2005/12/25 21:45
包帯 分類なし
クリスマスになると、時折、中学1年生のときに出場した空手道選手権大会のことを思い出します。僕は2回戦で足を負傷し、右足首に包帯を巻いてもらったのです。休憩時間中、師範は深刻な顔をしてこう言いました。
「次の対戦相手は蹴り技の名人だ。おそらく、包帯を巻いた足を執拗に狙ってくるだろう。だから、包帯を逆の足に巻き替えろ。健康な足なら、打たれてもどうにか耐えられる」
僕は師範の言う通り、湿布している包帯を逆の足に巻き替えたのです。今回の対戦相手は優勝候補で、小学生のときから何度も全国優勝している強豪です。審判員の「始め!」という合図とともに、予想した通り、彼の強烈な連続回し蹴りが飛んできました。
なんと、彼は包帯を巻いた足は狙わず、逆の足を狙っているのです。僕は「なぜだ」と心の中で叫びました。彼の長い足はついに僕がケガした足首を捕らえました。ビシッという鈍い音がして激痛が走り、顔がゆがみます。もう苦しくてダウン寸前でしたが、気力を振り絞って左右の腕だけで闘いました。もう、ボクシングのように手で攻撃とガードをするしかないのです。
すると、信じられないことが起きました。なんと対戦相手は「足だ。足を狙え」という相手師範のアドバイスを無視し、蹴り技を一切やめて、腕だけで闘ってくれたのです。「何やってんだ!早く沈めてしまえ」という先輩のヤジも聞かず、まったくこちらと同じ条件で闘ったのでした。やがて、正拳が胸に2発当たり、最後に強烈な裏拳をよけきれず僕はその場に倒れました。
僕は試合後、一言でも彼と話をしたくて控え室に行きました。僕が「なぜ、足技を使わなかったの?」と質問すると、「君、包帯を逆の足に巻いていたでしょう?ケガしていないほうを攻撃したのに、本当は包帯していない足を痛めていたんだね。蹴っていてすぐわかったよ。やっぱり、相手の弱いところを攻撃して勝つのは武道じゃないと思う。そうまでして勝ちたくないもん。結果は勝ちでも、僕の心が嬉しくないから。ところで、足は大丈夫?蹴ってしまって本当にごめんね。痛かったでしょう?」とその部分を撫でながら言いました。
僕は負けたにも関わらず、悔しさより、どこかすがすがしい気分になりました。彼も上達するまでには何度も足を蹴られ、他人の痛みを肌で感じることができたんだと思います。1回戦で負けた友人のゴマ君といっしょに帰ると、外はすっかり雪景色でした。
しばらく歩くと、駅近くのケーキ屋から袈裟を着たお坊さんが出てきて、大きなクリスマスケーキとプレゼントを手に持っていました。ゴマ君は大笑いしながら「アハハ、坊主がケーキだってよ。仏教徒でもクリスマスやるんだな。子供にサンタが来なかったらかわいそうだもんな」と言いました。僕も思わず笑ってしまいました。
あのとき対戦した空手選手の行方は、それっきりわからなくなりましたが、今でも、きっと思いやりのあるステキなお父さんになっていると確信しています。
「次の対戦相手は蹴り技の名人だ。おそらく、包帯を巻いた足を執拗に狙ってくるだろう。だから、包帯を逆の足に巻き替えろ。健康な足なら、打たれてもどうにか耐えられる」
僕は師範の言う通り、湿布している包帯を逆の足に巻き替えたのです。今回の対戦相手は優勝候補で、小学生のときから何度も全国優勝している強豪です。審判員の「始め!」という合図とともに、予想した通り、彼の強烈な連続回し蹴りが飛んできました。
なんと、彼は包帯を巻いた足は狙わず、逆の足を狙っているのです。僕は「なぜだ」と心の中で叫びました。彼の長い足はついに僕がケガした足首を捕らえました。ビシッという鈍い音がして激痛が走り、顔がゆがみます。もう苦しくてダウン寸前でしたが、気力を振り絞って左右の腕だけで闘いました。もう、ボクシングのように手で攻撃とガードをするしかないのです。
