2008/8/16 0:33
響「饗宴」・若松孝二『実録・連合赤軍』・その他 文化・芸術
もう8月も半ば。人生も半ばを過ぎると時間が経つのも早い。
8月8日には、PANTAのユニット響のライヴにいつものごとく行ってきた(於Naked Loft)。アンコールまで含めると19曲の自由自在なライヴ。これまで書いて来たことにそれほど付け加えることはないが、英語ヴァージョンで歌われた「ライラのバラード」が圧巻。どういうわけか、日本語ヴァージョンよりも説得力があるように感じられた。また、「心の落ちつき失せて」を初めとするフォーキーな曲を聞いて、PANTAと(アシッド・)フォークとのすれ違いという長年考えてきたことについて改めて思うところがあった。
PANTAとは直接のつながりはないが、若松孝二監督『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』をようやく見ることが出来た。これは素晴らしい。連合赤軍それ自体に関しては、思想的には重要性を見いだせないが――指導者の未熟さと笠井潔いうところの観念の倒錯という問題、そして追い詰められた集団に特有の現象以上のものがあるだろうか――、戦後の左翼運動の展開・転回を考える意味では最重要主題であり、それを、若松監督が怒り狂ったという原田真人の『突入せよ!「あさま山荘」事件』のように、権力者の視点から描くのではなく、他方、兵士たちを英雄視するのでもなく、それに至る経緯・粛清/総括・潜在的希望という時系列的な三点から描き切っている。いつもの通りアイディアを投げ出すだけにするが、三里塚にしろ日本赤軍にしろ、D/Gの戦争機械論が今なお一番の参照軸になると思う。
脈絡なく書くが、人から教わった観念漫画、武富健治『鈴木先生』(双葉社)がかなり面白かった。因みに、作者もPANTAファンとのこと。
8月8日には、PANTAのユニット響のライヴにいつものごとく行ってきた(於Naked Loft)。アンコールまで含めると19曲の自由自在なライヴ。これまで書いて来たことにそれほど付け加えることはないが、英語ヴァージョンで歌われた「ライラのバラード」が圧巻。どういうわけか、日本語ヴァージョンよりも説得力があるように感じられた。また、「心の落ちつき失せて」を初めとするフォーキーな曲を聞いて、PANTAと(アシッド・)フォークとのすれ違いという長年考えてきたことについて改めて思うところがあった。
PANTAとは直接のつながりはないが、若松孝二監督『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』をようやく見ることが出来た。これは素晴らしい。連合赤軍それ自体に関しては、思想的には重要性を見いだせないが――指導者の未熟さと笠井潔いうところの観念の倒錯という問題、そして追い詰められた集団に特有の現象以上のものがあるだろうか――、戦後の左翼運動の展開・転回を考える意味では最重要主題であり、それを、若松監督が怒り狂ったという原田真人の『突入せよ!「あさま山荘」事件』のように、権力者の視点から描くのではなく、他方、兵士たちを英雄視するのでもなく、それに至る経緯・粛清/総括・潜在的希望という時系列的な三点から描き切っている。いつもの通りアイディアを投げ出すだけにするが、三里塚にしろ日本赤軍にしろ、D/Gの戦争機械論が今なお一番の参照軸になると思う。
脈絡なく書くが、人から教わった観念漫画、武富健治『鈴木先生』(双葉社)がかなり面白かった。因みに、作者もPANTAファンとのこと。
