2006/4/28  6:46

そよ風とせせらぎ、芸術橋にて  分類なし

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春の風に誘われて、陽射しもどんどん元気に
なってきた。

芸術橋の上にも、なんだか人が増えてきた。
まるで冬眠から目覚めたように、天気の良い
週末は、人々がそぞろ歩きを楽しむかのよう
に、ここ芸術橋にも集まってくる。

そよ風に吹かれて目を閉じる人。下を流れる
セーヌの流れを見詰め、そしてせせらぎを聞
いている人。そして私もその一人である。

これから長い冬がやってくるのでなく、緑あふ
れる夏に向かって、まるで明るい世界に向か
って扉が開けられたように、開放感に浸る。

今日の風は、実に爽やかだ。仕事の疲れも
何もかも吹き飛ばしてくれる。

この人ごみに紛れて、何も考えずに目を閉じ
て、私はせせらぎという音楽に終日聞き入る
ことにしよう。きっと、明日が待ち遠しくなるは
ずだ。

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2006/4/23  16:44

春の夕焼け、 チュイルリー公園にて  分類なし

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暖かさを増すと同時に、日が長くなってきた。
完全な日没が訪れるのは、夜の9時ごろだ
ろうか。
夕方に空を見上げると、空の明るさも冬とは
断然にちがう。なんだか、空を見上げている
だけで、暖かく感じてくる。

チュイルリー公園のベンチに座り、春の夕焼
けを眺めてみる。日没なのに、まだ空の青さ
がパリを包み、感じる空気も、暖かい。
冬に、背中を丸めていたそぞろ歩きさん達も、
なんだか背筋がしゃきっと伸びている。

久しぶりに、このまま暗闇が来るまで、この
ベンチに座って空を眺めていようか。
春の一番星を見つけてみるのも、たまには
悪くない。

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2006/4/17  1:18

春をよぶ女たち  分類なし

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晴れた日に、春の訪れに期待を膨らませ、久しぶり
に芸術橋にたたずみ、セーヌの流れを眺めていた。
橋を通り過ぎる風に暖かさを感じ、川のせせらぎに
は、生を取り戻した自然の温もりを感じる。
やっと春が来たのだろうか、そんな喜びに心の奥底
で安らぎを感じる。
そんな時、突然民族音楽が流れ出し、ふと振り返る
とアフリカ系の人たちが、太鼓をたたき女たちが踊
りを始めた。
腰をふり、ぐるぐるとゆっくりと回りだす。着ていた上
着を脱ぎ捨て、全身で太陽を浴びながら、笑顔を満
面に浮かべている。
それは、まるで春の訪れの喜びを全身で表わしてい
るかのようで、観ている私も思わず浮き足立つ。
なんと素敵な踊りなのだろう。そして、何と素敵な笑
顔なのだろう。取り巻くパリジャンたちの顔にも、笑
顔の花が順々に広がっていく。
今、本当に春が来たんだ。やっと吹っ切れたかのよ
うに、ゆっくりと流れる季節の変わり目を、確かに私
は感じることが出来た。
春をよぶ女たち。きっと今日から、木々には緑の葉
が開き、花壇には色とりどりの花が咲くことだろう。

素敵な笑顔をありがとう。

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2006/4/9  19:50

たまにはホットワインで、ほっ。  分類なし

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かなり暖かくなったけど、まだ夜のそぞろ歩き
には、襟を立てて背中を丸めて歩く日がある。

そんな時は、赤いカフェのネオンに誘われて、
いや自ら飛び込むように店に入り込む。
ビールも良いけど、赤ワインも良いけれど、時
にはホットワインが体の芯を暖めてくれて、嬉
しい。
赤ワインを暖めるだけなんだけど、いつもと違
った軽やかな香りが湯気のようにパッと広が
って、ほっ。少し息を吹き掛けて、熱さをさぐる
ように最初の一口を飲んで、ほっ。
うん、美味しい。やっぱり寒い日はこれでなく
ては!と安心するように二口目を飲んで、ほっ。

気が付けば、まるで冬の日に日本茶を飲んで
いるように、両手でグラスを包み込んでいた。
だからもう一度、ほっ。

寒い日は、時にワインの深さや味わいを忘れ
て、ホットワインが良い。夏が来れば、ホット
ワインを忘れるのだからー。

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2006/4/4  1:08

春の命を待つ街灯  分類なし

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モンマルトルに立つ街灯は、なんだか寂しそうだった。
きっと壁に張り付いた枝が、いまだに芽を出さないから
だろう。
冬を乗り越し、残った葉はまだ枯れ葉色。日差しを受け
ない壁からは、未だに温もりが伝わってこない。
でも、見上げれば、少し青さを増した空が、白い雲を浮
かべて広がっている。
間も無く、高くなった太陽が寒さに震えていた街灯と枝
を明るく照らすだろう。

そうすれば春。そのときは、この白い壁を覆いつくす緑
の葉で、きっと元気一杯の街灯になる。
この写真というキャンバスを、早く緑のクレヨンで塗って
みたくなった。
命を吹き込むようにー。

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