すると、信じられないことが起きました。なんと対戦相手は「足だ。足を狙え」という相手師範のアドバイスを無視し、蹴り技を一切やめて、腕だけで闘ってくれたのです。「何やってんだ!早く沈めてしまえ」という先輩のヤジも聞かず、まったくこちらと同じ条件で闘ったのでした。やがて、正拳が胸に2発当たり、最後に強烈な裏拳をよけきれず僕はその場に倒れました。
僕は試合後、一言でも彼と話をしたくて控え室に行きました。僕が「なぜ、足技を使わなかったの?」と質問すると、「君、包帯を逆の足に巻いていたでしょう?ケガしていないほうを攻撃したのに、本当は包帯していない足を痛めていたんだね。蹴っていてすぐわかったよ。やっぱり、相手の弱いところを攻撃して勝つのは武道じゃないと思う。そうまでして勝ちたくないもん。結果は勝ちでも、僕の心が嬉しくないから。ところで、足は大丈夫?蹴ってしまって本当にごめんね。痛かったでしょう?」とその部分を撫でながら言いました。
僕は負けたにも関わらず、悔しさより、どこかすがすがしい気分になりました。彼も上達するまでには何度も足を蹴られ、他人の痛みを肌で感じることができたんだと思います。1回戦で負けた友人のゴマ君といっしょに帰ると、外はすっかり雪景色でした。
しばらく歩くと、駅近くのケーキ屋から袈裟を着たお坊さんが出てきて、大きなクリスマスケーキとプレゼントを手に持っていました。ゴマ君は大笑いしながら「アハハ、坊主がケーキだってよ。仏教徒でもクリスマスやるんだな。子供にサンタが来なかったらかわいそうだもんな」と言いました。僕も思わず笑ってしまいました。
あのとき対戦した空手選手の行方は、それっきりわからなくなりましたが、今でも、きっと思いやりのあるステキなお父さんになっていると確信しています。
2005/12/17 23:03
愛しすぎる 分類なし
全国で児童が誘拐される事件が続き、その影響でうちの町内会でも、登下校時に大人が通学路に立って見張るという当番が回ってきました。1時間も立っていると、いろんな人が犬を散歩させて歩いてきます。犬種はわかりませんが、黒いテリアの一種が僕と目が合った瞬間に近づいてきたのですが、背中、頭など、かなりの部分が脱毛していました。
飼い主は40代の男性で、軽く会釈した後、「抜け毛、ひどいでしょう?本人も悩んでいると思います。姉歯のようにかつらというわけにもいかないから」と笑ったので、僕は「このワンちゃんも、何かストレスを抱えているんですか?」と聞いたら、彼は立ち止まり、次のように話し始めました。
「うちのベルちゃんがこうなったのは、妻のせいなんです。子供がいない妻は、ベルちゃんを溺愛しましてねえ。朝から晩まで抱いているし、トイレもお風呂もいっしょ。今日はたまたま妻が風邪をひいているから、僕が代わりに散歩していて・・・。抜け毛は、妻がベルちゃんを愛しすぎたから起きたんです」
このとき、僕は犬も人間もまったくいっしょなんだなと感じました。友人の奥様は歯みがきまで手伝った後、いっしょに入浴してオチンチンまで洗い、朝は靴下を毎日履かせてくれて、もちろん休日の外出は禁止。仕事で遅くなれば、数分おきに電話をかけてくるそうです。彼はベルちゃんと同じ円形脱毛症になってしまい、「もう妻に愛されることに疲れた。別居したい」と決心して2年別居した後、離婚しました。
本当に愛しているなら距離をおいたり、愛に休日を与えるのも大事です。会社でも週休二日制が浸透しているのですから、愛にも休日を設けないと、相手はきっといつか逃げてゆくでしょう。
最後に「愛しすぎることは形を変えた虐待だ」とベルちゃんを連れていたおじさんが言っていましたが、脱毛は「もう、しばらくは愛さないでくれ」と無言のサインを送ったのだと思います。愛するのが下手な女性は加減を知りません。加減を知ってこそ、恋愛はうまくゆくのではないでしょうか?
