2007/8/24  12:07

INNOCENT  分類なし

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久しぶりに帰国した。
その時に立ち寄ったレコード店(今は何と言うのかなー?CD店?
でもDVDも売ってるしー。。。)で、中学生が万引きで捕まる現場
に居合わせた。
女性の店員が、多分私語だろう、電話に向かって黙々と笑みを浮
かべながらしゃべっているときに、出口にあった盗難防止センサー
が働き、警報ブザーが鳴った。
そこに立っていたのは、部活帰り姿の中学生で、どうみても大人し
い無口な子供だった。その女性店員は、電話を置くや否やその子
供のところへ飛んで行き、手をとって店の奥側にあるカウンターに
慣れた手つきで連れて行った。その子は、きょとんとしている。た
だ下を見て怯えているようにも見えた。
しかし、その店は小さな店で、出口近くまで商品が目一杯並んで
いて、その真横にセンサーがあるものだから、きっと買おうと思っ
た商品を手に持って歩いていて、出口のセンサーに接近してしま
ったんだろう、と私は思った。どう見てもその子は大人しく、悪びれ
ても居らず、きっと何かの間違いで無実に違いない、そう確信した
私は、大の大人の店員の動きを睨むように見ていた。電話で私語
をぺちゃくちゃ喋っていた、そんな若い女性店員の機械的な対応
の動き、それが将来に夢一杯の弟のような子供の人生を滅茶苦
茶にしかねない、いざというときは私がこの子を守ろうと睨んでい
た。
しかし、それは私の間違いだった。そこに現れた男性店長が、そ
の子の手に持っていたアダルトDVDを取り上げた。あらっ。。。本
当だったのかぁ。でも何故こんな大人しそうな子供が、普通の中
学生なのに。。。言葉を失ってしまった。その後、機械的にその子
は店長に連れられ、静かに店の外に出て行った。きっとこれから
警察か、それとも親を呼び出そうということかー。
何だか悲しくなってきた。ただただ悲しくなってきた。これは時代
が平和すぎる平和ボケなのか?モノがそこまで人を変え子供の
心を歪めるのか。モノがそんなに重要なのか。この子供は、これ
から生きる何十年をどう過ごしていくのか。。早く帰って来い。健
全になって帰って来い。まだ君は若すぎる。私は、その名も知ら
ない少年のことを思ってその店を直ぐに立ち去った。

モノが溢れて居るこのパリの街。お金持ちが生まれるたびに、貧
乏の人が増える。そんな歴史で刻まれたこのパリの街にも、きっ
と同じような心の歪で溢れているに違いない。歴史が物語ってい
る。そんなことを考えていたら、モノなんて要らない、この街灯の
ようにじっと風に吹かれて立っていたいと思った。

子供たちの心が澄み切った綺麗なものであって欲しい。夢一杯
であって欲しい。そう願う私の前を、ブランドで着飾った人たちが
尽きることなく通り過ぎていく。子供の純粋だった心を歪めてい
るのは、モノの欲に固まった私たち大人なのかもしれない。。。

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2007/8/18  6:48

SISEN  分類なし

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報われる、報われない。
いつの間にか、そんなことが頭の中を支配してしまっていないか。
報われそうにないから、最初からやらない。それって、どういう事
なんだろう。

人に褒められる、褒められない。
いつの間にか、他人の目ばかり気にしてしまっていないか。勿論
人に褒められる事はすべきだけど、人の目を意識しすぎて、自分
らしささえ失ってしまう。自分の色って何色だったのだろう。

私たちは、報われるため、褒められるために生きてるんじゃない。
本当は何をしたかったのか、本当に好きな事をやっているのか、
そして、どうありたかったのか。まずは、自分の本質を思い出そう
と葛藤しているだけだ。

一生懸命にやる。汗だくになって、格好悪くてもやる。失敗しても
やる。自分のために精いっぱい生きてやる。そうすれば、10人の
ひとが居たら、必ず一人は見ていてくれている。手を抜かないで
生きている、その生き様を。

でも、その一人のために生きている訳でもない。それは、自分が
生きている証にすぎない。でもその証さえあれば、また頑張れる。

今日もどこかで誰かが見ていてくれる。だから、私も誰かを一生
懸命に見てあげようと思う。

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2007/8/10  0:37

OMOIDE HE  分類なし

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色んなことを思い出していたら、本当に多くの思い出が
甦ってきた。
悲しいこと、そして嬉しいこと。悔しいこと、そして懐かし
いこと。

時間が流れているんだと実感。そして、この先、どれだ
けの時間が残されているのだろうか。

そんなことを考えながら、じっとサクレクール寺院を見つ
めていたら、なんだか吸い込まれていく思いがした。
歴史という長い時間の流れに比べたら、私が生きてき
た時間を甦らせるプレイヤーは、実にあっさりと、短くそ
の再生を終える。

この先、この道はどこに繋がっているのだろうか。。。

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2007/8/3  10:53

TE WO TORIATTE  分類なし

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また発見した。
車を走らせ、横断歩道の赤信号で止まったときだった。
白髪の小さなお婆さん。背は縮み、どうみても80歳を
越している。その横には、50代後半の大柄な初老の
男。その老婆は、しっかりと彼の手を握り締め、横断歩
道をゆっくりゆったりと渡っている。初老の男はその老
婆のペースに合わせて、ゆっくりと歩きリードしている。
あっ、また発見した。格好良い息子。これは明らかに、
息子が年老いた母の手を取り、ゆったりと街を歩いてい
る姿だ。本当に素敵な光景だ。
私は、止まった車の中から、その二人が横断歩道を渡
る姿を、うっとりと眺めていた。とても心が熱くなる。
しかし、時間は無情にも過ぎていき、歩行者の信号は
赤に変わり、車が発進しようとする。私は、彼らが渡り
終わるまで動き出す気は、毛頭ない。ついには、気の
短い後ろの車が、ゆっくり渡る歩行者と、動こうとしない
私の車にクラクションを鳴らし始めた。
<うるさいなー。もう少し待ってよ。彼らが渡り終えるま
で。格好良い息子が、母を守りながら渡り終えるまで>。
私は、心でそう叫びながら、後ろの車に向かってそっと
手を上げた。
やっと、二人が渡り終わった。私は、ゆっくりと彼らの後
姿を見ながら、発信することにした。やっとのことで渡り
終えた老婆は、息子の腕にしがみついた。そして、息子
は老婆の背中にそっと手をあてて、ゆっくりと向こうへ歩
いて行った。

じ〜んっ。私の胸は、また熱い思いで一杯になった。
格好良い息子をまた発見!素敵な生き方だな、とそう
思う。そして、再び大阪の母を想いながら、私はアクセル
を踏んだ。

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