2005/1/30  20:47

ジョシュ・イリカ(メキシコ)  分類なし

クリックすると元のサイズで表示します
 今日の朝はメイン練習で、午後はウエイトでした。朝のメインは以下のとおりでした。

-----------------------------------------------------------------------
Sチーム
50x6x3set on1:00 Set Rest 8min

健太Ba28.2 未央Fly31.0 浩之Fly30.4 由香里Fr28.9
-----------------------------------------------------------------------
SSチーム
50x4x3set on1:30 Set Rest 8min

直希Fr26.7 久志Fr27.2 栄太朗Fr26.9 拓也Fly29.9(Pull) 
杏澄Fr28.5 拓耶Fr26.8 瞳Fr30.3
-----------------------------------------------------------------------
 拓也と瞳は怪我をしているので無理せずに、他の選手たちはまずまず。来週からは少しずつクオリティーセットが入ってきます。体調管理をしっかりするように!典子!!

 午後のウエイトもよく頑張っていました。選手たちに一言、「1回1回ウエイトを持ち上げるときに、目標を頭の中でイメージすること」と伝えました。口に出したりイメージすることで本当にきつい時に最後の馬鹿力を振り絞れるのです。この時期の練習はハードだし少し目標を見失う時期です。初心に戻り目標を持ってまた来週から頑張ろう!!
 今日のウエイトは本当に良かったですが、スタンドカールは燃えました。拓也65kg、直希&久志57.5kg、健太50kgでした。10回3セットしました!

 そして今日はジョシュ・イリカ選手について少し書きたいと思います。

 ジョシュはもともとは200FLYや自由形の長距離を専門とする選手でした。シドニーオリンピックの選考会がメキシコ国内で開催されないために、USCで開かれるジャネット・エバンス招待試合で参加標準記録(200Fly:1:59.7)にチャレンジしました。(メキシコやその周辺の国々では、競泳のオリンピック選考会と言う試合がその国々で開催されません。ですから彼らは、オリンピックに出場する為に外国のレースに出場し参加標準記録を切らなければいけなかったのです。) 
予選が始まり、彼は予選からタイムを狙っていき100mを57秒台でおり返し、150mのタッチでも1分27秒と言うハイレベルな記録でレースを引っ張っていきました。(隣はトム・マルチョ−と言う当時の世界記録保持者でしたが彼に体1つのリードをしていました)しかし最後の25mでまさかの失速をし、2分1秒と言うタイムで予選を終える事になりました。彼自身、予選でオリンピック参加標準記録を絶対に切ると言う気持ちで泳ぎ、切れなかったことでの精神的なダメージが大きく決勝では前半から消極的になり標準記録を切る事が出来ませんでした。決勝のレースではチームメイト全員がプールサイドを陣取り、ターン側、スタート側にも何名かの選手が行き物凄い応援を見せましたが、結果的に残念な結果になりました。ジョシュとブラッド(ブリッジウォーター:アトランタ200Ba金メダリスト)は以前お互いがルームメイトだった事から誰よりも1番仲の良い友達同志で、決勝のレースが終了した後すぐにブラッドがジョシュの所に行き放心状態のジョシュを暖かく抱きしめてあげていました。その後マークがジョシュの所に行き話しをしていました。そしてその次の日に、彼は予選が終わった後昼の1番暑くて太陽が照っている時に行われるタイムトライアルに苦手の100mFLYでチャレンジすることを決めたのです。
 そして昼の太陽の照っている1番暑い中100FLYをジョシュが泳いだ結果 、なんと彼はベスト記録を約1秒近く更新し53秒7と言う素晴らしい記録で泳いだのです。もうチームメイト達は自分事の様に大喜びで、みんな彼の元へ飛んで行き最高の祝福をしていました

 ジョシュはUSCに在学中2回(3,4年生)のチームキャプテンを勤め、チームメイト達からもとても尊敬されていましたし、とにかく彼自身とても明るい性格でいつもチームの雰囲気を和ましてくれる様な選手で、コーチングスタッフからも本当に信頼されている選手でした。こんな選手見たことがないというほど素晴らしい選手です。USCを卒業後、仕事をしながらシドニーオリンピックに出場する為に毎日ハードなトレーニングを行っていました。彼が私に「毎月メキシコの水泳連盟から3万円くらい貰っている。しかしそれだけでは生活はしていけないので、働きながらトレーニングしてでもオリンピック選手になりたい!」と言っていた事がずっと頭の中に焼き付いています。シドニーオリンピック終了後USCを離れテキサスへ引越しをしていましたが、見事にアテネオリンピックにも出場していました。日本室内選手権という試合でどのような泳ぎを見せてくれるかは別として、早く彼に会いたいと思っています。私の育てた選手と対決させたいです!

 ps今日の写真はその対戦相手の北本拓也です!65kgのスタンド・カール(10回x3セット)をしているところです。彼なら外国人選手にも負けないパワーを身につけることが出来ます!
 

RSS1.0