飼い主は40代の男性で、軽く会釈した後、「抜け毛、ひどいでしょう?本人も悩んでいると思います。姉歯のようにかつらというわけにもいかないから」と笑ったので、僕は「このワンちゃんも、何かストレスを抱えているんですか?」と聞いたら、彼は立ち止まり、次のように話し始めました。
「うちのベルちゃんがこうなったのは、妻のせいなんです。子供がいない妻は、ベルちゃんを溺愛しましてねえ。朝から晩まで抱いているし、トイレもお風呂もいっしょ。今日はたまたま妻が風邪をひいているから、僕が代わりに散歩していて・・・。抜け毛は、妻がベルちゃんを愛しすぎたから起きたんです」
このとき、僕は犬も人間もまったくいっしょなんだなと感じました。友人の奥様は歯みがきまで手伝った後、いっしょに入浴してオチンチンまで洗い、朝は靴下を毎日履かせてくれて、もちろん休日の外出は禁止。仕事で遅くなれば、数分おきに電話をかけてくるそうです。彼はベルちゃんと同じ円形脱毛症になってしまい、「もう妻に愛されることに疲れた。別居したい」と決心して2年別居した後、離婚しました。
本当に愛しているなら距離をおいたり、愛に休日を与えるのも大事です。会社でも週休二日制が浸透しているのですから、愛にも休日を設けないと、相手はきっといつか逃げてゆくでしょう。
最後に「愛しすぎることは形を変えた虐待だ」とベルちゃんを連れていたおじさんが言っていましたが、脱毛は「もう、しばらくは愛さないでくれ」と無言のサインを送ったのだと思います。愛するのが下手な女性は加減を知りません。加減を知ってこそ、恋愛はうまくゆくのではないでしょうか?
2005/12/10 1:56
電波女 分類なし
新京成電鉄に乗っていた時のこのです。若い女性が、僕の隣に座っていました。しばらくすると彼女は、僕に向かって真剣な顔をしながら、「電波はきましたか?」と質問しました。僕は一瞬、視線を合わせましたが、ちょっと恐くなって無視しました。顔はどちらかというと美人のほうで、年齢は20代前半くらい。
見た目はまったく普通の感じがします。つまり、人相学的にはまったくの正常人です。数秒後、再び「電波はきましたか?」と聞きます。その後も、何度も同じ質問を繰り返すので、イライラした僕はつい「きたよ!」と言ってしまいました。女性は瞳を輝かせ、「周波数は?」と聞いてきたので、適当に「78メガヘルツ」と答えたのです。すると急に笑顔なり、「ああ、やっと通じ合える人に巡り会ったのですね。わかってくれて、とてもうれしい」と涙ぐんでいました。
さて、僕は電車を降りようと立ち上がると、彼女も立ち上がります。それから、電車中に響く大きな声で、「せっかく出会えたのですから、ご一緒してよろしいかしら。今日は泊まりがけで朝までお話ししましょう。もうご存じだと思いますが、私は今まで何百人という男性に声をかけたの。でも、周波数まで答えてくれる人は誰もいなかった。同じ仲間と巡り会えて感激したんですよ」と言いました。
そしていよいよ電車のドアが開きました。僕はぎりぎりまで何食わぬ顔で車内にとどまり、ドアが閉まる寸前に降りたのです。彼女も一緒に降りようと思いましたが間に合わず、悔しくてドアをガンガン叩きながらこちらを見ていました。もし、いっしょの駅に降りてしまったら、どのようにつきまとわれたでしょう。想像もできません。
人相学を駆使しても、性格異常の人はなかなか見抜けません。会話しても短い時間では、到底見抜けない。これが表情も筆跡も見られないメールだともっと見抜けないでしょう。要するに正常と異常という、明確な定義のない問題に関わることを見た目だけで判断するのは至難の業なのです。女児をめった刺しにするような変質者でも、世の中に紛れて普通の人として生きているはずです。だから捕まらないのです。とにかく、今回は女に来た電波が「隣人を刺しなさい」ではなくて本当によかったと思いました。
