教室は、事前に講座の中で勉強していったので、とても分かりやすく面白く見れました。有難うございました。過去に歌舞伎座で居眠りしたのが、悔しく思えました。また、「めりやす・だんまり・差し金」などは歌舞伎の言葉なんですね。神田神保町のすずらん通りに「六法」という寿司屋がありますが、手足を同時に振り出して歩く芸から取った名前かもしれませんね。今回でCRCの会も最後になりますが、講座の中で俳句、川柳、武家社会の歴史など図書館の本を何冊も読み、大変勉強になりました。またの新しい企画を期待しています。

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2008/7/14  0:02

東京の灯よ  分類なし

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