2006/5/25 17:11
バンドーム、透き通った夕焼け 分類なし
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仕事でむしゃくしゃすることが有った。
生きていく限り、人と人が接しているのだから、
仕方が無い。いつでも同じ波長や感覚の人に
会えるとは限らない。まして仕事だから好き嫌
いの選択は無く、堪えるしかない時が多い。
きっとそれが給料の一部なんだろう、我慢代。
だから、どうせなら好きな仕事を選んだほうが
まだ道理にかなっている。私の場合、好きな仕
事をしているのだから、こんな時は深呼吸して
気持ちを入れ替えるしかない。
猿山だって犬の世界だって、みんな理不尽の
塊の中で、誰かと協調しながら過ごしている。
そして、こんな時はそぞろ歩きが心に爽やかな
風を通してくれる。
バンドームに広がった、透き通るような夕焼け。
なんだか救われる思いがした。思わず空に向
かって深呼吸。
この街のどこかで誰かがきっと怒っている。む
しゃくしゃしている。そして泣いている。でも笑
っても居る。自分がちっぽけだと感じたら、透
き通った空の向こうにきっと月と星が見えるは
ずだ。もう忘れよう、どうだって良いことだ。この
空が暗闇に包まれたら明日がやってくるのだ。
そして、また一から始まるのだから。
バンドームの透き通った夕焼けに、大きく背伸
びをしてみた。何だか空気が冷たく感じて、目
が覚める思いがした。
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2006/5/13 11:43
真っ赤な光の中で 分類なし
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時間って、思った以上に早く進んでいく。
そんなことを気づいた春だから、流れていく
風や雲、そして雑踏の中のせせらぎが、凄
く愛しく思えてくる。
どれだけの時間が流れたのだろう。そして
どれだけの人に会ってきたのだろう。そん
な人たちさえも、その時間の流れの中で流
され、生かされ、そして重なっていく。
いつだっただろうか、形あるものは必ず消え
ていくことを知ったのは。それは大切な人を
失ったときだったに違いない。そんなときも、
例え形のない風や雲、そして時間さえもが
貴重で大切に思えた。
久しぶりに、ルーブルが真っ赤な夕日に染
められた。芸術橋から、ただぼーっと眺めて
いると、風や雲、そして時間が私を通りすぎ
ていく。どれだけの時間が、流れたのだろう
か。闇雲に生き急いできたかもしれない、自
分の今までを少し思い出してみたりもする。
少し深呼吸をしてみた。今日は、このまま帰
ろう。真っ赤な光に染められながら。
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2006/5/6 1:14
モンマルトルの夜 分類なし
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久しぶりに、夜のモンマルトルに上った。
夜風はちょっとひんやり、人々も少しだけあったか
な格好をしている。
そう言えば、丘の上の教会はフランスに点在して
いる。小さな集落の中心に教会があり、その教会
を囲むように村が広がっていく。
パリも今では建物に覆われた都会だが、もともと
は起伏の激しい、セーヌ沿いの丘陵に過ぎなかっ
た。このモンマルトルの上のサクレクール寺院も、
対岸のパンテオンの一帯もそうで、その真ん中を
セーヌが流れている。そして、丘の上に教会が立
ち、人々が祈りを込めてその周りに住んでいく。
人々の通りすぎるストリートは、今日も賑やかで
夜の暗闇の中で、営みが繰り返されている。そ
の上に照らし出された教会は、誰も気づかない
天空から人々を、そして街を守っている。
モンマルトルにも、今日もそんな一日が訪れ、そ
して暮れていく。
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