人間同士、あまり相手に対して警戒心を持ったら親密にはなれませんが、かといって警戒を無にしてしまうと、身に危険が及ぶこともあるでしょう。初対面の人間関係はどこで警戒心の線引きしたらいいのか、非常に難しい問題だと思いました。
見た目はまったく普通の感じがします。つまり、人相学的にはまったくの正常人です。数秒後、再び「電波はきましたか?」と聞きます。その後も、何度も同じ質問を繰り返すので、イライラした僕はつい「きたよ!」と言ってしまいました。女性は瞳を輝かせ、「周波数は?」と聞いてきたので、適当に「78メガヘルツ」と答えたのです。すると急に笑顔なり、「ああ、やっと通じ合える人に巡り会ったのですね。わかってくれて、とてもうれしい」と涙ぐんでいました。
さて、僕は電車を降りようと立ち上がると、彼女も立ち上がります。それから、電車中に響く大きな声で、「せっかく出会えたのですから、ご一緒してよろしいかしら。今日は泊まりがけで朝までお話ししましょう。もうご存じだと思いますが、私は今まで何百人という男性に声をかけたの。でも、周波数まで答えてくれる人は誰もいなかった。同じ仲間と巡り会えて感激したんですよ」と言いました。
そしていよいよ電車のドアが開きました。僕はぎりぎりまで何食わぬ顔で車内にとどまり、ドアが閉まる寸前に降りたのです。彼女も一緒に降りようと思いましたが間に合わず、悔しくてドアをガンガン叩きながらこちらを見ていました。もし、いっしょの駅に降りてしまったら、どのようにつきまとわれたでしょう。想像もできません。
人相学を駆使しても、性格異常の人はなかなか見抜けません。会話しても短い時間では、到底見抜けない。これが表情も筆跡も見られないメールだともっと見抜けないでしょう。要するに正常と異常という、明確な定義のない問題に関わることを見た目だけで判断するのは至難の業なのです。女児をめった刺しにするような変質者でも、世の中に紛れて普通の人として生きているはずです。だから捕まらないのです。とにかく、今回は女に来た電波が「隣人を刺しなさい」ではなくて本当によかったと思いました。
人間同士、あまり相手に対して警戒心を持ったら親密にはなれませんが、かといって警戒を無にしてしまうと、身に危険が及ぶこともあるでしょう。初対面の人間関係はどこで警戒心の線引きしたらいいのか、非常に難しい問題だと思いました。
2005/12/2 22:40
鬼の目にも涙 分類なし
最近、妹から電話があり、「お母さんが毎晩のように泣いている」というのです。僕はめったに泣かない母に、どんなストレスがあるのかと不思議に思って聞くと、「お兄ちゃんが死ぬんじゃないかと思っているみたい。それに、『母親らしいことを何もしてあげられなかった』と言いながらシクシク泣いている」と言いました。そういえば、先日、耳下腺腫瘍と心臓病になったことを電話で母に話したのですが、その後は体調もよいので、話したことをすっかり忘れていました。
それにしても、母が僕のために泣いてくれるなんて、初めてのことなのですごく嬉しかったです。「鬼の目にも涙」という表現が一番当てはまるでしょうか。
僕が5歳くらいのとき、大事なお客さんに母が出したお菓子のケースに生きたカブトムシを入れるいたずらをしたことがあります。お客さんは嫌な顔をしたので、僕は大笑いしました。客がいるうちは母も笑っていたのですが、その人が帰ると笑顔が急に消え、般若の面のように怒っているではありませんか。
僕はトイレに引きずられ、「おまえなんか死ね!生まれてこなければよかったんだ」と叫び、便器の前に逆さづりにされました。僕は何度も「ごめんなさい」と謝ったのですが、その瞬間に母が持っていた靴下が脱げて、トカゲがしっぽを切るように真っ逆さまにくみ取り式トイレの便槽に頭から落ちました。
僕は泳げないので糞尿に溺れました。生まれて初めて味わう死への恐怖だったと思います。トイレの中は細菌が分解する発酵熱で、お風呂のように熱いんです。はい上がろうとしても滑り、ウジ虫が僕の手や顔に、たくさん付着してはうごめいています。
このとき、周りが明るくなり、全裸で外のくみ取り口からトイレの中に入ってきたのは父でした。大きく力強い手で支えられ、僕は助け出されたのです。うらめしそうににらむ僕に対して、母は「わざとやったんじゃないよ。間違って落としたんだ」と言うので、僕は抱きしめてもらいたくて、母の胸に飛び込もうと走ったら、必死の形相で悲鳴を上げながら庭中を逃げ回りました。汚い僕を避けるあの嫌悪の視線を今でも鮮明に覚えています。
それから、思春期までトイレに落ちる悪夢で目が覚めました。トイレに落とされた日から母を受け入れられなくなり、そこから確執のきっかっけが始まったような気がします。しかし、母が泣いてくれたという事実で、もうすべてを忘れようと決めました。
今回の件で、病気はすべてがマイナスではないと感じました。人の優しさに触れることができるし、親子の確執が終わることもあります。病気に悩んでいたら、思いがけない幸福感を得ることができて、これが人生のすばらしさだなと実感しました。これからは、気弱になった母にいろんな親孝行をしてあげようと思います。
それにしても、母が僕のために泣いてくれるなんて、初めてのことなのですごく嬉しかったです。「鬼の目にも涙」という表現が一番当てはまるでしょうか。
僕が5歳くらいのとき、大事なお客さんに母が出したお菓子のケースに生きたカブトムシを入れるいたずらをしたことがあります。お客さんは嫌な顔をしたので、僕は大笑いしました。客がいるうちは母も笑っていたのですが、その人が帰ると笑顔が急に消え、般若の面のように怒っているではありませんか。
僕はトイレに引きずられ、「おまえなんか死ね!生まれてこなければよかったんだ」と叫び、便器の前に逆さづりにされました。僕は何度も「ごめんなさい」と謝ったのですが、その瞬間に母が持っていた靴下が脱げて、トカゲがしっぽを切るように真っ逆さまにくみ取り式トイレの便槽に頭から落ちました。
僕は泳げないので糞尿に溺れました。生まれて初めて味わう死への恐怖だったと思います。トイレの中は細菌が分解する発酵熱で、お風呂のように熱いんです。はい上がろうとしても滑り、ウジ虫が僕の手や顔に、たくさん付着してはうごめいています。
このとき、周りが明るくなり、全裸で外のくみ取り口からトイレの中に入ってきたのは父でした。大きく力強い手で支えられ、僕は助け出されたのです。うらめしそうににらむ僕に対して、母は「わざとやったんじゃないよ。間違って落としたんだ」と言うので、僕は抱きしめてもらいたくて、母の胸に飛び込もうと走ったら、必死の形相で悲鳴を上げながら庭中を逃げ回りました。汚い僕を避けるあの嫌悪の視線を今でも鮮明に覚えています。
それから、思春期までトイレに落ちる悪夢で目が覚めました。トイレに落とされた日から母を受け入れられなくなり、そこから確執のきっかっけが始まったような気がします。しかし、母が泣いてくれたという事実で、もうすべてを忘れようと決めました。
今回の件で、病気はすべてがマイナスではないと感じました。人の優しさに触れることができるし、親子の確執が終わることもあります。病気に悩んでいたら、思いがけない幸福感を得ることができて、これが人生のすばらしさだなと実感しました。これからは、気弱になった母にいろんな親孝行をしてあげようと思います。
